忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

暖房で湿気は取れるか

エアコンの暖房で室内の湿気は取れるか、という質問への答えだが、答えは分かれているようだ。
「湿度は下がるが湿気は取れない」というのがおそらく正解か。つまり、見かけの上(数字上)の湿度が下がるだけで、室内の水分量は変わらない、ということだろう。




ベストアンサー以外の回答

1〜4件/4件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

    ren********さん

    2011/6/223:39:30

    冷房すると、空気中の水分量が減少します。

    暖房では、空気中の水分は減少しません。
    しかし、空気中の水分量が同じでも、温度が上がると湿度は下がるという性質があります。
    湿度というのは、空気が含むことができる水分量に対して、実際にどのくらい水分があるかという比率のことで、温度が上がると、空気が含むことができる水分量が増えるので、実際の水分量が同じでも、比率が減少するからです。

    空気が含むことができる水分量に対して、実際の水分量の比率が下がると、肌や喉の粘膜などから水分が蒸発しやすくなるため、乾燥を感じるようになります。

    2011/6/218:20:40

    >暖房では湿気は取れないのでしょうか?
    取れません。

    冷房は、夏場、氷水を入れた、ガラスのコップを置いておくと、ガラスの周りに水滴が付きますね。
    これが、除湿(湿気を取る)原理です。
    逆に、冬場、お湯を入れたガラスコップの周りに水滴は付きますか?
    逆に、周りをぬらしておくと渇きます。
    ですから、暖房の時の湿気は取れません。

    xfq********さん

    2011/6/218:19:08

    温度が上がると実際の湿度は下がりますね。でも夏にそれをやる人はいないでしょう。今の時期のように少し涼しくて湿度が上がっている時期にはいいかもしれません。

    ご参考に!!!

    mie********さん

    2011/6/218:17:27

    取れますよ?
    ずっとエアコンやファンヒーター等で部屋を暖めていると、乾燥して肌が突っ張ったり、痒くなったりするじゃないですか。

    乾燥機だってドライヤーだって、温風で乾かしますよね。

    PR

    欧米人の「セクシー」とは何か

    「世界の謎発見」というサイトの投稿記事だが、日本人には謎の欧米人の「セクシー」好みについて、かなり分かりやすく書いている。セクシーとは、要するに、「異性の性的欲望を掻き立てる」ことだが、それが低年齢の女児の時代から始まり、その文化に何の罪悪感も持たないくせに、日本のアニメをロリコンだ、と非難したりするわけである。
    なお、小泉進次郎の「セクシー」発言だが、これはコスタリカの女性外交官で「make green sexy」という意味不明の主張をしている馬鹿女に乗せられての発言らしい。まあ、馬鹿であるが、セックス狂の欧米人には案外支持されるかもしれない。







    感覚の違い①色の好み

     まず、子供時代ですが日本では女の子の色といえば赤・ピンク・オレンジなどが筆頭に挙げられますが、アメリカでは断然、ピンクと紫なんです。ピンクはピンクでもホットピンクとかローズピンクのような濃い色のほう。日本で好まれるパステルピンクはアメリカでは「赤ちゃんの色」となります。ちなみにアメリカの男の子の色としては赤や青や黒が多いです。

    感覚の違い②露出度

     またアメリカの女の子は既に7歳くらいから「セクシー系」を好み出します。日本の同年代の女の子があまり選ばないような、ビキニ、タンクトップ、超ミニ丈のショートパンツ、スパゲティストラップ(極細い肩紐)のサマードレス、ミニスカートなどなど。このくらいの年代だったら、親がそういう服を買わなければ済むことなのですが、既にセクシーと露出の発芽が始まっているのです。

     これがティーンエイジャーになると今度は胸の谷間や背中を強調するようになります。プロムやフォーマル用(どちらもアメリカの高校のダンスパーティー)のドレスなど、肩と脚と胸元がきちんと隠れるドレスを探すのは至難の業。皆、胸の谷間をくっきり出したり、お尻のかたちがはっきり出るタイトなもの、下着がギリギリ隠れる程度のミニ、お尻の割れ目まで見えそうに開いてるものも・・・日本だったら絶対、ショールとかジャケットを羽織るようなものばかり。

