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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

翁の文(第二節)

僧侶がすべての事々にインドのことを学んで自分をも修練し、人をも教化・済度するが、梵語を使って説教したり、人もこれを会得したためしは無い。まして調度から家づくりまでインドとすべて同じようにするなどは思いもよらない。インドでは片肌を脱いで合掌するのを礼とし、股膝なども露見するのを端正であるとする。だから経にも「(仏は)くるぶしも膝も露見し、陰部は馬のように体内に納める」と書いてある。人の臀部の汚いのも顕して隠さないのを良しとする。僧侶なら、(本当は)みなこういうこともはばからずするべきである。







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