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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

肝機能と喘息(1)

肝機能を元に戻すためには、実は プロテインなどのタンパク質の摂取はアミノ酸の供給に繋がり、肝機能回復にはプロテインは必需品。
アミノ酸の中でもアルギニンは非常に重要。
このアルギニンを得るために、プロテインを摂取しているのかな?と思うぐらいアルギニンの存在は大きいのです。
アルギニンを多く含む食品
食品 100g当たりのアルギニン量(g)
ゼラチン 7.9
湯葉(干し) 4.4
かつお節(加工品) 4.3
凍り豆腐 4.1
らっかせい(乾) 3.2
きな粉(脱皮大豆) 2.8
大豆(乾) 2.7
ごま(乾) 2.7
しらす干し(半乾燥品) 2.4
くるみ(炒り) 2.2
くるまえび(養殖・生) 2.0
すじこ 1.8
毛がに(生) 1.6
若鶏肉(むね・皮なし・生) 1.5
豚肉(ロース・赤身・生) 1.5
アルギニンの役目は、毛細血管の拡張! 
毛細血管(平滑筋)を弛緩させてくれるのがアルギニンなのです。
アルギニンのおかげで血管が拡張しやすくなり、血管の末端まで酸素が届けられるようになります。
アルギニンは体内で一酸化窒素を作り出します。一酸化窒素は血管を拡張させるため、冷え症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など生活習慣病の予防効果が期待されているアミノ酸です。
また、アルギニンは 毛細血管と同じ平滑筋でできている気管支の拡張、弛緩にも重要な役目を担っております。
つまり、喘息で気管支が痙攣しやすい理由は、アルギニン不足でもあります。
ここが、喘息患者が肝臓疲労と関係する所以となります!
アミノ酸やプロテインの摂取はアルギニン不足を解消し、肝機能を改善し気管支の痙攣抑制に繋がります。
肝臓疲労を起こすと、アルギニン不足を起こし
気管支は痙攣しやすくなります。
 
また、気管支の痙攣、、つまり気管支の閉塞を起こす理由の一つに
マグネシウム不足もあります!
マグネシウムは、細胞でのカルシウムの出入りを調整する大事なミネラル。
最重要ミネラルが鉄分、カルシウムとともにマグネシウムとも言われます。
マグネシウムが不足すると、細胞内にカルシウムが溜まり、硬くなります。
筋肉であれば、痙攣を起こします。
マグネシウムが不足している方の特徴が
足の痙攣!
よく足がつる!という方の多くがマグネシウム不足です。
マグネシウムは、塩分での摂取が吸収率が高いので、、良質の塩、マグネシウムの含有量の高い塩を小さいスプーン1杯を水に溶かして飲むこと。 
足の痙攣が起こらなくなるまで、良質の塩を毎日摂るようにすべきです。
マグネシウム不足で、筋肉の痙攣を起こす。  
つまり、気管支の痙攣も引き起こしやすくなります。
マグネシウム含有量の高い塩の摂取だけで、喘息発作がなくなった患者さんもおられます。
とても、喜ばれました♬ (*^_^*)
喘息患者さんは、主に アルギニン不足、マグネシウム不足です。
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肝機能と喘息(2)

肝臓や副腎を回復させる手立てはわかりました。
それをさらに効果的に肝臓機能、副腎機能を高める方法があります。
それが、温熱療法!

(中略)
喘息について、最後に大事なアドバイスがあります。
それが舌磨き!
舌の表面には、多くの菌が存在します。
肺炎菌、カンジダ菌、心内膜炎菌、歯周病菌など!
喘息の方は、舌を磨いたことがない方がほとんどです。
舌にいる菌が、夜中 口呼吸することで、大量の菌が気管支に入り込みます。
すると、気管支の粘膜は膨張し、菌の侵入を防ぎます!
そうです。
粘膜の膨張で、気道が細くなり、笛状態になり、
呼吸するたびに
ゼイゼイ、ヒーヒー、と音が鳴るようになります!
喘息発作です。
ですから、舌のケアも欠かすことができません。  
舌磨きをすることで、呼吸器疾患を未然に防ぐことに繋がります。
特に、、肺炎!
老人性肺炎の原因は、舌磨きをしていないからです。
舌磨き専用ブラシ、もしくは歯ブラシで極細タイプの歯ブラシで磨いてください。
歯ブラシする際。ほんの数秒、舌をブラッシングするだけで結構です❤️
喘息発作は、舌を磨くだけでも 発作回数が半減します!
ぜひ、お試しください。