     ちなみに冬でもこういうドレスを着るときの足元はサンダルです。車での移動がほとんどなので可能ともいえます。日本のように冬ならブーツとそれに合う服装でという感覚がない気がします。

    感覚の違い③体型

     アメリカの女性の狙うのは「可愛い」じゃなくて「セクシー」だから、太めの子でも堂々と露出を楽しみます。「太ってるから、似合わないかも」とか「脚が太いから隠したい」とかいう概念はなさそう。

     またこういうときは化粧も皆とっても張り切ってします。日本人の目から見ると「いくらなんでもちょっと濃すぎない?」と思えるような舞台用みたいなメークをばっちり施し、髪も綺麗に巻いたりアップにしたり、爪はもちろんネイルサロンでペディキュアを施し全身隙のないスタイルの出来上がり。

     ちなみにエクササイズするときに着る運動着も、少女からお年寄りまでボトムスはタイトなスパッツ・レギンス系です。お尻のかたちがはっきり出るので日本ではこの上にショートパンツとかラップスカートみたいのを重ねていますよね。アメリカではそのまんまです。お尻が大きくても、垂れていても、四角くても・・・堂々としたものです。

    感覚の違い④歯並び

     こんなふうに、体型はほとんど気にしないアメリカ人ですが、非常に気をつかうのがオーラルケアだといえましょう。歯の矯正はほとんどの子供がしますし、年頃になると歯のホワイトニングも始めるのでアメリカの子は皆歯が真っ白でまっすぐ!

     うちの上の2人は健康保険の関係で矯正を始めるのが少し遅く、上の2人は14歳と12歳で始めたのですが元の歯並びがかなり悪かったため親としても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。矯正の年齢は段々下がってきておりうちの下の子は8歳くらいで始めましたし、11歳にもなれば周りは相当な数の子が矯正器具をはめていました(矯正は基本的に永久歯が生えそろってからするので、8歳に始めたというのはスペーサーという、永久歯がきちんと生えてくるようなスペースを作る器具をはめるいわば矯正の前段階の準備です)。

     もちろん大人も歯のケアには気を使い、歯磨き、フロス、マウスウォッシュは基本中の基本。しかも、ティーンエイジャー時代に歯科矯正をしても大人になるにつれまた歯が元の位置に戻ってしまうらしく、30代半ばで2度目の矯正をしている人も多く見かけます。そんな私も40を超えてから歯科矯正をしてみました・・・始めたばかりの頃子供たちが「痛い、痛い」と言っていたのが身に染みてわかりました!

    感覚の違い⑤体型

     女性の外見を中心に書いてきましたが、男子のほうで1つ、日本と違うなと感じるのはアメリカの男の子は15歳くらいになるとかなりの確率で筋肉をつけたがります。筋肉がすべてというか、話題もシックスパックがどうとか、この腕の筋肉を見てとか、胸板が厚いだとか、あいつより僕のほうが筋肉質だとか、非常に熱心です(笑)アメリカはガレージが広いので自宅のガレージに器具やダンベルを置いて「ホームジム」をこしらえたり、ジムに入会したがるのもこの年頃です。

     目指すのは日本の同年代の男子のような「オシャレ」ではなく「ワイルド」だと言えます。日本の男子が携帯や財布や鍵などの細々したものをちょっとしたバッグに入れて持ち歩くようなことは一切せず、財布や携帯はジーンズのポケットに無理やり突っ込み、鍵束は手で持ち歩く、という感じ。雨が降りそうな日でも折り畳み傘を持って歩くなんて男の恥、とでもいうようにずぶ濡れになって歩くのがアメリカの男子高校生・・・いや、これは女子も同じで、登下校中に傘をさしている子はほとんどいません。

