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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

認知症でも本を楽しめる

これは朗報ではないか。認知症が完全回復はしなくても、本の中の世界が体験できるなら、生きる価値は十分にある。
私の持論だが、脳の中の世界こそが本物の現実である、という考えからすれば、本を読めるかどうかというのは現実でどんな生活をするかと同等以上なのである。


(以下引用)



読書を楽しむ認知症の高齢者「文字の向こうに別世界がある」

12/8(土) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 父の急死によって認知症の母(83才)を支える立場となった女性セブンのN記者(54才)が、介護の現実を綴る。認知症の母は、数分前のことも忘れる。だから若い頃から好きな読書はもう無理だろうと、私は勝手に思っていた。ところが母は今も本や雑誌、新聞まで読みあさる。あるとき、自分の認知症の始まりは、読書中に気づいたのだと語り出した。

 * * *
「本を開いたらね、文字がこう…紙に埋もれちゃって、何が書いてあるか全然わからないの。すぐに私、認知症になったってわかったわ」

 母の認知症診断から早や5年、記憶や見当識の障害は徐々に進んできていると感じる今日この頃、一緒に立ち寄った書店で、突然、母が話し始めた。

 認知症家族歴5年にもなると、たいていの不思議発言は受け流せるが、さすがに驚いて母の顔をまじまじと見た。

「文字が…、埋もれてたの? それいつの話?」
「いつだったかしら? 私が認知症になったときよ」

 母は若い頃から読書が好き。いわゆる“本の虫”だ。国内外の文学全集から話題の大衆小説まで幅広く読破。私が仕事を始めてからは『女性セブン』の芸能記事も熱心に読む。「文字の向こうに別世界がある」というのが口癖だ。

“文字が紙に埋もれて”というのも母らしい比喩だが、私も頭が疲れているとき、資料の活字を何度たどっても内容が入って来ず、思考停止することがある。認知症の人の頭の中は、それと似た感覚なのかもしれない。認知症の人本人ならではのリアルな証言だ。

 母はさらに饒舌になった。

「若い頃は、本を読んでいると、文字が躍るように目に飛び込んで来たの。ススッと」

 これはわかる。おもしろい小説などは、文字に誘われて物語に引き込まれる。

「でもね、最近、私の認知症、治ったのよね」と、衝撃的告白。またまた驚いて母を見た。

「だって、また文字が躍るようになったんだもの!」

◆認知症でも読書の楽しさは実感できる

 母が認知症の診断を受けたばかりの頃は混乱がひどく、物盗られ妄想で私を悪魔のように罵ったかと思えば、無気力と激昂が不規則に表れた。いちいち私は動揺し、途方に暮れていた。以前のように読書を楽しみ、文学を語る母は消えたのだと思った。数分前のことも覚えていないのに、読書を楽しめるわけがないと。

 ところが違ったのだ。認知症発症から1年ほどして、今の住まいのサ高住に転居が決まり、母が長年かけてそろえた数十冊の文学全集を、処分せざるを得なくなった。たぶん母にはもう不要だが、宝物だろう。不安定な母をどう説得するか悩みつつ、恐る恐る切り出すと、思いがけない答えが返ってきたのだ。

「かまわないよ。もうこれは全部読んだし、また新しい本を買う楽しみがあるから」と。

 まだ本が読める…? 戸惑いながらも一筋の光を見出した気持ちだった。

 生活環境が整った新居で落ち着きを取り戻すと、母は本当に精力的に読書を再開した。通院などの外出先で目ざとく書店を見つけては、興奮気味に新刊本や雑誌を手に取って目を輝かせる。書店に入ったという出来事はすぐに忘れてしまうのだが、読んで、母の言う“文字の向こうの世界”を楽しむ瞬間は確実にあるらしい。書店の看板やズラリと並んだ本の表紙、活字などが、母を引き寄せるのだ。

 最近の母の愛読書は認知症関連の実用本。その前向きな心意気がうれしい。

女性セブン2018年12月20日号

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老化と唾液分泌量の低下

老化現象にはいろいろなものがあるが、起床時に口が乾くというのもそのひとつのようだ。(水が飲みたいわけではない。)今は、ネットで調べられるので便利である。



口腔内のトラブル

口の中が乾燥する

口の中が乾燥する

高齢化により唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥することがあります。これは心配ありません。ストレスによっても唾液が出にくくなることがありますがその場合はストレスがなくなれば症状も回復します。急激に唾液が出なくなり、痛みがある場合は唾液腺などの疾患が考えられます。診察を受けることをお勧めします。

口腔乾燥症(ドライマウス)

唾液の分泌が低下して、口が乾いた状態のことをさします。広い意味での口腔乾燥症は、唾液分泌の低下だけでなく、口が乾いていると自覚する症状すべてをさすことになります。
軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、う蝕、歯垢の増加、口臭も強くなります。
重度になると、唾液分泌量が低下し口腔内の乾きが進行し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みで摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。場合によっては不眠をきたすこともあります。
平均的な唾液の分泌量は、一日あたり約1~1.5リットルで、口の中の唾液腺から湧き出し、口の中の食べかすを、消化器官へと、洗い流してくれています。
また唾液には抗菌作用があり、口の雑菌の繁殖を防いでくれています。そのため、唾液が不足して口が乾くと、う蝕や歯周病にかかりやすくなり、また、口臭の原因にもなってしまうのです。
口の乾燥がひどくて、我慢できない場合には、専門医にご相談下さい。
年齢が高齢化するにつれて、唾液の分泌量が低下する事により、口の乾燥がひどくなることもあります。

