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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

バンカ島虐殺事件?

まあ、そういう事実があったかどうかは別として、その可能性はあるだろう、ということでメモしておく。
第二次大戦中の日本軍の蛮行については、対戦国家、特に白人種から告発される内容に嘘や誇大表現もあると思うし、またフェミニスト的ジャーナリストはこの手の話が好きというか、それを告発することが女性の権利拡大に寄与すると思っている節があり、80年近く前の、生存者もほとんどいない出来事、おそらく証拠らしい証拠も無い出来事を発掘するのを「手柄」だと考えている気がする。この手の話は戦勝国敗戦国双方にあるのであり、白人兵士たちが紳士的だったわけではない。
私は女性の権利の拡張とその幸福の増進は願うが、この手の話の「マスコミ利用」には背後に「ユダ金ジャーナリズム」の影がちらついていて好きではない。
オーストラリア政府がこの事件を被害者たちの名誉のために隠蔽した、というのも信じがたい。当時は、敗戦国日本の名誉を貶めるためには何でも利用されていたはずである。そのためにはこれほど恰好の話をなぜオーストラリア政府が隠す必要があったというのか。
なお、この事件、つまり看護師たちの殺害が事実だとしたら、一番の犯罪は殺害自体にあるのであり、その件は当然、戦後の戦犯裁判で決着がついたはずだ。その前に強姦の事実があったかどうかをこれほどの年月が経った後で今さら蒸し返すことに何の意味があるのか。その遺族の心を傷つけるだけではないか。正直言って、本当の動機は女性ジャーナリストの功名心だけだろう。




(以下引用)


1942年に日本兵、豪の看護師21人を銃殺する前に何を 真実追求の動き

4/22(月) 16:02配信

BBC News

ギャリー・ナン、シドニー

第2次世界大戦中の1942年、オーストラリアの女性看護師の一団が、日本軍兵士たちによって殺害された「バンカ島虐殺事件」。いま、一人の歴史研究者が入手した証拠から、ある事象が浮かび上がりつつある。看護師たちは殺害前、日本兵たちに性的暴行を受け、オーストラリア当局がそれをひた隠しにしてきたというのだ。

「この真実を発掘し、ついに公表するには、複数の女性の力が必要だった」

軍事史を研究するリネット・シルヴァーさんがこう言う「真実」とは、1942年2月にインドネシア・バンカ島で、海の中へ歩かされ、機関銃で銃撃されたオーストラリア人看護師22人の身に起きたことを指す。看護師たちは1人を除いて全員殺された。

「それだけでぞっとした。でも、殺害前に強姦されていたなんて、語るにはむご過ぎる真実だった」。シルヴァーさんは、新著で詳しく書いた証言について、こう話す。

「オーストラリア軍の高官たちは、悲しみに暮れる遺族たちに、家族が強姦されていたという不名誉を与えたくなかった。恥ずべきことだと思われていたので。レイプは死よりもひどい運命と考えられ、ニュー・サウス・ウェールズ州では1955年まで(加害者が)絞首刑による極刑で処罰されていた」

唯一の生存者看護師のヴィヴィアン・ブルウィンクルさんは、虐殺事件で体に銃弾を受けたが、死んだふりをして生き延びた。ジャングルに身を隠し、やがて戦争捕虜となり、のちにオーストラリアへ帰国した。

第2次世界大戦後に開かれた東京裁判では、ブルウィンクルさんは強姦について「話すのを禁じられた」と、シルヴァーさんは言う。ブルウィンクルさんは2000年に死去したが、何があったのか、テレビキャスターに伝え残していた。シルヴァーさんが今回調べたのは、その内容だ。

「ヴィヴィアンは命令に従っていた」とシルヴァーさんは言う。「(強姦被害について黙ったのは)タブーというのもあったし、オーストラリア政府には多少の罪悪感があったのだろう。政府高官は、1942年の香港侵攻の際、日本兵がイギリス人看護師たちをレイプし、殺害したのを知っていた。それなのに、オーストラリア人看護師をシンガポールからなかなか避難させなかった」

オーストラリア政府によれば、虐殺の実行者は今も特定されず、「罪について何も処罰されていない」。

オーストラリア国防軍の報道官は、この性的暴行の訴えについて新調査に着手するかは、政府の判断次第だが、関係者の家族が、こうした犯罪調査の担当部署に「歴史的な新証言を提供することはできる」と説明する。

何が起きたのか調査シルヴァーさんのほかにも複数の女性が、看護師たちへの性的暴行の証拠を発掘した。テレビキャスターのテス・ローレンスさんと、伝記作家のバーバラ・エンジェルさんだ。

エンジェルさんは、ブルウィンクルさんが着ていた看護師の制服に残された、色違いの糸と銃弾の穴について調べた。

その結果、上半身のボタンがいったん引きちぎられ、後に(ブルウィンクルさんの死後、制服が展示された際に)、そこだけ違う色の糸で縫いつけられた様子がうかがわれた。

さらに、制服の2カ所に残る銃弾の痕(銃弾が入った時の穴と出た時の穴)がぴったりそろうには、ブルウィンクルさんの制服は腰のあたりで開かれ、前の部分が下がっていたはずだということも浮かび上がった。

ローレンスさんは2017年、ブルウィンクルさんから生前に打ち明けられたという話を報じた。それは、「ほとんどの」看護師が銃殺される前に「暴行された」という内容で、ブルウィンクルさんは、そのことを公表したかったができず、秘密はブルウィンクルさんを「苦しめた」と言っていたという。

シルヴァーさんはこのほか、バンカ島でマラリアの手当てを受けていた日本兵の証言にも言及している。その兵士はオーストラリアの調査官に、当時、悲鳴を聞いたと話した。また、兵士たちが「海岸で楽しんでいるところで、次は隣の小隊の番だ」と聞かされたと証言していた。