     アメリカ生活も長くなってくると慣れてきてしまって何が日本と違うのかということに気づきにくくなるのですが、これからも日米の違いには敏感でいたいと思っています。



    雨の日は換気するべきか否か

    この記事の書き手が勝手に判断しているだけではないか、という気もするが、湿度対策としての雨の日の換気というのは悩むところなので、一応参考にはする。


    雨の日は換気をするべきか悩みどころですが、激しい雨でもなければ換気した方が良いといわれています。

    湿気は窓からだけではなく、壁や床などあらゆる場所から染み込んできます。

    また、お部屋の水周りからも湿気は発生することや、空気の循環を悪くすることで湿気ぽくなりやすいことも大きな理由。

    室内に雨が入ってくるほどの土砂降りでなければ、こまめに換気をするようにしましょう。

    頭痛と高血圧

    「守口敬仁会病院」ホームページより引用。
    ここでは、頭痛と高血圧には関係は無い、という立場のようだ。

    (以下引用)


    高血圧について

    高血圧について

    現在、高血圧症患者様は日本に2~3千万人いると言われ、いわゆる生活習慣病の一つです。高血圧が長期にわたって続くと、いわゆる「血管病」、中でも動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞などを突然起こしますが、他の生活習慣病の糖尿病やコレステロールや中性脂肪が高くなる高脂血症と同様、通常は症状に乏しく、放置されやすい病気です。症状と言えば、よく昔から血圧が上がって頭が痛いと言いますが、最近になって頭痛と血圧は無関係であることまで証明されてしまいました。まさに、サイレントキラー/静かなる暗殺者と言えると思います。

    高血圧はなぜ起こるのか?

    そもそも、血圧がどう成り立っているかと言うことですが、心臓から送り出される血液の勢いとその受け入れ場所である血管の柔らかさによって決まると考えてください。すなわちポンプである心臓の出口から出てくる水の勢いがその受け入れ先である血管で受け止められますが、押し出す側の力と受け止められる側の柔軟性の掛け算であるわけです。

    では、なぜ高血圧が起こるかと言うと、まずひとつには心臓から出てくる血液が増えることがあります。ただし、特殊な病気を除いて勝手に心臓が勢いよく動くことはありませんから、増えるとすれば血液量が直接増えること、すなわち塩分の摂りすぎと考えられます。勿論、運動などで心臓の拍出が増えて血圧は上がることになりますが、この場合の上昇は自然に収まるものなので問題はありません。次に血管が柔軟性を失い硬くなると血圧は上がります。すなわち動脈硬化ということになります。また様々なストレスも血管の過度の緊張を招き、柔軟性を失わせ、血圧上昇の原因となります。

    高血圧が何を起こすのか?

    では、高血圧は何を起こして来るかということになりますが、基本的に血管の障害と考えて頂ければ良いと思います。その標的臓器すなわち、障害を受けやすい場所は、心臓、腎臓、脳が代表です。はじめに申し上げたように血圧の上昇のみによる症状の出現は基本的にありませんから、臓器障害が出て初めて症状が出るということになります。すなわち、心臓であれば心不全になったり、狭心症や心筋梗塞を招きます。腎臓では腎不全、脳では脳卒中ということになります。心不全や腎不全は比較的ゆっくりした経過で出現しますから、心筋梗塞や脳卒中は突然の変化であり、その日から人生が180度変わってしまう人がたくさんおられます。

    血圧コントロールの目標値は以前の高血圧の基準より低く、細かくなっております。昔は高血圧と言えば、160/90を境としていましたが、現在では140/90が基準で、135/85でも正常と言ってもらえず、正常高値という言い方になってきております。これは、研究の進歩により臓器の障害はより低い方が妨げることがわかってきたためです。私たちは基準として50歳位までの方では、135/85以下、それ以上のお歳の方では約10ずつ高くしても良いとしております。しかし、ご本人さんの他の病気や病状によっても更に細かく基準が定められております。なぜなら、血圧のコントロールは何より動脈硬化の予防のためですから、他の動脈硬化進行因子があるときはより厳しくコントロールする必要があるからです。すなわち、これらはあくまで一般的な数字上の目標値でしかありません。

