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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

医者による麻薬の処方

ネットではロキソニン信者が膨大にいるが、鎮痛剤についての常識でない常識をメモしておく。
要するに、近いうちに死亡がほぼ確実な患者にはモルヒネを使用することになるわけで、麻薬の処方は、時には人道的処置だ、ということだ。

(以下引用)

痛み止めの使用にあたっては、痛みの強さに応じてどの鎮痛薬を使うかを段階的に示した「WHO三段階除痛ラダー」という世界共通の基準があります。

これによりますと、第1段階の軽い痛みに対しては非オピオイド鎮痛薬(アセトアミノフェンやロキソプロフェンナトリウムなど)を使うとされています。第2段階の軽度から中等度の痛みに対しては、第1段階の薬剤に弱オピオイド鎮痛薬(トラマドール塩酸塩など)を追加して使うとされています。第3段階の中等度以上の痛みに対しては、第1段階の薬剤に強オピオイド鎮痛薬(モルヒネなど)を追加して使うとされています。

すなわち、ロキソニン錠は第1段階の軽い痛みに使われる薬剤で、アセトアミノフェンとトラマドール塩酸塩の配合錠であるトラムセット配合錠は第2段階の痛みに使われる薬剤ということになります。
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