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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

赤ん坊は赤ん坊らしく(マイナンバーカードのこと)

ここ数日ネットで大人気のFG氏のブログ記事で、マイナンバーカードの危険性がよく分かる好記事である。まあ、絶対に情報流出、下手をしたら銀行からのカネの抜き取りという大きな事故が起こるだろう。日本のITシステムなど、海外の犯罪集団にとっては赤ん坊のようなものではないか。

(以下引用)

「マイナカード」って何?

(記事に二箇所、紫色の文字で追記があります)

まさかと思っていましたが、またまた浦島爺の知らなかった情報が入ったため、四日連続で、記事を二本掲載します。これが一本目です。

「マイナカード」って何のことだ?

友人が送ってくれたリンク(*)の先にあった記事は、「マイナカード」に関するものでした。

   (*) 日本時間で20時36分に確認のためこのリンクをクリックしてみたら、繋がりません。
   〈削除された可能性がある〉という意味の表示が出ました。
   「虚報だった」可能性があり、
   「何らかの圧力で削除させられた」可能性もあります。


   追記 2020年12月19日

   虚報ではないと判りました。国会議員にも反対している人がいます。
   火狐さんがコメントでお送りくださったリンクを貼ります。


「マイナカード」なんていう文字列、見たことも聞いたこともありません。

〈「マイナカード」とは〉と入力してウェブ検索してみたら、「マイナポイント」というわけの分からないものだけがヒットしました。検索ロボットがまともに機能していません。

検索は諦(あきら)めて記事を読み進めたら、どうやら「マイ・ナンバー・カード」の略語のようです。

「マイ・ナンバー」というカタカナ列は聞いたことがあるのですが、そんなものを取得したことの無い浦島爺には、何のことだったか思い出すだけで重労働です。

F爺には「マイナカード」は無い

なぜF爺には「マイ・ナンバー・カード」が無いのか、不思議に思う読者が多いことと思います。

日本では周知のことではないらしいのですが、法律の変更が無い限り(*)
【日本国籍の海外永住者に日本の「マイ・ナンバー」は無い】
のです。

(*) もし変更があったら、居住地を管轄する日本国総領事館から必ずその旨の連絡があるはずです。

当然、「マイ・ナンバー・カード」もありません。

普段の生活でも、偶(たま)に日本へ行った時も、「マイ・ナンバー」なるものを提示せよと要求されたことはありません。要求されたとしても、
「海外永住者ですから、ありません」
と言えば済むことだそうです。そのため、いつしか、何のことだったかさえ忘れてしまっていました。

   追記 2020年12月19日

「マイ・ナンバー・カード」の取得・交付率

火狐さんに頂いたリンクの先にある記事の末尾の記載によると、「マイ・ナンバー・カード」の
交付率は令和 2 年 12 月 1 日時点で 23.1%
なのだそうです。なあんだ!!

F爺は、てっきり、日本国民の大多数が持たされているのだと思い込まされていました。浦島症候群の一端です。この記事の記載は、誤解を含んでいましたが、書き換えるのではなく、このように「追記を施すだけ」にします。


ディジタル監視社会

浦島F爺が「日本の常識」のごくごく一部を再入力・・・じゃなかった、再導入した上で件(くだん)の記事を読みました。震撼しました。

なんと日本政府が
【2023年度には小中学生の成績をマイナカードに紐付(ひもづ)ける】
というのです。

表向きの意図の如何に拘わらず、次の二つの結果が生じます。

[1] 政府が国民の個人情報を次々に、あれもこれもと、ディジタル管理して監視しやすいように図る。
[2] 大量の個人情報の漏洩が容易になるから、国内だけでなく、世界中のハッカーが大喜びする。

ハッカーの中には、「政府が率先して日常的に人権侵害を犯している国の国家公務員」も多数います。

「成績」は相対的なもの

それに・・・「成績」にどんな価値があるのでしょう。

今の日本には「進学校」というものがあって、そういう学校のビリの成績の子は、普通の学校の一番よりも良い成績であることが多いと聞いています。「進学校」に入ったばかりに最低の成績を付けられて、一生それが「マイナカード」に付いて廻り、個人情報漏洩の可能性も常にあるなんていうことが現実化したら、グレてしまう子も出て来そうです。

百害あって一利無い愚挙です。

権力濫用に必ず繋がる

「マイナカード」反対論に反論を試みて〈一害あるかもしれないが百利ある〉と主張するのは、
〈自分や近親の個人情報を悪用された不幸な経験の無い世間知らず〉と
〈権力の座に居坐っていて「わが世の春が永遠に続く」と思っている連中〉と
〈そのおこぼれに与(あずか)っている日和見主義者〉と
・・・・・(以下自主規制)(*)・・・・・
です。

(*) 敢えて一覧表を載せる必要は無いと判断したため、こういう形式にしました。もしかして、何を省略したのか見当の付かない方もいらっしゃるでしょうか。

権力者が国民の信頼を得ていない国々(*)では
【権力者自身が非合法に画策したことを「何者かの手で漏洩」と発表して責任逃れをするつもりだろう】
という解釈が、当然、成り立ちます。