    高血圧患者の危険度分類

    血圧のコントロールについてはあくまで他の危険因子との兼ね合いが非常に大事であり、高血圧学会がリスク要因と血圧の程度によって危険度を分類し治療の方法の選択の基準としております。リスク要因で注目して頂きたいのは、糖尿病が重視されていることで、糖尿病と高血圧の組み合わせが大変危険であることがわかります。このように危険因子が多ければ多いほどより確実で急いだ血圧のコントロールが必要であるということです。

    高血圧の治療

    高血圧の治療についてご説明します。治療は二つです。
    一つは、生活習慣の修正ということになります。そして二つ目は薬物療法となります。

    まず、生活習慣ですが、6つの項目があります。一つ一つについてこれからご説明します。これらは、血圧のためだけでなく、糖尿病や心臓病、脳梗塞など全ての生活習慣病にとって同じ問題点であり、気をつけることであることを理解してください。元気で長生きのためにはこれらを修正実行する必要があるということです。

    生活習慣の是正

    塩分制限
    日本人の塩分摂取量は昔は20g程度あり、脳卒中が今の10倍ほどありました。これではいけないということで国の指導により食塩を減らすようになりました。その成果があり、昭和62年頃には11.7gまで減りましたが、最近は再び増加しています。その原因はインスタントラーメンや、ハンバーガーなどファーストフードの利用が増えていることが考えられます。塩分制限は日に7g程度を目標にします。食物に入っている塩分が3g程度なので、塩、しょうゆなど調味料として使えるのは日に4g程度です。塩分制限はカロリー制限に繋がりますので肥満の解消にも重要です。
    体重制限
    現在、標準体重は22×身長(m)の2乗で計算します。様々な研究結果から22という数字は病気になる確立が最も低いということで導き出された数値です。標準体重の20%以上オーバーの場合を肥満と言いますが、超えていないからと言ってOKというわけではありません。最近よくい言われる脂肪のつき方によっては標準体重近くの人でも危険な場合があるからです。いわゆる内臓に脂肪がついた人の場合は、やはり食事や運動療法が必要であると考えてください。
    また、体重と身長より計算するBMI(Body Mass Index)という指標もよく使われます。
     BMI=体重(Kg)÷身長(m)×2乗
     BMIは22が理想的です。
     BMIが25以上になると生活習慣病になる確立が2倍を超えます。肥満している人の場合、だいたい4kgの減量で効果が出る、すなわち血圧の薬が一つ減らせると言われています。
    アルコール
    お酒は心血管病にとってどういう働きをするのでしょうか? 最近よくアルコールは心臓病にとって予防的に働くと言われております。一方量が多くなると脳卒中が増えるというデータもあります。一回の飲酒は短時間血圧を下げるようですが、多量飲酒は血圧を上げるらしく、返って血管病を増やしてしまうようです。また、飲酒が多いと食事療法がおろそかになって体重コントロールができず、血圧を上げてしまうことも多くあります。適切なアルコール量は日本酒で1合、ビールでは500cc以下と言われております。
    運動
    一般的に運動する人よりしない人の方が血圧は高いです。また、運動療法には血圧を下げる効果があることはよくわかっています。運動の種類としては静的な運動と言われる筋肉トレーニングは良くなく、動的運動である歩行、ランニング、水泳が良いとされています。また、運動は軽めの方がよく、強い運動は静的運動と同じことですが、急に血圧を上げてしまって事故が起こりやすいと言われています。もちろん、こうした運動は継続が大事であり、できれば毎日続けることが重要です。
    喫煙
    タバコについては血圧との直接的な関連はありません。しかし、何よりタバコは動脈硬化の最も強力な危険因子であることは間違いありません。血圧をコントロールする意味はあくまで動脈硬化の予防ですから、いくら血圧に気をつけてもタバコを吸っていては意味がないといえます。
    ストレス
    ストレスというと、いわゆる精神的なものを想像される方が多いと思いますが、精神的ストレスは血圧との関連ははっきりとは証明されていません。ただし、動脈硬化との関連は言われているので、やはりなるべく避けるべきものでしょう。また、寒冷は血圧を上げると言われており、特に高血圧患者様において冬の温度の変化は危険と言われています。トイレや浴室の寒さは注意が必要です。

