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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

老化障害と「歩くこと」

「東海アマ」ブログだが、自分自身の体験も含む、かなり的を射た考えだと思う。
私は膝が悪くて歩くのが苦手なのだが、そのためにいろいろ障害が起きているらしい。
まあ、今からでも毎日歩くように努力しようとは思う。

(以下引用)

死より怖い認知症

カテゴリ : 未分類
 
 父も母も最期は認知症になって死んだ。
 80歳を過ぎて認知症と無縁の人はほとんどいない。誰でも、権力・身分・蓄財の差別なく、高齢になれば、脳が劣化し、認知機能が衰え、まるで子供のように他人に世話になって死んでゆかねばならないが、認知機能の進行は、ときには死よりも、はるかに恐ろしい。
 認知機能というのは、人格そのものであると考えることもできるからで、それが崩壊することは人格の崩壊、消滅を意味するのだ。それは死と同じものだ。

 https://payroll-memo.work/teinenn/

 私は一人暮らしなので、自分の世話を自分でできなくなったときが、自分という人格存在の終わりだということを思い知らされている。
 トイレに立てなくなれば、布団も衣類も部屋中も糞尿だらけになってしまう。食事も水も自分で取れなくなれば、数日で死んでしまうだろう。
 最期は、自分で自分の始末をつけるしかないと覚悟している。せめて、それくらいの認知機能は残しておきたい。

 介護保険があるとはいっても、せいぜい気休め程度だ。あれは、小泉純一郎が新たな金儲けシステムの介護産業を設立したということであって、それが認知症問題を解決するわけではない。

 母子二人を殺した飯塚工業技術院元院長の裁判経過を見ていれば、誰にでも老化ということの意味が理解できる。
 彼は、自分のことにしか関心がなく、自分を正当化することしかできない。「他人に対する思いやり」の認知機能が完全に欠落しているのだ。
 日本中の優秀な介護士を動員しても、飯塚氏の認知機能を正常に戻すことはできない。だが、それは誰にでもやってくることだ。告発する松永さんにもやってくる。

 だが、今から半世紀以上前、たぶん認知症は今より圧倒的に少なかった。

忍び寄る「総認知症社会」の恐怖 2021年04月30日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1479.html

ninti.jpg


私が自分自身の認知症を疑い始めたのは、たぶん50歳を過ぎたあたりからで、最初の症状は、直前記憶の喪失と、固有名詞記憶の喪失で、とりわけ固有名詞を思い出すのに、ずいぶん時間がかかるようになったことにショックを感じていた。
 他人と話す言葉のなかで、「あれ、それ」という指示代名詞がやたらに多くなった。

 実は20歳前に、バイクで転倒事故を起こし、大脳萎縮障害の後遺症が残ったので、そのせいで海馬が萎縮し、記憶力がひどく衰えたことに気づいていた。
 事故以前から古典ギターを自習していたが、事故以降、記憶力がひどく衰えて長い曲が覚えられなくなった。
 これが、たぶん50歳以降、急速に記憶力が悪化した原因ではないかと思っていた。

 だが、いろいろ調べてゆくうちに、人間は50歳を境にして、海馬が衰えてゆくのが普通で、だからこそ、1960年台まで、企業の定年は事務系で55歳、現場系で50歳という若さだったのだ。
 https://payroll-memo.work/teinenn/

 つまり、人間は50歳を過ぎると、もはや使い物にならないと思われていたわけだ。
 その後、定年制度が延長され、60歳、あるいは65歳が普通になり、今では竹中平蔵が「90歳まで働かせる」と公言する時代になったが、竹中や安倍晋三の思惑が通用するはずがないことは、上の行方不明グラフを見れば一目瞭然だ。
 人々の平均寿命は上がったが、精神的健全性は衰える一方なのだ。

 過去のブログで繰り返してきたように、我々の世界では、何かを得れば、引き換えに何かを失うようにできている。
 この意味でいうと、我々が「便利さ」と引き換えに、脳機能や精神の健全性を失ってきたことが明らかだ。

