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青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
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合併症のない高血圧患者 | 130/85mmHg 以下 | |
---|---|---|
糖尿合併のある高血圧患者 | 130/80mmHg 以下 | |
腎臓疾患を伴っている高血圧患者 | 尿蛋白 1g/日以下 | 130/80mmHg 以下 |
尿蛋白 1g/日以下 | 125/75mmHg 以下 |
動脈硬化危険因子 | 喫煙、高脂血症、糖尿、60歳以上の男性、閉経以降の女性、 家系に心血管患者がいる方 |
---|---|
標的臓器の損傷及び心血管疾患 | 心肥大、冠状動脈疾患(狭心症、心筋梗塞症)、心不全、脳血管疾患、腎不全、末梢動脈疾患、動脈硬化性網膜疾患 |
食品名 | 目安量 | 塩分量 | 食品名 | 目安量 | 塩分量 |
---|---|---|---|---|---|
生ラーメン 茹でうどん 食パン かまぼこ さつま揚げ 焼きちくわ はんぺん 塩鮭(塩ます) 干物(あじ) シラス干し たらこ 塩辛(イカ) ソーセージ 魚肉ソーセージ ぬか漬け |
1玉 1玉 6枚切り1枚 1切れ 1枚 1本 1枚 1切れ 1枚 大さじ1杯 1腹 大さじ1杯 1枚 1本 2切れ |
1.2 0.7 0.8 0.3 1.1 2.1 1.5 4.6 1.5 0.3 2.3 1.4 0.5 2.1 0.4 |
べったら漬け 梅干し たくあん 6Pチーズ マヨネーズ バター トマトケチャップ ドレッシング ノンオイルドレッシング しょうゆ 味噌 甘味噌 ウスターソース 中濃ソース ポン酢 |
1切れ 1個 1切れ 1枚 大さじ4杯 大さじ1杯 大さじ2杯 大さじ3杯 大さじ1杯強 小さじ1杯 小さじ1杯強 大さじ1杯弱 小さじ2杯強 大さじ1杯強 小さじ2杯 |
0.2 2.2 0.4 0.7 56 0.2 30 30 14 5 8 16 12 17 10 |
*普通のおかず類(スープ、味噌汁、野菜の和え物、煮物等)には1種当り約1.5gの塩が含まれており、サラダ等のおかずには1種当り約1gの塩が含まれています。 |
*ウォーキング : 高血圧はもちろん合併症を持っている患者さんにも効果的で最も適切な運動です。
自分の心拍数と比較してスピードを調節します。
*ジョギング : 心肺機能を向上させますが、運動の際目標心拍数を越えないように注意します。
また、筋骨格系への傷害危険があり、末梢神経障害や網膜症がある場合は控えます。
*水泳 : 水中体操、水中ウォーキングとともに強度は高くありませんが心血関係に刺激を与える運動で、高血圧患者や関節炎等の筋関節系に疾患がある方にも効果があります。
*自転車に乗る : ウォーキングと同様の運動効果があり、筋関節系への傷害を予防することができます。
また、衝撃が少ないため網膜疾患の患者にも効果があります。
*その他 : ゴルフ、ボーリング等、一日に200~300kcalのエネルギーが消費できる運動を自分に合わせて行います。
運動の種類 | 100kcalの消費時間 | 運動の種類 | 100kcalの消費時間 |
---|---|---|---|
剣道 | 7分30秒 | ゴルフ | 17分 |
縄跳び | 10分 | 階段昇り | 18分 |
水泳 | 11分 30秒 | 美容体操 | 19分 30秒 |
テニス | 13分 30秒 | 卓球 | 21分 30秒 |
スキー | 15分 | 自転車に乗る | 23分 |
ボーリング | 15分 | 体操 | 30分 |
④ 運動時の注意事項
高血圧は心血管系疾患であり、運動をすることで心血管系に負担を掛けて予想できない事項が生じる可能性があります。
従って、高血圧患者は運動時に健常人より注意を払わなければなりません。運動による不意の事故には、心臓壁の血栓剥離、心臓発作、脳出血、脳塞栓、脳循環障害等があります。運動は誰でも血圧増加を伴いますが、次の場合は運動の強度を低くするか、又は運動を中止し、診療を受けることを推奨します。
- 息苦しい場合
- 呼吸障害がある場合
- 胸に痛みを感じるか、又は痛みが首、肩、背中まで広がる場合
- 心拍動が速過ぎるか、又は不規則な心拍動を感じる場合
- 目まいがするか、又は吐き気がする場合
*寒い日に運動をする場合は、暖かい服装で運動を始める前にストレッチと準備運動を十分行います。
全ての運動は血圧を上昇させますが、特に重量運動は急に腹圧を増加させて血圧上昇を誘導するため、高血圧患者は控えた方が良いです。
4) 禁煙
ニコチンは喫煙開始10秒以内に脳に作用します。ニコチンは、アドレナリンの分泌を促進して血管収縮を起こすことで血圧を上昇させますが、連続で二本のタバコを吸うと血圧が平均10mmHg上昇した状態が30分間続きます。
また、喫煙は血圧降下剤の効果を減少させるため、投薬容量が増えることになります。
5) 飲酒
高血圧、脳卒中の発生率を高め、心臓と血管の収縮作用及び血圧降下剤の効果上昇作用により副作用を起こすことがあります。
一日に男性30g(女性20g)以上のアルコールの摂取
- 高血圧や脳卒中の発生率を高め、過飲はアドレナリンの分泌を促進して心臓興奮と血管収縮作用をすることが明らかになっています。
飲酒と血圧
- 毎日35~40gのアルコールを摂取している方の飲酒量を80%減らすと、1~2週間に収縮期血圧は5mmHg、拡張期血圧は 3mmHg減少します。
アルコールと血圧降下剤の薬効
- 血圧降下剤の服用中には少量のアルコールも制限します。
アルコールの血管拡張作用と血圧降下剤の相互作用による突然な血圧下降、心拍動が遅くなる副作用を起こすことがあります。
高血圧患者の飲酒の上限(飲酒量は下記の量を超えないように注意を払い、それ以下でも毎日飲まないようにする。)
1日30gとした場合
- 焼酎(85cc)、洋酒(75cc) : 1杯(水割り)
- ビール(666cc) :大瓶1本
- ワイン(250cc) :グラス2杯
6) ストレス
- 血圧上昇機転 :交感神経を興奮させて血圧が上昇します。音楽を聴いたり、絵画鑑賞、瞑想等ともに十分休息をとります。
7) その他の生活習慣改善療法
①規則正しい生活
②ぬるま湯 (39~40℃)で10分以内の入浴
③便秘予防
痙攣性便秘は、大腸を刺激すると悪化するため喫煙、繊維質、カフェイン、牛乳等を避け、ミネラルウォーターや刺激の少ない食べ物を摂取します。また、弛緩性便秘は、弱くなった腸運動が原因で大腸運動を促進する繊維質、お冷、適切な量の脂質を摂取するとともに、毎朝規則的に排便をするようにします。
④住居環境の調節
脳卒中や心筋梗塞症の発作は平均気温0℃以下、又は30℃以上のとき、日較差が10℃以上のとき起こりますので、室内外の温度差に注意します。特に、冷房は23~25℃、外部との気温差は5℃前後に、そして暖房は18~20℃、湿度は60%前後になるように調節します。冷暖房の際は、風呂やトイレも温度差がないように注意します。
血圧 (mmHg) | 高危険群A | 高危険群B | 高危険群C |
---|---|---|---|
高値正常範囲 (130~139/85~89) |
生活習慣改善 | 生活習慣改善 | 薬物治療+生活習慣改善 |
1段階高血圧 (140~159/90~99) |
生活習慣改善 (12ヶ月まで観察) |
生活習慣改善 (6ヶ月まで観察) |
薬物治療+生活習慣改善 |
2、3段階高血圧 (≥160/≥100) |
薬物治療+生活習慣改善 | 薬物治療+生活習慣改善 | 薬物治療+生活習慣改善 |