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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

売春と結婚における女性の「商品価値」

まあ、道徳というのは基本的に内面的な信念の問題であり、風俗で働く(要するに売春をする)ことを自分で自分の体を売るのだから何も問題はない、と思う女性がいてもおかしくはないし、それを否定する側の論拠もあまり説得力は無いだろう。要するに、OLで働くより体を売るほうが簡単にカネになる社会が問題だ、という話だ。

私が知りたいのは、そうして体を見知らぬ男の自由にさせている時、女は気持ちいいのか、不愉快なのか、屈辱を感じるのか、男性を軽蔑するだけなのか、という気持ちの問題だ。
恋人とセックスをするのと、売春をするのと快感に違いが無いのなら、女性にとって売春は最高の商売だと言えるだろう。はたして、どうなのだろうか。単に、女としての「社会的商品価値が下がる」から売春はしない、というのなら、それは女体の商品化と言う点で、売春を肯定する女性と変わらない気がする。
では、売春(あるいは、結婚以前の性経験)は絶対にだめだ、というどんな理由が考えられるのか、私には今のところ分からない。せいぜいが、「社会的商品価値が下がるよ」としか言えないのであるwww 男が、性体験の豊富な女を「公衆便所」と呼ぶのは、まさに男の正直な感覚なのであって、本当は自分以外の男をひとりも知らない女と結婚したいと誰でも思っているはずなのだ。明治時代の元老などが芸者と結婚したりしたのは、あれは当時の「芸能界のアイドル」と結婚したのであり、売春婦と結婚したのではない。
なお、処女尊重を男のわがままだ、と言う意見は当然だが、女の場合、性体験が無い状態だと、興奮した時の男のような「穴ならば何でもいい」という切迫的な性衝動は無いはずなので、同一に論じるべきではないと思う。




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1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:11:08.470 ID:Vhjzvnhw0.net
OL時代の何倍も稼げるようになった

普通の仕事するのが馬鹿らしい

2: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:11:35.604 ID:OGS6VMS/0.net
うるせえババア

3: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:11:49.285 ID:iG+Nq8sJM.net
貯金貯めて逃げるなら偉いかもしれない

11: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:15:08.444 ID:Vhjzvnhw0.net
>>3
そのつもり
ただ心配はやめるタイミングだけかな

4: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:11:50.349 ID:BBjCroeN0.net
そりゃお前の価値を切り売りしてるわけだからな
いつかはゼロになること忘れないようにな

15: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:16:37.692 ID:Vhjzvnhw0.net
>>4
上手いこと言ったつもりかもしれないけど
価値がいつかはゼロになるというのであれば風ぞくで働いてなくても同じなんだから
別に風ぞくで働いてる女性だけがいつかゼロになるわけじゃないよね

50: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:30:00.636 ID:BBjCroeN0.net
>>15
風ぞくで働いてた女と普通のOLとして働いてた女とどちらが男にとって価値が高いと思うね?
価値とはその部分の話だわ
どんなに言い繕っても普通の男は妥協しないぞ
バレなきゃいいって思うかもしれないがあとあとからいろんな影響が出てくる
知り合いからバレたり最悪の場合病気とか不妊とかな

59: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/05/10(火) 10:33:32.249 ID:Vhjzvnhw0.net
>>50
まあ言いたいことはわかるよ
やっぱり人それぞれ序列あるよね


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美貌という災い(後半)





84名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 13:20:31.30 ID:7yKr5nIG0

時は過ぎて高校1年も終わりに近づいていた。

サヤカは地元のアイドルとしてイベントやローカルのテレビなんかにもチョコチョコでるようになっていた。

とは言え本当にちょっとした番組のアシスタントみたいなものである。

それが嬉しくもあり、同時に寂しさも感じていた。

少しずつサヤカは遠い存在になってしまっている気がしていたんだ。




85名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 13:21:44.88 ID:7yKr5nIG0

年明け。

初詣も終わって飼っていた犬の散歩をしていると突然俺を呼ぶ声がした。

「ゆうすけー!」

「ん?おー!サヤカ!久しぶりだな」

すっかりオシャレになっていてやっぱり同学年の女たちとは雰囲気がちがった。

「うん。久々だねー。散歩?」

「ん?ああそうそう。」

「あはっ。ベル君大きくなったねー」

ハッハッ

「ねぇゆうすけ。私が東京に行くって言ったらどうする?」




86名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 13:22:32.97 ID:7yKr5nIG0

「東京?一人でか?」

「んーん。アヤと二人」

「いいんじゃねーの?更に活躍できるかもしれないんだろ?そんなチャンス逃すわけにはいかねーべ」

「そっか…。そうだよね!このままここにいても何にもかわらないしね」

「……あぁ。サヤカならきっと人気のアイドルになれるさ」

「うん…。まぁ6月だからまだ先の話なんだけどね。」

「あ、有名になったら後藤真希のサイン頼むわ!」

「うざいwww」

「さ、そろそろいかねーと」

「あ、うん。…あ。ゆうすけ!」

「なにー?」

「…………東京行ってもたまには連絡しなさいよね!」

「とーぜん。」

なんとなくだけどサヤカは浮かない表情だったような気がする。




87名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 13:23:48.06 ID:7yKr5nIG0

6月。

いよいよサヤカは東京に行くことになった。
新幹線の時間を聞いていたので俺はサヤカを駅まで見送りにいくことにした。

「サヤカー!」

「え?ゆうすけ!学校は?」

「お腹痛いから遅刻することにしたwww」

「見送りに来てくれたの?」

「まぁそんなところだ。」

「あ、そうだゆうす」

「おわーアヤちゃん!!相変わらず綺麗だねー」

「ふふっありがと~。」

「…………」
サヤカからの突き刺さるような視線

「うっ…。さ、サヤカ一緒に写真撮ろうよ」

「は?やだよ。なんでゆうすけと撮んなくちゃいけないの?」

「まぁいいじゃん!今まで撮ったことなんてなかったしさ。」

「あ、じゃあ、私が撮ってあげる」

「おわー!アヤちゃんサンキュー」

「………」

「二人とももっと寄ってー。サヤカもっと笑顔でwwゆうすけくんはそれ以上はやりすぎだから笑わなくていいよww」

「…ばかゆうすけ」

「撮るよ~はいチーズ!」

パシャリ

サヤカ。君が不機嫌だった理由、本当はちょっと気付いてたんだ。けど、君の言葉を聞いてしまったら笑顔で送り出せない気がしたから逃げてしまった。

ごめんな。




88名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 13:28:53.20 ID:7yKr5nIG0

