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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

出雲の「国譲り神話」とは、弥生人対縄文人の戦闘

「ネットゲリラ」記事の野次馬氏の前説部分だけだが、私も野次馬氏(ゲリラ氏)と同意見である。つまり、縄文人(日本原住民)と弥生人(大陸渡来人)は混血によってその純粋形は消滅し、今の日本人は縄文人も弥生人も祖先に持つと考えている。まあ、朝鮮人っぽい顔が弥生人の血を濃厚に持つわけだろう。縄文人というのはアイヌ系か沖縄風の「濃い」顔だと思う。
それはさておき、古代出雲人に縄文人のDNAが濃いというのは当然の話であり、「古事記」の「国譲り神話」というのが弥生王朝(大和朝廷の祖)による出雲王朝の征服だったというのは、その部分を読んだ人なら誰でも即座にそう思うだろう。つまり、征服された側が縄文人だったというのも当然の話になる。この引用された記事の死体は、弥生王朝と出雲王朝の戦闘の死者だったのではないか。だから両者の「純粋形」がきれいに分かれたのだろう。


(以下引用)


つまり麻生は嘘つきってことか?

| コメント(7)
耕作を知らなかったり、効率の悪い農業しか知らない集団の中に、効率の良い近代的な農業を携えた集団が入り込むと、数世代で旧集団を駆逐してしまうわけです。アメリカインディアンとか典型的にそうで、別に虐殺で減ったわけじゃない。新しい効率的な農業集団の人口増加率が高いので、生産性の低い集団はあっという間に少数派に転落してしまうのだ。

 古墳時代の出雲人は、同時代に関東で見つかった人骨や現代の日本人よりも、縄文人に近い遺伝子を持っている――。出雲市で発見された古代人骨のDNA解析から分かった。古代出雲では、大陸から来た弥生人との混血が進んでいない可能性がある。
 出雲市の出雲弥生の森博物館で昨年12月、同市の猪目洞窟遺跡で1948年に発見された古墳時代(3~7世紀)のものとみられる人骨のDNA解析結果の報告会があった。
 調査したのは遺伝子研究の専門家である国立科学博物館人類研究部(茨城県つくば市)の神沢秀明研究員。神沢研究員によると、猪目洞窟遺跡から出た人骨7体の歯や側頭骨から骨粉を採取し、石灰やたんぱく質を溶かすなどしてDNAを抽出した。
 そのうち6体から、母系統から受け継がれるミトコンドリア内のDNA情報を解析。6体のうち3体が日本列島に元々住む縄文系、3体が大陸から渡ってきた渡来系だと判明したという。

おいらの持論なんだが、水稲栽培技術を携えて日本に渡ってきた集団と、以前から住み着いていた水稲栽培技術を持たない集団とは、激しい抗争や戦闘はなかったようなんだが、それは依って立つところのエリアが違っていたからで、低湿地の足がズブズブ埋るな土地というのは、水稲栽培にしか使えないので、喧嘩にならなかった。縄文人はそれこそ「海彦・山彦」で、鳥獣、魚、木の実などを採取したり、山麓で焼畑農業やったり。低湿地には興味がない。それが、2000年かけてゆっくりと融合して来たのが、今の日本です。




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