シルヴァーさんはさらに、看護師たちに起きたことの詳細を記録した文書から、重要な証言部分が抜き取られていたことも発見した。検閲があったとシルヴァーさんはみている。

その証言はジーン・ウイリアムズさんによるもので、東京裁判の豪州戦争犯罪局のために夫のハロルド・ウイリアムズ少佐がどのような調査を実施したかという内容だった。

豪ニュー・サウス・ウェールズ大学のピーター・スタンリー教授(軍事史)は、シルヴァーさんの主張は決して意外ではないと話す。

「この話が表に出るのをずっと待っていた。長年、うわさされていたし、ヴィヴィアンさんを知る元女性兵ちが私に話してくれたこともあった。第2次世界大戦中に香港やフィリピン、シンガポールで記録された、日本兵による性的暴行とも一貫性がある」

軍の「人気者」シルヴァーさんによると、オーストラリア人看護師たちは、虐殺される前の1941年までシンガポールで「何の悩みもない、幸せな人生」を送っていた。

「看護師たちは軍の人気者で、食事や酒をごちそうしてもらっていた」とシルヴァーさんは言う。「看護師たちは、平時の軍隊にありがちな、訓練中の事故や、自動車事故、マラリアといった問題に対応していた」

1941年12月8日、日本軍は真珠湾攻撃の数時間前にシンガポールに侵攻した。それを機に、看護師たちの人生は一転したとシルヴァーさんは言う。「看護師たちは、戦闘による負傷者の多さに圧倒された。シンガポールでは民家も病院として使われた」。

ブルウィンクルさんが1945年と1946年に話したいと思っていた「ありのままの真実」を伝えるのは、重要なことだとシルヴァーさんは言う。

「もし私がこの秘密を語らなければ、私自身も、沈黙の風潮と政府の圧力に加担して、加害者を守ることになってしまう」とシルヴァーさんは言う。「看護師たちの話を語る必要がある。それでやっと、彼女たちの正義が実現する」。

シルヴァーさんのもとには最近、看護師たちを個人的に知っているという人たちからメールが届くという。「寝た子を起こすなと言われるのではないかと少し心配していたが、私をけなすような内容のメールは1通も受け取っていない」。

オーストラリア戦争記念館(AWM)には、すでに看護師たちの虐殺についての展示はある。しかしシルヴァーさんは、性的暴行の訴えがあることも展示に反映してもらうよう希望している。

AWM館長のブレンダン・ネルソン博士はBBCの取材にこう述べた。「私たちは訴えを否定も軽視もしない。実際、戦争ではレイプや性的暴行が武器として使われることは知られている。しかしながら、事件の唯一の生存者であるブルウィンクルさんは約20年前に亡くなっていて、何が起きたのかわからないし、今後も確実に知ることはできない」。

#MeTooと比べて

シルバー氏は性暴力被害への連帯を示す世界的な「#MeToo」の運動を意識しながら、次のように言う。「問われている社会的道徳観は同じだ。女性は何か発言したくても、待つよう強いられていると感じてきたし、犠牲者として責任があると思わされてきた。#MeTooはヴィヴィアンに、ついに告発する自信を与えただろう」。

「女性の歴史作家は一般的に、どれだけ銃が使われたかよりも、人間的な要素に興味を引かれる。女性は共感力がある」

今回の証拠を発掘した3人の歴史研究者が3人とも女性だったことが、そのことをよく示しているとシルヴァーさんは言う。「歴史(history)が『彼の話(his-story)』として語られるのをずっと聞いてきた。今回はその反対だ」。

(英語記事 A WW2 massacre and revealing 'an awful secret')





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マウスウォッシュ直後の運転→「はい、君、ターイホ」

いや、マウスウォッシュの主成分がエチルアルコール(エタノール)だとは知らなかった。しかし、私は酒を飲んでも、ビールや水割りや日本酒やワインでは、マウスウォッシュのあの強い刺激は感じないのだから、相当に強烈なアルコール濃度なのか、それともアルコールとは別の薬品のためなのか。まさか塩酸や硫酸ではないだろうなwww

(以下引用)



こりゃ、1滴もお酒を飲んでないのにマウスウォッシュをしたばっかりに酒気帯び運転で検挙、なんてこともあり得るじゃないか……。 

・警察に聞いてみた

だが、もしかしたら飲酒検問に引っかかった際に「実は直前にマウスウォシュしたので、呼気検査で正確な数値が出ません」と申告したら、血液検査とかに切り替えてくれるのかも? この点も気になったので警察に直接聞いてみたぞ。

私:「飲酒運転に関して質問なのですが」

担当者:「はい、何でしょうか」

私:「飲酒検問に遭遇したドライバーが直前にマウスウォッシュを使用していた場合、お酒を1滴も飲んでいないのに呼気検査の数値が0.15を越えてしまう可能性があります。その際、ドライバーが希望すれば血液検査などに切り替えてもらうことは可能なのでしょうか」

担当者:ドライバーの申告や希望によって、検査方法が変わることはありません。ただし、現場の警察官の判断によって、血液検査を受けてもらう可能性はあります」

私:「となると、もしお巡りさんが『マウスウォッシュしてようが何だろうが、呼気検査しか受け付けん!』となった場合、お酒を飲んでないのに検挙されるというケースもあるかと思うのですが……」

担当者:「お酒でもマウスウォッシュでも関係ありません。問題はアルコールが体内に摂取されていることなのです」

私:「マウスウォッシュはうがいなのですが、それも『アルコールを体内に摂取した』と見なされますか?」

担当者:「現場の警察官の判断に依りますが、そう見なす可能性は大いにあるでしょう」

——以上である。

つまり、ドライバーが「マウスウォッシュしたんですよ」とお巡りさんさんに言ったところで検査方法を変えてもらえる保証はなく、全て現場にいるお巡りさんの判断次第。運が良ければ血液検査でシロと出て無罪放免となるかもしれないが、運が悪ければ……重〜いペナルティが待っているというワケだ。

とにもかくにも、マウスウォッシュの意外な落とし穴を知らないと最悪な展開になる可能性があるので、知らなかった人は覚えておいた方がいいだろう。間違っても、「お巡りさんに『息が臭い』と思われたくないから、呼気検査の前に『リステリン オリジナル』で息をフレッシュにしとこう」なんて考えたらダメだからな!!

