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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

コロナウィルスは空気中ですぐに死滅する

「gendai」(週刊か日刊かは忘れた)の記事の一部だが、敬愛するネットゲリラ氏の説とは反対に、コロナウィルスは脆弱なもので、対策も容易であるらしい。通常のインフルエンザよりも弱い、というのは、アメリカで猛威をふるっているインフルエンザと、「水際対策」に失敗して国内でコロナウィルス感染者が出ている日本の重病者数の少なさを比較すれば明白だろう。
ただし、私は複数ブログを持っているが、ゲリラ氏に遠慮して、あまり人の来ないこちらの無名ブログにこの記事は書いている。


(以下引用)


山根 病院では、院内感染を防ぐためにどういう対処をすべきだった?

根路銘 病院の窓を全部開け放ち、扇風機でも使って室内の空気を外に排出し、ウイルスを追い出せばよかった。窓を開けて「鬼は外!」が最良の方策だったんです。

空気中に長時間浮遊し「空気感染」するインフルエンザウイルスと違い、コロナウイルスは「飛沫核感染」しかしない。しかもコロナウイルスは、空気中で1~2メートルも飛べば死滅します。

2003年、SARSが大きな流行を見せたベトナム・ハノイの病院では、病院の窓という窓を開け放ち、扇風機で室内の空気を外へ送り出し、SARSウイルスを空へ放つという思い切った方策をとりました。これによりベトナムは流行終結宣言を出せたんです。実に敬服すべき措置でした。

香港では、高層ビル内のエレベーターが、SARS感染者のウイルスを複数の人に拡散させる「スーパー・スプレッダー」となり大流行が起こったんですが、これはベトナムでウイルスを「鬼は外!」で克服したサクセスストーリーとは対象的でした。

SARSを克服したハノイのB病院

根路銘 この意外だが思い切ったコロナウイルスとの戦い方は、2004年2月、重要な教訓として米国の国立生物工学情報センターに記録されました(「Lack of SARS Transmission among Public Hospital Workers, Vietnam」)。

SARS2003年、ハノイの病院での除染作業 Photo by Getty Images

それには、SARSを克服できなかったA病院と克服したB病院の対応の違いとして、「A病院は空調のある狭い病室に感染者を閉じ込めていたが、B病院のSARS隔離病棟は高い天井と天井扇風機を備えた大きく広々とした部屋で、通風のために窓を大きく開いておくよう指示をしていた」と記録しているんです。

これまでのウイルスによる呼吸器感染症では、病院が感染拡大の元となったケースが少なくないという教訓も忘れてはいけません。

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