マウスウォッシュ直後の運転→「はい、君、ターイホ」
(以下引用)
こりゃ、1滴もお酒を飲んでないのにマウスウォッシュをしたばっかりに酒気帯び運転で検挙、なんてこともあり得るじゃないか……。
・警察に聞いてみた
だが、もしかしたら飲酒検問に引っかかった際に「実は直前にマウスウォシュしたので、呼気検査で正確な数値が出ません」と申告したら、血液検査とかに切り替えてくれるのかも? この点も気になったので警察に直接聞いてみたぞ。
私:「飲酒運転に関して質問なのですが」
担当者:「はい、何でしょうか」
私:「飲酒検問に遭遇したドライバーが直前にマウスウォッシュを使用していた場合、お酒を1滴も飲んでいないのに呼気検査の数値が0.15を越えてしまう可能性があります。その際、ドライバーが希望すれば血液検査などに切り替えてもらうことは可能なのでしょうか」
担当者:「ドライバーの申告や希望によって、検査方法が変わることはありません。ただし、現場の警察官の判断によって、血液検査を受けてもらう可能性はあります」
私:「となると、もしお巡りさんが『マウスウォッシュしてようが何だろうが、呼気検査しか受け付けん!』となった場合、お酒を飲んでないのに検挙されるというケースもあるかと思うのですが……」
担当者:「お酒でもマウスウォッシュでも関係ありません。問題はアルコールが体内に摂取されていることなのです」
私:「マウスウォッシュはうがいなのですが、それも『アルコールを体内に摂取した』と見なされますか?」
担当者:「現場の警察官の判断に依りますが、そう見なす可能性は大いにあるでしょう」
——以上である。
つまり、ドライバーが「マウスウォッシュしたんですよ」とお巡りさんさんに言ったところで検査方法を変えてもらえる保証はなく、全て現場にいるお巡りさんの判断次第。運が良ければ血液検査でシロと出て無罪放免となるかもしれないが、運が悪ければ……重〜いペナルティが待っているというワケだ。
とにもかくにも、マウスウォッシュの意外な落とし穴を知らないと最悪な展開になる可能性があるので、知らなかった人は覚えておいた方がいいだろう。間違っても、「お巡りさんに『息が臭い』と思われたくないから、呼気検査の前に『リステリン オリジナル』で息をフレッシュにしとこう」なんて考えたらダメだからな!!
参考リンク:YouTube、警視庁、タニタ『HC-213S』
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.