参考リンク:YouTube警視庁タニタ『HC-213S』
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.





マスコミの作った冤罪

デマがどのようにして広まり、事実であるかのように残っていくのかの例としてメモ。
今から10年もしたら、イチローは韓国差別者だったという扱いになるかもしれないので、彼の名誉のためにここに保存しておく。マスコミというのは「事実の一部だけを切り取って報道する」ものだという当たり前のことを知らないアホが多すぎる。

(以下引用)


14:20

ラサール石井がイチローを痛烈に批判→炎上

転載元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1553661287/

j8Q0XL3

1: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:34:47.40 ID:Kx5j9A5X0
タレントのラサール石井が、自身のTwitterで引退を表明したイチロー選手を貶める発言を行い、批判が殺到している。

石井は25日夜、「麻生大臣や桜田大臣の度重なる失言、そしてイチロー氏の韓国ヘイト発言問題。
『差別意識があった』とか『意識が低い』というより、そもそも『意識がなかった』のだ」などと、
麻生太郎財務大臣と桜田義孝五輪担当大臣の失言と絡め、イチロー選手が韓国にヘイト発言をした旨ツイートする。

さらに、「多面的に物事を考えるような環境で育ってこなかったから。
そしてそれを無知だと恥じる事も必要なかったから」などと3人を痛烈に批判した。

これにネットユーザーが激怒。「イチローはヘイト発言をしていない」
「怒りを見せたのは韓国が無礼な振る舞いをしたから」 「事実無根」と非難が殺到。

また、「イチローの功績を素直に認められないかわいそうな人」 「日本の宝を批判して韓国擁護ってどこの国の人ですか?」
「韓国を持ち上げるために政権とイチローを貶めるなんて最低」 「お前が全然多方面でものを見ていない」という声も出た。
https://wjn.jp/article/detail/0188860/

過去の発言
D2jWnIiU4AEHrbK



1000 :なんじぇいスタジアム 2014/11/30(日) 00:00:00

張本勲氏、イチローの1軍起用を「私が仰木監督に進言したんですよ」

イチローに注意された小林君、自分を記事にしてしまう

野村克也の「イチロー評」まごうことなき天才、だが好かん!

【ゲンダイ】イチローが大谷に“隔年二刀流”を提案「20勝した翌年に50本塁打」 毎年「10勝&20本塁打」を達成しても数字自体は至って平凡

オープン戦タイトル一覧

11: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:37:35.45 ID:tNX/fQubd
亀有の両津像除幕式で麻生に無視されたのをいまだに根に持っている
51: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:44:12.44 ID:pynl/+oF0
>>11
これマジ?

186: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:59:05.03 ID:neJRj+Bs0
>>11
「俺の一般知名度90%なんですけど?」とかオラついてたよな
プライド引き裂かれたんやろなあ

14: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:37:52.34 ID:DYsJadLKa
イチローの向こう30年がどうたらってやつやろ?
あれがヘイトになるんだったらたまんねーよ

71: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:46:41.52 ID:DMciThFV0
>>14
戦った相手が向こう30年~って言っただけで韓国なんて一言も言ってないんだけどな

19: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:38:50.74 ID:psktj9Pf0
イチローのはあっちが挑発してきただけじゃん

44: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:43:15.40 ID:k9mHQpF9M
>>19
ほんこれ
何故かイチローの部分だけ切り取られてやたらに言われてる

27: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:40:22.22 ID:yQHMGRW50
こんな人やったん

28: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:40:25.45 ID:zqTKT5qM0
イチローのあの発言でヘイトになるなら
プロレスとかヘイトだらけやん

33: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:41:20.02 ID:ExS7TUpn0
だいたいイチローにネガティブな印象を抱いて
こういうコメントをしがちなのはイチローより年上ばかりよな

年上をイラっとさせる才能がイチローにはあるんやろう

50: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:43:59.90 ID:xxHuFOHD0
あれがヘイトならマウンド太極旗はどうなんねん

55: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:44:34.19 ID:M62XHsCya
言うほどヘイト発言したか?

76: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:47:03.07 ID:VfCoPZmd0
ほげええええええええええ

78: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:47:29.46 ID:y1JI61Hj0
炎上したがり多すぎん?

80: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:47:39.89 ID:Si83Ejzrr
電通調べで98%の知名度を誇るらしいで

83: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:48:20.96 ID:gizKV7P50
はたたてるのたのしそうだなー
fDZITCX
7oLIJxd


102: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:50:59.81 ID:cpLfD2AA0
スポーツにいてわがチームが強いってことを見せつけたいみたいなこと言うてただけやん
それでヘイトなん?