続きは夕方から夜にかけて
もう少しだけお付き合いください




90名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 16:27:13.26 ID:SuX0qGUM0

気がすむまで付き合うよ




93名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 18:47:39.01 ID:7yKr5nIG0

東京。

サヤカとアヤはとある芸能プロダクションに移籍という形でタレントとして活動していくことになった。
二人で寮というか賃貸アパートというか、ルームシェアをしてくことになったのである。

初めは二人ともタレント活動は順調だった。
イベントが中心だったが、それなりに仕事ももらえた。
けどその稼ぎだけじゃどうやっても生活していくのは困難だった。

『あー今月もやばい…このままじゃ服も買えないよ…』

「本当だよね。。なんかいい仕事ないかな?」

『アヤこれ見て!』

時給2000円以上保証日払い可

「キャバクラってやつだよね?事務所には言えない…でしょ」

『話だけ聞きに行ってみない?』

こうして二人は面接を受けに行くことにした。

アヤはすでに18歳になっていたが、サヤカはまだ16歳だった。
店側も未成年を雇うのはまずいっていいながら敬遠してたものの、二人ともスカウトを通さず来てくれた上玉だったため、手放すのはもったいないってことで雇ってもらうことが出来た。
何かあった時のために偽の保険証も渡された




94名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 18:48:44.84 ID:7yKr5nIG0

『なんとか受かったねww』

「本当に大丈夫かなぁ…」

さっそく一日体験ってことで二人は働くことになった。


「おーなになに?新人??二人とも可愛いねー!」

『ありがとうございまぁす(ニコニコ)』

先輩からは今日は座ってニコニコしながら相槌打ってれば大丈夫とのことだったので二人はそれに徹した。

「サヤカちゃんレギュラーになりなよ!俺そしたらめちゃくちゃ遊びにくるわ!」

『ありがとございまぁす(ニコニコ)』

着く客着く客みんな口を揃えてこう言った。
仕事を終えるとさっそく店長がすり寄ってきた。

「二人ともお疲れ様!!!いやーやっぱ僕の目は間違ってなかったよ。お客様たちみーんな二人を大絶賛!!時給このくらいあげるからさ、、ぜひうちで働いてよ!ねっ!!」

サヤカとアヤは顔を見合わせた。
二人で同時に「はい!」って返事をした。

ここから夜の世界に染まるまではそんなに時間がかからなかった。




96名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:42:35.30 ID:7yKr5nIG0

レギュラーで働き出してからは東京の色んな顔を見ることができた。

今まで食べたことのないような美味しいものを食べることができたり、自分では買えないようなプレゼントを貰ったり、ある会社の社長から愛人にならないかって申し出まであった。

サヤカもアヤも事務所に遅れて行くことが多くなった。
朝早い現場なんかではお酒の匂いを漂わせたまま行くこともあった。

事務所は二人に厳重注意をしたが、改善はされずもはや解雇するしかないところまで来ていた。




97名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:43:38.10 ID:7yKr5nIG0

ー地元
「サヤカしっかり頑張ってかなー」

俺はサヤカの邪魔になったら悪いと思ってあまり連絡をしていなかった。
…まぁ本当は心配で仕方なくて連絡しまくった末「ウザい」の一言でバッサリ切られたんだがww

「たまには連絡してもいいだろ。」

pururururu

「はい」

「よぉ。元気にしてたか?」

「うん。なに?」

「いや、芸能活動の方はどうかなって思ってさ」

「別に…。普通だよ」

「そっかそっか。たまにはさこっちにも帰って来いよな」

「気が向いたらね。忙しいから切る」

「お、おう。頑張れよ」

なんかサヤカは違う人間になっちゃったみたいに感じた。




98名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:44:39.05 ID:7yKr5nIG0

結局サヤカもアヤも事務所をクビになった。
夢を抱えてやってきた少女たちは1年とちょっとで欲望の街に飲み込まれてしまったのだ。

「ホスト行ってみない?」

アヤもすっかり夜にそまっていた

「えー別に私はそんなに興味ないかなぁ」

「ようは試しじゃん。堂本光一みたいな人いるかもよw」

「うーん。んまぁ一回だけなら…いってみよっか。」

二人は仕事が終わった後イケメンが多いと噂のホストクラブへと足を運んだ。




99名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:45:34.12 ID:7yKr5nIG0

俺にはホストの内情のことよくわからない。
ただサヤカはここで出会ったホストのシンヤに人生をめちゃくちゃにされてしまった。

サヤカは実は男と付き合った経験が少なかった。
俺が知らなかっただけかもしれないがww
サヤカとアヤはすっかりホストにハマってしまった。

指名しているシンヤの誕生日が近づいたある日




100名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:46:58.48 ID:7yKr5nIG0

「サヤ、、俺今回のイベントまじ何としても失敗するわけにいかねーんだよね。。なんとかルイ、バカラ(高いお酒)クラス入れられない?」

「えー。流石にキツイよ」

「マジ頼むっ」

サヤカにとってシンヤは東京の癒しだった。
アヤも心の支えのひとりだったが、アヤも別のホストに相当入れ込んでおり、二人揃って感覚が麻痺していたのかもしれない。

「わかった…。なんとかしてみるよ」

着信履歴には不在着信で「ゆうすけ」と何件も残っていた。




101名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 20:47:56.45 ID:7yKr5nIG0

そしてアヤが選択したのは風俗という道だった。
一日50000円ほど稼げたので、シンヤの誕生日には60万ほど準備ができたのだった。

そして誕生日の日

「サヤまじでありがとう…」

そう言ってシンヤはサヤの手を握った。

「えへへ。おめでとうシンヤ」

「今日終わったあと空いてる?お礼したいんだ」

「うん。いいよー」

この日からサヤカはシンヤの本カノってやつになった。
よくわからんが、ホストには色カノと本カノっていうのがあるらしい。

もうサヤカは後戻りできないところまで来ていた。




104名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 21:25:34.65 ID:7yKr5nIG0

ここからはわかりやすい絵に書いたような転落だった。
アヤとのルームシェアをしていた部屋は二人とも戻ってくることはなくなってしまった。

アヤはしばらくすると消息が不明になってしまい、売掛金(店への借金)がどうとかで指名されてたホストはえらい目にあったらしい。

サヤカはシンヤと住むようになった。
付き合うとシンヤは束縛が強く半ば強制的に腰のあたりにタトゥーを入れられた。
そのタトゥーにはなんかの意味が込められてたって聞いたけど忘れてしまった。

