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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

間質性肺炎のこと

この頃、ネットやニュースなどで(コロナが原因の)間質性肺炎という言葉をよく聞くので、調べてみると、少なくとも下の記事ではウィルスが原因で間質性肺炎になる、という記述はない。
なぜ、コロナに関して、単に「肺炎」と言わないでわざわざ「間質性肺炎」と言う言葉を使うのだろうか。専門用語にはひどいのが多いが、「間質性肺炎」というのも良くない。事実は単に「間質肺炎」だろう。「性」はよけいである。これでは、「間質」が何かの「傾向」に思える。「間質」という言葉も、きちんと「肺胞間物質」と言うべきだろう。
私自身、

症状としては、歩行やそのほか日常生活の中で身体を動かしているとき(労作時)に感じる息切れ、痰(たん)を伴わないせきなどが現れます。比較的ゆっくり進行する病気であるため、症状を自覚した段階ではかなり病気が進んでいることもあります。

という「症状」はあり、単に体質的に気管が弱いのと、老化と運動不足だと思っていたので、少し心配ではある。


(以下引用)



間質性肺炎・肺線維症

Interstitial Pneumonia / Pulmonary Fibrosis

解説:長 澄人 (大阪府済生会吹田病院 副院長)

間質性肺炎・肺線維症はこんな病気

「呼吸」とは、吸った空気(吸気)を気管から続く気道を介して、末端の肺胞という小さな袋にまで運び、肺胞の周りの「間質」の中を流れる毛細血管中の血液に酸素を与えるための作業です。間質性肺炎は、この間質にさまざまな原因による炎症が起こり、壁が厚く硬くなって(線維化)、血液中に酸素が取り込まれにくくなる病気です。症状としては、歩行やそのほか日常生活の中で身体を動かしているとき(労作時)に感じる息切れ、痰(たん)を伴わないせきなどが現れます。比較的ゆっくり進行する病気であるため、症状を自覚した段階ではかなり病気が進んでいることもあります。
線維化が進むと、蜂巣肺(ほうそうはい)と言われるような多数の穴(嚢胞)がCTなどで確認できます(肺線維症)。

間質性肺炎・肺線維症
間質性肺炎・肺線維症のしくみ

間質性肺炎の原因としては、職業上の粉塵吸入やペット飼育などの住環境、薬剤や健康食品(薬剤性肺障害)、関節リウマチ他の膠原病などさまざまなものが知られていますが、原因がはっきりしない間質性肺炎を「特発性間質性肺炎」と呼び、一定の基準を満たすと公費負担の対象となります。

診断のためには、医師の問診・聴診などの診察、血液検査、肺活量などをみる呼吸機能検査、胸部X線やCTなどの画像検査を行いますが、場合によっては気管支鏡や胸腔鏡(きょうくうきょう)などで検査入院を必要とすることもあります。呼吸器科の専門医を受診するのがよいでしょう。

間質性肺炎・肺線維症の治療法

特発性間質性肺炎・肺線維症以外の間質性肺炎は、ステロイドなどの薬がよく効くものもありますので、どのタイプの間質性肺炎であるかの診断が重要です。特発性間質性肺炎・肺線維症は徐々に進行する場合が多く、難治性で今のところ特効薬はありませんが、抗線維化薬やステロイドと免疫抑制薬の併用、NAC(Nアセチルシステイン)吸入などを症状に応じて行います。病気が進行して血液中の酸素が不足すれば、在宅酸素療法が必要になります。






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「物忌み」とは何か

漫画家近藤ようこのツィートだが、私も何となく誤解をしていたかもしれない。
いや、きちんと考えれば近藤氏の言うとおりだろうが、うっかりして後者のような意味で使ってしまう可能性もありそうだ。「物」という言葉が漠然としているから勘違いが起こりやすいのではないか。

(以下引用)


物忌みは神を迎えるために精進潔斎することで、疫病を妖怪みたいに考えて籠ることじゃないよ…

D is for Disease (訳すなら「ビは病気のビ」)

やっとcovid19のdの意味が分かった。しかし、漠然とdisease(病気)と言っているのは、まだ正体不明だからだろうか。つまり、自然発生ではなく、人工的に作られた「生物兵器」である可能性が高いということを含意しているのではないか?

略語を覚えるのが苦手なので、「Hugっとプリキュア」の真似をして「媚びっと19(歳)」と覚えよう。

Coronavirus disease 2019 : COVID-19 (SARS-CoV-2)

二項対立思考でしか考えられない人々

私は、当たり前のことを事々しく言う癖があるが、それは世間の多くの人間は、当たり前のことも理解していないのが普通だと思っているからだ。かつての自分自身を振り返れば、そう思う。で、べつに今が昔の自分より進歩している保証は無い。とすれば、常に、「当たり前」を大事にして生きていくのは当たり前だろう。
たとえば、「敵の敵は味方」という言葉がある。これが大嘘であり、数学的に成り立たないことは少し考えれば誰でも分かる。敵の敵は自分にも敵かもしれない、というのは「三項対立」の図式を考えれば「当たり前」である。それを、「敵の敵は味方」と信じるのは、「そうであってほしい」という願望が事実の認識を歪めるのである。これは、「敵と味方」という二元論で考えてしまうからだろう。
現実は直線でも平面でもなく三次元なのである。右と左で全部がくくれるわけではなく、上と下もある。左だ右だと争っている構図を「上」はせせら笑って眺めているわけだ。もちろん、「上と下」という構図も二項対立思考であり、上の中にもまた上と下がいるし、下の中にも上と下がいる。そうすると、上の中の下は下の味方になる可能性があり、下の中の上は下の敵になる可能性がある。さらには、上でも下でも右でも左でもないという立場もある。世の中はそういうものだが、いったん党派で区切られると思考が単純化されてしまうのである。

周産期と周術期

某スレッドで「周術期」という見慣れない言葉を見て、誤記か何かかな、と思ったが、「周産期」という言葉を思い出し、そちらで調べてみた。要するに、「周」は「周辺の」の意味のようだ。空間ではなく時間的表現として、「周囲」「周辺」「周り」という言葉を使った例を見たことが無いので、私は「周産期」という言葉に強い違和感を感じていたのだろう。専門用語には、この種の言葉が多い。まあ、「言葉の感覚に鈍感」なのである。英文法用語など、そのオンパレードである。
官庁用語にもその手のものは多い。「授産施設」という看板を見て、「産婦人科の一種か」と思った人は多いのではないか。


(以下引用)


周産期(しゅうさんき)とは、出産前後の期間の事を指す。 ... 最近は、救急車で搬送される妊婦の受け入れ拒否による死亡事件が相次いだ事などにより、妊娠中期から出産数日後までの期間を組み合わせた周産期医療の重要性が強く認識されるようになった。