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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

他人の顔と名前

私は昔、予備校や塾の教師をしていて、その時に一番困ったのが人の名前を覚えきれないことだった。授業で教えることで頭が一杯だのに、毎年替わる生徒の顔と名前を覚えることなど不可能であり、よほど特徴的な顔や名前でないと無理だった。何より困るのは、顔と名前は恣意的な結びつきであり、その結びつきは、いわば、英語のアルファベットに慣れている者がロシア文字のアルファベットを読めと強制されるようなものなのである。あなた、「CCCP」の読みが「エスエスエスエル」だと言われて、納得しますか? wwww
なお、顔と名前を覚えるのが得意な人は、この苦労が分からないらしく、自分の名前と顔を他人が覚えていて当然だ、と思っているらしいのがまた癪に障る。誰も、お前の顔にも名前にも存在そのものにも興味などないわ。この世界には、そんなものより興味深い存在が無数にある。もちろん、私は他人が私の顔や名前を覚えなくても当然だと思っている。






きょうは漫画家が人の顔と名前が覚えられない話題でTLにぎわったけど、最大の理由は「どうでもいいから」だと思うw



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