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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

脱疽

原因不明とされているが、演劇界(昔の芸能界)の人間に多いことから、私は性病のひとつではないかと思っている。あるいは、運動によって、足の筋肉などに故障が生じ、その箇所に血栓が起きて足の血流が阻害される結果、下のような症状になるのではないか。つまり、普通の生活をする場合には起こらない、運動の結果としての故障である。近代ではエノケンのような優れた体技の持ち主が脱疽になっている。



脱疽(読み)だっそ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「脱疽」の意味・わかりやすい解説

脱疽
だっそ

病理学的に細胞や組織の正常な機能や形態が障害されておこる退行性病変の一つで、生体内組織の局所的死、すなわち壊死(えし)の一種である壊疽(えそ)と同意語である。壊死組織が乾燥してミイラ状になった場合を乾性脱疽(乾性壊疽)といい、壊死組織が腐敗菌の感染によって緑黒色になり、悪臭を呈するような状態になれば湿性脱疽(湿性壊疽)という。外傷圧迫火傷凍傷などによっておこるが、動脈の循環障害によるものがもっとも多く、激痛が持続し、歩行などによって悪化し、局所の切断を要することが少なくない。

渡辺 裕]

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