108: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:52:04.42 ID:cpLfD2AA0
100歩譲ってwbcのあれが挑発やったとしてとヘイト扱いはなぞ過ぎるわ

109: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:52:14.58 ID:DCiq8bvC0
勝手にカッコつけて(韓国には)向こう30年~って拡散したんよな

113: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:52:48.59 ID:5eaWp7u/0
ラサール石井の真央へのセクハラ発言、韓国では「ヨナへの侮辱だ」
http://news.livedoor.com/article/detail/5534466/
タレントのラサール石井さんが1日、女子フィギュアスケートの浅田真央選手について「表現力をつけるために彼氏を作り、エッチするべき」との内容のつぶやきをツイッターに投稿したところ、批判の声が多数上がった。その後、ラサール石井さんは謝罪し、コメントを削除した。

韓国でも多くのメディアがこれを報じた。韓国メディアは、今回の世界フィギュア選手権大会では6位と不振だった浅田選手が、日本の有名なコメディアンからセクハラ発言を受けたと伝えている。

151: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:56:16.78 ID:fZEAxKeJ0
>>113
無能な味方は最大の敵を地で行っとるな・・・

115: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:53:00.29 ID:CBonTrDj0
日本チームのキャプテン的存在であるイチローが1次リーグ前の公式会見で「対戦した相手が、向こう30年は日本には手は出せないな、という感じで勝ちたいと思う」という発言をしたんや。
これは別に特定の国を意識したわけではなく、大会数か月前から今大会に並々ならぬ情熱を見せていたイチローがその自信の程を冗談交じりで発言したものであるんやが、
このことが韓国のマスコミにより「(韓国は)30年間日本に勝てない」という風に言ったと報道されたため、韓国のファン達に「挑発的な発言」ととられたんやで。

156: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:56:38.23 ID:gizKV7P50
>>115
多分ラサールはこれみてイチロー最低だなってなったんだと思うで
j8Q0XL3


190: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:59:12.26 ID:FhNLeY5A0
>>156
国際大会で連敗したのが初めてなんやから屈辱でおかしないやん
こいつアホなのか?

191: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:59:21.04 ID:Zj7uMDbQ0
>>156
この発言だってそもそも同じ相手に二度負けたからあまりにも悔しくて出た発言じゃなかったっけ?これがヘイトスピーチなの?

123: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:53:50.55 ID:+VzNJngip
ラサール石井ってこんなんだったんだな
こち亀好きやからショックやわ

144: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 13:55:40.88 ID:bnnNIi6bM
イチローが引退してからイチローのことが自分の政治思想を主張するために利用されてて悲しい

200: 風吹けば名無し 2019/03/27(水) 14:00:09.43 ID:myuQXZBW0
飽くまで野球のなかの話なのになにを勘違いしてるのか

ゾンバルト

ゾンバルトの著作は一冊も読んだことが無いが、本のタイトルは私好みである。「恋愛と贅沢と資本主義」とか「戦争と資本主義」など。下のコメントは「ユダヤ人と経済生活」(だったと思う)の書評。


ラウリスタ~
ヴェーバーの有名な『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』にいわば対抗するものとして書かれた本。予想以上に面白い。書かれたのは1911年、フランスではドレフュス事件の余韻収まらぬころだが、ドイツでは金持ちで(戦争の際には)リスクを回避できるユダヤ人像がまだ描けたのだろう。離散したが故に、却って団結し、世界中に散らばったために商業において中心的役割を果たし、彼らを追い出した国(スペイン、ポルトガル)は新大陸の発見にも関わらず衰退し、その受け入れ先となったオランダが摩訶不思議な経済大国となる。刺激的。

レーダー照射問題まとめ


良記事なので今後のためにメモしておく。事件自体は、問題化すること自体が問題であり、その言い分のほとんどは私は最初から日本側(政府・マスコミ)のくだらない捏造だとしか見ていない。近くに来た軍事機にレーダー照射をするのは当然の話だ。これは元自衛官高官の何とか氏もツィッターで言っている。




ハーバービジネスオンライン © FUSOSHA Publishing Inc. 提供 ハーバービジネスオンライン

 単発記事のつもりで始めた日韓軍事インシデント「日韓電探照射問題」シリーズは、今回で第7回となりました。大前提として、日韓両国の公式発表、所轄する省庁の担当者による記者会見での発言というファクトに立脚するという執筆方針を堅持し続けていますが、なぜか「反日」だのと意味不明の言葉とともにツイッターやフェイスブックでKamikaze Attackしてくる方があとを絶ちません。対空砲は商売大繁盛です。一方で被参照数も鰻登りです。これまた商売大繁盛です。

 第5回と第6回で韓国国防部の重要なブリーフィングについて全訳をご紹介しました。これらと日本政府、主に防衛省からの発表内容を照合することによって、何が対立点であるか、何が問題であるか、何が不明であるかが分かると思います。

 今回は、1/23以降の事態拡大については触れません。あくまで12/20に発生したインシデントと、1/22までに明らかとなったことについて論考します。

◆いつ、どこで、何があったのか

 第一に、今回の日韓軍事インシデントでは何が起きたのか、それがわからないといけません。残念ながら二国間の協議では未解決となってしまいましたので、日韓双方の主張を併記します。

1) 日時 2018/12/20 15時頃(相違なし)

2) 位置 正確な座標は発表されていない 日本:能登半島沖日本側EEZ内(大和堆近海) 韓国:独島(竹島)北東 200km 日韓暫定水域内

3) 何が起きたか 日本:海自の哨戒機P-1が韓国艦船を発見し、通常の接近飛行を行った。飛行はICAO条約等に則っている。 広開土大王が射撃管制レーダーでP-1を照射した(電探の機種についての言及は当初から一貫して行われなかったが、1/21になりSTIRであると言及) 岩屋毅防衛相は「攻撃直前の行為。不測の事態を招きかねず極めて危険」と述べ、韓国に強く抗議したことを明らかにした。(参照:毎日新聞 2018/12/21 21:36)

韓国:韓国海軍広開土大王と韓国海洋警察三峰号(※注1)が、北朝鮮籍の遭難漁船の救難活動中、海上自衛隊の哨戒機が異常接近飛行を行った。これは危険な威嚇行為である。

 広開土大王は、電探使用中であったが、STIR−180は光学モードでの使用であり、電波を発していない。(電探機種名、使用状況の説明は当初から一貫している)

(※注1:ARS-5001サンボンギョについて、参峰号という文字が当てられてきたが、実際には三峰号のほうが正しいとされる。本稿でも今後、三峰号と表記する。三峰号は独島(竹島)警備用として建造された韓国最大の警備艦(巡視船)。建造の経緯は、海上保安庁と韓国海洋警察庁の保有する巡視船艇、警備船艇の不均衡に対応するため(要は、韓国側が見劣り著しかったため)。三峰は、竹島の韓国での古い呼称である)