 「便利さ」というのは、車とパソコン、それに労働と労働時間の減少だろう。
 車の歴史も100年を超えるのだが、それがもたらした最大のものは、おそらく人々から「歩行時間」を奪ったことだろう。
 つまり、車は人から「歩く時間」を奪った。我々は車によって歩かなくなった。これが認知症の激増と完全に一致することは明らかだ。

 「歩くこと」の本当の意味は、第二の心臓といわれる「ふくらはぎ」を稼働させることだ。立つ動物である人間は、重力のせいで全身の血液が下腿に集まる仕組みがある。
 これをふくらはぎの筋肉が歩くことで収縮させ、心臓に血液を押し戻す機能がある。
 歩く時間が減ると、下腿の血液が心臓に戻りにくくなり、歩けなくなった人々の大半が、下腿が腫れることになる。

 そうなると下腿の大静脈に「深部血栓」ができやすくなり、ちょうど「エコノミークラス症候群」と同じ状態になってドロドロになった下腿の血液が全身に送られるなかで、肺塞栓や心筋梗塞、微小血栓による脳梗塞などが起きやすくなる。
 何よりも、全身の体液の循環が滞りがちになってしまう。

 このことが認知症の最大の原因ではないかと、すでに半世紀以上前からくり返し指摘されている。
  https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8712_2.php

  https://special.nissay-mirai.jp/jinsei100y/hints/C2IV9

 アルツハイマーの原因はアミロイドβやタウ蛋白といわれているが、これが脳に蓄積すると深刻な認知症を発症する。だが、こうした認知症発症物質は、かなり前から知られていて、毎日運動して体液の循環が活発な人は、血流に流されて消滅することも知られている。
 最近発表された600万円もするアミロイドβ除去薬など使わなくとも、ただ毎日一生懸命歩いていれば、脳から有害物質が排泄されてゆくのだ。

 だから、車の便利な快適生活による運動不足が、認知症を引き起こしていると考えるべきなのだ。
 歩かない人には、アミロイドβの蓄積→認知症という罰が与えられると考えてもよい。

 私が、このブログを、ほぼ毎日更新して、すでに5年くらいだが、わずかな量の文章であっても、アイデアの種が尽きて、本当に書けないときがある。
 書いていて、突然、脳がヒステリーを起こすこともある。これは脳に蓄積した有害物質が悪さをしているのだと考え、対処法として、体液の循環を促す40度30分以上の入浴とか、散歩とかをすれば、また脳が活性を取り戻して書けるようになる。

 私は、間質性肺炎で、早朝、5Km以上歩かないと、呼吸ができにくくなって苦しいので、この5年程度は、ほとんど毎朝歩いているが、標高差150mの山道を歩いて帰宅すると、脳の血流が回復して、呼吸も楽になり、多少の文章も書けるようになる。

 だから、今では歩けない台風や豪雨の日は恐怖だ。散歩道には熊やマムシが出てくるが、そんなものより、認知症の方がはるかに怖い。
 歩かなければ、前立腺癌治療のために毎日飲んでいるホルモン剤のせいで、たちまち深部血栓ができて、それが脳や肺や腎臓に回って微小梗塞を起こすことが分かっている。脳に入れば微小脳梗塞から脳細胞死滅を引き起こす。
 だから必死になって、ふくらはぎを稼働させているのだが、このことで、辛うじて認知症の進行を食い止めているという自覚がある。

 便利になったことを喜んで歩かない人々は、自分の未来を崩壊させているようなものだ。例え、長寿を全うしても、その大半が認知不能状態であれば生ける屍であって、生きていることの意味がない。
 なお、認知症の発症について、歩かないこととともに、糖尿病発症も大きな要因となっていることを書いておかねばならないが、歩かねば糖尿病になるので、これも必死に歩くことで解決できる問題だ。

 https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/112.html

 https://info.ninchisho.net/prevent/p70

 糖尿病になれば、医者に行って薬をもらうという発想は、いいかげんやめた方がいい。根本原因は、運動不足からオーバーカロリーが有毒化しているということなので、本当の解決策は一生懸命歩くことしかない。それも、山道のような傾斜で、汗をかいて日光を浴びながら日7000歩を毎日欠かさず歩けば解決できるのだ。

 これからの老人は、便利さを捨てて、何が何でも歩くという姿勢を大切にすべきだ。
 ふくらはぎという第二の心臓を活性化させることで、全身のドロドロ血液、血栓を掃除する。
 実は、車の問題だけではなく、コンピュータにも同様の問題が隠れているのだが、これは別の機会に。
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ステロイド

ステロイドの効果として「免疫抑制」があるということは、感染症の治療にステロイドを使うのはおかしい気もする。まあ、感染症にかかった後では免疫機能は不要ということか? もちろん、炎症を抑える目的が中心なのだろうが、今一つ理解しにくい。
私自身の経験から、皮膚(外皮)の炎症への効果が抜群であるのは分かるが、内服薬として使うのには特に注意が必要なようだ。


ステロイド治療

ステロイドって何 ?

ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にあります)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。副作用も多いため、注意が必要な薬です。


適応は?

腎臓病では、微小変化型ネフローゼ症候群をはじめとする原発性ネフローゼ症候群、IgA腎症、急速進行性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデスによるループス腎炎などの糸球体腎炎に使用されます。尿細管・間質性腎炎でも適応になります。


使用方法は?

1. 経口ステロイド療法

「プレドニゾロン(PSL)」という薬が使われることが多く、初期投与量PSL20~60mg/日程度で開始し、2~4週ごとに5~10mgずつ減量していきます。PSL20mg以下では、さらにゆっくり減量していきます。連日内服と隔日(1日おき)内服があり、後者のほうが副作用は少ないといわれています。

2. ステロイドパルス療法

メチル・プレドニゾロン500~1000mgの点滴注射を3日間行います。


服用中に注意することは?

1. 急に内服を中止しないこと

ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が生理的に分泌されていますが、それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。自己判断で急に内服を中止しないようにしてください。

2. ストレス時には要注意

手術、抜歯、その他、体にストレスがかかるときは、ステロイド薬の増量が必要な場合がありますので、主治医に事前に相談してください。


副作用は?

ステロイドの主な副作用とその対策について示します。これらの副作用は、みなさんに認められるものではなく、疾患、薬の量、内服期間などによりさまざまですので、自己判断はせず、主治医と相談するようにしてください。

1. 易感染性

体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。

2. ストレス時には要注意

骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。

3. 糖尿病(ステロイド糖尿病)

糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。

4. 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)

消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。

5. 血栓症

出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。

6. 精神症状(ステロイド精神病)

不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。軽度のことが多いですが、よくみられます。ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。

7. 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満

食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。ステロイド薬の減量により改善します。カロリー制限など食事に注意が必要です。

8. 動脈硬化、高脂血症

動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。

9. 高血圧症、むくみ

体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。塩分を取りすぎないようにします。

10. 白内障(ステロイド白内障)

白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。

11. 緑内障(ステロイド緑内障)

眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。

12. 副腎不全(ステロイド離脱症候群)

ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。

13. ステロイド痤瘡(ざそう)

にきび」ができやすくなります。ステロイド薬の減量により改善します。

14. 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)

大量投与でごく稀に起こることがあります。多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。早期発見が大切です。

15. その他

増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。いずれもステロイド薬の減量により改善します。



新型コロナ治療の実態

長いので後半だけ転載。
新型コロナの治療の実態と、ステロイド治療の情報がわりとある。なぜステロイドが慎重な使われ方をされているのかが分かる。
私の経験では、ステロイドとは「細胞再生」の特効薬だという印象だが、副作用も多いようだ。

(以下引用)

