「サインフェルド」のこと
アマゾンプライムに入っている人は、この「サインフェルド(となりのサインフェルド)」の視聴をお勧めする。ギャグの高度さという点では(こちらは日常的、あちらは非日常的でシュールという違いはあるが)、昔の「モンティパイソン」に匹敵するか、あるいはそれ以上だと思う。日常的な事柄から、よくこれだけ高度なジョークを考えるものだ、と感心するばかりで、自分のコミュニケーション能力を高めたい人は、頭の使い方(冗談の作り方)の参考になるかと思う。
となりのサインフェルド
『となりのサインフェルド』(Seinfeld)は1989年7月5日から1998年5月14日までアメリカのNBCで放送された、アメリカ人の4人に1人が見たという国民的コメディドラマで1990年代で一番の人気を誇ったニューヨークを舞台にしたシチュエーション・コメディ。
『フレンズ』の主要キャラの1エピソードのギャラが10万ドルだった頃、主演のジェリー・サインフェルドの1エピソードのギャラは100万ドルであった。脚本は主演のジェリー・サインフェルドと、共同クリエイターのラリー・デヴィッドが主に担当(のちにラリー・デヴィッドは降板)。
製作総指揮のジョージ・シャピロは、アンディ・カウフマンのマネジャーであり、ジェリー・サインフェルドのマネジャーでもあった。
登場人物[編集]
レギュラー[編集]
(OA版/DVD版)
- ジェリー・サインフェルド(ジェリー・サインフェルド 日本語吹替え:堀内賢雄/成田剣)
- 本人が本人役を演じている。ユダヤ系。職業はスタンドアップ・コメディアンで、シーンの冒頭は彼のネタから始まる。彼のアパートのリビングがこの番組のメイン舞台となり、清潔好きなためか、よくほかの出演者に指摘される。ちなみにスーパーマンとシリアル好き。野球好きでニューヨーク・メッツファン、部屋にメッツの帽子が飾られ選手の写真も飾られている。ソフトボールチームにも所属している。
- ジョージ・コスタンザ(ジェイソン・アレクサンダー 日本語吹替え:玄田哲章/岩崎ひろし)
- ラリー・デヴィッドが自身を投影したキャラクター。ユダヤ系。ジェリーとJFKハイスクール時代からの親友。ジェリーとの出会いは、JFK高校のジムにあるロープから、誤って足を滑らせ、床に落ちてきたところをジェリーがキャッチして親友になる。チビでハゲで短気で卑屈。仕事を始めてもすぐに問題を起こしてクビになってしまう。番組当初は一人暮しだったが、失業を期に親と同居。しかし初対面の女性には良く見られたいので、職業を聞かれると「建築家」と答える時がある。ながらく無職が続いたがシーズン5でレストランで出会った女性の紹介でニューヨーク・ヤンキースに面接に行き、面接の際に名物オーナーとして君臨し剛腕ぶりなどから、別名“ビッグ・ボス”と恐れられているジョージ・スタインブレナーに経営とチーム状態の不満を言い、その強気・姿勢が気にいられ採用され就職した。
- エレイン・ベネス(ジュリア・ルイス=ドレイファス 日本語吹替え:小山茉美/深水由美)
- ジェリーの元彼女。仕事は編集者。ジェリーと一度付き合って別れても、いまだに仲良く友人関係を続けていられるのはエレインだけ。ジェリー同様に異性にもてるがすぐに別れてしまう事が多い。車を持っておらず、運転する機会がなかなかないが、彼女の運転はとてもひどく、初めての免許試験の時に、犬をひいたとうれしそうに自慢している。
- コズモ・クレイマー(マイケル・リチャーズ 日本語吹替え:磯部勉/斎藤志郎)
- ジェリーのアパートの隣人(実在の人物ケニー・クレーマーがモデル。ケニーはラリー・デヴィッドがニューヨークのアパートで生活していた時の隣人 )。いつもジェリーのアパートのドアを激しく開け、冷蔵庫の中を物色しに来る。ジェリーの部屋の合鍵も持っている。ほぼアパートの部屋におり、仕事をしている様子はない。自身の快楽を何よりも優先するキャラクター。6年目のシーズンまでファーストネームが不明だった。シーズン4の第14話「バブー・アゲイン」で野球のファンタジー・キャンプに参加し、野球好きチームと元大リーガーチームとの試合の際にクレイマーが原因で乱闘になりニューヨーク・ヤンキースの往年の大スター、ミッキー・マントルを殴り病院送りにしたことがある、後日、「憧れのヒーローを殴り良心が痛い」とミッキー・マントルレストランに行き謝罪しに行くが警備員に追い出される。サインフェルドの登場人物で非常に人気のある人物でクレイマーがジェリーの部屋に入って来たら客席から歓声があがる。肖像権の関係でパイロット版では「クレイマー」ではなく「ケスラー」となっていた。
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