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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

病気は非ロマン的である

下の記事を見ると、米国人も(脳卒中を含む)血管障害は多いようだ。だが、文学や映画などではほとんど見たことが無いのは、やはりそういう話は小説や映画にふさわしくない、という意識があるのだと思う。つまり、日本の私小説(貧乏と病気の話がメインに思える)などは世界的には異例の文学なのだろう。

(以下引用)

心臓発作や脳卒中は、遺伝的な要因と居住地域との関係性のどちらが強く影響しているか考えたことはあるだろうか。アメリカ疫病予防管理センター向けに作成された Interactive Atlas of
Heart Disease and Stroke application(心臓発作と脳卒中に関する対話的地図アプリケーション)がこのような疑問を解決してくれるかもしれない。

心臓発作や脳卒中などの心血管疾患はアメリカで男女ともに最も多い死亡原因の一つである。アメリカ疫病予防管理センターが発表した最近のレポートによると、毎年80万人以上が心血管疾患で亡くなっている。これは3人に1人が心血管疾患で亡くなっているということになる。心血管疾患が原因で亡くなった多くの人、特に75歳以下の人たちは、心血管疾患を事前に予防できた可能性がある。

レポートによると、75歳以下の心血管疾患が原因の死者数は地域によって差があり、死亡率はアメリカ南部が一番高い。アメリカ疫病予防管理センターはこのデータをさらに詳しく分析するには、GISが必要だと認識していた。競合会社と入札の末、Esri社のプラチナパートナーで、アラバマ州のバーミングハムに本社を置くGeographic Information Services, Inc. (GISi) が選ばれた。Esri社のArcGISプラットフォームを利用して、心血管疾患に関連する健康情報が地図上で閲覧、分析できる対話的な地図アプリケーションの共同開発を開始した。

アメリカ疫病予防管理センターは、アメリカ国民と国、州、郡の保健担当官が、主にどこで、だれが心臓病や脳卒中になる可能性が高いかを調査するために、このアプリケーションを開発した。心血管疾患で亡くなった20万人ほどは予防できた可能性があったため、このような調査はとても重要だった。「心疾患や脳卒中によって奪われる命が多すぎる」とアメリカ疫病予防管理センターの疫学者であり、レポートの主な執筆者であるリンダ・シャイブ氏は述べた。「心血管疾患で失われる多くの命は、医療制度を改善し、健全な生活ができる環境を提供することで救うことができる。」

このデータを地図を通して扱いやすい形式で提供することで、どの地域の心血管疾患をより予防することができるのか、どの世代の人々が高血圧、冠動脈性心疾患、急性心筋梗塞、心不全、脳卒中を発症する危険性が高いのかが明らかになることが期待されている。このプロジェクトの最終的なゴールは医者、健康管理者、保健担当者そして一般の人々に、これらの病気の予防に関する知識を深めるためのサポートをすることだ。GISiのプログラム管理者であるダン・レビン氏は、「地図を媒体としてこのデータを広く普及させ、理解されるためだけに支援をしたのではない、バックエンド管理を簡易化することで、アメリカ疫病予防管理センターの科学者が新しいデータを追加し、地図の内容と表示を変更することで、自分自身でサイト管理ができるようになったのだ」と述べた。

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西洋では病気・衛生関係の話はタブーだった?

これは、ふりがなをつけてある文章を見たことがなかったので、単純に「ちゅうふう」と思っていたが、いろいろな読み方があるようだ。「夢酔独言」に「親父が腰抜けになって」とあったその「腰抜け」も中風のことだろう。
なぜだか、日本とくらべて西洋の書物や記録には脳卒中の記録が少ないように思う。映画などを見ても、脳卒中の話がほとんど無い。
これは、西洋人は体質的に脳卒中になりにくいのだろうか。
そもそも、あちらの小説や映画は病気や衛生関係の話をしない風潮があるのではないか。カミユの「ペスト」などが異例であり、またペストに関してだけは記録が多いように思う。そういうパニック的な感染症ではなく、中風のような、いわば「日常的な、ありふれた病気」の話をしない。せいぜいがアル中か梅毒くらいだ。これは、キリスト教社会では「病気は天罰」という意識があって意図的に隠されたのではないか、と今考えたが、どうだろうか。
衛生観念の無い時代に風呂に入ったり頭を洗ったりする習慣がどの程度西洋社会にあったのか、分からない。たとえば幸田露伴の小説で女性が頭を痒く思ったり、夏目漱石の小説で床屋が客の頭を掻いてフケを落とすような描写を西洋の小説では読んだことが無いが、連中は頭が痒くなることもフケが出ることもなかったわけではないだろう。「小説にそういうことを書くべきではない」という禁忌があったように思う。それは「人前でそういう話をしてはいけない」という禁忌が下層社会に至るまで存在したということだと思う。


