温度差ショック
私は医学常識や俗流健康常識を鵜呑みにはしない人間だが、浴室で死亡する人間が非常に多いことは確かだろう(実は私の亡父も浴室で脳溢血になっている。)から、やはりヒートショックはあるものだと考えるべきだろうか。まあ、「ヒート」は普通は「熱」の意味で使われるから、「温度差ショック」と言うべきだろう。
実は、「差(変化)はショックの元」というのは、私の基本思想のひとつである。老人が新しいものを嫌うのも、自分の安定した日常を脅かす変化を嫌うわけだ。笑いなども「突然の落差」から生じるわけで、悪いことばかりではないが。
(以下引用)
実は、「差(変化)はショックの元」というのは、私の基本思想のひとつである。老人が新しいものを嫌うのも、自分の安定した日常を脅かす変化を嫌うわけだ。笑いなども「突然の落差」から生じるわけで、悪いことばかりではないが。
(以下引用)
野村克也さんの急死を受け、改めて気を付けなければいけないのが、高齢者のヒートショックだ。
これは暖かい場所から寒い場所へ移動することで起こる急激な温度変化が、血圧を大きく変化させて起こる健康障害。失神、脳梗塞、心筋梗塞や不整脈などが引き起こされ、浴室で起こると転倒の危険や、湯船でおぼれるなど、命に関わる場合もある。
野村さんは10日未明、浴槽の中でぐったりしているところを家政婦に発見された。死因は「虚血性心不全」だが、誘発したのはヒートショックである可能性も考えられる。
医療関係者は「野村さんは2010年に解離性大動脈瘤で入院しており、血管は丈夫とはいえなかった。心臓や血管に持病を抱える人ほど、ヒートショックのリスクは高まる」と話す。
やはり危険なのは冬場のこの時期。暖かいリビングから暖房のない脱衣所に移動し、そこで服を脱ぎ、暖かい湯船に漬かる。おなじみのルーティンに思えるが、実はその間、血圧は乱高下しており、心臓に大きな負担をかけているのだ。
今月8日には、日本を代表するジャズDJ・沖野修也氏もブログで実母がヒートショックで亡くなったことを報告。
「お風呂に入ってヒートショックで亡くなってしまうなんて…。翌日デイサービスがあるからお風呂に入らなくてもよかったのに。寒かったからかな?(中略)元々は毎日お風呂に入る人でしたもんね」と経緯を記している。
未然に防ぐにはどうしたらいいのか?
前出の医療関係者は「この時期なら、脱衣所や浴室内を暖かくすることが大事。また、トイレも体を露出させる場所なので暖かく保つことが重要です。急激な温度変化が起こらないよう心掛けることです」とした。
東京スポーツ
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