シンヤは薬の常習犯でキメセクってのにハマっていたらしくサヤカもそれを強要されていた。

なんでそんなことになってしまったんだろうか、、この頃は全く連絡が取れなかった時期なので詳細はわからない、ただ後から受け取るサヤカから手紙では後悔しかないと書かれていた。




105名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 21:26:55.41 ID:7yKr5nIG0

そんなある日

シンヤが真っ青な顔をして帰ってきた

「どうしたの?」

「ヤバイヤバイヤバイ…………」

「だからどうしたのってば」

「つけちゃいけない金に手つけた…。俺、消されるかもしれない…。」

「い、いくらなの?」

「500万…」

「サヤカ何とかなんねー?まじで頼むよ。俺消されちまうよ…」

「そんなこと言ったって…」

「そうだ、サヤカAVとかどうだ?AVなら一本で50ー80万ぐらいにはなる!」

「え、ちょっとなにいってんの?」

「本当に頼む!!これが片付いたら俺たち結婚しよう!」

「……」

「ダメか…?」

「いいよ」

「マジかよ!?サヤカまじで愛してる!!」




106名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 21:27:54.25 ID:7yKr5nIG0

こうしてサヤカはAVに売られた。
お金はシンヤの口座に振り込まれる契約だった。

何本かのAVに出演した基本は素人ものだったらしい。
俺はサヤカが出た作品は見たくないし、探す気もない。
もし見つけたら全部買い占めて燃やしてやりたいくらいだ。

最後のAVを取り終わってシンヤと同棲している部屋に戻ると、シンヤはもういなかった。
書き置きも何もないまま荷物がすっかり消えてしまっていた。
サヤカは絶句した。
あんな軽い感じだったけどいいところもあったらしい。

サヤカは東京を去ることを決意した。




107ヨレ茨…2013/04/09(火) 21:35:17.68 ID:h3LyCrTz0

これは辛いな




108名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 21:49:45.86 ID:7yKr5nIG0

20歳
サヤカは海沿いの小さな町に帰ってきた。
母親は虐待をしていた父親と離婚していた。
また二人で暮らすことになったんだ。

実家に戻って数日経ったある日

聞き覚えのある声がした

「サヤカ?」

「…」

「やっぱりサヤカだ!帰ってきてたんだな」

「ゆうすけ…」




109名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 21:50:24.32 ID:7yKr5nIG0

「どうした?全然連絡取れないから心配したぞー!帰ってきてたなら連絡しろっていってたじゃんかー」

「もう私に関わらないで…」

「は?おい!サヤカ!?」

「うっとおしいって言ってんだよ!!!!」

今まで聞いたことないくらい大きな声でサヤカは叫んだ。

「え。。」

「あんたは私のなんなの!?人の気持ちも知らないでバッカじゃない!いつもいつも私にまとわりついてきて気持ち悪いんだよ!!あんたなんかしんじゃえばいいのよ!!!」

そういうとワンワンと泣き出してしまった。

俺は言葉が出なかった。
よくわからないけど、俺はサヤカを抱きしめていた。

「ばか…ばか…」

この時東京で何があったのか俺はわからなかったが色々辛いことがあったんだろうと思った。




110名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:02:03.62 ID:7yKr5nIG0

俺はサヤカを落ち着かせて家へと送って行った。

俺はこの時地元の大学に通う学生でそれなりに時間があった。
サヤカもこっちにきてからは仕事をせず、時間があった。

だからってのはなんか変かもしれないけど、二人でいることが長くなった。
こんなに長くいるのは小学校以来だった。

「ゆうすけは変わらないね…。」

「そっか?背伸びたんだけどw」

「私は汚れすぎちゃった。」

「んー。じゃあ洗えばいいよw」

「はぁ?w」

「靴だって服だって汚れたら洗うだろ?自分自身だって洗っちゃえばいいんだよw」

「バカじゃないのwww」

「まだまだ人生これからだろー。サヤカは昔からなんでも器用にこなすし大丈夫大丈夫!」

「ほんと呑気wwま、そこがゆうすけのいいところかw」

めちゃくちゃな言い分だったけど、さやかに少し笑顔が戻った気がした




111名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:12:37.80 ID:7yKr5nIG0

一緒にいたけどやっぱり彼氏彼女の関係にはならなかった。
俺もサヤカもお互いを好きだったとは思うんだが、幼馴染効果なのかなんなのか恋人にはならなかった。

サヤカが地元に帰ってきて数ヶ月たったある日

サヤカは体調を崩した。
高熱でうなされて凄く苦しそうだったんだ。
本人はただの風邪でしょっていってたけど内情は違かった。

ヒト免疫不全症候群

エイズだった。

だれからうつされたかはわからない。
これまでの無理が祟ったんだな。

この時はエイズだなんて思わなくて病院なんか行かなかったんだ




112名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:27:16.68 ID:7yKr5nIG0

2年後。

俺は大学を卒業が間近で就職も決まった。

サヤカは体調を崩した後からいつも体調が悪そうだったが、色んなアルバイトで自分の生活費を支えていた。

春がくるちょっと前。
時期は3月初旬。

サヤカはまた体調を崩し、入院することになった。
この日サヤカには医師から衝撃的な事実を突きつけられた。

エイズに感染しており、カリニ肺炎を発症している、と。

投薬をすればすぐに死んでしまうことはないはずでしたが、色々な合併症があったらしくサヤカはそのまま亡くなってしまいました。

自分がそれを知ったのは亡くなったことをサヤカのお母さんから聞いた時。
もはや何も言葉が出なく涙だけがとめどなく溢れてきました。




113名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:27:59.10 ID:Gjuhkn7w0

読んでる




114名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:33:03.62 ID:7yKr5nIG0

サヤカと最期に会ったときは普通だったのに急にこの世から去ってしまいました。

身内だけの葬儀が終わり、俺はサヤカのおかあさんに呼び出されました。

「ゆうすけくん。ひさしぶりね。娘がいつも迷惑かけちゃって申し訳なかったわね」

「いえ…」

「サヤカの部屋を整理してたらね、あなた宛の手紙が出てきたの。もしよかったら読んであげてちょうだい」

「は、はぁ」

「サヤカね、あなたが幼なじみで本当によかったと思ってたはずよ。私からもお礼を言うわ。ありがとう」

「こちらこそ、、ありがとうございます」




115名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:43:44.98 ID:7yKr5nIG0

ゆうすけへ
こんな手紙を書くのは本当は嫌なんだけどゆうすけには知ってて欲しいから書くね。

(続きには東京での出来事が書かれていた。)

