YouTubeが、頼んでもいないのに勝手に配信するコンテンツの8割は、視聴数誘導だけを目的にした中身のないゴミ、デマにすぎない。
 どちらかといえば、グーグルの陰謀論排除やワクチン推進の政治姿勢に問題を起こさないコンテンツが明らかに選ばれている。

 多くのコンテンツが、人の目を惹きつける表題を掲げていても、中身は期待外れで、誰でも知ってる、ありふれたことしかない。幻滅ばかりだ。
 何年も前の腐ったネタを表題ばかり大袈裟に再編して、中身のない構成で視聴者を呆れさせている。こんなものを視聴するのは、時間の浪費にしかならない。

 視聴数で金を稼ぎたい気持ちは分かるが、こんなコンテンツばかり出しているYouTuberは、もはや信頼も期待も失ってゆくしかないと思う。そこには欲しい情報がないのだ。
 これでは、YouTubeの未来は、タテマエ世界だけの中国共産党みたいになってしまう。
 最初のころは面白かったドワンゴの「ゆっくりシリーズ」も、もう視聴率稼ぎの軽薄さ、中身の薄さが鼻について、見る価値を失ってしまっている。

 今、私が情報収集用に視聴しているのは、渋谷司の中国カフェとか、チャンネル桜とか妙佛とかだが、みんな原発推進なので、腹を立てながら聞いているため体に悪い。
 しかし、YouTubeを経営するグーグルが原発とワクチン推進なので、反原発や反ワクチンのコンテンツを探すのは困難だ。
 政治的に仕分け選別されないコンテンツを探すには、ニコ動あたりに行くしかない。

 しかし希に、凄みのある、とてつもない価値を持ったコンテンツもある。
 たとえば保江邦夫のコンテンツ。
  https://www.youtube.com/watch?v=3PHqiv95wiA

 私はこれを見ていて、本当に素晴らしい情報提供だと拍手を送った。そして、これによって格闘技の世界に恐ろしい革命が起きる予感がした。
 もしかしたら、朝倉兄弟も井上尚弥も時代遅れになるのかもしれない。
 何せ、大東流合気柔術の達人が、合気の本質的エッセンスを惜しみなく出して、教えてくれている。
 これからは、合気なしには格闘技を語れないと思った。

 岡本正剛も、奇跡の技を見せてくれたが、エッセンスまで教えてくれなかった。
 https://www.youtube.com/watch?v=mnA66Wl4NH0
 由美かおるの師匠の西野皓三も、信じられない技を見せてくれたが、そのメカニズムまでは教えてくれなかった。塩田剛三も華麗なダンスのような技を見せてくれたが、なんでそうなるかを教えてくれなかった。
 https://www.youtube.com/watch?v=PHTBQsWy3Fk&ab_channel=INBM

 たぶんだが、カンフーの技のうち、接触しただけで相手を倒す技法もあるそうだが、これなど、保江邦夫の大東流合気道とまるで同じだ。
 昔から伝えられた高度な格闘技には、おそらく合気道のエッセンスが含まれているのだろう。
 これからの格闘技で、合気を理解できない者は時代遅れになる。

 それから、奇跡的な整体治療もすばらしい。たぶん、これにも合気のエッセンスが含まれていると私は思う。気のエネルギーがなければ、こんな奇跡的治療は不可能だ。
 https://www.youtube.com/watch?v=-mnXmEzUra0

 私自身、ずいぶん昔から「気の世界」を体感してきたので、合気道が医学や物理学では理解できない、不思議な世界だが、実在するものであることを知っている。
 私も、昔は、手のひらで5mも離れた紙をひらひらさせることができたし、他人の手指や足までビローンと延ばすこともできた。
 また他人の痛みのある悪い部分を治療することもできたし、遠隔治療らしきものまでやった。
 そして、予感とか予知とかの能力も、かなり優れていた。遠くにいる他人の、自分に関する会話が、目の前で声に出しているように聞こえたのだ。

 今、ネットでアタラシ君を視聴していて、世界最高の超能力マジシャンだと感心しているのだが、まあ、私も、この百分の一くらいはできたかもしれない。
 https://www.youtube.com/@AtarashiKun

 ただ、間質性肺炎になった自分を治すことはできなかった。ただ死ぬのを遅らせることには成功しているのだが。5年で死ぬところを10年持った程度だな。
 これも気のメカニズムに関して、少しだけ知識をもっていたせいだと思う。
 肺線維症のせいで、山をまともに歩けなくなって、ずいぶんと気の力が衰えた。
 というのも、気のエネルギーは、体液の循環と関係があるからだ。血やリンパが激しく循環していないと、気のエネルギーも出てこないのだ。

 誰でも両掌を合わせて10~20センチくらい近づけたり、遠ざけたりすると、掌が温かくなってくる。気が出るのだ。
 このとき左右の掌を手首で合わせて見ると、なぜか左手の指がビローンと数センチ伸びるのだ。だいたい10人中8人くらいが伸びる。
 これが「気の世界」の入口になる。