 When, Where, Whatの3Wの時点で、すでに日韓双方の主張は大きく異なっています。

【When】  まず日時については、詳細情報こそありませんが、日韓双方で相違はないようです。

【Where】  次に位置です。困ったことに日韓ともに座標を明示していません。GPS時代ですので、日韓双方ともに軍用、商用双方のモードで座標を把握しているのは当然です。

 日本側の主張は能登半島沖の日本側EEZ(排他的経済水域)内となっています。また、大和堆付近であるとも報じられています。

 一方で、韓国側の主張は、独島(竹島)の北東200kmの韓日中間水域(日韓暫定水域)内となっています。

 まず、EEZというのは、資源管理の主権が及ぶ範囲を示していますが公海です。従って、EEZ内では漁労、資源発掘、資源探査をしない限りどの国の船が何をやっても自由です。

 次に、大和堆は日韓暫定水域に多く含まれるために、座標を示さねばむしろ日韓暫定水域(EEZ外)である可能性がきわめて高いです。

 第三に、大和堆近海は、日韓暫定水域の設定がなされてなお、日韓双方の警備船艇、巡視船艇によるにらみ合いが続いており、たいへんに扱いがデリケートな海域です。そこで発生した軍事的インシデントについて座標やだいたいの位置すら示さずEEZ内であることを主張することは極めて不誠実であり危険な行為です。 (画像出典:鳥取県庁ホームページ)

 韓国側では、ハンギョレ新聞の報道に見られるように、事態発生の座標は韓日中間水域(日韓暫定水域)の韓国側にちかい領域という図面が報じられており、座標や図面無しで「日本側EEZ内である」と繰り返したところで微塵たりとも説得力はありません。むしろ、日本側が日韓暫定水域を日本側EEZと誤るヘマをやって、訂正が効かずに固執しているのではないかと疑念を持たれるだけでしょう。

 防衛省から座標と海域についてのろくな情報が出てこない結果、本連載第5回冒頭で示したように、韓国側のきわめて初期の報道にみられた図面を改変し、フェイク・ニュースを仕立て拡散していった日本側ネット右翼(ネトウヨ)とそれらを煽り煽られた政治屋によって、事態発生の座標すらまともに理解されていないという状況が日本側では創られています。

 軍隊や軍事組織が作戦行動中の座標を秘匿するのはよくあることですが、現状では日本側の説明に説得力はほとんどなく、情報戦では完敗しています。本件事態発生のGPS座標など軍事機密でも防衛機密でもありませんので、韓国側が韓日中間水域(日韓暫定水域)であるとおおよその位置まで示している以上、日本側は大和堆付近のどこの座標で、それは日本側EEZであるか否かということを明確に示すほかありません。

 なお、日本側で流布された偽図面とフェイク・ニュースは、現在急速に消えていっていますが、現時点でもいくつか検索(「レーダー照射 場所」)で見つかります。

 また、座標については驚くほど日本側報道に情報がないことにも驚かされます。結果、この稿でも出所の明確な日本側主張の事態発生場所を示した図を引用できません。情報戦において完敗しています。

 ここで一つ気になる図面があります。 (参照:“北の違法操業の監視開始 漁期前に先手 産経新聞” 2018/5/25)

 産経新聞が昨年5月に報じた図では、日韓暫定水域が存在せず、日本側の主張するEEZが示されています。

「漁業に関する日本国と大韓民国との間の協定」(「新協定」1999 1/22発効)によって、このような図は公式には存在しないはずです(※2)。

 しかし、漁業協定の所轄官庁ではない防衛庁が、日本のEEZについて日韓漁業協定を無視した発表を行っている可能性は皆無ではありません。事実、防衛省からは「日本側EEZ内」という言葉だけが表明されており、図面一つ出ていません。

 また、もしも仮に日韓暫定水域を無いものとした場合、韓国側が主張する韓日中間水域内と防衛省が主張する「能登半島沖日本のEEZ内(大和堆近く)」は一致します。これは極めて深刻なことで、未だに確認されていないことではあってはならないことです。このような疑念など本来は生じることなどありえないのですが、防衛省の起こしてきた昨今の莫大かつ深刻な不祥事と今回見せた秘密主義が故に強い疑念が生じてしまいます。報道陣の今後の努力に期待します。

(※2:産経新聞の当該記事は、北朝鮮漁船を対象としているので、日韓中間水域を削除して記述する理屈は辛うじて通用する。しかし、北朝鮮漁船は、日韓双方にとっての取締対象である為、日韓暫定水域では海保、海警が共同してでも取り締まるべきものである。また、誤認などの可能性も発生する為、やはり日韓暫定水域は北朝鮮籍漁船が対象であっても明示すべき重要な水域である)

 なお、繰り返し述べますが、事態発生の座標が日本側EEZ内であったか否かは、本質的には無関係です。日韓暫定水域内であってもEEZ内であっても海難救助活動(SAR)には無関係です。そもそも公海ですから、航行の自由が保証されています。唯一、関係があるのは、漂流中の北朝鮮籍漁船の存在を通報した韓国漁船がどこにいたかで、日韓暫定水域内であれば全く無問題、日本側EEZ内であれば、漁労していたか否かの記録を求める事ができるといった程度です。なお、日本側が遭難船を通報した韓国漁船について日誌の提出を求めたなどの報は一切ありません。

 このように、何処で“Where”ですら分かっておらず、それどころか防衛省が「日本側EEZ」をどう定義しているのかにすら強い疑義が生じる有様です。

 もはや座標を秘匿することを諦めて、正確な座標を公表するときではないでしょうか。これは情報公開をしてこなかったが故に生じた失敗です。

【What】

 第三に何が起きたかです。このインシデントについて発生順に並べます。

日時不明: 北朝鮮漁船出漁

日時不明: 北朝鮮漁船遭難・漂流(長期間と思われる)