マグネシウムの効用

子供の発達のためというより、私自身、喘息気味で、足がよく攣るので、その対策になるかと思ってメモしておく。「にがり」ねえ。マグネシウムの効用についてはナカムラクリニック氏も言っていたと思う。風呂より、服用するほうが即効性はあるのではないか。
ただし、今調べたら、こういう副作用があるようだ。これは「酸化マグネシウム」の話だが、一般にマグネシウム摂取の副作用だろう。

重大な副作用
高マグネシウム血症 、 呼吸抑制 、 意識障害 、 不整脈 、 心停止 、 悪心 、 嘔吐 、 口渇 、 血圧低下 、 徐脈 、 皮膚潮紅 、 筋力低下 、 傾眠

(以下引用)


にがり風呂 いいですよ~。

donのブログさんのサイトより
https://ameblo.jp/don1110/entry-12731665296.html
<転載開始>

 

多くの親にとって、お風呂の時間は、汚れた子供を清潔にすると同時に、水族館のような娯楽を提供するという機能的なタスクを達成するものですが、もっと価値のあるものを提供するとしたらどうでしょう?

そうです、みなさん。お風呂はもはや衛生面や遊びのためだけのものではなく、「ビタミンを隠す」なんて芸当をしなくても、大切な栄養素を簡単に摂取できる方法なのです。

そこで、良心的なご両親のために、泡を捨て、代わりにマグネシウムのバスフレークを加える5つの素晴らしい理由をご紹介します。

1. 親なら誰でも、自分の子供が勤勉な生徒であってほしいと願うものです。学校で注意を払い、良い成績を取り、全体的に「賢い」子であってほしいですよね?では、親が与える栄養素が子どもの知的成長と知能に大きく関わっているとしたらどうでしょう。マグネシウムを中心としたミネラルの補給は、知能指数を著しく向上させ、脳波の異常も減少させるという研究報告があります。

2. 1と同様に、マグネシウムは発達中の脳の神経細胞を保護する作用があります。このミエリン鞘は、全身の神経繊維を絶縁すると同時に、神経が損傷して修復が必要になったときの「道しるべ」にもなります。子どもはよく遊び、よく転ぶので、このことは重要です。また、子ども時代は大人になるための基礎であり、今から予防策を講じておけば、後々神経障害が起こるのを防ぐことができます。

3. アレルギーの季節がやってきたら、子育て用の薬箱には何が入っていますか?あるいは、小児科医があなたのお子さんを喘息患者であると宣言したとき、あなたは何をしますか?もし、あなたが私たちと同じように、お子さんを不必要な量の医薬品にさらすことに抵抗があるのなら、マグネシウムはぜひ試していただきたいものです。マグネシウムは喘息の発作を抑えるだけでなく、抗原に対する感受性を低下させるという研究結果があります。つまり、マグネシウムを補給することで、喘息とアレルギーの両方の軽症例が廃止されるか、無視できるレベルまで減少し、より重症の場合は、喘息とアレルギーの処方治療の使用頻度が著しく減少したのです。

マグネシウムには、強力な抗うつ作用と抗攻撃性があります4。不機嫌、かんしゃく、落ち込み、攻撃性...親なら誰でも、さまざまな感情や行動に対処した経験があるはずです。多くの資料には、こうした試練に対処し、しつけ、最終的に克服するためのヒントやコツが書かれていますが、それは心理学的なレベルの話です。生物学的には、マグネシウムには強力な抗うつ作用と抗攻撃性があり、自然な気分転換にもなります。これに関連して、マグネシウムはADHDと判定された子供の多動性を著しく減少させることも研究で明らかになっています。

5. 子供の成長に伴う痛みで眠れない夜が続き、親はどうすれば痛みを和らげられるか頭を悩ませています。夜間の脚のけいれんは、特定の年齢層に比較的よく見られる症状で、過労、電解質の不均衡、急激な成長、脱水など、さまざまな要因で起こります。

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マグネシウムバスフレーク

これらは、親が子供のバスタイムにマグネシウム入浴剤を加えることを考慮すべき理由のほんの一握りです。この他にも、睡眠改善、ストレス解消、そして最も人気のある皮膚炎対策など、様々な効果が期待できます。

 

 