    薬物療法

    高血圧に対する薬物療法は下記のように様々な薬物があります。

    • 利 尿 剤 …… 尿量を増加して血液量を減らす。
    • 血管拡張薬 …… 血管を拡張する。
    • 神経遮断薬 …… 心臓への余分な刺激を抑える。血管の緊張をとる。
    • レニン・アンギオテンシン系薬という昇圧ホルモンを抑えて血管を拡張したり、利尿を促したりする。

    以上、4つに大別されます。
    これらはそれぞれに特徴、欠点があり、個々の患者様に応じてこれらの薬物を単独で、あるいは、組み合わせて使用します。薬についての具体的な内容は主治医にお尋ね下さい。

    頭痛のこと

    最近、時々頭痛があるので、調べてみた。
    おそらく高血圧から来るのではないか、と思うが、このブログで高血圧治療の悪口ばかり書いていたからバチが当たったのかもしれないwww
    亡くなった叔母が脳腫瘍にかかっているので、血統的にその可能性もあるかと思うが、

    脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。
    良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。


    ということのようだ。まあ、脳腫瘍だったとしても、このまま脳の中に飼い続けるのも一案か。

    (以下引用)

    「こわい頭痛」と「こわくない頭痛」

    頭痛はありふれた病気です。
    頭痛のほとんどは、辛いけれども命にはかかわらない「こわくない頭痛」ですが、一部には放っておくと命にかかわる「こわい頭痛」があります。これを区別するのはとても大事なことです。
    どうすれば「こわい頭痛」を見分けられるのか、考えてみたいと思います。
    頭痛には、大きく分けて二通りあります。一次性の頭痛、つまりいわゆる頭痛持ちの頭痛と、脳などの病気によって起こる二次性の頭痛です。

    こわくない(けれども辛い)頭痛

    頭痛持ちの頭痛(一次性の頭痛)

    頭痛持ちの頭痛(一次性の頭痛)

    一次性の頭痛持ちの頭痛は、特に病気で起こるわけではない「こわくない頭痛」です。
    代表的なものとして、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
    「こわくない頭痛」と診断するためには、くも膜下出血や脳動脈解離、脳血管攣縮、脳腫瘍などによる、「こわい頭痛」ではないことの確認が必要です。
    頭痛の種類によって、治療法も異なります。

    ◆片頭痛(偏頭痛)は、ズキンズキンと痛むタイプの頭痛で、多くは頭の片側に起こります。
    発作的に起こり吐き気を伴ったりする、とてもつらい頭痛です。
    身体を動かすのが辛くなり、光や音の刺激で悪化したり(光過敏・音過敏)、匂いに敏感になったりします。
    周期的に起こり、日常生活に支障をきたして、仕事や家事を休まざるを得ないこともあります。
    前触れとして、視界に何かチラチラ・ギラギラするものが拡がったり(閃輝暗点)、手足のしびれ・脱力を感じたり、言葉の喋りにくさが起こったりすることがあります。
    片頭痛は一次性の頭痛ですが、前兆のある片頭痛は脳卒中のリスクとなりうることが知られており、注意が必要とされます。

    ◆緊張型頭痛は、肩こりなどの緊張に伴う頭痛です。
    いわゆる「けんびき」のある人によく起こります。
    頭痛の中で最も多いもので、重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。
    また、ストレスの影響が大きく、パソコンを長時間使用する人や、運転手さんにもよくみられます。

    ◆群発頭痛は、頭痛がある期間に集中して、片目の奥に起こるもので、七転八倒するほどのたまらない痛さです。
    毎日同じ時間に起こることがあり、夜中に激痛で目覚めたりすることもあります。
    心が折れそうになるほど、とも言われます。
    男性に多いのも特徴です。

