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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

仮想監督の遊び(1)

自分の好きなプロ野球チームの監督になったつもりで、1軍登録メンバーを考えてみる遊びである。どのポジションを何人入れ、どう試合に使うか、をあれこれ考え、悩むことを楽しもうというわけだ。
私なら、人数としては基本的には

投手10人
捕手3人
一塁手2人
二塁手2人
三塁手2人
遊撃手2人
左翼手2人
中堅手2人
右翼手2人

で、25人とする。まあ、これが標準的だろう。(もちろん、選手の能力次第で、配分は変わる。外野手など控えは2人でもいいし、一塁の控えは内野の「万能守備選手」がやればよい、ということもある。その分中継ぎ投手を増やすほうがいい。その理由は後述。)投手が多いのは、先発投手は1度投げたら中5日は使えない(使わない)のが普通だからである。つまり、ベンチ入り25人とは言っても、実際は、そのうち5人(先発予備投手)は使えないことになる。つまり、投手5人で一試合を賄うのが平均的だ、となる。だから、たいていの監督は、先発投手がどんなに打たれて失点しても、何とか5回6回までは投げさせようとする。投手の調子などマウンドに立たないと分からないのだから、そういう悪あがきのせいで試合が挽回不可能になることも少なくない。
同じ選手を延々と使うと疲労も溜まるから、時々2軍選手と交代させる。投手は野手より疲労が大きいから、投手の方が交代頻度は多い。春先はほとんど代わらず、夏ごろから交代が増えてくるが、野手の場合は、10日で1人くらいだろう。投手は10日で2人くらい代わることが多いようだ。交代させられるのは、疲労回復よりも、「1軍で不成績な選手、特に若手」の「懲罰的交代」が多い。ペナントレースとは、そのような、「使える選手と使えない選手の試験と交換作業」の連続でもある。
一番厄介なのが、一軍登録を抹消されると10日間は再登録できないことで、このために、若手有望選手を上で使うことが難しくなり、安全な「既存選手」だけをずっと使いがちになることである。この規約は、若手選手の出場機会を大きく奪っている制度だが、これについての現場からの不満は聞いたことがない。おそらく、疑問すら持たないのだろう。

日本プロ野球(NPB)[編集]

1997年からの現行規定

一軍登録(いちぐんとうろく)とも表現される。登録できる選手数は最大28人(野球協約81条2項)。そのうち、実際に試合に出場できるのは試合前に指名された最大25名である。通常は登板予定のない先発投手などがベンチ入りから外れる(俗に「あがり」と呼ばれる[1])。出場選手登録される可能性がある非登録選手を遠征先に連れて行く場合は一軍帯同と称される。一軍で出場選手登録されている選手が二軍の試合に出場しても差し支えない。選手兼任監督・兼任コーチは選手登録から外れても監督・コーチとしてベンチ入りできる。

外国人選手(野球協約82条)の出場選手登録は最大4名で、野手または投手として登録できるのはそれぞれ3名までとなっている(野球協約82条の2)。つまり投手のみ、あるいは野手のみで4人分の「外国人枠」を満たすことは許されていない。

開幕戦の出場選手登録は開幕3日前までの申請が必要で、この登録は開幕戦まで変更出来ないが、翌日以降は登録・抹消を行うことが出来る。登録期間はチームのレギュラーシーズン最終戦(リーグ戦4-6位のチーム)、またはクライマックスシリーズ敗退日または終了日までである。出場選手登録及び抹消は公示され、日本野球機構や各球団のオフィシャルサイトから閲覧可能である。

出場選手登録から外れることは、俗に「登録抹消」や「二軍落ち」などと言われる。登録を抹消されるとその日から一軍の公式戦には出場できなくなり、10日間は再登録ができない(野球規約84条)。ただし、シーズン中のトレードにより所属球団の変更を伴った場合は除く(この場合、旧所属球団での出場選手登録・支配下選手登録の抹消、移籍先球団での支配下選手登録・出場選手登録を経れば出場可能となる)。


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