 こうして気の実感を確認できると、次に気の循環に進むことができる。気を集めて、体の中をぐるぐる循環させるのだ。
 「気は意念に従う」といって、意思によって気の位置を変化させることができる。
 これを「周天功」と呼ぶ。私も調子のよいときは、体のなかにある気の位置を実感して、足の裏から脳天まで循環させる実感を得たこともある。

 ところが、周天功をやっていると、私のように性格が悪い人間では、気が暴走して、精神を破壊することもある。これを「偏差」と呼ぶ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%8F%E5%B7%AE_(%E6%B0%97%E5%8A%9F)
 一種のノイローゼのようになってしまい、すごぶる不調になるので、私は周天功を諦めることになった。
 何が起きるかというと、完全に別人、あるいは巷を浮遊している死霊が自分の心を支配してしまうことがある。自分が自分でなくなるのだ。

 気を修練していると、だんだん霊界と波長が合ってくる。他人の意識と共鳴しやすくなるだけでなく、死者の霊とも共鳴しやすくなってしまう。
 もう30年近くも前なのだが、名張の奥の国見山というところで、登山のため車泊していたところ、ある霊に頭のなかに入られた。
 それは頭の一部に貼り付いてしまい、おかしな頭痛とともに、死者の意思が私に入り込むようになった。数年間も苦しんだ記憶がある。

 ずいぶん荒っぽい霊で、私はそれから暴力団関係者と木刀を持って渡り合ったりもした。本来の自分ならありえないことだった。
 やがて、その霊が、車泊場所で首を吊って自殺した大阪のヤクザだと分かった。
 頭に鉄の拘束具が入っているような不快感があったのだが、ある夜、祖父の霊が来て、「ガキン!」と音を立てて外してくれた。それから頭痛が消え、性格も元に戻った。

 気の世界は、たぶん霊の世界と同じ性質を持っている。
 以下のコンテンツは、触っただけで長年の障害を治癒させてしまう、奇跡的な整体治療を扱ったものだ。
 https://www.youtube.com/watch?v=XkI8xzjvELs

 私も、気を注入する「手当」を相当数体験しているのだが、上の方に紹介した、保江邦夫さんの合気道と原理が似ている。
 相手の病変部分に、手を当てる。何も接触しなくても良いのだが、自分の体から相手の病変部に気を送り込むイメージを強く持つのだ。
 このとき、接触部の力を完全に抜くことがコツで、気が相手に入ってゆくイメージを保つことが大切だ。「気は意念に従う」のだから。

 かなり多くの場合、実は怖いのだが、相手の病変を自分の体が吸い取ってしまい、自分の体調が悪化することがある。また回復まで数日かかることもある。
 ただ、ほとんどの場合、相手の苦痛は軽減されている。
 実は、こういう治療力を持った「気功師」が数十年前までたくさんいた。しかし大半が50歳くらいで死んでしまう。

 たぶん、相手の病変を吸い取って自分のものにしてしまったせいだろう。今では、気功師もあまり聞かなくなった。割の合う仕事ではなさそうだからだ。
 私も、他人に対して気を操作することをしなくなった。どうしても相手の悪い気を自分が受けてしまうからだ。
 まあ、相手の左手指や片足をビローンと伸ばすのは楽しかったのだが。

 私も寿命が近づいているので、最後は、誰かを助けてあの世に行こうかと思っている。
 上の整体師の奇跡も、ほんの少しなら真似できる気がするからだ。
 保江邦夫さんの素晴らしいコンテンツは、もしかしたら気や合気の世界に大きな革命をもたらすのかもしれない。
 
 そうなれば、社会全体が大きく変わってゆく。
 今の新自由主義における「今だけ、金だけ、自分だけ」という価値観が崩壊して、「利他主義のなかにこそ人生の真実がある」と見抜く人が増えるかもしれない。
 蓄財や見栄張り競争なんかに見向きもしない、「気の修練」に向かう若者が増えそうな気がする。
 
 大東流の佐川幸義や堀川幸道さんみたいに、体に触れただけで、吹っ飛ばされる奇っ怪な合気道は、実にかっこいいものだ。高級車に乗って女の子を侍らせる見栄の価値観など、何の価値もないと確信する若者が増えるにちがいない。
 https://www.youtube.com/watch?v=W3qE8VohXZI
 日本中の若者が、車や学歴、権威を捨てて合気に走りそうな気がしている。
 私の場合は、登山に人生を捧げたが、合気と出会っていれば、そちらに進んだかもしれない。

 ちなみに、植芝盛平の合気柔術を「合気道」と名付け社会に広めたのは出口王仁三郎である。出口王仁三郎は、植芝盛平を連れて1924年に満州に出向いた。
 満洲に渡り、関東軍特務機関の斡旋で馬賊盧占魁率いる「西北自治軍」と共にモンゴル入る。
 その後、中国軍(奉天軍)に捕らえられ、「西北自治軍」の面々は処刑される中、王仁三郎と盛平ら六人の日本人は日本政府に保護されて日本に送還される。

 このとき盛平は、銃撃戦に巻き込まれるが、「敵弾が見えてそれを避けることができた」という、マトリックス並みの体験をしたとされる。
 確か、今、剣道の町井勲が同じことができると聞いた。この人も、完全に武道を超越して気の世界に棲んでいる。