2018/12/20: 韓国漁船が北朝鮮遭難漁船を発見・通報

2018/12/20: 広開土大王、三峰号がSAR活動開始  (注)北朝鮮艦船が係る場合、海洋警察に加え海軍も向かう(交戦国なのであたりまえ)

2018/12/20 午後: 三峰号、広開土大王が救難活動開始  (注)三峰号が救難担当、広開土大王が警備にあたったと思われる。 (注)海警側のゴムボート2隻が救難にあたっている。

2018/12/20 15時頃: 海自P-1が韓国艦船と小型船を発見、接近する

2018/12/20 15時頃: 三峰号、広開土大王は救難活動中

2018/12/20 15時頃: 前後関係は不明だが、広開土大王は、IFF(敵味方識別装置)でP-1が友邦国(日本)の航空機であることを確認。そのうえでSTIR-180の光学モード(EOTS)にて観察、追跡開始(韓国側は、電波放射せずと主張)

2018/12/20 15時頃: 海自P-1広開土大王に1回目のビジュアルコンタクト (高度500ft:150m 距離500m程度)

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1広開土大王に2回目のビジュアルコンタクト (高度約800ft:240m 距離500m程度)

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1広開土大王に3回目のビジュアルコンタクトのため接近開始

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、戦術士が「FC系電探による照射」を確認、機長に報告

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、広開土大王より離隔開始

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、広開土大王の砲が指向していないことを確認

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、戦術士が「FC系電探による照射」を再度確認

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、下記の順番で広開土大王に呼びかけるも返答なし VHF緊急周波数 121.5MHz(AM変調:航空無線) 国際VHF 156.8MHz(FM変調:艦船無線) UHF緊急周波数 243.0MHz(AM変調:航空無線)

2018/12/20 15時過ぎ: 海自P-1、離脱。

2018/12/20: 韓国艦船、北朝鮮遭難漁船より乗員を救出 1名餓死 3名餓死寸前

2018/12/21: 岩屋防衛相「攻撃直前の行為。不測の事態を招きかねず極めて危険」と述べ、韓国に強く抗議。(参照:防衛相「攻撃直前の行為」 韓国駆逐艦が海自哨戒機に火器レーダー照射 – 毎日新聞” 2018年12月21日 21時36分)

2018/12/22 11時頃: 板門店にて死者1名、生存者3名を北朝鮮に引き渡した。(参照:韓国政府、救助された北朝鮮漁民3人と1人の遺体を板門店で引き渡し | Joongang Ilbo | 中央日報2018年12月22日13時39分 )

 以上、重要と思われるところを日韓両国の公式発表をもとに並べました。

◆公式発表を突き合わせてわかる8つのこと

 まず、今回の軍事インシデントで日本側では忘れ去られていることがあります。三峰号と広開土大王がSAR(Search and Rescue)活動をしていた対象が、餓死者と餓死寸前の人を乗せていた遭難船だということです。遣隋使、遣唐使の昔から知られるように、冬の日本海は恐ろしい荒れ海で、小型船は容易に遭難します。遭難すれば、漂着するか発見されるまで海を彷徨い、乗員は餓死します。当時の天気図をみますと、日本海は12月上旬から中旬にかけて荒天が続き、12/20当日は、珍しく穏やかな天候であったことが判ります。

 従って、北朝鮮籍漁船が12月上旬から中旬にかけて遭難、漂流し、12/20に偶然、韓国籍漁船に発見され救難されたものの乗員は1名餓死、残りは行方不昧か餓死寸前であったことは理屈が通ります。

 次に、大和堆近く、竹島の北東200kmの海域でしたら、日韓暫定水域の韓国側EEZ寄りですので、韓国漁船が漂流船を発見、通報することになんの問題もありません。もちろん、日本漁船が発見すればその船が通報したでしょう。その場合は、通報先が海上保安庁となり、海保の巡視船艇がSARを行ったと思われます。なお、北朝鮮籍漁船が無線機を搭載していなかったことを信じない人が日本には多くいますが、北朝鮮の漁船は保衛部と軍の監視下にあり、亡命(逃亡)やスパイ活動の防止、韓国・日本の情報からの遮断のためにラジオや通信機、航海器具の搭載が厳しく制限されていることはコリアウォッチャーの常識と思います。燃料も不十分であり、磁気コンパスだけという非常に危険な条件で漁労をしているために毎年、大量の遭難船が発生しています(参照:北朝鮮での漁労生活を振り返る 松原東秀 | ハフポスト2018年02月14日 12時23分)

 第三に、韓国海軍と韓国海洋警察が現れたことですが、北朝鮮籍船が係る場合、主に海洋警察が所轄する警察行動やSAR活動でも韓国海軍も出動するとのことです。これは、北朝鮮が交戦国であり且つ、武装した工作員などによる警察力では対応できない抵抗も考えられるため行われているとのことです。同様に朝鮮半島の西側にある中韓中韓水域(中韓暫定水域)でも、中国武装漁船団による抵抗で海警艦が被害を受けたことにより韓国海軍艦艇も警備にあたっているとのことです。なお、韓国海軍、海警ともに大型艦船が少なく、竹島近海を担当する大型艦は第一艦隊旗艦の広開土大王と三峰号で、ほかは小型のフリゲイト、コルベット、警備艇ですので、広開土大王と三峰号が救難活動に現れたことも十分に合理的なことです。

 第四に、海自のP-1が現場に現れた理由ですが、通常の哨戒活動中に偶然発見したのか、日本側が韓国艦船の無線を感知しP-1が向かったかは分かっていません。海自は韓国艦船の無線は知らなかったと述べていますが、SIGINT(SIGnal INTelligence: シギント。主として無線傍受による諜報活動)が関わる以上、事実がどうであったかはわからないでしょう。