私ね、東京から帰ってきた時本当は自分で死んじゃおうと思ってたの。
けどゆうすけに会って感情爆発させてwwそして抱き締められた時、もう少し生きてみようかなって思ったの。ゆうすけと生きてみたいって思った。

でもね、最近自分はそんなに長くないんじゃないかなぁって思ってるんだ。
だからもし私になんかあったときのためにこの手紙を書いとくことにしたの。
だから、、いつもは言えないけど…迷惑ばかりかけてごめんね。大好きだよ。ありがとう。

サヤカより




116名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:52:04.72 ID:7yKr5nIG0

そしてすこしはしっこが折れ曲がった一枚の写真が出てきた。

あのとき無理矢理とった写真だ。

不機嫌そうなサヤカとはちきれんばかりの笑顔の俺。

それを見て涙が止まらなくなってしまった。

なんで好きと言えなかったんだろう。どうして行くなと言えなかったんだろう。

後悔の嵐だった。

サヤカと写っている唯一の写真。

俺は自分の部屋に飾ることにした。

写真に写っている不機嫌そうな君はもう俺のところに帰ってこないけど、もう一度会えたら俺も大好きだったと伝えたい。




117名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:56:32.22 ID:7yKr5nIG0

数年後

俺は社会人になってから出会った女性と結婚して子供も授かった。

だけど春が来るたびサヤカのことを思い出す。

そして君の「うっとおしい」を聞きたくなる。

おわり




118名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:58:05.12 ID:Gjuhkn7w0

おつ




119名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 22:59:25.57 ID:geWd5T6F0

おつかれ

胸が苦しいな‥




120名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 23:00:09.00 ID:7yKr5nIG0

ありがとうございました。
賛否両論あるかと思いますが、自分的には書けてよかったです。
はじめてこういうのを書いたのでなかなか下手くそでしたが当時を思い出して書けていろいろな感情が沸き上がりました。
読んでくださった方々、支援してくださった方々ほんとうにありがとうございました。

「美貌とは災いである」(O・ワイルド)

実話にしては、書き手のいない場所での描写が多いが、創作だったとしたらなかなかの出来であるし、現実にも良くある話だと思う。いわば、美少女に生まれることの不幸のサンプルだ。


(以下引用)



46名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:39:56.78 ID:7yKr5nIG0

これは10年ほど前のお話。
全然ハッピーエンドじゃないので悲しいお話が嫌いな人はスルー推奨です。
大筋は実話ですが、会話に関しては私自身が体験したことじゃないことも多いのでその部分は創作になります。

登場人物
俺(ゆうすけ)
フツメン
背高い
サヤカのことを小学校の頃から好きだがなかなか言い出せずにいる。

サヤカ
アイドル事務所にスカウトされるほどの美少女
時期はモー娘、アクターズなどの全盛期
背ちっこい 多分Cかっぷぐらい




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47名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:41:03.98 ID:7yKr5nIG0

俺とサヤカの地元はお世辞にも都会とは言えない海沿いの小さな町だった。
話は小学校6年生のころまで遡る。

サヤカは当時から相当な美少女で同学年の男子からもモテモテだった。
俺が記憶しているだけで5人から告白されるほどだ。
だがサヤカは全て断っていた。
俺はというと、俺もサヤカが好きだったが告白することで毎日一緒に帰る間柄が壊れてしまうのが怖くて言い出せなかった。

しかし女子には異常なくらい嫌われていた。
まぁありがちな話だと思う。
可愛い女の子への嫉妬心ってやつだ。




48名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:41:57.80 ID:7yKr5nIG0

だからサヤカには女友達がほとんどと言っていいぐらいいなかった。

だから俺といつも一緒だった。
家が近いというのもあったが、昔から町内会の行事なんかも全部一緒だったし、毎日一緒に通学、遊ぶ時は大体二人で遊んでいた。

サヤカの家はお父さんが早くに亡くなって、お母さんと二人で暮らしていたんだけど2年前ぐらいにお母さんは5個ぐらい下の男の人と再婚したって聞いた。




49名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:42:54.80 ID:7yKr5nIG0

あとあと知ったのだが、サヤカは義理のお父さんに虐待を受けていたらしい。
サヤカの義理のお父さんはタクシーの運転手で平日の昼間家にいることもあった。
ある時期からサヤカは頻繁に帰り道に寄り道しようって言ってきた。
俺はあんまり遅く帰るとかーちゃんに怒られるので気乗りはしなかったがサヤカがへそを曲げると面倒なことを知っていたので渋々つきあっていた。