中風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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中風(ちゅうぶう、地方によって「ちゅうふう」、「ちゅうぶ」、「ちゅうふ」などと呼ぶところもある)は、現在では脳血管障害(脳卒中[1])の後遺症偏風)である半身不随、片麻痺言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中また俗に「よいよい」ともいう。原因は生活習慣病

ECMOとはどういう治療か

別ブログかどこかに保存したかもしれないが、ECMOについて、詳しく語ったスレッド(志村けん関連)の一部を転載しておく。話の内容からして専門医であることは確実だろう。

(以下引用)

6: 2020/03/27(金) 15:48:55.987 ID:nTgPnMUTa
簡単に言うとECMOは人工心肺や。
血を全身に回すと言う作業と、酸素を吸って二酸化炭素を出すというのをしてくれる機械だと思ってくれ

452: 2020/03/27(金) 22:33:12.816 ID:V7UblGE4a
>>6
言ってる事は判るし俺も同意見だが、
今回のコロナウイルスに関しては重症化した患者に対してECMO付けて治療するのが有効なのは実証済みなんだ。
チョット検索してみてくれ。ECMO付けて回復した実例結構あるハズだ。

だが俺も志村けんはダメだと思う。

ECMO付けて回復した実例は40歳からせいぜい60歳代までだったと思うし、
しかも過去に肺炎経験があるんだよな志村。
高齢で肺炎経験あると肺の機能が大きく落ちてる可能があるから、ECMO付けて治療しても結局肺の機能がもう回復しないんじゃないか?

なんか結論は同じなのに、上げたり落としたりで申し訳ないが、
オマエの言い方だと「ECMO使ってる時点で希望無い」って事になっちゃう。
いや普通はそうなんだろうが、この新型コロナウイルスの治療に関してはそうでは無いって事は訂正すべき。
そうじゃないと今コレ読んでる連中自身やその親族がコロナに感染してECMO付けられた時に「もうダメだ」って思っちゃうだろ?
ココ読んでる連中が自分の親にECMO付けられたの見て「あ、無駄だからいいです」なんて事になったらどーすんの?
そうしたらオマエがソイツの親ころした事になんだぞ?

そうでは無いんだと。新型コロナの治療において重篤患者にECMOは普通の事で回復例も多い、つまり『まだ見込みがあるからECMOを付けるんだ』って事を周知させないと。
「自分の経験上」の事とは言え、医者として間違った情報を流布してしまうのはダメでしょ?

志村けんが「もうダメ」なのは『ECMO治療が始まったから』じゃなくて、「高齢で肺炎経験者だから」
ココをチャンと説明しないと。

456: 2020/03/27(金) 22:34:48.174 ID:gUlMT21r0
>>452
前提条件として

・ご高齢である
・肺炎の既往あり
・喫煙歴長くヘビースモーカーである

っていうのを提示しなかったのは悪手ですかね

460: 2020/03/27(金) 22:37:58.165 ID:V7UblGE4a
>>456
うん。ソコ大事だと思います。

少なくとも今後、国内のコロナ患者にECMOつけて治療する事例は格段に増えるハズだから誤解を産まないようにしないと。

7: 2020/03/27(金) 15:49:31.407 ID:ICKpZ3110
何が駄目なのか説明しろよ無能

8: 2020/03/27(金) 15:49:41.682 ID:YQFum82/0
なんだこいつえらそーに

9: 2020/03/27(金) 15:49:46.602 ID:gtkXRyGpd
心臓も兼ねるの?