Calling all Parents: Swap Bubbles for Bath FlakesPut bath time on double duty. Add magnesium flakes to your child's bath, so they can absorb the life-giving and calming health benefits of magnesium.リンクwww.ancient-minerals.com






ワクチンと医師倫理

中村篤史医師(ナカムラクリニック)のNOTE記事である。悪党ほど栄える世の中だ。

(以下引用)

しんどい倫理

「地域医療に従事している医師です。コロナワクチンの接種は、メリットとデメリットについての説明を受け、十分納得した上で行われるべきだと思っています。実際私は、接種前に、起こり得る副作用について必ず説明します。すると当然、「そういうリスクがあるワクチンだとは知らなかった。接種はもう少し見合わせます」という人がちらほらと出てきます。でも、こうあるべきなんです。中長期の副作用については何ら分かっていないのですから、起こり得るリスクを引き受ける覚悟が持てないのであれば、受けてはいけません
接種希望者が、病院に来たものの、私の説明を受け、ワクチンを打たない選択をし、打たずに病院を去るわけです。
こうした状況に対し、院長が非常に苛立たしく思ったようです。事務方に「あいつにコロナワクチンの接種希望者を回すな」と指示が出て、私はワクチン接種から外された格好になりました。
一体私が何か悪いことをしたでしょうか?私としては、インフォームドコンセントをとるという説明義務を果たしているだけなのですが、院長はそれが許せない。なぜなのか?どういうお考えなのか、直接院長のもとに事情を聞きに行きました。そこで院長から、はっきりと言われました。「ワクチンのデメリットを説明するな」と。
しかし、デメリットの説明をしないことは、医療法や予防接種法に明確に違反しています。特例承認の医薬品ではありますが、だからといって、情報提供の機会が奪われてもいいはずがありません。
接種希望者に対し、私は海外の論文やデータを見せて、接種のメリットとデメリットを説明します。同じ資料を院長にも見せました。「接種するかしないかは、こういう情報を事前に知ったうえで、決めるべきだと思います」と。
しかし院長から具体的な反論はありませんでした。ただ、ため息をついて、
「あのさ、君も長らく医者をしていれば分かるだろう。病院経営はきれいごとだけでは成り立たないんだ。正義を振りかざして、君はさぞ気持ちがいいだろうが、そういうのはうちではやめてくれ。どうしてもそういうことがやりたいなら、他でやってくれ」

もちろん、言っていることは分かります。打てば打つほど儲かる仕組みになっていて、それが病院経営を潤している。一方私のスタイルは、ワクチンの接種忌避を誘発し、多くの接種希望者をとり逃がしてしまう。病院経営にとって、私ほど不都合な存在も他にないでしょう。
しかし私としては、簡単に引き下がるつもりはありません。
「一度、町民の皆さんの前で、公開討論会をしませんか?コロナワクチンについて、肯定派、否定派、慎重派など、様々な医師がいるでしょう。公民館などの開かれた場で討論して、町民に「様々な意見があるのだな」と分かってもらうことは非常に有意義だと思います」
実は公開討論会の開催を提案したのは今回が初めてではありません。コロナワクチンの大規模接種が始まる以前から、院長に内々に打診していました。しかし、この町は、町長も副町長もワクチン推進派です。僕の提案に乗る人は誰一人いませんでした。
「議論はもういい。そういう段階はとっくに終わっているんだよ。君のとるべき道は二つ。素直に病院の方針に従い、ワクチンを接種する。余計な説明はしないで、だよ。それができないということであれば、来年度からこの病院に君の居場所はない
町長も君の処遇に手を焼いている。はっきり言うと、「そういう活動をするなら、別で働いてくれ」そういう気持ちなんだ」
退職するよう圧力をかけているわけです。こういうこともあろうかと思って、会話を録音していました。
弁護士に相談したところ、「明らかに違法なハラスメントに相当します」と。ただし、仮に訴えたとしても、金銭的な問題、「精神的苦痛に対して、何万円の慰謝料を払え」的なことにしかならないようです。私としては、もっと社会的な制裁を受けて欲しいんです。自分の病院の職員に対して、説明義務の不履行を強要している。医療法や予防接種法を犯すように仕向けているわけです。「でないとクビにするからな」と。
私の精神的な苦痛も問題ですが、それより何より、一番の問題は、接種を受けた人です。ろくに説明を受けることなく、流れ作業みたいに接種された。「何も副反応が起きなかったからよかったね」じゃないんです。今のところは大丈夫だったとしても、接種から1年2年経って、副作用が起こらないとは限りません。そうなったとき、「あのとききっちり説明を受けていれば」と嘆いても遅いんですよ。ワクチンのデメリットの説明をするな、という院長の指示は、医師の倫理上、絶対許されてはいけない違法行為なんです。数万円程度の罰金でかたがつく、そういう軽い話であるはずがありません

