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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

温度差ショック

私は医学常識や俗流健康常識を鵜呑みにはしない人間だが、浴室で死亡する人間が非常に多いことは確かだろう(実は私の亡父も浴室で脳溢血になっている。)から、やはりヒートショックはあるものだと考えるべきだろうか。まあ、「ヒート」は普通は「熱」の意味で使われるから、「温度差ショック」と言うべきだろう。
実は、「差(変化)はショックの元」というのは、私の基本思想のひとつである。老人が新しいものを嫌うのも、自分の安定した日常を脅かす変化を嫌うわけだ。笑いなども「突然の落差」から生じるわけで、悪いことばかりではないが。


(以下引用)


ノムさんは浴槽で…高齢者の「ヒートショック」にご注意を

2/12(水) 16:30配信

東スポWeb

 野村克也さんの急死を受け、改めて気を付けなければいけないのが、高齢者のヒートショックだ。

 これは暖かい場所から寒い場所へ移動することで起こる急激な温度変化が、血圧を大きく変化させて起こる健康障害。失神、脳梗塞、心筋梗塞や不整脈などが引き起こされ、浴室で起こると転倒の危険や、湯船でおぼれるなど、命に関わる場合もある。

 野村さんは10日未明、浴槽の中でぐったりしているところを家政婦に発見された。死因は「虚血性心不全」だが、誘発したのはヒートショックである可能性も考えられる。

 医療関係者は「野村さんは2010年に解離性大動脈瘤で入院しており、血管は丈夫とはいえなかった。心臓や血管に持病を抱える人ほど、ヒートショックのリスクは高まる」と話す。

 やはり危険なのは冬場のこの時期。暖かいリビングから暖房のない脱衣所に移動し、そこで服を脱ぎ、暖かい湯船に漬かる。おなじみのルーティンに思えるが、実はその間、血圧は乱高下しており、心臓に大きな負担をかけているのだ。

 今月8日には、日本を代表するジャズDJ・沖野修也氏もブログで実母がヒートショックで亡くなったことを報告。

「お風呂に入ってヒートショックで亡くなってしまうなんて…。翌日デイサービスがあるからお風呂に入らなくてもよかったのに。寒かったからかな?(中略)元々は毎日お風呂に入る人でしたもんね」と経緯を記している。

 未然に防ぐにはどうしたらいいのか?

 前出の医療関係者は「この時期なら、脱衣所や浴室内を暖かくすることが大事。また、トイレも体を露出させる場所なので暖かく保つことが重要です。急激な温度変化が起こらないよう心掛けることです」とした。

東京スポーツ










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「眼精」の意味

現代日本語では「眼精」は「眼精疲労」という熟語でしか使わないが、下のウェブ辞書の解説は明らかに「眼精疲労」の「眼精」とは違う。「目の力が疲労する」はおかしい。
これは、単に「目の疲労」というのを医学関係者が権威づけのために重々しい熟語にしたくて「眼精疲労」というのを作ったのだと思う。「目疲労」とか「眼疲労」では語調が悪いから「眼精」という妙な言葉を使ったのだろう。


の解説

目つき。眼光。また、眼力。視力。

「―ガ強イ」〈日葡



食品製造のコストカットに伴う危険性

この人のツィッターの内容は、まさにマッチョイズムそのもので、好きにはなれない性格だが、普通の人の言えないことを堂々という点ではなかなか有益なものがあるので、時々覗いてみる。下のツィートも、「身近だが目には見えない危険性」を示している可能性がある。鶏の餌に何かの危険物(成長ホルモンの類か)が含まれるために、卵黄が壊れやすいのではないか。




今週は焼いている最中にハムエッグの卵黄が4回も割れた。思い起こすと数年前にも続発した事があった。鶏のエサが原因で卵殻が割れやすくなるのは聞いた事があるが、卵黄が割れやすいのは何が原因なのだろう?
今日はスーパーの玉子に変更したら全く割れなかったから、俺の技術が原因では無いのは確か。





抗血栓薬の危険性

抗血栓薬(血液をサラサラにする薬と俗称)というのは使用上の注意が多く、副作用のあるものも多い。つまり、それ自体が健康被害のもとになりかねない危険な薬であるようだ。ある意味では、脳梗塞やその他の血栓障害に匹敵する危険性を持つのではないかと私は疑っている。


(以下引用)


血液をさらさらにする薬を服用するときの注意

血液をさらさらにする薬は、血栓症の治療や、その再発防止に効果を発揮する反面、頭蓋内出血など、重篤な出血という副作用を招くこともあります。医者まかせにしないで、作用の仕組みを理解し、自分から積極的に治療に参加する心構えが大切です。

