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青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
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統合失調症に共通する症状は、思考や行動、感情がまとまりにくくなることである[22]。自閉や連合障害からくる脳の疲弊によって、一部の患者では特徴的な幻覚や妄想を発症する頻度が少なくない。また社会的または職業的機能の低下すなわち、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している[23]。
認知、情動、意欲、行動、自我意識など、多彩な精神機能の障害が見られる。大きく陽性症状と陰性症状の二つがあげられ、他にその他の症状に分けられる[24]。全ての患者が全ての症状を呈するのでないことに注意が必要である。
WHOによる国際的予備研究によれば、最も多く見られる症状は幻聴や関係念慮であり、患者の約70%に認められた[24]。
陽性症状(Positive symptoms)とは、おおよそ急性期に生じるもの。妄想や幻覚などが特徴的である[2]。
思考過程の障害と思考内容の障害に分けられる。総合的に診て自閉症と重複し、誤診されることもたびたびある。統合失調症の最大の特徴はこの自我意識面での思考の障害であるとされる。
妄想 (Delusions) とは、客観的に見てありえないことを事実だと完全に信じること[24][25]。以下のように分類される。
一人の統合失調症患者においてこれら全てが見られることは稀で、1種類から数種類の妄想が見られることが多い。また統合失調症以外の疾患に伴って妄想がみられることもある。関連語に妄想着想(妄想を思いつくこと)、妄想気分(世界が全体的に不吉であったり悪意に満ちているなどと感じること)、妄想知覚(知覚入力を、自らの妄想に合わせた文脈で認知すること)がある。
また、上記の妄想に質的に似ているが、程度が軽く患者自身もその非合理性にわずかに気づいているものを「 - 念慮」という。
これら妄想症状は突発的に起こることもあれば、数週間をかけて形成されていくこともある[25]。クレペリンは躁うつ病の特徴として迫害妄想をあげており、双極性でないことが診断に重要である。
あなたの健康百科 by メディカルトリビューン
寄生虫関連の食中毒の原因として、アニサキスはよく耳にするかもしれない。しかし、条虫(成虫が真田紐に似ていることからサナダムシと呼ばれる)感染による食中毒患者も少なくない。サナダムシ感染症は症状が軽いため無視されやすい上に、症状の発現が遅く原因食品を特定するのが難しい。国内のサナダムシ感染の現状について国立感染症研究所寄生動物部の山﨑浩氏に話を聞いた。
サナダムシは、魚を食べて感染するものと、豚肉や牛肉を食べて感染するものの2グループに大きく分けられる(表)。いずれもテープ状の長い虫で、見た目は似ている。サナダムシが寄生する肉や魚を食べて感染すると、2〜3週間後に肛門からきしめん状の成虫が垂れ下がってきて、初めて感染に気付くことになる。成虫の体長は時に10mを超えるという。
表. 日本で見いだされる条虫とその感染源
(山﨑浩氏提供)
山﨑氏らがデータを調べたところ、日本のサナダムシ(魚に寄生するもののみ)の感染は、年間300~500件ほどであった。魚に寄生するサナダムシの中でも国内で圧倒的に多いのは、サケ(トキシラズ、サクラマスなど)に寄生する日本海裂頭条虫という種類である。サナダムシ感染症の主な症状は、軽い腹痛や軽い下痢など。同氏は「肛門から虫が出てくるので、精神的なダメージの方が大きいかもしれない」と述べている。
サナダムシの感染者数は多くても、症状が軽いことからあまり問題視されない。そのため、サケを食べて感染するということも、あまり知られていないという。サケの筋肉に存在するサナダムシの幼虫は肉眼でも確認できるが、知らずに食べてしまうことが多い。トキシラズやサクラマスからはサナダムシが見つかっているが、同じ白鮭でもアキザケからはこれまで見つかったことはないという。