50名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:43:41.44 ID:7yKr5nIG0

「ねぇ。今日ゆうすけの家に泊まりたい」

「はぁ?そんなの無理に決まってっぺ!テツヤたちに女子を家に泊めたなんて知られたらなんて言われっかわかんねーし。何よりかーちゃんがダメっていうべ」

「………もういいっ」

そういうとサヤカは走って行ってしまった

「あ、おいっ!…ったく」

ただ事じゃなさそうだなって思った。
家に帰ってかーちゃんにサヤカを泊めてもいいか聞いて見ることにした。




51名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:45:30.82 ID:7yKr5nIG0

「かーちゃん。サヤカがうちに泊まりたいっていってんだけどダメだよな。」

「あらぁ久しぶりにいいんじゃないの?」

「だよな、聞いて見ただk……っていいんかい!!」

「だって私さやかちゃんみたいな娘欲しかったものぉ。さやかちゃんの親御さんがいいってんならうちは大歓迎よ」

なんとも奔放な親だ。
とりあえず許可がおりたのでサヤカを迎えにいってやることにした。




52名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:46:37.33 ID:7yKr5nIG0

ピンポーン

「はい」

お父さんだ。

「あ、ゆうすけっていいますけどサヤカちゃんいますか?」

「ちょっと待ってね……」

しばらくするとサヤカは左の頬あたりを赤くして出てきた。

「おう。どうした?そのほっぺ」

「別に。転んだだけ。どうしたの?」

「あ?あぁ。なんかかーちゃんが泊まりにきてもいいってよ」

「本当にっ!?」

すっげー嬉しそうだった。

「おじ……お父さんに言ってくる!!」

そういうと家の中に戻って行った。

10分後。

サヤカは涙目になりながら出てきた。

「いこっ」

「え?大丈夫だったの?」

「いいの!急いで!!」

俺の手をとって早足で俺の家まで向かった。




53名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:46:53.33 ID:jXaoOXIwi

異性の幼なじみでこんなに仲良いのはすごくあこがれる




54名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:48:02.31 ID:7yKr5nIG0

俺の手をとって早足で俺の家まで向かった。

家につくと早速かーちゃんが出迎えた。

「あらぁサヤカちゃん久しぶりだごとぉ!また一段と可愛くなったんじゃない?」

「おばさんお久しぶりです。今日は突然すみません。」

「なぁんもいいのよぉ。自分の家だと思ってくつろいで行ってね」

「はい!ありがとうございます」

出来た子だったなぁと今思い出しても思う。

その晩はかーちゃんがサヤカにベッタリで俺は全然話せなかったので一人でスーファミでドラクエ5のレベルあげをしていた。

「じゃあサヤカちゃん空いてる部屋に布団敷いてあげっからね」

あ、俺の部屋じゃないんだ。
まぁ当たり前かww

「あ、ありがとうございます」

そしてみんなが寝静まった頃

コンコン

俺の部屋のドアがノックされた

to be contenued




55名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:49:54.94 ID:7yKr5nIG0

ガチャ

「ゆーすけ起きてる…?」

「んあ…なに?」
なに?じゃねーよ当時の俺

「なんか寂しくなっちゃったから遊びに来て見たw」

「なんか漫画かしてやろうか?ラッキーマンとかおもせーぞ」

「いやw漫画はいいかな」

「…そう?」

「今日はありがとね。私あんまり家にいたくないんだ。」

「………そうなの?」

「うん。新しいお父さんね。なんか気に入らないことあるとすぐ暴力振るってくるの。」

そういって俺にお腹のあたりを捲って見せてきた。

「うわ、アザ…」

「毎日怖くてさ、、今日お母さんが会社の旅行で夜いないから本当に家にいたくなかったんだ。」

「そっか。早く言えばいいのに…。俺が明日サヤカのとーちゃんにヤメろって言ってやっから!」

「いや、いいよ。お母さんに心配かけたくないし…。」

「でも…」

「私がちょっと我慢すればいいだけだから」




56名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:51:30.41 ID:7yKr5nIG0

この時サヤカのことを助けてあげれていたら後々の運命は変わっていたのかもしれない。

「ねぇ。ちゅうしたことある?」

「ば、ばか!あるわけねーべ!!」

「してみよっか?」

「」

「なーんて冗談ww初めては好きな人とって決めてるもんねーだっ」

「お前からかうなよー!!」

「きゃー!あはは!」

ドタバタしてたらかーちゃんが起きたらしくこっぴどく叱られた。

仲が良いまま俺たちは小学校を卒業した。

小学校編終わり




57名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:55:22.15 ID:7yKr5nIG0

次回は中学校偏書きます。
暇だったら見てやってください。




58名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 00:55:49.35 ID:9UX4DmsH0

見てるから、はよ




60名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:00:38.74 ID:p13VswH9O

何の病気で亡くなったの?




61名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:06:16.68 ID:7yKr5nIG0

書き溜め中です。

>>60
HIVって奴ですね。
最後は肺炎でしたが




62名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:31:27.96 ID:nLru8ROD0

亡くなった奴の辛い思い出を晒すのはやめてやれ




63名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:36:04.98 ID:7yKr5nIG0

>>62
やめた方がいいでしょうか?
なんかやめた方がいい気がしてきました。
聞いてもらうことによって10年たった今でも彼女という人間がいたってことを知ってもらえるんじゃないかと思ったんですが、、これはもしかしたら余計なお世話なのかもしれないですね…




64名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:42:50.76 ID:kVlv4e7d0

>>63
自分の気持ちを整理したいというのもあるんじゃないか?
それは一つの考え方だし尊重するよ。




65名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:50:01.83 ID:kVlv4e7d0

これまでにも、気持ちを整理するために亡くした恋人のことを書いた人は何人かいる。
どうするかは自分で決めてくれ。




66名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 01:51:46.92 ID:brza6fvA0

自分の気持ちの整理のために、
であれは書いても構わないとおれは思う




67名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:01:10.77 ID:7yKr5nIG0

んー。
書きたいと思って書いていたので書いてみたいと思います。
決して彼女の死を冒涜する意味ではありません。
もし気分を害される方がいたら申し訳ありません。
その場合はそっとスレを閉じていただければ幸いです。

まもなく中学校編おとします。




68名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:21:27.48 ID:7yKr5nIG0

中学校にあがるとサヤカはより一段と可愛くなっていた。

なんか中学生になると一緒にいることが恥ずかしいってのもあったが、先輩たちに目をつけられそうでサヤカと距離をおくようになっていた。

サヤカはやはり先輩たちにも人気で、よく不良っぽい先輩にちょっかい出されていた。

サヤカは一人でいることが多かったので半ば無理やり連れ去られていたが、俺は厨房なりたてで怖くてなにも出来なかった。




69名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:24:19.85 ID:7yKr5nIG0

「ヒャッハー!サヤカちゃん遊ぼうよぉぉぉぉぉ!!」

「え、と。。困ります。」

「いいからいいから楽しいことして遊ぼうぜぇぇぇぇぇ」

「おい、オメーラ!」

!?

現れたのはうちの中学校の番長のリュウジさん。
ここらへんの中学校で彼に逆らうものはいない。

「よってたかって下級生にすっかけてんじゃねぇよ」

「すませんっす………ウッ」

サヤカに絡んでた不良たち一人一人にボディブローかましていた。

「あーえっとサヤカちゃんだっけ?わりーな。こいつらにちゃんと言っとくから、次こういうことされたら俺にいえよ。」

「は、はい。ありがとございます」

サヤカ!目がハートになってる!!!