きのう、ひょんなことからある医師と電話で話す機会があり、上記のような話を聞いた。いったん開業してしまうと、勤務医の先生とお話する機会はあまりない。コロナワクチンの危険性に気付いている勤務医の先生が、医局内でどのようにふるまっているのか、そのあたりが垣間見える貴重なお話だった。結果、分かったのは、以下のことである。
高い倫理観を持つ医師ほど、ストレスに苦しむ
患者の健康への配慮とか、良心を捨て去って、銭儲けだけに邁進できれば、どれほど楽に医者人生を送れることだろう。
こんな状況、間違っていると思いませんか?

薬の話

私の場合は普通に200越えがあるので仕方なしに降圧剤を飲んでいるし、降圧剤を飲まないと頭に圧迫感があるので飲む意味はあるだろうと思っている。しかし、何度も降圧剤の副作用と思われる症状を経験しており、何度も薬を替えている。特に、横紋筋融解症は確実に経験している。とにかく、立っているのもやっとという状態で、その種の降圧剤の副作用としてちゃんとネットに載っていた。そのほか、一見老化症状と思われた中にも実は降圧剤の副作用だったのではないか、と思うものもある。まあ、薬というのはだいたいが「飲まないほうがいい」ものであり、その副作用が大きいか小さいかの違いだけだろう。
下の記事は「キチガイ医」内海聡のものだが、いつになく品がいい文章だwww

(以下「大摩邇」から転載)

コレステロール降下薬

内海 聡さんのサイトより
https://note.com/utsuminkoushiki/n/n328afb816e94
<転載開始>
コレステロールといえば親のかたきでもあるかのように悪者にされてきました。
ともかくコレステロール値が高いのは悪で、低ければ低いほど良いという風潮が世の中に蔓延しているように思えます。
コレステロール悪玉論を唱える人たちは、コレステロールのデメリットばかりを強調しますが、そもそもデメリットしかないような物質が人間の体内に存在するわけがありません。
コレステロールがなくては細胞膜を作ることができませんし、脳の神経線維を保護しているのもコレステロールです。
胆汁酸の生成にも不可欠ですし、脂溶性ビタミン(A、D、Eなど)の代謝にも欠かせない物質です。
よく検査でHDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)などといわれますが、これはよくある誤解でありコレステロールは一つしかありません。
これらの違いは肝臓から運ばれていくリポタンパクか、肝臓に運ばれていくリポタンパクかの違いであり、善玉悪玉と分けることさえ実は間違いなのです。
現在、健康診断で総コレステロールの適正基準値は140~199mg/dlもしくは140~219mg/dlなどとされていますが、この数値は低すぎてオハナシにならないのです。
この数値では普通に生活している人のかなりの人が基準値異常になるのではないでしょうか。
その健康診断の結果を受けて、コレステロールを下げようと薬を使用する人がいるというのは非常に不可解なことです。
確かに、コレステロールが高いと動脈硬化や脂肪肝などのリスクは少し高まりますが、それほど危険ではないという研究は多数存在します。
そしてコレステロールが低い人は免疫力が低く、ガンや感染症にかかりやすいという統計がほとんどなのです。
 
たとえば「日本脂質介入試験=J-LIT」という総コレステロール値が220以上の人ばかり5万人に、コレステロール低下剤を6年間使用した研究があります。
この試験では平均で約50コレステロールが下がったそうですが、もっとも死亡率が低かったのは220~260の人だったことがわかっています。
180未満に下がった人の死亡率は、なんと220~260の人の2.7倍に増え、40%が癌で死亡するという結果になりました。
ちなみにがん死亡率が最低であったのは280以上の人であり、コレステロールが高ければ高い人ほど癌にはならなかったのです。
また85歳以上の高齢者で一番長生きしたのはコレステロール値が高いグループだという研究もあります。
 
