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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

「連帯保証(人)」の恐ろしさ

こういう知識は中学くらいで教えておくべきことだろうが、教師自身、社会的常識に乏しいので教えられない。ネットのある時代は便利だが、こういう「生きるための知識」を自分で探す若者はほとんどいないだろう。こうして社会の犠牲になる若者が膨大に生まれる。






オロゴン @orogongon 2018-09-09 15:47:37
借金の連帯保証人について

「連帯保証人にだけはなるなよ」と親から口酸っぱく言われてきた人も多いだろうが、あなたは「連帯保証」についてどれだけ理解しているだろうか?

「債務者が金融機関に借金を返せなくなった際に、代わりに返さなくてはいけない人」と認識している人、

それだけでは甘い。
リンク ja.wikipedia.org 2 users 29 保証人 - Wikipedia
オロゴン @orogongon 2018-09-09 15:47:39
実はこの「代わりに借金を返さなければいけない人」。これはただの「保証人」である。

「『連帯』保証人」はいわば保証人の上級版で、ただの保証人には認められている3つの権利を放棄させられている極めて弱い立場だ。その権利とは

①催告の抗弁権
②検索の抗弁権
③分別の利益


1つずつ解説する。
オロゴン @orogongon 2018-09-09 15:47:39
①催告の抗弁権

これは債権者(金融機関)に対して、

「いや、まずは借りた張本人に請求しろよ!」

と文句を言う、一見当り前にみえる権利。

金融機関が、借りた張本人より先にあなたに「金を返せ」と請求してきても、あなたは従わなければならない。


そう。あなたは連帯保証人だから。
オロゴン @orogongon 2018-09-09 15:47:40
②検索の抗弁権

これは債権者に対して、

「いや、債務者はまだ財産持っているはずだから!」と文句を言う権利。

債務者が現金を隠し持ってたり、不動産や高級車を保有してる事実をあなたが知ってても、あなたに請求があれば従わなければならない。

そう。あなたは連帯保証人だから。
オロゴン @orogongon 2018-09-09 15:47:40
③分別の利益

これは保証人が複数いる場合に、対象の債務(借金)を頭割りした金額しか責任を負わない利益。

この利益が「無い」…ということは、他に99人の連帯保証人がいる中で、金融機関があなただけに借金の100%返済を請求して来ても従わなければならない。

そう。あなたは連帯保証人だから。
オロゴン @orogongon 2018-09-09 16:00:59
つまり、金融機関が「連帯保証人のあなたから借金を回収した方が都合が良い」と判断した場合は、まっしぐらにあなたに取り立てに来ても構わない、ということを宣言させられているのが連帯保証契約なのである。
オロゴン @orogongon 2018-09-09 16:01:59
…と、ここまで話したのは極端な例で、実務的に金融機関がここまで不合理な取立てを行う事はそうそうないとは思う。

ただ、金融機関との間で結ばれる保証契約はこれだけ不利になっている事は予め理解しておきたい。

連帯保証の印を押す時は「自分が借りる」覚悟で押さなければならない。熟考すべし
レモミル @Lemon_and_Milk 2018-09-10 09:18:49
@orogongon 例えば主債務者が民事再生手続をとって借金の一部を支払えば済むことになっても、連帯保証人の責任は従来のまま。全額回収されます。
後悔と絶望の中、自殺を選ぶ連帯保証人もいます。

連帯保証人に安易にならないことも大事ですが、なってしまい支払を迫られた場合も早めに弁護士に相談してください
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冠水道路は深さ何センチまで走行可能か

素人考えだが、マフラー部分(地上高30センチあるかないか際どいだろう)が水没したら、排気が不可能になり、冠水部分の距離次第ではエンジンがストップするような気がする。つまり、30センチの水深なら大丈夫とも言えないと思うので、下のような記事は警告を促すより、むしろ、「30センチまでなら大丈夫」という考えを社会に与える危険性があるのではないか。

別記事によると、JAFではこう言っているようだ。ドアの下端まで大丈夫と言っても、いわゆるシャコタンの車だとドアの下端まで20センチ程度ではないのか。つまり、車の形状次第ということだろう。ジープのような車なら多少の冠水道路は大丈夫だと思うが、一般車なら30センチの水深というのは際どいレベルだと思う。


 では、車は水深がどれくらいまでなら走れるのか? JAFに聞いてみた。

「車はある程度の冠水や浸水に耐えられるよう設計されていますが、一般的に走行可能とされる水深は、乗用車であればドアの下端、つまり床面がつからない程度までになります。途中で車体が水に浮いて動けなくなったり、エンジンの吸気口が水を吸ったり、排気管がふさがれてエンジンが停止することもあります。また、絶対にやってほしくないことは、水が引いた後に車を取りに戻り、エンジンをかけること。破損や感電の恐れがあります」(広報担当者)





(以下引用)


道路が30メートルにわたって冠水した状況をつくり出した走行実験 © 千葉日報社 道路が30メートルにわたって冠水した状況をつくり出した走行実験

 台風や突発的なゲリラ豪雨後などに冠水した道路を走行した場合、車が水没する恐れがあるとして、日本自動車連盟(JAF)千葉支部は、水の深さは見た目では判断しにくいため、冠水した道路や地下道は必ず迂回(うかい)するよう呼び掛けている。