    多くの一次性頭痛は、投薬などの治療でコントロール可能です。しかし慢性のものであるゆえ、完治は難しいという側面もあります。

    特に片頭痛や群発頭痛は、強い頭痛のことが多いです。頭痛が強くても、それが今まで時々あった種類の痛みであれば、こわいものではないといえます。
    痛みが長く続くことや、痛み止めが効かないことを心配される方は時々おられますが、いつもの痛みかたであれば、それは「こわくない頭痛」でしょう。

    頭の神経痛

    神経痛というと坐骨神経痛や肋間神経痛が思い浮かびますが、頭にも神経痛が起こることがあります。三叉神経痛、舌咽神経痛、後頭神経痛などが挙げられます。

    ◆三叉神経痛は、顔の片側に突然起こる激痛です。俗に「顔面神経痛」と呼ばれたりします。
    何かのきっかけで、顔をしかめるほど強い痛みがいきなり「はしる」ものです。痛みのきっかけとして、会話をしたり、物を噛んだり、歯磨き、髭剃りなどがあり、風が吹くだけで痛む方もおられます。痛みがこわいため食事ができず、最後には栄養失調となってしまうようなこともあり得ます。
    多くの場合、脳血管による神経への圧迫で起こります。薬による治療が有効ですが、良くならないときは、神経ブロックや放射線治療、場合によっては脳外科手術による治療が必要なこともあります。

    ◆後頭神経痛は、後頭部に突発して繰り返す痛みです。様々な原因がありえますが、原因となる病気がみつからないことも多く、自然に良くなることもしばしばあります。

    痛み止めの使いすぎに注意

    いつもの頭痛がたまにある程度で、そのつど鎮痛薬で治まるようなら問題はないでしょう。
    しかし頭痛が頻繁にあるからと痛み止めを飲み続けていると、だんだん効き目が悪くなってくることがあります。さらには頭痛がかえって重くなってくることがあり、そうなると日常生活に支障をきたすようになります。
    このよう場合は、専門医への受診が勧められます。

    二次性頭痛を疑うとき:いつもと違う頭痛

    一方、いつもと痛みかたが違う頭痛、日に日に頻度と程度が増していく頭痛などの場合は、「こわい頭痛」の可能性があるため、早急に受診されたほうが良いです。
    診察の所見から典型的な一次性の頭痛と診断されれば、そのまま薬などで治療が開始されます。しかし非典型的な症状であったり、何らかの疾患が疑われるような場合は、一度検査することが勧められます。

    こわい頭痛(二次性の頭痛)

    くも膜下出血

    くも膜下出血

    脳などの病気で起こる二次性の「こわい頭痛」の代表格は、くも膜下出血です。

    ◆典型的な症状は「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」で、吐き気をともなうことが多く、意識を失うこともあります。
    ただし頭痛があまり目立たないこともあり、注意が必要です。ガーンとする衝撃感、気が遠くなる感じや、めまい感などの異変が、いきなり起こることが特徴です。

    くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤という血管のコブが破裂することで起こります。
    再出血が起こるとより重症となってしまうため、緊急の入院と早急な治療を要します。

    ◆くも膜下出血の患者さんは、ほとんどは救急車で病院に運ばれます。
    しかし、脳外科の外来をしていると、まれに歩いて外来を受診されるくも膜下出血の方がおられます。軽度のくも膜下出血はCTでも診断がつかないことがあり、その場合はMRIや腰椎穿刺の検査が必要となります。

    極端な話ですが、当初は風邪と考えられたものが実はくも膜下出血であったと言うこともあり得ます。くも膜下出血かどうかの診断は時として難しく、判断に迷うことも稀ならずあります。今まで経験したことのない突然の頭痛を自覚したときは、脳外科のある病院に救急受診するのが良いです。