遠巻きで見守る俺。
…マジでチキン

サヤカは中学校に入るとクラシックバレエを始めた。
どうやらかなり素質があったらしく学校そっちのけで練習に励むようになっていった




70名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:27:20.86 ID:7yKr5nIG0

サヤカは中学校に入るとクラシックバレエを始めた。
どうやらかなり素質があったらしく学校そっちのけで練習に励むようになっていった。

一回見にきてって言われたけど行かなかったな。

サヤカは学校にまったく来なくなった。

バレエをしていない時はリュウジさんたちと遊んでいるようだった。
直接は聞かなかったけど付き合っていたらしい。

可愛い女の子に限っておっかない先輩の女になってたりすんだよなぁ。
ほんとありがち。

ある日。
学校でリュウジさんが荒れに荒れていた。

「あの野郎!!マジでぶっ頃す!!!」

学校の備品や壁を蹴りまくっては壊す壊すww
学校にいる人全員が怯えまくっていた。

どうやらリュウジさんの彼女であるサヤカがリュウジさんの一個上の先輩にレ●プされたのだと言う。
しかもそれが初めてはだったということでリュウジさんも我を忘れるくらい怒り狂っていた。

その抗争の部分は俺はチキンだったためよくわからないが、リュウジさんは顔面がわからないぐらい殴られたうえ、停学。
相手も相当ボッコボコにされたという噂だ。

俺はなんか蚊帳の外キャラになってるけど、内心はかなり怒りを覚えていた。

全く学校に来ないサヤカが心配だったということもあり、俺はサヤカの家に行ってみることにした




71名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:28:49.72 ID:7yKr5nIG0

ピンポーン

「はい」

サヤカの声だ

「おう、俺。ゆーすけ」

「…なに?突然?」

「いや、たまには学校にこねーのかなぁと思ってさ」

「………あんたに関係ないでしょ」

「まぁ……でも俺もお前いないとなんだかんだ寂しいからさ」

「会いたくない」

「そっか。まぁまた来るわ」

そういって振り返り帰ろうとするとそこにはリュウジさんが。

あ、俺おわた。ぜってーぶん殴られる。。。

ずんずんとこっちへ近寄ってくるリュウジさん




72名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:29:38.35 ID:7yKr5nIG0

「おい!」

「は、はひぃ!」

「お前なんなんだよ!?」

「え、えーとですね、、あのぉ小学校からサヤカさんとお友達をさせていただいておりまして」

「…………そっか。心配して来てくれたんか」

「まぁそのような感じです、はい。」

「俺もさぁ、サヤカには出てきて欲しいんだけど全然出てきてくれねーんだ…」

普段大きく見えるリュウジさんがなんだか小さく見えた。

「そのうち必ず出てきますよ。リュウジさんもサヤカのこと支えてやってくださいね」

「ば、バカヤロウ!当たり前だ!おめーもダチなんだからたまには気にかけてやってくれよ。」

「はい。もちろんです」




73名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:30:35.99 ID:7yKr5nIG0

結局中学校一年の頃にサヤカが学校に出てくることはなかった。
リュウジさんともいつのまにか終わっていたようである。

俺はというと週1くらいはサヤカにプリントを届けるっていう名目で会いに行っていた。
まぁ行っても五回に一回ぐらいしか会ってもらえなかったがw

結局サヤカがいないまま中学時代は終わってしまった。
俺は普通に高校受験をして普通に高校に進学することになった。

この頃になるとサヤカは綺麗に着飾って少し離れた繁華街へと足を運ぶようになっていた。
一時期の完全シャットアウトではなく、会えば普通に話すような関係性になれた。
ただ口癖がウザい!マジでうっとおしいんだけど!になっていた。

そんなにうっとおしかったか俺?




74名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 02:31:21.68 ID:7yKr5nIG0

高校受験が終わった頃、珍しくサヤカから連絡がきた

「おう、珍しいな」

「たまにはね。そういえば高校受かったらしいね。おめでと」

「あーありがと」

「私さぁ……」

「ん?なになに?」

「やっぱなんでもない。」

「おいwwここまできてそれねーべ!」

「むぅ…。私芸能事務所からスカウトされた。」

「えええええええ!まじ!?すげえじゃん!!!なに?モー娘?」

「違うよwwなんかご当地アイドルっていうのかな?そんな感じ」

「それでもすげーよ。で?やるの?」

「ゆうすけはどう思う?」

本当はアイドルなんかなったらサヤカがもっと遠くに行ってしまうような気がしていたからやって欲しくなかった。

「いいじゃん!サヤカが有名になったら俺もうれしーぞ」

「そっかぁ。うーん。じゃあやってみよっかな。」

こうして俺は普通の高校生に、サヤカはアイドルに。
あの時止めていたらって今でも思う。

明日につづく




78名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 08:31:33.38 ID:7yKr5nIG0

サヤカは芸能事務所に来ていた。
この芸能事務所は俺たちが住む町から電車で40分ほど走った少し大きな街にあった。

サヤカの他に16歳の女の子が二人と17歳の女の子が一人集められていた。

サヤカと同じようにスカウトされた女の子達である。

この日はこれからの活動に関して説明などをされた。


「ふぅ、、思った以上に大変かも…」

「サヤカちゃんだよね?」

話しかけてきたのは東京でも苦楽を共にすることになるアヤだった。

「あっ、うん。」

「サヤカちゃん本当に可愛いよねぇ」

「いやいや、そんなことないよ。」

「私はアヤっていうの。よろしくね」




79名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 08:32:36.26 ID:7yKr5nIG0

アヤはグループのリーダーであり、同時に一番人気のあるメンバーだった。

「色々大変だけどお互いがんばろっ」

「う、うん」


一方……
俺は高校の入学式に参加していた。
まぁ特に面白いことはないんだが、
普通の高校生で
普通に勉強して
普通に部活して
普通に遊んでいた。

もうありきたりすぎる高校生活だった。

体育祭だかの打ち上げの時




80名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 08:34:10.96 ID:7yKr5nIG0

「うぇーいwwwww」

「おつかれぇーいwwwww」

カラオケでみんなで盛り上がろうなんつって男女20人ぐらいで集まった。

「好きな人発表会ー!!wwwww」

「うぇーいwwwww」

「えーwwwwちょっとwwwwやだーwwww」

なんだかワーワーキャーキャー盛り上がってる皆を見ていたらサヤカのことを考えてしまっていた。

サヤカはこういう大人数の集まりってしたことないだろうなって。
サヤカもこういう輪にはいるような普通の女の子になればよかったのにって思った。

「次ゆうすけーwwwww」

「…………」

「おいwww」

「ん!あぁごめん!好きな人はー飯田香織でーす。」

「なんでジョンソンwwww」


高校生ってノンアルコールなのになんであそこまでテンションを高められるのか、、

まぁ俺の話はいいや。




81名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 08:35:32.26 ID:7yKr5nIG0

この日、なんとなくサヤカに会いたいって思った。

帰り道電話してみることにした

プルルルル

「はーい」

「よっ!どうだ最近」

「毎日疲れるよー。まだお客さんの前に出たりはしないんだけどね。」

「そっかぁ。」

「でも最近楽しくなっときたからがんばってみよっかな。」

「ゆうすけはどうなの?」

「んー?うぇーいwwww好きな人発表会wwwwとかやってきた」

「は?wwなにそれwww」

「なんかそういう遊びなんだろうね」

「なんか楽しそうwwで?ゆうすけも発表したの?」

「したよ。」

「えっ。ゆうすけ好きな人いたんだ?だれだれー?」

ここでお前だよって言えばなにかかわったのかな?