10: 2020/03/27(金) 15:49:52.806 ID:BLh0XSYap
延命で寝たきりの植物人間

15: 2020/03/27(金) 15:51:10.173 ID:nTgPnMUTa
つまり身体が病気に打ち勝つまでの時間稼ぎとも言える。
つまりは一般的にはインフルの急性増悪とか、ウイルス性心筋症、心疾患の周術期に一時的に使う程度や

18: 2020/03/27(金) 15:52:48.614 ID:d05xmKixd
>>15
インフルの急性増悪???
ウイルス性心筋炎???
てきとーなこと抜かしてんじゃねーぞ小僧

35: 2020/03/27(金) 16:10:05.880 ID:nTgPnMUTa
>>18
ウイルス性の心筋炎とかなんてばりばりECMO使うやろ

22: 2020/03/27(金) 15:53:34.684 ID:nTgPnMUTa
それを今回みたいな症例に使うとどうなるかわかるか?
心臓とか肺はボロボロ、体に異物入れても大丈夫なように抗凝固、抗血小板剤とか使うから身体中から血が出るし、脳出血とかばりばり起きる。でも機会が回ってるから死ねない

115: 2020/03/27(金) 17:17:50.382 ID:GZowtqpC0
>>22
死ねないの怖E

131: 2020/03/27(金) 17:28:43.594 ID:nTgPnMUTa
>>115
そだよ。
俺がエクモ入れてなくなった患者は、患者家族から悪魔って言われたよ。
それほど地獄。
それを誰も言わないし、言えないんや。

24: 2020/03/27(金) 15:54:52.885 ID:BX8fGRGX0
なんのためにしてるの?
どんな奇跡を待ってるの?

39: 2020/03/27(金) 16:17:47.979 ID:nTgPnMUTa
>>24
そもそもウイルス性の肺炎で70歳、しかもヘビースモーカーなんて普通はECMOの対象にはならん。
多分ICUで患者見たことある医者ならみんな感じてるはずや。
それでしたのははっきり言って上級国民だからやろうな

27: 2020/03/27(金) 15:57:07.861 ID:CSdruVD8d
酸素の供給を止めずに二酸化炭素を体内に残すと息苦しいまま死ねないという拷問になる

44: 2020/03/27(金) 16:25:17.943 ID:nTgPnMUTa
>>27ECMOはそんなことできないけど、低酸素より高二酸化炭素の方が楽に死ねるよ。
意識なくなるから。
実際どうしようもない肺疾患の人の場合、お見取りの際は二酸化炭素高くして、意識落としてお見取りする場合もある。
最悪なのは肺高血圧とか間質性肺炎で酸素だけ低くなるパターン。
これも地獄

30: 2020/03/27(金) 15:59:07.777 ID:K0Opsq3Wr
じゃあ生かしてるだけってことなん?

41: 2020/03/27(金) 16:22:51.054 ID:nTgPnMUTa
>>30
そだよ。

エクモでうまくいかないとどうなるか。
エクモって足の付け根でバイパスするから、足の血流減るんだよね。
だから足の先から腐っていく。これほんとだよ。
その上で徐々に体のいろんなとこが壊死していく。
最後は脳出血するか、大量下血、他の感染症で打ち取られることが多いな。
はっきり言って地獄だよ。
多分一回でも経験した医者なら志村けんにはECMO入れないハズだ。

感染症検査における「特異度」という言葉の異常さ

今さらだが、新コロ騒動で物好きたちの間で常識語となった感のある「特異度」という言葉だが、私はこの言葉に非常な違和感があり、専門語というのは実に言語的に無神経だなあ、と思っている。
下のウィキペディアにあるように、特異度が、ある検査について「陰性のものを正しく陰性と判定する確率」なら、それは検査の正しさを実証する数字であり、それをなぜ「特異度」などと言うのか。むしろ、「正常度」と言うべきではないか。いや、「正常度」では患者その人の正常性と勘違いされると言うのなら「検査正常度」「検査信頼度」と言うべきだろう。どこが「特異」なのか。陰性と判定されたのが陰性なら何もおかしくない(特異ではない)わけで、陰性と判定されたのが実は陰性ではなかった場合に「特異である」と見做すのが当然ではないか。

(以下引用)

特異度(とくいど)とは、臨床検査の性格を決める指標の1つで、ある検査について「陰性のものを正しく陰性と判定する確率」として定義される値である。

概要[編集]