ステロイド内服薬での治療へ

6月5日になると鼻から酸素を吸わない状態でもパルスオキシメーターが鳴らなくなっていました。朝方に採血を済ませ、骨粗鬆症のお薬を飲んで30分は横にならずに待機。ちなみに骨粗鬆症のお薬を飲んで30分待機するのはお薬の効き目を高めるためなんだそうな。なお、特に説明などは受けなかったため「どうして骨粗鬆症の薬を飲むんだろう?」なんて思っていましたが、ステロイドのお薬を使っていると骨が脆くなるんだそうです。どうやらその予防薬だった模様。

この頃も喉のイガイガとした感じや咳症状は続いているものの、かなり「生きる」のが楽になってきていました。
点滴治療がなくなったことにより、この日も再度シャワーを浴びることに。3日にシャワーを浴びた時は浴びている途中に浴槽に座り込んだりしてしまったのですが、この頃になると立ったままでシャワーを浴び続けることもそこまできつくはなくなっていました。

常時パルスオキシメーターからの卒業

呼吸が改善してきたこともあり、ついに常時装着していたパルスオキシメーターから解放されることができました。転院してからは短い間でしたが、指に付けっぱなしなのは地味に地味にしんどいので本当に良かったです。最後は電池切れも合わさっていたものの、もう装着しなくて良いと分かった時の安堵感は凄かったです。手を洗った後とか汗かいた後とか、特にしんどかったので……。

6月6日以降は、ようやく「軽症者」になれた感じ。採血やレントゲンを三日おきに挟みながら、ステロイド内服薬での治療が続いていきました。
尿路感染症となっていた尿道も落ち着き、自分で尿意をコントロールできるように。暫くはリハビリパンツを履いていましたが、この頃からは持参したパンツを履くようになりました。
この時期は睡眠導入剤が入っているにも関わず寝つきが悪かったり、食後に頭がボーッとしたり、気分が高揚したり落ち込んだりといった日々が続いていました。知識がなかったので後から知ったのですが、ステロイドは副作用として「ステロイド精神病」だったり「ステロイド糖尿病」だったりもあるとのこと。転院時の血液検査を見るとグルコース(血糖値)の値が正常値よりかなり高くなっていたようでした。転院前は毎食血糖値を測られるようになってたり、転院後は毎食糖尿病食だったのはそういうことだったのか……と、気付いたのは随分後になってからでした。

病院食は糖尿病食だったこともありかなりあっさりしていましたが、暫くご飯を食べきれない日が続いていた分、何を食べても「ご飯が美味い!!」期に突入したりもしていました。これに関してもステロイド治療の影響だったのかもしれないです。ステロイドには食欲の亢進と脂肪の代謝障害の副作用もあるそうな。太りやすくなるそうですが、体重はむしろ減少傾向でした。

ステロイド内服薬からの卒業

ステロイド内服薬での治療を続け、6月11日。当日の採血の結果を見て、ついにこの日のお昼からステロイド内服薬が終了になりました。
レントゲンの結果で肺もかなり良くなったということで、以降は薬なしで様子を見て問題なければ退院だと告げられました。先の見えない入院生活でしたが、退院の日が近いことを知ってとても嬉しかったです。

ステロイドのお薬を止めた翌6月12日、この日はほぼ一日中身体の怠さが続きました。少し寝つきが悪かったのでそのせいかとも思いましたが、どちらかというとステロイドの副作用である副腎不全というステロイド離脱症候群なのかもしれないと自己判断。夜には怠さも大分収まり、翌日にはかなり体調も改善。少し頭痛はするものの、明日の採血に備えることに……。

最後の採血とレントゲン

そして、来たる6月14日。朝の採血の結果を受け、翌日には退院しても良いだろうということになりました。
最初に病院に運ばれてから約3週間入院生活が、ここでようやく終了します。退院が決まり、この日は病室で暫く泣き続けてしまいました。

翌日、無事に出荷……もとい、退院することができました!本当に「まさかこんなことになるとは」という気持ちが今でも残っていますが、無事退院できてホッとしています。
現在は声枯れが残り、若干不眠症気味。それ以外は特に後遺症と呼べるような症状は出ていません。退院したばかりなので、もしかすると今後出てくる可能性もありますが……。