1.抗凝固薬・・・ワルファリンの場合

ワルファリンの投与量は、すでに説明しましたように、血液検査で定期的に調べて決めます。服用する錠数も患者さんによって異なりますので、必ず主治医から指示された量を守ってください。服用量が毎日異なることもあります。よく確かめておくことが重要です。

もし飲み忘れた場合は、できる限り早く服用してください。翌日まで気づかなかった時は、忘れた分は抜き、その日の分だけを指示通りに服用してください。

それ以上の回数を飲み忘れたり、間違えて多く飲んでしまったりした場合や、なにか普段と違う症状を感じたときは、すぐに主治医に相談してください。

最も多い副作用は出血

ワルファリンで最も頻度が高い副作用は出血です。皮膚の内出血・鼻出血・歯ぐきからの出血・傷口からの多量の出血・月経過多・血痰(けったん)・血尿・血便・貧血による立ちくらみやふらつきなどの症状が出ます。

特に消化管・頭蓋内・腹腔(ふっくう)内など見えないところでの出血は、発見が遅れると大変危険な場合があります。気がつかないうちに打撲して起きた皮下出血、歯磨きのときの出血など、いつもと違う症状がないか、自己チェックが大切です。出血が続く場合や多量の出血の場合は、直ちに主治医と連絡をとってください。

ほかの薬との飲み合わせ

ワルファリンは、多くの種類の薬との飲みあわせ(相互作用)に注意しなくてはなりません。一緒に服用した他の薬の影響でワルファリンの効果が強く現れ、出血が起こったり、反対にワルファリンの効果が弱められたりして、期待する治療効果が得られないことがあるからです。

相互作用を起こす代表的な薬は、作用を強めるものとして抗生物質・解熱鎮痛剤など、作用を弱めるものとしてビタミンKの含まれる薬(骨粗鬆(そしょう)症治療薬の一部)・抗てんかん薬などがあります。

この他にもワルファリンの作用に影響する薬がありますので、服用中の薬は、必ず主治医、薬剤師と相談してください。

薬によっては一緒に服用していただかなければならない場合もあります。その際、主治医は相互作用も考えたうえでワルファリンの服用量を決めますから、必ず指示通りに服用してください。

繰り返しますが、主治医から指示されている薬を、患者さんの自己判断で止めるのは、絶対にやめてください。

ほかの病気で主治医以外の医師を受診する場合、かならずワルファリンを服用していることを告げてください。市中の薬局で薬を買う場合も、ワルファリンを服用中と伝え、目的の薬が相互作用を起こさないか確かめてから購入しましょう。

複数の病院を受診される場合、薬剤師のいる基準薬局を「かかりつけ薬局」と決めておき、すべての院外処方箋をこの薬局で調剤してもらうようにすれば、相互作用のチェックがより確実に行えます。

控えるべき食物・嗜好品は?

医薬品による相互作用と同様に、食品・嗜好(しこう)品にもワルファリンの作用を弱めたり、強めたりするものがあります。原則として次の三つのことを厳守してください。

  • 納豆・クロレラ・青汁・モロヘイヤは禁止です。
  • 緑黄色野菜はとくに制限しなくてもよいのですが、一時的に大量に摂取することは避けてください。
  • 偏食や大量の飲酒は避けましょう。

納豆・クロレラ・青汁・モロヘイヤには大量のビタミンKが含まれています。納豆に含まれるビタミンKはそんなに多くはありませんが、ネバネバに含まれる納豆菌が摂取後約72時間も腸内でビタミンKを合成し続けるといわれています。ですから、少量の納豆を摂取しても結果的に多量のビタミンKを摂取したことになります。納豆は厳禁です。

ワルファリン服薬時の禁止食品

挿絵02

この点の注意も忘れずに

歯科を受診する場合、ワルファリンを服用していることを歯科医師に話し、主治医と連携してもらいながら、歯の治療を受けてください。

ワルファリンの服用で、胎児に奇形が生じたり、出血によって死亡したりする場合があります。特に妊娠3か月までは、そのリスクが高くなります。妊娠を望まれるときは、主治医・産婦人科医と相談してください。

2.抗血小板薬ではどうか

抗血小板薬の効果は、個人差があまりなく、抗凝固薬のように投与量を決めるための血液検査は通常はしません。しかし自己判断で服用したり、しなかったりするのは禁物で、必ず主治医の指示に従ってください。

また、「バファリン」という抗血小板薬(アスピリン)を処方されている方は、薬が不足したとき処方箋なしに買える市販薬のバファリンを使うのは避けてください。というのは、現在市販されているバファリンは、大半がアセトアミノフェンという解熱鎮痛成分を中心とした薬で、アスピリンは含まれていないからです。