 冠水した道路を走行する危険性を確かめるため、JAFは道路が30メートルにわたって冠水した状況をつくり出し走行実験を実施=写真。セダンタイプの車と、SUV(スポーツ用多目的車)の2種類で、水深30センチと60センチに水を張った道を、時速10キロ、30キロで走行した。

 セダンタイプは水深60センチを時速10キロで走行すると、コースを抜ける上り坂で止まった。より厳しい条件の時速30キロは走行不能と判断し実験を見送った。

 SUVは、水深60センチでは時速10キロで走行できたが、30キロだと10メートル走ったところで停止した。

 水深30センチは、セダンタイプ、SUVとも時速10キロ、30キロとも30メートルの道を通過できた。

 同支部では、冠水道路の走行はエンジンやブレーキ故障の原因になると指摘。担当者は「冠水した道路は必ず迂回を。たとえ通過できても、車に支障が出ることがある。やむを得ず通った際には、必ず点検を受けて」としている。







はたしてその人は自分の味方か

「紙屋研究所」の記事の前半を転載。
引用した部分の末尾は参考になる。へえ、そういうものか、というわけだ。


社会保険労務士産業医たちは基本的に「経営者側」なので、労働者が相談をするとひどい目にあうことが多い。(p.29)


というのは、考えれば当たり前かもしれないが、自分が困っている時は、他者を性善説的に期待してしまうものだと思う。会社も同僚も味方であるよりはむしろ敵であることが多いのではないか。というのは、同僚としては、仲間の味方をしたら会社に睨まれることは明白なのだから、自分の仲間に有利な証言はしないだろう。医者だって、カネが欲しくてその仕事をしているのだから、産業医なら会社の側に立つのは当然だ。


(以下引用)



今野晴貴『会社員のための「使える」労働法』Add Star



ブラック企業から身を守る! 会社員のための「使える」労働法 類書はたくさんある。

 だから、正直「今さらまたこのタイプの本か」というような気持ちで手にとった。

 だが、つい終わりまで読んでしまった。そして読み終わると思いを新たにしたことがある。


知らなかった知識もある

 一つは、そうは言ってもやっぱり知らなかったこと。

 基本的なことだけど、傷病手当と、労災と認めてもらってもらう休業補償給付の違い。その違いに着目してググればそう難しい違いではないのだが、そもそもその違いに頭を向かせること自体が、あまりない。



頼ってはいけないもの

 二つ目は、頼ってはいけないものを教えていること。

自分で弁護士を探しても、多くの弁護士がハズレだ。(p.28)

手頃なのが、会社にある労働組合。企業ごとに作られている労働組合である。/でも、これはぜんぜん使えない場合が少なくない。(p.87)

社会保険労務士産業医たちは基本的に「経営者側」なので、労働者が相談をするとひどい目にあうことが多い。(p.29)

 厚労省の出先である地方労働局の「総合労働相談コーナー」でどういう人が相談者として雇われているかを聞いたことがある。職員は「例えば社会保険労務士の方ですとか……」と答えた。本書にも労基署の「総合相談窓口」の職員は「社労士労務関係者のアルバイトが対応する」(p.45)とある。

 まあ、そういうことだ。


 労基署については駆け込むことを本書では推奨しているが、「労働基準監督署は、確実に解決しそうなケースしか動こうとしない」(p.43)と述べ、証拠固めなど3つのポイントを示し、それをやった上での相談(正確には「申告」)を勧めている。

調理に沸騰した湯を使うのは間違い

西洋の「料理迷信」に関する記事だが、下の部分は東西共通の迷信だろうから転載した。
実際、コーヒーを淹れる時に、沸騰した湯と90度くらいの湯とでは後者が圧倒的に美味いのである。(そのほか、紙フィルターは二枚重ねにすると雑味がかなり濾過されて消え、美味くなるというのは私の体験。)
沸騰した湯(つまり100度という温度)は大半の食材にとって高すぎる温度だというのは一般論として覚えておくといいのではないか。
茹で卵は65度くらいで作れる、というのも事実である。まあ、「温泉卵」は60度くらいで作るというのは、知っている人は知っている。





調理には沸騰した湯を使う。

料理初心者は沸騰した湯にパスタを投入し、沸騰させたまま茹でるが、その必要はない。というのも、水は沸騰すると100度に達するが、これは大半の食材にとって高すぎる温度なのだ。「調理の間中、湯を沸騰させたままにしておくと、茹で上がった後で食感が損なわれてしまいます」とオモンは言う。つまりパスタはゴムのようになってしまう。パスタを茹でるなら、80度が理想の温度だ。「卵は65度で火が通ります。一方、野菜や米、パスタやクスクスのスム―ルなどのデンプン類は80度で茹でましょう」




企業の見えない不正行為

これは或る意味、天才的な発想だと思う。たいていの人は何度やってもつながらないとあきらめてしまうだろう。
開設は1秒でつながり、解約はまったく電話を取らないというのが、このプロバイダーだけでなく現代の多くの企業の経営方針や経営姿勢を示している。





さんがリツイート

昔某社のネットプロバイダー契約を解約しようと「解約はこちら」にある番号に何度電話しても何十分待っても「大変混み合っております」で繋がらなかったので、「開設はこちら」と書かれている番号に電話したら1秒で繋がってそこから「解約したいんで担当に繋いでくれ」とお願いして解約できた。