重症化した原因

元々特別な病気や通院歴はありませんでしたが、ここ数年は在宅で仕事をしていたこともあり、運動不足に拍車がかかり10キロぐらい太ってかなり肥満体型になっていました。入院してから知ったのですが、BMI30を超える肥満の場合重症化リスクが上がってしまうそうです。当時、私のBMIは31。知識を得て対策をしていなかったことを、今となっては大いに反省するばかりです。快気祝いにリングフィットアドベンチャーをお迎えしたので、今後のことも考えてせめて標準体重ぐらいまでは頑張って痩せようと思います。

これを読んでいて、私と同じように運動不足で肥満気味の方々は本当に感染に気を付けて下さい。「自分はインドアだから感染しないだろう」なんて油断してると、もし感染した時に本当に大変なことになるので……。入院自体は3週間でしたが、発症から退院までの日数はおおよそ4週間でした。約全治一ヶ月の大怪我を負いたくない方は、感染予防は勿論のこと、健康にも気を配っておくと良いかもしれません。

今は少しずつワクチン接種も進んでいます。まだまだ全ての人がワクチンを打つことは出来ませんし、副反応が怖いという気持ちも分かります。
でも、重症化すると本当に……凄く……大変なので……。どうぞ皆さん、今回の私の体験記録を是非参考にして頂けると幸いです。

最後に

入院中は沢山の医療従事者の方にお世話になったのですが、お一人お一人にちゃんとお礼を言えずにいたのが凄く心残りでした。重症患者を診て看護するをすることは非常にリスクを伴う行為です。そんな中、命を救って頂いて本当にありがとうございました。今後は医療従事者の方々にご迷惑を掛けないよう、健康促進に努めていこうと思います。

新型コロナウイルスは「ただの風邪」という言葉を目にすることがあります。実際、私より先んじて発症した母は高血圧・糖尿病・肥満といった疾患を抱えつつも、軽症で済んでいます。「ただの風邪」で済む方も多いのでしょう。
ですが、重症化すると本当に本当にほんとーーーーーうに大変です。肺炎が運よく治ったとしても声は枯れたままだし、頭はぼーっとするし、言葉は出てこないし、集中力はなくなるし、体力も筋力も落ちるし、後遺症は怖いし、以前のような生活には戻りたくても戻れないところが沢山出てきます。

私の場合は肥満という原因がありましたが、基礎疾患のない20代の方が重症になった事例もあります。皆さん感染には十分お気を付けください。
体験記録は以上です。読んで下さってありがとうございました。

初稿:2021年6月16日

同じ姿勢を長時間取ることの危険性

「急性大動脈解離」に限らず、長時間座って働く仕事の人は足が衰えるし、下肢の血管が異常を起こしやすいのではないか。まあ、昔は「居職」というジャンルの職人は多かっただろうから、そうした人々は何らかの生活習慣病になることも多かったのではないかと思う。

(以下引用)


ダークファンタジー漫画『ベルセルク』の作者・三浦建太郎さんが5月6日、急性大動脈解離のため54歳という若さでなくなりました。国内のみならず世界中のファンが追悼し、別れを惜しんだと伝えられています。

急性大動脈解離は、心臓が押し出した血液を全身に届ける大動脈(人間の一番太い血管)の内壁が裂ける病気です。そのため、本来の血液の通り道とは別のトンネルができて血流障害が起き、血管が破裂して大出血を起こすこともあります。発症すると胸や背中に突然激しい痛みが生じ、意識を失って、ひどい場合には突然死してしまうこともあります。