抗血小板薬の副作用のうち、出血についての注意は抗凝固薬とほぼ同じです。一般的に抗凝固薬ほど注意する必要はありません。

ただし、出血傾向など普段と違う症状がないか自己チェックし、異常を感じたら、すぐに主治医に連絡しましょう。

次に代表的な抗血小板薬の副作用について説明します。

アスピリン

アスピリンは、アスピリン喘息(ぜんそく)や胃潰瘍(いかいよう)などの消化管潰瘍や、それに関係した消化管出血などの副作用を起こすことがあります。

消化管潰瘍の既往がある人は症状が悪化したり、喘息のある人は発作が起きたりすることがありますので、主治医に申し出てください。また、便の色を観察する(消化管から出血すると黒色便となる)ことも重要です。

クロピドグレルやチクロピジン

とくにチクロピジンでは、血栓性血小板減少性紫斑病(発熱、貧血、血小板の減少、精神症状、腎機能の低下などの症状)、無顆粒球症(病気に対する抵抗力が弱くなる)、重篤な肝障害(肝臓の機能低下)などの重大な副作用が、主に投与開始後2か月以内に起こるとして、厚生労働省から緊急安全性情報が出されています。

このため投与開始後2か月間は、副作用の初期症状に注意し、原則として2週に1回程度の血液と肝機能の検査を行い、その後も定期的な血液検査が必要です。主治医の指示した受診日や検査日を守っていただくようお願いします。

副作用の症状は、発熱、倦怠感、紫斑(出血斑)などの出血症状、食欲不振や意識障害などがあり、普段と違う症状に気づいたら、すぐに主治医にご連絡ください。

シロスタゾール

この薬は、血管を広げる作用もあり、そのために頭痛や動悸、場合によっては狭心発作につながるおそれがあります。頻脈や動悸がひどいときは必ず主治医に連絡をとってください。

グレープフルーツジュースを飲むと、この薬の血中濃度が上昇し、副作用が出やすくなるおそれがあります。注意が必要です。

一緒に服用する場合は注意が必要な薬

抗血小板薬には、ワルファリンとビタミンKのような特徴的な組み合わせはありませんが、一緒に服用する薬によって効果が増減することがあります。主治医が処方した以外の薬を服用するときには、この点の注意が必要です。

おしまいに

抗血栓療法に使う薬は、重篤な副作用や食生活に注意しなければならず、不安や煩わしさを感じられるかもしれません。しかし、正しく理解し、主治医や薬剤師の指導に従って服用を続ければ、副作用を減らし、治療効果をあげることができます。

また、治療の内容をご家族や周りの方にも知らせておき、日ごろから協力を得られるようにしておくのも大切なことです。

(このページは、知っておきたい循環器病あれこれ第38号「抗血栓療法の話―抗血小板薬、抗凝固薬を飲んでいる方へ」の内容を、平成22年現在の状況に合わせ修正、加筆したものです。特に日本循環器学会の「循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン」(2009年改訂版)に準拠するよう配慮しました)



脳梗塞の後遺症は残る人生の相棒と見る考え方

実は私も脳梗塞でこの前入院した。と言うより、手と足の一部の異常を感じて近くの病院に行くと、脳梗塞の疑いがあるということで、強制的に救急車で運ばれ強制的に入院させられた。
まあ、自力で近所の病院まで歩いて行ったくらいだから、ずいぶん軽い脳梗塞だったのだが、約一週間の強制入院は最悪だった。必要も無い点滴を強制されて、生ける屍同然に行動が著しく制限されるわけだ。血圧が高いのだから、降圧剤を処置(経口服薬か注射)すればいいだけで、点滴の必要などまったく無いはずである。
で、その時に医者に確認したのだが、脳梗塞からの機能回復はあるのか、と聞くと、(下に書いた、脳梗塞のメカニズムをこちらが了解していることを示した上での質問だったので、誤魔化せないと思ったのだろう。)「ほとんど無い」という返事である。まあ、その返事は予想通りだった。
と言うのは、脳梗塞とは、脳の毛細血管にプラーク(血液のゴミ)が詰まり、その先の脳細胞が壊死することでその脳細胞が司っていた身体の機能が使えなくなることである。そして、脳細胞は基本的に再生しない。(現在は、それに異説もあるようだが、私は再生しないという説が正しいだろうと思っている。)とすれば、脳梗塞でダメになった身体機能はいくらリハビリをしようが復活しないと見るのが正しいはずなのである。
幸い、私の場合は皮膚の軽い痺れ感程度にとどまる脳梗塞だったので、退院後もまったく生活に不自由は無いが、脳梗塞からの回復は有り得る、と思って毎日リハビリをするのは、貴重な「残された人生の時間」の大変な無駄遣いではないか、と私は思うわけである。
そんな無駄な時間を使うくらいなら、テレビゲームでもしていたほうがはるかにマシな時間の使い方だと思う。つまり、楽しい時間というのは、それだけで有意義なのである。脳梗塞の後遺症は、まあ、残る人生の相棒と考えればいい。