「…飯田香織」

「なんでジョンソンwwww」

サヤカと話してるとやっぱり楽しかった。こんな日が沢山続けばよかったのに。




83名も無き被検体774号+2013/04/09(火) 10:35:11.38 ID:LQzLlWIV0

切ないわ…


夫婦の貞操義務の法的根拠

性的倫理に関係する思考素として「不貞」の法的問題について引用しておく。

(以下引用)



夫婦の貞操義務違反って何?法律で定められているの?

[投稿日] 2017年05月19日 [最終更新日] 2018年01月19日
夫婦の貞操義務違反って何?法律で定められているの?

夫婦の貞操義務違反は、法律上“不貞行為”と“不貞行為以外の行為”とに分けられます。

“不貞行為”とは、「自由な意思に基づいて、配偶者(内縁関係も含む)以外の異性と性交渉を行うこと」をいいます。
あくまで「異性と」「性交渉を行う」ことであるため、次の行為は不貞行為に該当しません。
・同性との性交渉
・性交渉に至らない性的関係

これに対し、“不貞行為以外の行為”とは、次のことを指します。
・配偶者以外の同性との性交渉
・配偶者以外の同性との性交渉に至らない性的関係
・配偶者以外の異性との性交渉に至らない性的関係

夫婦の貞操義務については、法律上の具体的な明文があるわけではありません。しかし日本が一夫一婦制を採用していることから、婚姻した夫婦(内縁関係も含む)において法律上当然に認められる義務とされています。

貞操義務違反は法的にはどんなペナルティがある?

上記のとおり夫婦の貞操義務については法律上明文化されていません。しかし、貞操義務に違反した場合、2つの法的なペナルティがあります。
(1)離婚原因になる
(2)慰謝料請求を受ける

どういうことか、詳しく見ていきましょう。

離婚原因になる

婚姻は両性の合意のみに基づくことから、離婚もまた両性の合意に基づいてなされるのが原則です。
ただし、婚姻関係が回復困難な程度にまで完全に壊れてしまった場合(これを「婚姻関係の破綻(はたん)」と呼びます)にまで婚姻関係を維持しても無意味です。そのため民法770条1項は、婚姻関係が破綻したといえる場合を5つ定め、夫婦の一方が離婚に反対したとしても、これらに該当する場合には裁判所の命令で離婚することができるものとしました。

“不貞行為”は民法770条1項1号で離婚原因とされています。
“不貞行為以外の行為”は民法770条1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」に当たります。しかしとても広くて曖昧な表現を用いているので、どの程度の性的関係があれば離婚原因になるのかについては、個々の裁判所が判決で決めることになります。

慰謝料請求を受ける

夫婦の貞操義務違反は、配偶者の一方と第三者とが共同して行うのが通常です。(※例外として、夫が無関係の女性を強姦した場合など、配偶者の一方が単独で行う貞操義務違反の行為も存在します。)

浮気された側は、貞操義務違反を理由として、浮気をした側に対し、慰謝料の支払いを求めることができます。
また、浮気された側は、第三者つまり浮気相手に対しても、「婚姻共同生活の平和の維持という権利又は法的保護に値する利益を侵害する行為」(最高裁判所平成8年3月26日判決)をしたことを理由として、慰謝料の支払いを求めることができます。

ただし、欧米諸国の多くの裁判所は、浮気相手に対する慰謝料請求は認めていません。性に関する問題をおおやけの法廷で争うことはふさわしくないと考えられているからです。
日本でも、上記の最高裁判所平成8年3月26日判決は、婚姻関係が破綻した後に開始された不貞行為を理由として第三者に対してなされた慰謝料請求を認めませんでした。これもまた、第三者に対する慰謝料請求を認めないという世界の趨勢に配慮したものといえるでしょう。

セックスレスのせいで浮気をした場合

では、夫婦がセックスレスであった場合はどうなるでしょうか?
妻とセックスレスであったことから、夫が第三者の女性と浮気をしたケースを例に考えてみましょう。

上記の最高裁判所平成8年3月26日判決により、婚姻関係が破綻した後に不貞行為をしても不法行為とは評価されません。そのため、浮気を開始する前に婚姻関係が既に破綻していたかどうかが争点となります。

セックスレスが性交不能(性交をしたくてもできない)を原因とするときは、「婚姻を継続し難い重大な事由」にあたるとして離婚を認めるのが裁判所の立場です(最高裁判所昭和37年2月6日判決)。

これに対し、性交不能ではなく、性交拒否(性交をしようと思えばできるのに応じない)によるセックスレスのときは、最高裁判所の判決は見当たりませんでしたが、多くの裁判所では離婚原因にあたるとしています。
妻が正当な理由がないのに一方的に性交を拒否し、婚姻関係が破綻したと評価できる期間まで継続した場合には、浮気は不法行為ではないといえるでしょう。

なお、セックスレスの期間がどの程度に達すれば婚姻関係が破綻したといえるかについては、まさにケースバイケースです。個々の裁判所が、当該事案の事情に基づいて、最終的には判決で決めるべき事項となります。

