西洋人は刺青（日本人にとっては「入れ墨」、つまり犯罪者の印だが）に対する抵抗感がほとんど無いが、それは文化の相違であって、どちらが正しいというものではない。日本に住んで生活する上では刺青は差別対象になるのも文化的伝統である。
実際、ヤクザの刺青は庶民を威嚇する意図がはっきりとあるわけで、素人がその真似をしたら、ヤクザと同じ扱いを受けて当然だ。
刺青を美しいと思う人間がいてもいいが、醜い、不潔感がある、と思う人間がいてもいいはずである。審美観は他人や社会が強制するようなものではない。
女性のヌードと同じことで、体重１５０キロの中年女性や老婆のヌードは、人目にさらすこと自体が社会の迷惑だろう。男のふんどし姿だって、だいたいは気持ち悪い。

性風俗というのは倫理の重要項目である、と言うより、私が倫理というものを考察し始めたきっかけは、女性には性的倫理はあるのか、という問題だったので、下のような調査結果は興味深い。
漠然とした結論だが、一般人がどのような性的行動を取るかどうかは社会風潮による、と言えるのではないか。バブルの頃は社会風潮が浮かれていたから性的行動も放恣なものだったのだろう。現在のように生活が困窮してくると、人は現実的な行動を取るようになり、危険を避けることになる。性的交渉による生活破壊というものを推測できるくらいの常識を若者が持つようになったのが、下のグラフには表れていると思う。今の若者のほうがやや賢いということだ。

【画像】今時の女子大生はヤリまくり → 真実がこちらです･･･

まあ、「暇つぶし」の定義からしなければ議論にはならないのだが、この中学生の言っているのは、「有害無益な行動」ということかと思う。
ゲームをやることを無益な行動だと言えば、世の中のレジャーや趣味はすべて否定されることになるだろう。では、ゲームに「課金すること」を馬鹿馬鹿しいと言っているのだろうか。それでも、趣味やレジャーにカネをかけることが馬鹿馬鹿しいと言っているのと同じである。あるいは、ゲームという、「所詮他人の作った架空の世界」で作成者の手の平の上で転がされるのはバカバカしい、ということだろうか。私自身、テレビゲームを自分でやる以前はそう思っていたから、そういう気持ちなら理解できる。しかし、それでも、そういう考えは、小説や演劇や詩や映画などのすべてを否定することになる。
まあ、善意に解釈して、「世の中にはゲームをすることより、自分にとっても周囲の人にとっても社会全体にとっても有益なことはたくさんあるのだから、ゲームをやって時間つぶしをするのは人生の無駄遣いであり時間とカネの無駄遣いだ」ということなら、分からないでもない。中学生がそこまで「人生の損得計算」をしているのが可愛くないだけであるwww　こういう人間がどのような人生を送るのか、少し興味がある。間違っても、官僚や政治家や経営者や教育者にはなってほしくないが。

天才中学生「ゲームに課金とかありえない、所詮暇つぶしでしょ？w」

要するに、多少の道徳的過ちは許容するような社会であるべきだ、という主張（言っておくが、乙武の場合は過ちではなく、一般的用法での「確信犯」であり、何一つ自分が悪いとは思っていないはずだ。下の言葉自体がそれを示している。）なのだろうが、自分の「社会的強者」の立場を利用して不倫やモラハラ、ある種のパワハラをしてきた人間がこういう主張をしても説得力は無い。たとえば、極端に言えば、人殺しをした人間が「社会は犯罪に厳しすぎる。殺人は自宅謹慎3日程度の罰でいい」と言えばどう思われるか、ということだ。
なお、今の社会は清廉潔白な社会でもないし、綺麗事で窒息しているわけでもない。むしろ犯罪（特に上級国民の犯罪）に寛容すぎて道徳的に滅びかかっている。

乙武さん、正論 「清廉潔白な社会、万歳。綺麗事で窒息しろ」

「校長の逸話」というから、いろいろな校長の糞逸話（だいたいは糞校長だろうし）が読めるかと思ってスレッドを開いたら、あの有名校長の画像が目に飛び込んできた。逸話もこの豪傑校長の逸話だけのようだ。ネットでは校長と言えば固有名詞なのかwww
しかし、正直なところ、この校長は善行と悪行、どちらをやったと言えるのか。買春で誰かに迷惑をかけたわけではないし、善行はたくさんやっているようだ。買春自体、貧しい娘たちへの援助になったわけであり、まさに「一人ODA」である。

2018年08月07日

校長の逸話で打線組んだ