(以下引用)「カクヨム」所載の作家山本弘の記事より。



脳梗塞という病気について



 このブログでは僕を苦しめている脳梗塞について、あまり詳しく話していなかったと思う。それが僕のような創作者にとって、どれほど致命的な病気なのか。死ぬほど苦しいということも。

 死ぬほど苦しいと書いたけど、べつに日常生活の中で痛みを味わうじゃない。確かに歩行はずっと不自由のままだし、食事の際にも妻や娘には迷惑をかけるけど、そんなに苦しいわけじゃない。

 僕が苦しいのは、小説を書けないことだ。いや、少しなら(このブログで書いているように)書けるのだが、これまでのようなペースではとても書けない。

 何で書けないかというと、文字の配列を忘れているからだ。

 文字を忘れるというと、そそっかしい人なら「記憶喪失」と思うかもしれない。それは違う。僕の記憶は正常だ。少なくとも記憶のどこかに欠落があるようには思えない。そんなことがあるなら、とっくに気がついているはずだ。

 だが、文字を忘れている。

 たとえば「脳梗塞」という言葉だ。どんな病気であるかは知っている。文字は書けないが(そもそも何も見ずに「脳梗塞」と書ける人間の方が少数派だろう)、ポメラの力を借りれば打つことはできる。

 そうそう「徴用工」「独白録」もポメラの力で書けるぞ(笑)。少なくとも「微用工」「独自録」なんて誤字を平然と書く奴よりかは、僕は頭がいい。

 しかし「脳梗塞」という字をとっさに書けない。



 厄介なのは、『BISビブリオバトル部』のキャラクターの名前を思い出せないことが多いことだ。ヒロインの「伏木空」ぐらいなら分かる。「埋火武人」「輿水銀」あたりも。だが「菊地明日香」とかは「あすか」をどう書いていたか、すぐに思い出せない。「か」は「歌」だったか「香」だったか。それに部長の名前、何だっけ? 作中では「部長」としか言ってないことが多いから、本名、忘れてるぞ。

 あと、「流冥弐久寿」なんて、よくこんな変な名前考えついたな。あと「早乙女寿美歌」も。いつもポメラで打つたびに、「こんな面倒な名前にするんじゃなかった」って思う(笑)。

 どうも使う頻度が少ないと、忘れることが多いようだ。だから原稿の執筆にはすごい時間がかかる。いちいちこれまでの本を横に置き、見ながらでないと書けない。

 てなわけで、これまでずっと停滞していた『BISビブリオバトル部』第五話『夢は光年の彼方に』、ついに完成に近づいた。あーあ、疲れた!

 あと、これまでのこのブログがしばらく停滞していたのも、僕の脳が大切なことを忘れることが多くなったからだ。

 簡単に言えばこのカクヨムの操作が分からなくなったのだ。操作方法なんてずっと覚えてるもんだと思ってたのに、 ころっと忘れちゃうんだなあ。幸い、今日の朝には思い出せたんだけどね。いやー、我ながら情けない。

 キャラの名前以外にも、思い出せなくて困ることがよくある。

 家に来るOT(言語療法士)の人によく出される問題がある。たとえば「団子」というものを「だんご」という言葉を使わずに、どういうものか説明せよという問題だ。これはかなり難しい。あなたも挑戦してみてほしい。

「ええと、和菓子の一種なんですよね……赤とか白とかの色があって……甘くて……えーと、串に刺さってます」

 単純な説明でも一苦労だ(笑)。同じように「線香」とか「カラス」とか「スイカ」とか「カリフラワー」とかの説明も求められる。

 くじけてしまいそうだ。

 その反対に「犬」や「猫」の絵を見せられて名前を答える問題には、すらすらと答えられる。僕の能力は、ものの名前は思い出せないが、名前から性質を思い出すのに支障はないらしい。だがこんな状態でどうやって小説を書くのか。

 というわけで、僕の苦難はまだ続くのである。

 ああ、『ティム』の続きも早く書かないとなあ。いつまでもフルチンのままではかっこ悪い(笑)。