トキシラズやサクラマスは高級魚とされ、一般的な回転寿司屋や居酒屋のサケは、チリ産の養殖ニジマス(トラウトサーモン)やノルウェー産の養殖アトランティックサーモンがほとんどである。山﨑氏は「あまり市場に出回らない高級魚が感染源なのに、感染者が多いのが不思議だ」と述べ、「サケが日常的にエサとし、ヒトも食べる小魚にも幼虫が寄生しているかもしれない。これまでに見つかってはいないが、可能性はあるのではないか」と考えている。
同氏は、サナダムシ感染患者には必ず食べた魚の種類を尋ねているが、多くの場合、複数の魚を食べており、どの魚から感染したかは特定できないという。また、アニサキスなどは食べたらすぐに症状が出るため感染源を特定しやすいが、サナダムシの場合は症状が出るのは2~3週間後になるため、感染源の特定は困難である。最初の症状はおしりから虫が出てくること。魚に寄生するのは幼虫だが、ヒトの肛門から出てくるのは成虫である。
アニサキスは、サケを薄く切った場合、光にかざすと細長い幼虫を見つけることができる。サナダムシの幼虫は小指の先ほどの白い物体なので、白く見える脂肪とは区別可能だが、認識していないと知らずに食べてしまうことが多い。寄生虫入りの刺身であっても、よく噛んで食べればアニサキスもサナダムシも感染はしない。あまり噛まずに食べることによって感染が成立する。
サナダムシは、自然界ではクマ、キツネ、イヌ、ネコなどの体内で成虫になる。ヒトの体内でも成虫になるが、これはサナダムシにとって不本意で、子孫を残すことができなくなる。野生動物の体内で成虫になれば、サナダムシの卵は便と一緒に排出され、孵化した幼虫が海に流れて、魚に食べられ、その魚を動物が食べるというサイクルが回らなくなるからだ。
養殖ものでの感染報告はほとんどないが、同氏らは海外の養殖場でニジマスや銀鮭にサナダムシの幼虫が寄生しているのを見たという。輸入品でも冷凍ならよいが、冷蔵では幼虫は死なないので感染のリスクがある。山﨑氏は「サナダムシに感染するのは、生や半生(加熱不十分)で食べた場合である。魚も肉も、よく焼いて食べれば問題ない。また、魚を生食する場合には、よく噛んで食べることで感染リスクを減らせる」とアドバイスしている。
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40~64歳の中壮年者では、血圧の上昇に伴って、脳卒中や心疾患による死亡のリスクはグングンと上昇していきます。けれど、65~74歳の前期高齢者、75歳以上の後期高齢者になるにしたがって、その傾きはどんどんとゆるくなっていきます(8、9)。
つまり、高齢者であっても降圧治療のメリットはあるものの、若い世代に比べるとそのメリットが相対的に低くなるのです。
この理由ははっきりしませんが、高齢者の方が若い世代に比べて余命が短いので、治療の恩恵を受けにくい、ということもあるのでしょう。
また高血圧がリスクになるような人は、高齢になるまでに何らかの病気を起こしていて、逆に血圧が多少高くても大丈夫な人が長生きしている、という、さながら自然淘汰のような側面もあろうかと思います。
ですので、元気な高齢者が「ワシを見ろ! 血圧170あるけど元気だ。血圧は下げちゃいかん!」と言っていたとしても、それはその人にとっては正しいかもしれませんが、ほかの人にも適用できるとは限りません。
背後には高血圧によって病気になったり亡くなったりしたサイレントマジョリティーがいることを忘れてはいけないのです。これは「ワシはタバコを吸っているが、肺がんにはなったことがない」という意見と同様で、サンプルサイズ1の話だとしっかりと胸に刻んでもらいたいのです。
また高齢者の降圧治療の論点として、もう1つ大事なことは、血圧のコントロールが難しくなる、ということです。
加齢とともに血圧を調節をする機能が衰えたり、多少の環境の変化で脱水になったりしやすくなります。すると、脱水気味で、血圧があまり高くない状態なのに、いつも通りに降圧薬を飲むことで血圧が下がりすぎてしまうことがあるのです。
そうなれば脳梗塞のリスクも上がりますし、ふらついて転倒などしたら大問題です。
こうした事情をまとめると、高齢者の場合、降圧治療のメリットが少なくなるのと、治療自体が難しくなるという2つの理由で、血圧は「若い世代+10」程度の余裕をもってコントロールするのがいいでしょう。