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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

翁の文(第九節)

(例によって、「富永仲基」による注釈:これによって翁も本意を言い表している。まったく三教の道を捨てようというわけではあるまい。ただその真の道を行わそうということである。)
しかしながら、ここに翁の説がある。一般に、昔から道を説き法を始める者は必ずそのかこつけて祖とするものがあって、自分より先に立てた者より上に出ようとするのがその定まった習わしで、後の人は皆これを知らないで迷うことをしている。(訳者注:富永仲基の有名な「加上説」である。)





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