忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

「令和」の出典の歌の出典の漢詩

「ネットゲリラ」記事の一部だが、備忘的に保存。
「令和」が安倍総理への皮肉だという解釈には私は同意しない。むしろ安倍への忖度、追従だろう。
「令」という漢字を入れろ、という強制が安倍から出たのだと思う。安倍周辺で「令」が名前についた人(たぶん女性)がいるというのが私の説。まあ、単純に、多くの人が言うように「俺の命令に従順に従え」の意味かもしれない。


(以下引用)


ところで、問題の「令和」の元文献が見つかったようだ。

歸田賦
朝代:兩漢
作者:張衡

原文:

遊都邑以永久,無明略以佐時。
徒臨川以羨魚,俟河清乎未期。
感蔡子之慷慨,從唐生以決疑。
諒天道之微昧,追漁父以同嬉。
超埃塵以遐逝,與世事乎長辭。
於是仲春令月,時和氣清;原隰鬱茂,百草滋榮。
王雎鼓翼,倉庚哀鳴;交頸頡頏,關關嚶嚶。於焉逍遙,聊以?情。
爾乃龍吟方澤,虎嘯山丘。
仰飛纖?,俯釣長流。
觸矢而斃,貪餌?鉤。落雲間之逸禽,懸淵?之鯊鰡。
於時曜靈俄景,繼以望舒。
極般遊之至樂,雖日夕而忘劬。
感老氏之遺誡,將回駕乎蓬廬。
彈五絃之妙指,詠周、孔之圖書。
揮翰墨以奮藻,陳三皇之軌模。
苟縱心於物外,安知榮辱之所如。


『田園に帰ろう
 
都住まいも久しくなるが、世をよくする功績なく、
網も持たず、川岸で魚を得たいと望むばかり。
黄河の澄むよい時世を待つも、何時のことか計られぬ。
その昔、思いあぐねた蔡沢は、唐挙の占いに賭けて、迷いの霧をはらしたが、まこと人の運命は見通し難く 漁父をさがし求めて楽しみをともに分ちたいものだ。
いざ、この世の塵芥から抜け出て遥かな彼方に去り、生臭い俗事との縁を永遠に絶とう。
 
おりしも今は 春も半ばのめでたい月よ。
時節はなごやか 大気は澄んで岡も湿地も鬱そうと 百草は繁り花さく。
?鳩(みさご)は羽ばたき、倉庚(うぐいす)は悲しげに鳴き、頸すりよせて、上に下にと飛びかけり、仲睦まじく伴を求めて呼び交わす。
いざやこの地に遊び歩き、しばらく情を楽しませよう。
 
そうして私は、大きな沢で龍の如く吟じ 山や丘で虎のように嘯き、仰いで細い?(いぐるみ)を放ち、俯し見ては長い流れに釣り糸を垂らすのだ。
鳥は矢にあたって斃れ、魚は餌を貪って鉤(はり)を呑む。
かくて雲間を飛ぶがんも射落され、深い淵にひそむ?鰡も釣りあげられる。
 
いつしかに 日は西に傾き、月さし昇る。
心ゆくまで遊び楽しみ、暮れがたになるも疲れを覚えぬ。
しかし、狩を戒めた老子の遺訓に気づき、車駕を草蘆(いおり)に帰すことにする。
すぐれた五絃(こと)の調べを奏で、周公・孔子の書を口吟み、筆走らせては詩文を綴り、時には三皇の功業を書きしるす。
執らわれぬ境に心を解き放つならば、此の世の栄誉(ほまれ)も恥辱(はじ)も問うところではない。』

文章の内容としては、その後、陶淵明の「帰去来の辞」へと繋がる中国インテリ特有の厭世的なテイストで、Twitterで言われているように、「安帝」に仕えるのを嫌って田舎に帰る役人の独白ですw まぁ、元号を選ぼうなんて人は、ここまで該博な知識を持っている、という事だw 反知性主義の朝鮮愚鈍王アベシンゾーも、これには一本取られましたな、というところかw



PR

令月とは何か

新元号を作った(作らされた)役人は、ネットでこの項目を探して、「令」の字にかろうじて良い意味を見つけ出したのではないかwww 万葉集のこの歌を、新元号の根拠としたところに馬脚が現れている。






精選版 日本国語大辞典の解説

れい‐げつ【令月】

〘名〙
① めでたい月。すべて物事を行なうのによい月。
※万葉(8C後)五・八一五右序文「于時初春令月 気淑風和」 〔儀礼‐士冠礼〕
② 陰暦二月の異称。〔俳諧・増山の井(1663)〕 〔梁昭明太子‐二月啓〕

What's new pussy cat

「仔猫の写真は児童ポルノ?」は、漫画論争界隈で、マジなのかネタなのか、今でも話題になる謎の質問らしい。まあ、トム・ジョーンズの「何かいいことないか仔猫チャン」の英語原題がたしか「What's new pussy cat」で、pussyは女性器のことでもあるから、そのあたりが元ネタかな、と思う。女性を仔猫扱いすること自体がエロっぽいわけで、服を着た猫はいないから、pussy catの写真は児童ポルノとなる。本物の仔猫の写真でも、それに性的に興奮する奴にとってはポルノである。いわゆるケモナーだ。





先の「仔猫の写真は児童ポルノ?」につきまして英語の俗語ではないかとのご指摘が複数ございました。対面での日本語による質問でしたが、「口にするのがはばかれるので翻訳して質問した」可能性もありますね。




忘却と再会の物語

実は、そのボーイとガールが「前世」で、不幸な出来事から一度別れて記憶を失った後、ふたたび出会ったのだが、(特に女の子は複数の体に分裂していたため)お互いに最後まで気づかず、気づくことでもう一度本当に出会うという、複雑な「赤い糸」の物語でもある。なお、下の絵で女の子が頭上に持っているのはでかいケムリクサ。コナンでは巨大なサメだった。わかばの服がラナの服であるのが笑える。




のこされ島(軍艦島)から始まる、ボーイ・ミーツ・ガールの物語で、怪力とやさしさを持った主人公と、儚げだが特殊な能力を持つ芯の強いヒロイン二人が、長い冒険の旅の果てに、世界を救い大団円を迎える……という流れで捉えると、『ケムリクサ』と『未来少年コナン』は、構造的に似ている。






スマホと「おためごかし」

私のガラケーは買ってから10年以上も故障無しだったが、この前画面全体が黒いままうんともすんとも言わないという状態になり、その後なぜか回復したが、寿命かな、と思う。スマホとの丈夫さや寿命の差はあきれるほどである。買い替えるなら、またガラケーかな、と思うが、後10年生きるかどうかは分からないので、スマホに変えるかどうか迷っている。
「おためごかし」は「御為ごかし」で、相手のためだと装って自分の利益を図ることである。まあ、本当に知らないのか、後の冗談を言うための前振りかどうかは分からない。本当に知らない人もいるのではないか。


  1. おためごかし ってなに?

    おためご を貸してくれる人のこと?
    だとしたら おためご ってなんだ?
    アマゾン密林に生息する果実かなんか?

  2. 購入して2年。最近スマホのバッテリーが目に見えてもたなくなったので、バッテリー交換してもらおうとDoCoMoショップへ行ったらさぁ

    最近のスマホはバッテリー交換出来るタイプじゃないので本体ごと交換(ようするに機種変)するしかないんだとさ!

    前の機種も1年で故障して機種変したというのに!