[パリ 18日 ロイター] - フランスの女優ブリジット・バルドーさん(83)は17日、多くの女優が役を獲得するために映画プロデューサーをその気にさせておきながら、後になって、注目を浴びるためにセクハラされたと言い出している、と述べた。週刊誌パリ・マッチに語ったもの。
バルドーさんは、一般女性ではなく、女優によるセクハラ告発の多くは「偽善的でばかげており無意味」と批判した。
また、セクハラ議論がもっと重要な話題の妨げになっているとし、自身はセクハラの被害にあったことは一度もないと述べた。
バルドーさんは「私は美しいとか小さくてかわいいお尻をしているなどと言われるのはとても気分が良かった。そういった賛辞は素晴らしい」と語った。
「BB」の愛称で呼ばれることも多いバルドーさんは1950年代から活躍し40本以上の映画に出演、プレイボーイ誌の20世紀で最もセクシーなスター5人にも選ばれている。
1973年に引退宣言し、動物愛護活動に専念した。近年はゲイやイスラム諸国からの移民、失業者などへの発言が物議を醸すことが多い。