EdgeやChromeなどのブラウザでインターネットを見ていると、突然「Windowsセキュリティシステムが破損しています」というメッセージが表示されることがあります。

「ボタンをクリックしてファイルを保護してください」「あと○○秒で削除されます」というようなメッセージが次々と表示され、焦ってしまう方も多いと思います。

そこで、本記事では「Windowsセキュリティシステムが破損しています」のメッセージの正体とメッセージ画面を閉じる方法、そして再び現れないようにする方法を解説します。

もし焦ってボタンをクリックしてしまったとしても大丈夫です。ボタンを押してしまった、あるいはプログラムを実行してしまったという場合の対処法もあわせて紹介します。

メッセージの正体は?


ブラウザを開いている時に表示される「Windowsセキュリティシステムが破損しています」のメッセージの正体は、詐欺目的の広告です。

ウィンドウを閉じようとしても様々な手段で煽ってきますが、焦って「更新」などのボタンを押したりプログラムをインストールしたりしないようにしましょう。

そもそもWindowsにはシステムの自動修復機能がある

ちなみに本当にWindowsのシステムに関するファイルが破損していた場合は、Windowsの自動修復機能によって正常な状態に戻ります。

ですから「もしかしたら本当にパソコンに異常があるのかも?」と心配する必要はありません。

メッセージが表示される原因は?

このようなメッセージが出るのは閲覧しようとしたウェブサイトに設置してあるWeb広告に原因があります。

しかし、サイト運営者が不正に設置しているわけではなく、広告の出稿主が悪質なプログラムを仕込んで表示しているケースがほとんどです。

広告が表示されるとフィッシングサイトへ自動で移動して(リダイレクト)、メッセージが表示される仕組みです。

他にも同じ仕組みでメッセージを表示する詐欺手法が最近増えています。