忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

ダイエットの原則は「摂取カロリー<消費カロリー」しかない

最初のあたりがカッコ付けのためか耳慣れない学術用語(らしきもの)を使っていて読むのが面倒くさいので、すっ飛ばして第二節から後を読むと、かなりまともで、いい事を言っている。
まあ、基本的には私が前々から言っている。「(基本的には)運動してもムダ。食事量を減らせ」というだけのことである。冒頭に書いている「摂取カロリー<消費カロリーにすれば痩せるという神話」を否定しているような印象の論文だが、最後まで読めば、この「神話」を肯定しているという、変な、あるいは卑怯な論文ではある。

(以下引用)

2023-07-21

ダイエットのことを語る時に、誰も「痩せる仕組み」についてちゃんと語らない

https://anond.hatelabo.jp/20230721113322

これもまた正解じゃないから書く

摂取カロリー<消費カロリー」にすれば痩せる という神話

これ みんな疑ってないけどさ、まずこのカロリーというのは便宜上の目安として算出されたもので、実際にそれが人体で代謝されてエネルギーになる量を正確に反映した数値ではない。

炭水化物タンパク質と脂質それぞれに含まれるであろう熱量をあらかじめ決めてその合計を計算しただけの数字しかない。

消費カロリーのほうも、仮にいろいろな生活活動強度に応じて「メッツ値」とかいうやつを決めたり、目安となる基礎代謝を決めたりで便宜上算出されてるだけで、その通りにエネルギーが使われるわけではない。

実際に、食べる量を減らすと体は省エネモードになって使われるエネルギーは減るし、逆にドカ食いした場合十分に消化されないうちに排出されてしまったり、飲み食いしたものを消化するだけでもエネルギーは使われるから差し引きの計算数字通りにはいかない。

余分な熱量を摂らないというのは「太らない」ためには大事だけれど、「痩せる」には直結しないんだよ。

どうしたら痩せる

ダイエット業界ってそこについて漠然したことしか言わない。「脂肪を燃やす」だのなんだのいうけど、人体の中で脂肪組織だけを選択的に代謝して排出するような仕組みはないじゃん。(脂肪吸引手術とかクールスカルプティングみたいな外科手法は別として)

何にしても 「もともと体に蓄えられてるグリコーゲンエネルギーとして使い切り、不足したエネルギーを作るために体組織を分解する」 これが唯一の脂肪を減らす経路である以上、脂肪と同時に筋肉が減ることは避けられない。

エネルギーが不足すると筋肉が分解されるっていうけど、それを避けると脂肪は分解されないし、筋肉のためにタンパク質を摂ってもそれが余剰であれば結局は中性脂肪になって体に蓄えられる。

結論:痩せたいなら食事制限しないと痩せない。筋肉のことは忘れろ。

メディカルダイエットかいうやつも、なんか脂肪代謝を上げる特効薬があるわけではなく 「食欲を抑える」か「糖質・脂質を吸収させなくする」かだから、結局は食事制限

エネルギーを不足させて、体の組織を分解させることだけを考える。分解されるのが脂肪筋肉かなんてコントロールできないから考えても無駄筋肉は後からつければいい。

食事制限しながら筋トレ効率悪い

食事制限筋肉つけるってこと自体が本当は矛盾する。このバランス必死でやれるボディビルダーはすごいけど、これはすでに体の土台ができてる人だからできるのであり、デブダイエット法とは違う。

とはいえ大概の人は適当ダイエットごっこでそこそこの効果が出る

日本にはそこまでガチ脂肪減らさないといけないデブがそんなにいない。

腹だけ出たオッサン場合内臓脂肪ちょっと糖質制限でわりとすぐ改善する。(そもそも糖質をとり過ぎてることが多い)脂肪ちょっと落ちたら筋肉が浮き出て見栄えもするようになる。

ダイエットしたーい」っていってる女子もたいていは標準体重だし、脂肪がそんなに過剰にあるわけではない。

動画見ながら筋トレストレッチをして、やっぱり糖質ををちょっと控えるぐらいで水分が抜けて2ー3kgぐらいは減る。ストレッチで前肩や反り腰矯正するだけで見た目の「浮き輪肉」は消えたりする。

これが痩せる動画の正体だし、世界的にも肥満者が少ない日本におけるマジョリティの最適解はそういうダイエットごっこなんだろうと思う。

デブ向けメソッドに従ってまじめに食事制限したらかえって危険

マッチョ筋トレについて語ればいい、ガチダイエットとはジャンルが違う

実は本格的な減量ってそこまで必要とされてないし、それが必要な人にとっての減量はマッチョが偉そうに語れるジャンルではない。

PR