特異度が高い、とは、「陰性のものを正しく陰性と判定する可能性が高い」、あるいは「陰性のものを間違って陽性と判定する可能性が低い」という意味である。

対となる表現に感度(敏感度)があるが、特異度は感度との兼ね合いで決まるため、必ずしも特異度のひたすら高い検査が良いとは言えない。(この議論については感度参照

なお、検査に限らず、「Bという症状は、Aという疾患に特異的だ(特異度が高い)」という言い方をすることが可能である。この場合の意味は、「Bという症状があれば、Aという病気がないのに誤ってAであると診断してしまう可能性が低い」という意味、すなわち「Bという症状があればAを強く疑ってよい」という意味で使われることが多く、逆に言えば「Bという症状がないからAという病気はない可能性が高い」と言っているわけではない。厳密にはこのような文脈で言う特異度とは陽性予測度であり、こういう文脈で使われる特異性・特異度は、検査における特異度の概念とは異なっている。 一般的には、感度が高いと除外診断(rule out)に有用であり、特異度が高いと確定診断に有用である。

米軍式睡眠導入法

私の場合は眠りに落ちるのは早いが、四、五時間で目が醒め、醒めると眠れない。つまり、睡眠時間が短い上に、目覚めた爽快感が無く、頭が重い。これも睡眠障害の一種だろう。
まあ、短時間睡眠は獣と同じだからさほど気にしていないが、目覚めた後も頭がスッキリしないのは困りものである。
下の記事は、さほどの内容だとも思わないが、メモだけしておく。

(以下引用)



たった2分で眠りに落ちる睡眠導入法!米軍採用のお墨付きで、96%のパイロットが成功

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どんな状況でも2分で眠りにつくことができる

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睡眠は人間が生きていく上で最も欠かせない生理機能の一つ。しかし、我々現代人は仕事や勉強に追われ、寝付きが悪いという人も少なくない。 しかしそんな方々に知ってもらいたいのが、1981年に出版された『Relax and Win(リラックスして勝利する): Championship Performance』にて紹介されている2分で眠りにつく方法。米軍のパイロットが睡眠不足によりミスを犯さないよう、あらゆる状況で眠るために開発された睡眠導入法で、現在も米軍で採用されているという。 手順は以下の通りだ。 1.ベッドに横たわり、舌、顎、目の周りなどを意識し、顔の筋肉をリラックスさせる。 2.肩の力を抜き、その後片腕ずつ、上腕、前腕と順番に力を抜いていく。 3.息を吐き、胸をリラックスさせ、続いて足の力も抜いていく。 4.10秒かけて頭の中をできるだけ空っぽにし、以下の3つのイメージの中から1つ想像する。 ・あなたは穏やかな湖に浮かぶ小舟の上で横になり、視界には澄み切った青空が広がっている。 ・あなたは真っ暗な部屋の中で黒いベルベットのハンモックに横たわっている。 ・あなたは10秒間「何も考えない、何も考えない、何も考えない……」と自分に言い聞かせる。 この睡眠導入法は、6週間の練習で96%ものパイロットに効果が見られた。コーヒーを飲んだ後や、マシンガンの銃声が聞こえる状況でも有効だったというから驚きだ。ちなみにパイロットたちが試した際はイスに座った状態だったとのこと。ベッドに横たわった状態なら、さらに眠りにつきやすいのは言うまでもないだろう。

入眠に必要なのは気持ちを鎮めること

一方で、睡眠の専門家ニール・スタンレー博士は『INDEPENDENT』に、眠りにつくために「睡眠に適した寝室」「リラックスした体」、そして「気持ちを鎮めること」の3つが必要だと語った。 中でも気持ちを鎮めることが重要で、読書、入浴、カモミールティー、マインドフルネス、アロマテラピー、ピンク・フロイドを聴くなど、自分に合った方法を見つけるよう提案した。 心拍トレーニング製品を扱うポラール・エレクトロ・ジャパンの調査によると、日本人の男女別平均睡眠時間は、男性6時間30分、女性6時間40分と調査した28カ国の中で最も短時間だった。さらに睡眠中の体の動きや心拍数によって分析される「睡眠の質」においても、28カ国中25位という結果に。 この睡眠導入法を習得までに多少時間がかかりそうだが、普段寝つきが悪く、十分な睡眠が取れていないという多くの日本人に、ぜひ試してほしい。