 実はこの点が韓国側との係争事項となっていますが、本来外交化させてはいけないインシデントを「韓国はけしからん(意訳)」として外交化させた安倍晋三氏の失策です(参照:渋る防衛省、安倍首相が押し切る=日韓対立泥沼化も-映像公開:時事通信 2018年12月28日18時38分)。

 かつて日本政府は、KAL007便撃墜事件で中曽根康弘氏(当時首相)の独断で自衛隊の傍受テープを合衆国に渡し、日本の対ソSIGINTに回復不能の致命傷を与えた大失策を起こしています。中曽根氏が、後藤田官房長官など周囲の反対を排して虎の子SIGINTでの情報を合衆国に渡した理由が、「ソ連をギャフンといわせたかった(意訳)」と伝えられています。ソ連はギャフンと言って、大勢の高級軍人が粛清(左遷)されましたが、日本はその後、ソ連極東軍の無線情報の傍受・解析が極めて困難となりました(※注2)。

(※注2:極東ソ連軍の無線は何と平文が多く、日本のSIGINTによって情報は丸裸であった。KAL007便撃墜事件によって日本の傍受テープが国連で公開された後、ソ連側の無線は厳重に暗号化された)

 第五に、海自のP-1がビジュアルコンタクトのために韓国艦船に低空接触を行っていますが、これは海自のP-3CやP-1にみられる標準的な偵察行動です。私の記憶ではP-2Jの時代から行っているはずです。P-3Cの活動は、1982年に放送されたNHK特集『シーレーン・海の防衛線』シリーズで詳しく紹介されていました。たいへんに優れたドキュメンタリー作品ですのでNHKアーカイブスにあれば、視聴をお勧めします。

 P-1は、韓国艦船を反時計回りに囲むように飛行していますが、これはP-3Cには観測窓が左舷側にしか存在しないというロッキード社にありがちな謎仕様によるもので、P-1にはそのような謎仕様はありませんが、運用上踏襲しているのでしょう。海自P-1やP-3Cのビジュアルコンタクトは、高度500ft(150m)、距離500mで行うことが標準であるため、P-1は通常の行動を踏襲しただけという意識であったと思われます。そこに相手を威嚇するという考えはなかったと考えて良いでしょう。

 一方定期便とはいえ、P-1のようなB-737とほぼ同じ大きさの4発ジェット大型機が500ft,500mで接触してくるとかなりの迫力であり、接触された側にとっては威嚇と受け取ることはありえます(大阪空港など、民間空港の滑走路軸線上で誰でも体験できます)。

 少なくともSAR活動の最中にしつこく接触されて、とても鬱陶しいと感じたものと思われます。防衛省側が最終報告で「今まで500ft,500mで写真をとっても韓国側は文句を言わなかったのに今回は威嚇と文句をいうのは言いがかりである(意訳)」(注3)という内容を最終報告書にかいていますが、このインシデントを外交問題化させたことによって寝た子を起こしてしまった藪蛇(やぶへび)感がたいへんに強いです。実務者協議でなら、「海自さん相変わらずお見事ですね、少し手加減してくださいよ」(※注4)で終わる話でした。 

(※注3:韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射に関する防衛省の最終見解について【補足説明資料】平成31年1月防衛省。常に哨戒機左舷窓から同一高度(500ft 150m)、同一距離(500m)で撮影していることが分かる)

(※注4:海自哨戒機による低空接触飛行=ビジュアルコンタクトは一種のお家芸であり、他国ではあまり見られないとのこと。対象は友好国でも仮想敵国でも商船でもでも軍艦でもお構いなしで、冷戦時代より日本の海を守ってきた一種の日本名物)

 第六に、インシデントの核心である電探照射ですが、韓国、日本双方の公式発表と、日本側公表の映像からイルミネーター照射でないことは自明です。インシデント発生直後から「イルミネーターである」、「ロックオンである」、「引き金をまさに引く寸前である」といった防衛省、官邸への寄生者や政治業者などの発言はすべて嘘か、無知による根本的な誤りです。そして、それらの嘘や誤りをもとにしたデマゴギーです。

 防衛省は2018/12/21の最初の公式発表から、「火器管制レーダーを照射された」というたいへんに短い情報でこの点では一貫しており、2018/12/25岩屋毅防衛大臣記者会見でも記者からの質問に対して詳細は答えていません。

 また、2018/12/21記者会見では、本インシデントについて一切の言及がありませんでした。岩屋防衛大臣による言及は、前述したとおり12/21の夜でした。イルミネーター照射であったなら、このような悠長なことをするとは考えられません。なお、防衛省が問題とする電探照射がSTIRによるものであると公式に表明したのは2019/01/21の最終報告によってであり、日本政府はその後の日韓協議を一方的に取りやめましたので検証は不可能です。

 P-1乗組員の会話を映像で読み解く限り、戦術士は機長に「FC系レーダー波を探知」と報告していますが、それが何によるものか、何であるのかを確認していません。具体的にはイルミネーターか否か、射撃電探か、機種はなにか(この場合STIR-180、MW-08、ゴールキーパーCIWSが対象)を確認している様子がありません。また、機長はイルミネーター照射警報(レーダー警報)でなく戦術士からの報告ではじめて「FC系レーダー」で照射されていることを認識しています。これからもイルミネーター照射でないことは確実と言えます。

 ただし、P-1の戦術情報システムやレーダー警報受信機(Radar Warning Receiver, RWR)が故障していたら話は別ですが、これはとても恥ずかしいことになります。いくらなんでもそれはないでしょう。

 ここまでの事実の分析で、このインシデントを日韓間の外交問題化して一方的に決裂させ、日韓関係を悪化させてしまったこと自体が極めて深刻な誤りであったことが判ります。射撃電探照射はイルミネーター照射に比べれば遥かに危機程度が低く、両国間の実務者協議で真相を究明し、教訓を得、今後に役立てることです。

