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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

田舎に空き家や遊休土地が増えるわけ

1ヤードは確か90センチくらいだったと思うが、これは普通の成人男性が歩測で長さを計算する基準だったのではないかと推測する。私は古希を少し過ぎた老人で、若いころより歩幅が狭くなったと思うが、今測ってみると2歩で85センチくらいだった。2歩というと、つまり、左足踵を起点に右足踵、左足踵と接地する、その起点の左足踵から次の左足踵までの長さだ。これが約1ヤードだと覚えておくと、ゴルフなどでの計測が楽になるだろう。で、都会や街中の家の門構えがだいたい10ヤード前後である。奥行はいろいろだ。前面の2倍くらいの奥行があるのが普通のようだ。

先ほど、散歩をしている時に、売りに出されている空き地があって、それが坪単価14万円で、面積が250坪、つまり3500万円だった。これは細長いがかなり大きな土地で、まあ、奥行きが200ヤードくらいありそうな感じだった。つまり、家の一部にゴルフ練習場が作れる。
私が居住している田舎町はかなり寂れた町なので、土地の坪単価が14万円というのが高いのか安いのか分からないが、まあ、それがこの辺の相場なのだろう。ちなみに、このあたりは空き家や廃屋になった家がやたらと多く、つまり、ここに土地を買って家や施設を作る人はあまりいないと思うが、土地の値段は、一度上がるとなかなか下がらない気がする。売主は下がった値段で売るのを嫌うし、不動産屋も安値で売ると儲けが少ないからだろう。そうして日本のほとんどの田舎に遊休土地、無駄な空き地や廃屋が増えていく。
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