(*) 現実の世界の全ての国のことです。「暗に特定のいくつかの国だけを揶揄または非難している」のではありません。誤解なさらぬよう、お願いします。

日本は、このま放置しておくと、根底から壊れてしまいます。

政府の愚かな暴走をやめさせる手段は、どこかにあるのでしょうか。

コメント

「GIGAスクール」

小島さんへ
マイナンバーカードに成績を載せるなど「愚の骨頂」です。成績は「絶対値」ではありません。相対値です。
同様に感じる国会議員がいて、政府に質問をしています。

https://go2senkyo.com/seijika/122181/posts/189579
内閣官房と文科省からの返事を載せています。どうやら、文科省は消極的、内閣官房は積極的のようです。その解答を読んでいて気づいたのですが看過できない変な学校が作られつつある事を知りました。
名前を
「GIGAスクール」
なんだか全く理解不能です。ICTを利用した云々。とあります。日本は間違い無く植民地化され、壊れつつあります。

Re: 「GIGAスクール」

火狐さん

反対する意見の国会議員のサイトに繋がるリンク、ありがとうございます。早速、本文に追記を施して、それを貼り付けました。

それにしても「GIGAスクール」って何のことでしょうね。横文字にカタカナ・・・日本の内閣官房って、こんな西洋かぶれしかいないのでしょうか。こんなことでは、日本は、「壊れる」どころか、滅びてしまいます。

実は

〇事態はもっと深刻で絶望的

個人番号(マイナンバー)という「国民総背番号」は2016年に実施され、全ての日本国民(正確には「日本に住民票がある全ての人、外国籍を含む」)にはマイナンバーを強制的に割り当てられています。

すでにその番号にいろいろな個人情報が続々と紐付けされています。利用範囲は今のところ法で「社会保障・税・災害対策など」に限定されていますが、収入や税に関してはほぼ掌握されてしまったと言えるでしょう。そしていつその「利用範囲の限定」が外されてもおかしくない状況にあります。(※後述の運転免許証との統合は社会保障でも税でも災害対策でもないでしょう)

現在は
・勤務先、金融機関、保険会社、証券会社にマイナンバーの届け出義務
・住民票にマイナンバーを記載したものが発行可能(記載しないこともできる)
・税の申告にマイナンバーの記載が必要
など徐々にかつ強硬にその利用を推し進めようとしています


〇個人番号カード(マイナンバーカード)の普及を強行する政府
今のところ個人番号通知カードでその番号が証明されるので、個人番号カード(マイナンバーカード)を持つ必要はありません。そのため、マイナンバーカードはまだ20%あまりの普及率にとどまっています。

しかし住民にとっても支配者にとっても一瞬で多くの個人情報を把握できるICチップ搭載の個人番号カード(マイナンバーカード)は非常に便利です。ですから無理やり、なりふり構わず100%に近づけようとする多くの施策が国民の血税によって行われています

A実施済み、実施途上のもの

・発行手数料無料
 膨大な税金を投入して普及を図っている
 時には自治体で写真撮影さえ無料で行ってカードを申請させている

・マイナポイント
 マイナンバーカードを所有しており、民間の決済業者(クレジット会社など)を登録(紐付け)すれば 決済金額に応じて最大5千円のばらまき給付

・戸籍謄本の取り寄せ
 現在戸籍謄本は本籍地の市町村役場でしか取得できないが、少しづつ本籍地以外の市町村やコンビニで出力可能になってきている(国が強硬に推進しているが、費用の問題から自治体は消極的)
マイナンバーカードがないとこの取り寄せは出来ない

B今後実施されるもの

・健康保険証とマイナンバーカードの紐付け
 2021年よりマイナンバーカードが保険証や薬手帳の機能を持つようになる

・運転免許証との統合
 2026年度と言われていた運転免許証とマイナンバーカードの統合は2024年に繰り上げるという報道がなされています。早期に運転免許証にもなるようです。

Re: 実は

「MJBぢぢい」さん

>事態はもっと深刻で絶望的

「住民総背番号」に関する詳しいご説明、ありがとうございます。これまでF爺の「知っていたつもり」でいたことは「おぼろげな認識」とさえも呼べない段階のものだったことが良く分りました。

フランスの総背番号制度と対比させて記事を立てようと思います。複雑な問題が絡んでいるので、どんな形にするのが良いか、熟考します。数日お待ちください。

No title

ゆうちょ銀行を通じた海外送金も、マイナンバーカードがないとできなくなってしまいました。以前はもちろん、そんなことはありませんでした。つい先日、必要があってゆうちょ銀行の窓口で問い合わせた時に、そういう仕組になったことを知らされ、愕然としました。

Re: No title

R君

なんと、なんと・・・。事態は、浦島爺の想定範囲を遥かに超えているのですね。「MJBぢぢい」さん宛ての返信コメントで予告した記事では、このことにも言及することにします。

ブログを運営していると、自力では「気が付かないから入手できない」情報に接することが出来ます。大きな利点の一つです。

No title

まずはお金の出入を全て掌握したいという意図が感じられます

運転免許証との統合は重大問題です。免許証はすでに身分証明書として機能しているからです。
警察・警視庁・国家公安委員会が国民を把握することにつながります。

【以下憶測】
交通違反歴はつつぬけです。すぐに犯罪歴と紐づけられるでしょう。そして政治犯・思想犯に・・・
いつかきた時代を連想させます

Re: No title

「MJBぢぢい」さん

>交通違反歴はつつぬけです。すぐに犯罪歴と紐づけられるでしょう。そして政治犯・思想犯に・・・
いつかきた時代を連想させます


「政治犯・思想犯」を目の敵(かたき)にする国家が、今、既に、あちこちの大陸や半島に目白押しなのですよね・・・。恐ろしいことです。

当ブログに本日掲載した記事〈「マイナカード」とフランスの住民背番号〉http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-2778.htmlにも是非、目をお通しください。
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