女性と性的倫理

女性には性的倫理は無い、というのが私の説だが、なぜかと言うと、女性というのは子供を産むのが動物的な本来の本能であり、従って、そこには倫理が働く余地はない。子供を産むというのは性交をするということであり、性交することが雌としての「動物的使命」なのだ。性的倫理というのは、そのような女性を統御するために男性社会が数千年かけてつくった「虚構の体系」なのである。だが、もちろん、虚構だから意味が無い、ということにはならない。文明社会の維持のためには倫理という虚構が絶対的に必要なのである。
下の記事で言うなら、「バレないならば、誰とでもセックスをする」という女性の隠された顔が表に出てきた事例だろう。男と密室で酒を飲んだ時点で、これは合意のセックスであり、未婚女性も既婚女性も、雌としての行動においては変わりがない。つまり、そこには倫理は存在しない。
なお、トルストイの「クロイツェル・ソナタ」の中でも、女性の倫理に関して上記の意見に似た思想を語る百姓親父が出てきて、「(倫理を守らせるのに)女に必要なのは鞭でさあ」と言うのだが、この意見も正しいと私は考えている。もちろん、日常生活においては「世間体」という縛りが女性に倫理を守らせている。
封建社会(と言うより武家社会)の厳しい女性の性的倫理になぜ女性が従っていたか、というのは単純に言って、そこにも実は女性にとってのメリットがあったからだと思うが、もうひとつの理由は、「そこにある物事の本質的意味を哲学的に考察することを女性はやらない」という、日常性の惰性のためだろう。「そう決まっているから従っておけばいい」というわけだ。


(以下引用)




usa04a1

今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 153度目
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1498792917/

377: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 12:54:20.97 ID:8NggyhD0
発端は新人の子が会社のビルの管理人にセクハラされたという申告。
セクハラと言っても、酔った勢いで避妊ナシの性交に及んだという重い事案。
管理人は全部認めて新人の子に謝罪、辞めると。そこまではいいのだが、今までの余罪を全部喋ってしまって大騒ぎになった。





管理人は30年くらい前から、仕事や台風や豪雨で帰れなくなった女性を誘って管理人室で一緒に飲む、ということをしていたらしい。
もちろん目的は性交。酔わせてヤル、という単純な方法だが、2年に1回は成功したとか。
でも数でいうと累計16人。相手の名前や年齢、性交の内容までノートにしっかり記録していた。
極秘扱いだったそのノートがなぜか流出。
管理人と関係を持ったとされる女性の中には、現役の社員、社員の妻や彼女もおり、退職者が続出。

378: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 12:59:57.31 ID:BSzuEK1W
ちょっとビルの管理人の募集ないか職安行ってくる

380: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 13:25:58.40 ID:ByItP2X8
おまわりさんこいつを見張っててください

381: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 13:29:09.58 ID:tRfS9jtt
それ元管理人は退職どころか逮捕だよね本気で

382: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 13:51:46.84 ID:2mtJ1D7v
強●傷害と言わずセクハラと言っちゃう所がなんともはや

383: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 13:55:59.82 ID:pgvmVCbx
けっこうなジジイだよね。

384: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 14:08:40.72 ID:/NBNlUt7
管理人室で酒を誘って→やる、って合意ではないの?
なんか俺、勘違いしてる?

385: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 14:19:08.93 ID:qCYU1uso
>>384
酒飲む=ヤッてもいいよ、じゃねーよ
お前やばいな

387: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 14:57:34.68 ID:xavZH0Sc
酔わせて正常な判断力がなくなってる女とヤるのはグレー?
それとも準強●?

388: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 15:18:34.10 ID:NdrjuonP
>>387
準強●

390: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 16:06:36.67 ID:VXhKNKll
>>388
>>387じゃないが、以前付き合う前にホテル街近くで飲んでて誘ったら
「えぇ~どうしようかな?」とか言いながら着いてきて
後日、なし崩しに付き合うようになったんだけど
1年くらいして聞いてみたら覚えてないけど誘われるのを待ってたと言われたけど


酔った勢いで、ホイホイ着いてきて翌日犯罪者扱いとかもあり得るのか…
別の子に覚えてないと言われて、風呂上がりに全裸で笑いながら
ポーズをとってる写真を何枚か見せたら
謝られたけど写真なかったら被害者面されてたのかも…
相手が言うままにその場で消したが、後日訴えられたら証拠なくなってたんだよな。

392: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 16:33:19.79 ID:uLLEwEcU
>>390
気持ち悪い

393: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 16:50:02.16 ID:sQCK5pHt
>>390
あなたは男だと思うけど、

女性が酔っ払ってついてきても後日
「そんなつもりじゃなかった」という方が多いよ、
気をつけなよ。

397: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 18:53:37.66 ID:VXhKNKll
>>393
現行法だと被害者=女、加害者=男で逆はないから
性別を書かなくても解ると思ったんだけど…

>女性が酔っ払ってついてきても後日
>「そんなつもりじゃなかった」という方が多いよ、


言動と異なる真意を忖度する必要があると…
…難しすぎて無理。

男が誘ってホテルに行って
女が風呂上がりにタオル1枚で出てきて
男が適当におだてたら、女はポーズをとりだして
男が更におだてたら、女が写真を撮れと言い出して
男がもっとおだてたら女から誘ってきても
後日女が「そんなつもりじゃなかった」と言えば
真意を忖度しなかった男が悪いと?
当たり屋じゃないですか…

法改正で男も「そんなつもりじゃなかった」を主張できる様になるが
そうなると法廷がカオスになりそう。

394: 377@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 17:42:48.61 ID:8NggyhD0
随分前の話だよ。スーフリ事件より前。
今とは意識が違う。2人きりで飲む方が悪い的な感じだった。
押しの強いオヤジだったからみんな押し切られたっぽい。
一応調べられて、みんな無理矢理じゃなかった、同意があった、ということになった。
管理人は管理人辞めたけど、ビルのオーナーだったから意味があったのかわからない。
相手は19歳の未成年から25歳の人妻まで。
全て避妊ナシ。

395: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 17:46:57.71 ID:nEA0SBVM
管理人がビルのオーナーww

辞めるとか辞めないとか意味ねー

398: 377@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 21:45:05.17 ID:6cDcLqiD
女性達から事情を聞いた女性から聞いたが、みんな「酔っておかしくなっていた」と言って、自分が悪いと後悔してた。
避妊具をつけていなかったが妊娠や病気はなかった。
でもその中の数人は疑いのある時期に子供を産んでいた。ちょっと怖い。

401: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/13(木) 23:50:24.33 ID:dL822DbG
お酒入ってたら正常な判断が出来ないことくらい分からないなんて、どんだけ頭悪いんだ

405: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/14(金) 07:13:15.46 ID:DnHT2ZSf
>>401
そんな馬鹿みたいにお酒に飲まれたことないから分からないわぁ

409: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/14(金) 19:44:05.49 ID:nfU+8gbO
管理人ノートの詳細

410: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/07/14(金) 19:44:50.18 ID:nfU+8gbO
き ぼ ん ぬ ー