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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

水彩画での光の表現

水彩画での「光の表現」についてはネットでもいろいろあるようだが、そのひとつを転載する。
私の苦手な具象画だが、「にじみ」を活かすなどは私の素人絵と共通している。

1:はっきりとした光は「黄色」を使う。
2:「青」、または「赤を混ぜた青」で影を与える。
3:「白」でハイライトを作る。

といったところがポイントだろうか。(一番最初の白黒コピーが一番、光が表現されているのが皮肉だがwww)
ただし、私の主張する「絵の楽しみ」は、こうした「プロ的技術」などまったく知らなくても、色を塗るのが面白ければ十分という思想である。そして、「失敗というものは存在しない」と考えればいい。描く時間など、1分でもいいのである。

(以下引用)

センスを磨く 12の描き方 透明水彩+アクリルガッシュ ~ハイライトを効果的に活かす 光の表現~

2018年07月09日 | 一日教室

皆さま、こんにちは!

2日間降り続いた大雨が嘘の様な快晴です。

本日は、丁寧&親切な指導でご好評を頂いております、渡辺 聡先生の「センスを磨く12の描き方」をレポート致します。

講師の渡辺 聡先生です。宜しくお願い致します。

 

本日の受講者は、7名さま。

 
(講師 「都会の夜景」作品)

 

 


(参考資料)

 

 

 白黒コピーの資料を使い、トレースしていきます。

「細かくトレースする必要は、ありませんよ。」と渡辺先生。

この段階では、文字や看板などは、無視して進めていきます。

 

 

 「私、建物が苦手やから、デッサンするねん。」とデッサン力をつける為、フリーハンドで描かれる方も。

 

 


(講師 参考作品  )

 必要な物だけ描かれた先生のトレースです。

 皆さんのトレースが出来上がりました! 

 

 「サイジング技法」として、紙をたっぷり水で濡らします。

机が水でベタベタになる位で良いそうです。

 

 渡辺先生のデモンストレーションが始まりました。

始めに、建物、空、道路の部分を水彩絵具を使い、濃淡のブルーで表現します。

「にじみを作っていきましょう!」と渡辺先生。

 


(デモンストレーション 講師作品)

 この段階まで、進めます。

 

 道路&空の部分を薄いブルーで描いていきます。

「グラデーションを入れても良いですね。」

透明水彩の「にじみ」の部分を最終的に「どこまで残すか?」が問題です。

建物部分は、中心より左側を暗く、濃いめのブルーをのせ、この段階で、立体感が出てきました。

建物と建物の関係性を考えながら描いていきます。

 



今回、2回目のデモンストレーションが行われました。

皆さん、先生の筆さばきを見ながら、説明を聞きながら、熱心にメモを取っておられます。

渡辺先生の講座では、先生との距離が近く、積極的に質問をされたり、皆さん仲良く和気あいあいです。

 


(講師 デモンストレーション 作品)

 

 

 紙が乾いたら、その都度、水で画面を濡らします。

 

 

 窓の光、車など、明るい部分を黄色で描いていきます。

光が感じられ、にじみがキレイですね。

 

 「手早く描く!筆3本持ち、早描きの技」を実践されておられます。

紙の表面が乾いてきたら、常に画面を大きめの平筆で濡らし、「にじみ」を作り、影を描き・・・と大忙しです。

 

 

 明るいネオンや建物の光の部分を黄色、オレンジ、赤、紫など鮮やかな色で描いていきます。

 

 「めっちゃ、脳みそ使うわ。」と受講生。

「あまり混ぜすぎないで、丁度良いところで止める事が肝心ですよ。」と渡辺先生。

 

ウエスで色調や濃度を整えます。

 

 

ひとサイズ細い筆を使い青で「はっきりした影」を強く描きます。

 

建物の下の暗い部分の細いラインを暗い青で描きます。

「暗い青を作るには、青に暗めの赤を混ぜると良いでしょう。」と渡辺先生。

 

水彩を使用した部分の「にじみ」がキレイですね。

アクリルでは、表現出来ない水彩ならではの表現です。

今回のテーマ「ハイライトを活かす効果」として、

①弱い効果の白 ②強い効果が出る白 2種類を使い分けます。

 

白が、かすれる感じに入れていきます。

いよいよ完成!です。点描写で「白」のハイライトを入れることで、明るい画面が出来上がりました。

力作揃いの作品が出来上がりました。

皆さまの作品をご覧ください。

 

「にじみ」が効果的な作品ですね。

 

夜景の光が感じられます。

「具が多すぎて、山盛り!大変やったわ~。」と受講生。

2種類の特性の違う絵具を画面上で使い分け、内側に内側に層が出来、徐々に夜景らしくみえてくる作業。

「印象的な看板や文字をつい、描きたくなってしまいますが、絵の中の模様として捉える必要がありますね。」と渡辺先生。

作品のバランスを取るには、「描き過ぎてはいけない!」

本当に、本日の講座は、「盛り沢山!」

皆さま、お疲れさまでした。

 

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