■ 急性大動脈解離に襲われた有名人は多い

意外と珍しい病気ではなく、調べてみるとこの病気に襲われた有名人がたくさんいました。古くは昭和の銀幕の大スター石原裕次郎さん。ドリフターズのメンバーでコメディアンの加藤茶さん。落語家・タレントの笑福亭笑瓶さん。タレント・レポーターの大木凡人さん、アンパンマンのドキンちゃん役の声優・鶴ひろみさん、「おしん」や「釣りバカ日誌」に出演していた俳優の塩屋俊さん、ヒット曲「Romanticが止まらない」で一世を風靡したバンドC-C-Bのベーシスト渡辺英樹さん等々です。

加藤茶さんは2006年、名古屋のホテルに宿泊中、胃の周辺や背中、肩、全身に丸太で殴られたような痛みを感じたそうです。帰京後、しばらく我慢していましたが、半月後、こらえきれなくなって大学病院を受診。そのまま緊急入院となり、同年11月、裂けた血管を人工血管に置き換える大手術を受けました。

笑福亭笑瓶さんは2015年12月、ものまねタレントの神奈月さんと千葉県のゴルフ場でプレイ中、突然、背中がのけ反るような痛みに襲われ、ドクターヘリで緊急搬送されました。幸い手術の必要はなく、絶対安静でしばらく過ごした後、2週間で退院できたそうです。

お二人とも、この病を克服して現在も活躍中です。しかし、発症してそのまま亡くなる人や、手術をしたのに助からない人が多いのも現実です。時間が経つほど助かる確率が落ちていくので、突然、胸や背中の激しい痛みに襲われ、倒れた人がいたら、迷わず119番に電話して救急車やドクターヘリを呼んでください。

■ 「座りっぱなし」の影響はあった?

三浦さんの死について、ネットでは「漫画家は座りっぱなしで長時間仕事する職業だから、このような病気に襲われたのではないか」との書き込みも見られました。

長時間座りっぱなしでいたことが、三浦さんの急性大動脈解離の引き金になったかどうかはわかりません。ただ、国立循環器病研究センターのサイトでは、「動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレス、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、遺伝などのさまざまな要因が関係すると考えられています」と解説されています。

このうち、高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)は、偏った食事だけでなく、運動不足とも関係の強い病気です。これら生活習慣病を放置していると血管が傷むので、当然、動脈硬化が進みます。それによって大動脈の内壁が傷つき、それが原因で血管が裂けてしまったり、血管に瘤(動脈瘤)ができてもろくなったりすることは、十分に考えられるでしょう。

また、毎日のように締め切りに追われる生活を続けていると、それが強いストレスとなって血圧を上昇させたり、ストレス解消のためについ食べ過ぎて、高血圧、糖尿病、高脂血症を亢進させることも容易に想像できます。執筆業である私自身も締め切りに追われた状態で、長時間椅子に座り続けることがしばしばです。三浦さんの死は他人事ではありません。

■ 世界で一番「座っている」日本人

実際、椅子に座る時間が長いほど、死亡率が高くなるという研究結果も出ています。オーストラリアのシドニー大学の調査によると、1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、11時間以上座っている人は、死亡リスクが40%も高まるという結果が出ています。また、悪いことに日本人は、世界で最も長い時間座っているという結果も報告されています。

座りっぱなしでいることは、急性大動脈解離に限らず、様々な病気の原因になり、寿命を縮める要因となるのです。ですから椅子に長時間座らざるを得ない職業の人たちは、定期的に椅子から離れて体を動かし、週に3、4回は意識して運動する機会を設けたほうがいいでしょう。

▽引用ここまで。全文は下記でどうぞ
https://bunshun.jp/articles/-/45678

 

優先的ワクチン接種の意味

うわあ……
明らかに、白人による「民族浄化」だろう。
米国移住初期の白人がインディアンに病原菌の付いた毛布をプレゼントしたのと同じ作戦である。

(以下引用)

以前もツイートしたけれど、普段は先進的ではないどころか昨今はひどい政策だらけのモンタナだが、ワクチン接種について素晴らしかったと思うのは、先住民や人種的マイノリティの接種を優先したことだった。先住民や黒人、ラティネックスなどのコミュニティでは新型コロナの被害がより甚大だったから。