 なお、私は何らかの電波について脅威度を誤判断ヒューマンエラーの可能性(※5)を疑っています。余談ですが、韓国海軍の運用するP-3Cと日本のP-3C、P-1のESM(電子支援装置)の基本構成は同じ(同一系統の派生)とのことです。従って、海自、韓国海軍は相互検証がたいへんしやすい関係にあると言えます。(注※5:ヒューマンエラーは、人間が関わる限り必ず起きる。それは故意でなくても起きるものであって、ヒューマンエラーにおいて操作者は悪ではない。ヒューマンエラーは、常に事象から教訓を得て対策を反映させることによって抑止するとともにヒューマンエラーが生じてもエラーの拡大を抑止するフェイルセーフ設計が求められる。そのためには、事態の真相究明と教訓の獲得が必須である)

 第七に、P-1からの無線受信ですが、日本の哨戒機による低空接触飛行は、連載冒頭から書いておりますとおり、日常的なことです。従って、広開土大王はP-1から呼びかけられると思っていなかったと考えられます。韓国側は、一貫してSTIR-180は電波放射していない、STIR-180の電波放射には指揮部(司令部)の許可がいると主張しています。対空射撃電探でP-1を走査したのなら、P-1からの呼びかけは予期しえますが、対空・対水上捜索電探や対水上射撃電探での捜索によってP-1から呼びかけられることを予期していないことは首肯できます。

 いずれにせよ、航空緊急無線での呼び出しを水上艦船が受信しないのは当たり前のことで、P-1が艦船用の国際VHFで執拗に呼びかけなかった理由はわかりません。また、韓国側の発表にもある通り、洋上で頻繁に起きることの一つに無線障害があり、テープにきれいに録音されていても作戦中で喧騒状態の戦闘指揮所(CIC)内で通信士が聴取できなかった可能性はありえます。ここにもヒューマンエラーの可能性が示唆されています。

 防衛省は、遠く離れた練習機がP-1の呼びかけを受信できたと主張していますが、どの周波数であったか、現地の電波状況はどうであったか、受信高度などの条件を示さない限りまったく意味がありません。

 この第七項目は、第四項目で係争状態にあると指摘した海自は韓国艦船の救難活動をSIGINTによって知っていたのかということにも関わりますので外交問題化させた状況で公に争うと藪蛇となってしまいます。

 この無線による意思疎通の問題は日韓両軍の今後の関係、特に半島有事における邦人救出において極めて重要な教訓を含んでおり、本来ならば実務者協議で徹底して問題を洗い出し、教訓を得るべきことです。

 第八に、韓国側が、北朝鮮遭難者を板門店で北朝鮮に迅速に返したことについて、様々な憶測やデマゴギーが日本国内で流布されていますが、北朝鮮遭難者の引き渡しは特別なことではありません(参照:韓国のEEZで北朝鮮船舶3隻救助 船員8人は帰還希望 聯合ニュース2016.12.15 15:41)。これは当たり前のことで、漁民は家族を本国に残しています。また、韓国にとって本人が希望しないのに脱北者として保護すれば非人道的なだけでなく、たいへんなお金がかかります。本人の意志に反して抑留すれば北朝鮮との外交問題化します。従って、本人が帰国を希望すれば板門店を通して帰還してもらうのです。アタリマエのことです。

◆泰山鳴動鼠一匹の日韓軍事インシデント

 今回は、2018/12/20日韓軍事インシデント(電探照射問題)について、日韓両政府が発表した公式発表をもとにして事実を再構成しました。これは、本連載を通じて繰り返し述べているように、近隣友好国同士の軽度~中度の軍事インシデントとしては典型的なもので外交問題化するなど考えられないものであり且つ、たいへんに今後の教訓に富んだものです。

 実のところ、防衛省、韓国国防部ともに公式発表は一貫した主張であって内容もシンプルです。日本側からの発表が具体性に欠き曖昧模糊としていますが、P-1という日本防衛の耳であり目であり、一番槍(※注5)である機密の塊が主役である以上やむを得ないところがあります。

(※注5:P-1などの哨戒機を「丸腰」「非武装」「丸裸」と称する政府寄生者や政治業者が多く見られるが、これは完全に嘘である。無知ないし、悪意甚だしい。P-1の場合、翼下に対艦ミサイルを8発搭載できることが「売り」であり、爆弾倉には魚雷、爆雷、爆弾ほか多種多様の武器を搭載できる。平時においては、費用と安全上、機密保持の理由から対艦ミサイルは懸下しないことが一般である。一方で、あたりまえだが防衛省、海上自衛隊は、平時の哨戒機の武装については一切情報開示していない。対艦ミサイルは視界範囲外から発射するし、爆弾倉に何がはいっているかは外からはわからない。P-1やP-3Cは第二次大戦では重陸上攻撃機にも分類しうるたいへんな重武装の軍用機である。なお、冷戦期の近未来軍事小説では、P-3CやS-3といった対潜哨戒機が、核爆雷、核魚雷、対艦ミサイルによって第三次世界大戦の火蓋を切る描写が多々見られた。その程度には哨戒機の重武装については常識である)

 私には、このような今後のための教訓に富んだ貴重なインシデントがなぜ深刻な外交問題化し、日本側では官民挙げてのデマゴギーに基づくヘイトが垂れ流されるのか理解できません。まさに泰山鳴動鼠一匹そのものです。そして、日本は多くを勝手に失いました。

 次回は、日韓両政府による1/21,22にでた公式声明や最終報告書を突き合わせて解説する予定です。

『コロラド博士の「私はこの分野は専門外なのですが」』番外編――広開土大王射撃電探照射事件について7

<取材・文・撮影/牧田寛 Twitter ID:@BB45_Colorado> まきた ひろし●著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題についてのメルマガ「コロラド博士メルマガ(定期便)」好評配信中