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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

季節工(県外派遣社員)の実態

私も20代後半に会社が倒産して失業し、県外へ季節工として働きに出たことがある。その当時は、まだ派遣社員が一般化していなかったので、それを利用した下の記事のような「詐欺行為」「犯罪行為」は(私に関しては)無かったが、季節工という仕事が、一見楽なように見えて体に障害を起こす可能性が高いものだということはその時体験した。だから、正社員にはやらせないのだろう。

(以下引用)

身ひとつで、知らない土地で働くには寮付き派遣しかなかった。ただ当時のシュウゴさんは夢や期待のほうが大きかった。「学歴も、職歴もない自分に飛行機代も出してくれる、住まいも用意してくれる。入社祝い金やクオカードももらえる。寮付き派遣って、いいことずくめじゃないか」。

「寮付き派遣あるある」の実態

しかし、実際の派遣労働は期待外れの連続だった。沖縄を出る前は時給1600円と聞いていたのに、現地に着くと「今その仕事の空きはない。時給1250円の仕事ならある」と説明された。ただ、どちらの時給の仕事も業務内容は同じだという。

納得できなかったが、いまさら沖縄に戻るわけにもいかず、やむなく時給1250円で働いた。その後、何度か派遣先は変わったが、事前の約束より時給が下がることはあっても、上がることはなかった。

派遣元会社が用意する寮の家賃も割高だった。寮といっても、派遣元会社が借り上げた民間アパート。あるとき、築40年以上の木造アパートで毎月約8万円の寮費を引かれたことがある。高すぎると感じ、不動産会社に直接問い合わせたところ、実際には家賃5万円ほどの物件であることがわかったのだという。

シュウゴさんに言わせると、派遣元会社が相場より高い寮費を取るのは「寮付き派遣あるある」。残業の有無にもよるが、収入は手取りで月18万円ほどで、昇給もボーナスもない。揚げ句の果ての仕打ちが労災隠しである。

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