    ◆MRIなどの検査で、偶然に脳の動脈瘤がみつかることがあります。その場合どうすればいいか、それぞれの症例で方針は異なってきます。
    経過観察で問題ないことが多いですが、まれに破裂してくも膜下出血となることもあります。
    動脈瘤の場所、大きさ、形などが判断材料となります。担当の医師から、よく説明を聞くことが重要です(参考リンク→脳神経外科疾患情報ページ)。

    脳動脈解離、脳血管攣縮

    脳動脈解離、脳血管攣縮

    また最近、脳動脈の解離や、脳血管の攣縮による頭痛がみられることが増えているといわれます。

    ◆脳動脈の解離は、椎骨動脈という脳の後方へ行く血管にできることが非常に多く、急性に後頭部の比較的強い痛みを生じます。
    頭痛の性状からは片頭痛や後頭神経痛などと区別することは困難で、MRI検査で明らかになることがあります。
    大抵は何事もなく数ヶ月で回復しますが、動脈瘤や血管の狭窄をきたし、まれにくも膜下出血や脳梗塞を起こすことが知られています。

    ◆ウェイトトレーニングなどの運動や感情の昂ぶりに際して突然に頭痛を起こすことがあり、ひとつの原因として可逆性の脳血管攣縮が注目されています。
    脳血管の攣縮による頭痛は1-3ヶ月で良くなるのですが、症状だけではくも膜下出血などと区別はつかず、頭蓋内の出血や脳梗塞を伴うこともあり得るため要注意とされています。

    脳腫瘍

    脳腫瘍

    ◆脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはあまりなく、数ヶ月から数週間かけて徐々に強くなっていくことがあります。
    頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚めたり、起きてしばらくすると改善することがあります。
    頭痛に手足のシビレやマヒ、眼の見えにくさ、けいれんなどの神経症状を伴うときは、CTあるいはMRI検査がおこなわれます。
    また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍がみつかることも、ときにあります。

    脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。
    良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。
    手術が必要な場合、適切な治療を受ければ元の生活に戻れることも多いので、気になる症状があれば早めに受診することが重要です。

    ◆その他の二次性の頭痛としては、髄膜炎、高血圧、低酸素血症、頭蓋骨・頸・眼・耳・鼻・副鼻腔・歯・口の病気によるものなどがあります。

    こんなときは、早めに受診を

    慢性頭痛の診療ガイドラインには、二次性頭痛を疑うサインとして以下が挙げられています。

    • 突然の頭痛
    • 今までに経験したことのない頭痛
    • いつもと様子の異なる頭痛
    • 頻度と程度が増していく頭痛
    • 50歳以降に初発の頭痛
    • 神経脱落症状を有する頭痛
    • 癌や免疫不全の病態を有する患者の頭痛
    • 精神症状を有する患者の頭痛
    • 発熱・項部硬直・髄膜刺激症状を有する頭痛

    ◆あなたの頭痛が、いつもの頭痛であったり、以前にもあった頭痛であるなら、それはおそらく「こわくない頭痛」でしょう。
    しかし、今までなかったような頭痛や、だんだん強くなるような頭痛であれば、もしかすると危険な「こわい頭痛」かも知れません。
    そのような場合は、脳神経外科、神経内科など専門医のいる病院やクリニックで診断を受けられてはいかがでしょうか(参考リンク→頭痛専門医一覧)。

    ◆なお、突然の頭痛で身動きもままならない場合は、119番通報で救急車を呼んでください。あるいは、大阪府在住の方であれば、大阪府救急医療情報センターにご相談ください。

    高熱に頭痛をともなう場合は、腰椎穿刺という特殊な検査が必要なことがあります。このような場合は受診される前に、まず病院へ電話でお問い合わせされる方が良いと存じます。

    また、小児の慢性頭痛は、精神的・身体的ストレスの関与が大きいといわれます。子供さんの頭痛につきましては、まずは小児科へ受診されることをお勧めいたします(参考リンク→日本小児神経学会)。

    ◆頭痛について、以下のリンクもご参照ください: