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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

爪先立ちと片足立ち

人生をやり直すことが可能なら、小さいころから「生活の技術と知識」をもう少し知っていたら良いなあ、と思う。
たとえば、日常生活では、椅子にかけている時と眠っている時以外は常に踵を地につけないことを習慣づけるだけで、運動能力はかなりついたのではないか、と思う。べつに爪先立ちしなくても、ほんの5ミリ踵を浮かす程度でいいのである。
四足動物の足(レッグではなくフット)は、あれは実は人間で言えば爪先である。正確には、爪先プラス足指の付け根だ。一見、人間で言えば膝に該当するように見えるところが、人間なら踵に相当する。
要するに、四足動物は常に、爪先で歩き、走っているようなものだ。
彼らの運動能力の高さはそこから来ている、というのが私の仮説である。
実際、人間の場合も、踵を地につけた状態からジャンプはできない。爪先でジャンプするのである。その際足首の関節の曲げ伸ばしでジャンプは行われる。踵はほとんど無関係だ。

なお、外出時に爪先立ちは格好悪いと思うなら、家の中だけでも常に爪先立ちで行動するといい。動作が慎重になり、注意深くなる。足指を箪笥のカドなどにぶつけることは無くなる。

爪先立ちばかりでなく、片足立ちもお勧めだ。
私の場合は、朝のコーヒーを淹れる時だけでも両脚それぞれ100くらい数える間、片足立ちでやっている。これは散歩代わりである。歩くよりも短い時間で、歩く以上の足の鍛錬になると思う。膝に故障がある人でも、膝への負担は無く、できる。

以上は老化防止、老人の健康法でもあるが、これを小さいころからやれば、それだけで運動能力が2割くらい向上したと思う。まあ、運動が苦手な子でも人並みにはなれるのではないか。
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