原因として

「薬の副作用(抗うつ剤、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があります)」
「糖尿病」、 「シェーグレン症候群 (唾液腺、涙腺などの外分泌腺が萎縮し、口と目が乾燥する自己免疫疾患)」、 「年齢的なもの」(年齢とともに口や顎の筋力が低下や萎縮がおこり唾液の分泌量が低下します) 、「ストレス」(ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます) 、「口呼吸」(鼻炎などの鼻疾患や癖などで口で呼吸をすれば唾液は蒸発してしまい口が渇きます)など
治療としては、生活指導や対症療法が中心となります。

保湿性薬剤、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与します。
積極的に水分を補給するように心がけるのも、有効な方法です。



体が冷えている人には葛根湯は効かない?

私は葛根湯を服用したことは記憶にないが、体温を上げるのは免疫力を上げると信じているので、風邪を引いたら葛根湯を服用しようと思って購入してある。だが、下の「日刊ゲンダイ」記事が本当なら、私は葛根湯が効かない体質かもしれない。
しかし、ある意味、体温を上げるために飲む薬だのに、体が冷えている人には効かないというのは矛盾した話である。まあ、下の記事を信じるわけでもないが、一応、メモしておく。


(以下引用)




 一方、葛根湯が効かない典型的なタイプは、「日頃から体が冷えている。食が細い」「風邪の症状として寒けは弱く、発熱がさほど見られない。しかし冷えや脱力感があり、咽頭痛があったり、くしゃみや鼻水が強い」、そして「脈が弱い」。

■体が冷えている人は葛根湯の働きがムダに

 なぜ、体質が葛根湯の効き目を左右するのか? 簡単にいえば、ウイルスは発熱によって殺されるが、葛根湯はその働きをより強力にサポートする効果がある。ところが、そもそも日頃から代謝が悪く、体が冷えている人は、ウイルス感染で熱が上昇せず、せっかくの葛根湯の働きがムダになってしまうのだ。

 人間の体は、脳の視床下部で平熱が定められている。これを「セットポイント」と呼ぶ。ウイルスに感染すると、熱に弱いウイルスを退治するために視床下部の指令でセットポイントが上昇し、発熱。交感神経の末端からノルアドレナリンが放出され、血液循環がよくなる。すると、リンパ球が活性化され、病巣に集まる。やがて発汗が起こり、神経伝達物質のアセチルコリンが副交感神経や運動神経の末端から放出され、リンパ球に作用して免疫システムが働く。このようなメカニズムで、葛根湯がウイルスを退治する一連の流れによって、高熱が出る。


脳梗塞の後遺症

こういう実体験例は多くの人が教えてほしい。
一番ほしい情報は、(高血圧以外で)何が、あるいはどういう生活習慣が脳梗塞や脳出血の原因になるのか、ということだ。なってからでは遅いし、たとえば高血圧でなくても脳梗塞や脳出血になることはある。毎度毎度、高血圧は治療しろとか、塩分は取るな、禁煙しろ、禁酒しろ、適度な運動をしろ、ばかりで、それ以外の「本当の原因」がまったく分からない。
おそらく、病気の原因究明は「医者の飯の種」である病気そのものを消滅させるから、医学界は熱心ではないのだろう。つまり、医者でない人間が学問(社会学のひとつの問題)として追究していくしかないのではないか。


  1. 竹熊健太郎《地球人》‏ @kentaro666 2時間2時間前
  1. 最初の2年間は頭がグルグル回るような眩暈が取れなかった。今はだいぶマシになったが、それでも微かに回っている。
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  1. 脳梗塞の後遺症では、病気以来、左耳の奥で耳鳴りがずーっと鳴っているのだが、10年鳴っているので慣れてしまって普段は意識してない。深夜、周囲が寝静まったら盛大に鳴っていることに気がつく。これはもう、どうしようもない。
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  1. 先日眼科にかかったが、両眼に視野狭窄が見られるとの診断。医者の話では緑内障ではなく、10年前の脳梗塞の影響とのこと。全然気がつかなかった。
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ハンバーガー対カツ丼

下の話は都市伝説のひとつではないかという気もするが、実際に米国流の食生活より、かつ丼のドカ食いのほうが健康的かもしれない。つまり、食べた量ではなく、食べた物によって肥満化しやすい食品と肥満化しにくい食品があるのではないか。そして、日本食は肥満しにくいのかもしれない。かつ丼など、最高に健康に悪そうだが、実はその半分以上は植物(米)であるから、さほどタンパク質だけ、というわけでもない。また、小麦とコメとの優劣比較も検証すべきだろう。
ちなみに、ハンバーガーはたいていコーラなどと共に食べるが、かつ丼をコーラで食べる馬鹿はいない。糖分摂取量でも米国式食生活は不健康だろうという推定もできる。




すっげーデブなアメリカ人が日本に短期留学して序盤でカツ丼にドハマりし、毎日1~2杯食べてたらみるみる痩せていって、「やっぱ日本食は健康にいいね」と言って来たときより遥かに細くなった体で帰っていった話ほんと好き