これを総合的に考えてみると、年齢が上がれば上がるほど、女性などでは閉経した後にコレステロールが上がるのは必然であり、男性も年齢が上がればむしろ高い方が良いということが言えます。
全体のコレステロールが上がることのリスク、上がることのベネフィットを考慮すると、年齢にもよりますが総コレステロール値が240~280の間くらいが一番リスクが少ないです。
これは欧米などでは常識的な基準値となってきており、日本でも大串陽一氏をはじめ多くの良心的医学者が提唱している数字です。
またコレステロールの薬は癌の発生率を増すほか、筋肉への影響など様々な副作用があるため、安易に使うことは許されません。
この基準と的確な食事療法を行えば、ほとんどすべての人はコレステロールの薬を飲むのはムダどころか逆に有害なのです。
 
断っておきますが、私はコレステロールが高ければ高いほどいいと言っているわけではありません。
遺伝的にコレステロール値が異常な人や、基準値をはるかに超えるような高い数値を継続的に示すようであれば、当然なんらかの医学的対応はするべきでしょう。
ただ、ちょっと基準値よりたかい数値が出ただけで、コレステロールを下げる薬を飲むことは、明らかに健康を害するリスクを増大させるだけの行為であるということは、覚えておいて欲しいものです。
 
<薬毒論より抜粋>

血圧降圧剤

https://note.com/utsuminkoushiki/n/n62ef62daf4a2
現在高血圧の基準は130~85mm/Hgとなっていますが、こんなおかしな基準はほかの国にはありません。
昔の日本の基準である160~95mm/Hgの方がはるかにましな基準ですし、本屋に行けば血圧を下げてはいけないという著書は多数存在します。
これは私一人が言っていることではなく、研究者にとっては常識的な話なのです。
それでも日本の医者たちは儲けのために低い基準を押し付けようとしている現実があるのですが、これは基準が低ければ低いほど、薬が売れて健康を損ない、医療界や製薬業界が儲かるからにほかなりません。
 
たとえば血圧に関しては次のようなデータがあります。
●1992年~1998年までに行われた比較試験の結果
70歳以上の高齢者において、収縮期血圧が160~179であるならば、降圧剤を使用しない人の方がガンにかかった人は少なく、脳卒中や心筋梗塞を発症する率には差がなかった。
●1992年~1997年にかけて欧米で行われた比較試験の結果
血圧の基準値を85未満~130にしたことで心筋梗塞を発症する人が減ったことはメリットであったが、拡張期血圧を80に近づけると90未満を目標値とする場合よりも死亡率が高くなった。85~130という基準値を達成しようとすると、むしろ要治療者が増えることが予測される。
●1980年に日本で実施された国民栄養調査
降圧剤なしの人は、下が90~99までの人で自立者の割合が最も高かった。また上が180未満なら降圧剤の服用者のどの値の人よりも自立者の割合が高かった。
●日本で実施された比較試験「JATOS試験」。
収縮期血圧160以上で、平均172/89程度の高齢者4418人を降圧薬を用いて140未満にする群と、140~160に緩やかに下げる群で比較。その結果、脳梗塞の発生や心筋梗塞の発生には差がなく、総死亡数は前者が後者より3割近く多かった。
 
つまり下がれば下がるほどいろんなリスクが増えることがわかっているのです。
全体的に見てみれば血圧が通常の範囲内で高いままの状態は、心筋梗塞のリスクは若干上がる可能性は出るものの、癌や感染症や認知症(自立度に関係する)などのリスクは大幅に減るので、全体を見て高めに設定することが望ましいといえます。
これはバーミンガム研究という有名な研究でも結論が出ており、年齢が上がるにしたがって血圧は上がっていくのが基本なのです。
昔は基準が160/95くらいの数字でしたが、この基準の方がはるかにましでした。
しかし現在では年齢に応じて基準値を見直すというのが最先端です。
昔は年齢に90を足せなどとよく教えられたものですが、私は現代においては年齢に100を足せと指導しています。
つまり70歳なら170くらいまでは食事に気を配るだけで十分であり、全体的な病気のリスクは減ることになるのです。
また、代表的な降圧薬はカルシウム拮抗薬とARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)になりますが、これらの代表的な降圧薬は癌の発生率を薬の副作用としても増します。
さらにカルシウム拮抗薬を長期間使用することで心不全のリスクが増すこと、ARBを心不全に使用した場合、突然死を引き起こす可能性もありますこれらを考慮すれば、日本において降圧薬を飲む必要がある人は、極めて少ないということがご理解いただけることでしょう。
 
<薬毒論より抜粋>