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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

無意識的な差別感情

「サンダカン~」の筆者の山崎何とかが海外に「輸出」された日本人娼婦の記録を書こうとしたのは、同胞女性への同情と、ある種のフェミニズム的感情からだと思うが、その山崎にしても自分自身のアジア人(土人)への差別感情は無意識的であるだけに、何の思慮をすることも無く著書の中にそれが「排泄」されたのだろう。こういう、無意識の差別というのが一番厄介だ。
ただし、現地人に対するそうした差別感情を持っていたのは当の娼婦たち自身もそうだったと思われ、山崎の推測自体はあながち間違いでない可能性が高いと思う。


遊郭部(渡辺豪)
@yuukakubu
深刻なのは、オーラルヒストリーを重視した筈の山崎が、こうした口述を書き留めながら、「(土人を相手にすることは)非常な屈辱感を味わったにちがいない」と自分の思い込みを投影している点。代弁者であるはずが取材対象を自分語りのための「素材」に用いている。嶽本新奈氏の論文に詳しい。
引用ツイート
岸本元
@bowwowolf
·
『サンダカン八番娼館』は人身売買の結果ボルネオで過酷なセックスワークに従事させられた「からゆきさん」の記録だが、一番優しかったのは「土人」、次が「メリケンやイギリス人」、その次は親切だがしつこい「支那人」、最悪だったのが乱暴で思いやりがこれっぽっちもなかった日本人だったそうです。


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電気バイク

私はバイクというか、オートバイには乗ったことが無いが、写真だと自転車風なので、自転車に乗れるなら大丈夫だろうから、この電気バイクを欲しいな、と思ったが、264万円! 軽自動車より高い。


 
 
Cake© Engadget 日本版 提供 Cake
Cake

スウェーデンの電気バイクメーカーCAKEが、南部アフリカ野生動物大学(Southern African Wildlife College)と太陽電池メーカーGoal Zeroとの協力で絶滅の危機に瀕する野生動物を狩る密猟者を捕まえるための電機バイクKalk APを開発しました。

密猟者が侵入する野生生物保護区はその多くが広大で平坦な場所であることが多く、自動車やトラックが走行しれば土埃が舞い上がり、さらにエンジン音も遠くまで聞こえやすいため、レンジャーが密猟者の活動を発見するよりも、逆に密猟者らにパトロール活動が察知されやすい環境になっています。

しかし電動バイクならば、騒音や土埃などをほとんど出すことなく目的地に到達することが可能で、相手に察知されることも少なくなります。Kalk APは、荒れた土地での走行が可能でしかも長く使えるよう、可能な限りシンプル勝つ頑丈なフレーム構造を採用し、サスペンションにはスプリングを使用しないエアショックを採用してメンテナンス性を高めています。

さらに最大出力11kWのモーターにより、最高速度は約90km/hに達する俊足さを備えます。交換可能な容量2.6kWhのバッテリーはフル充電で3時間の走行が可能。モード切替でトルクが必要な地形への対応や、長距離移動のための省電力走行などに対応します。また、電力インフラの整っていない場所でも使えるよう、太陽電池での充電に対応します。

Cakeは、初期生産の50台のKalk APを南部アフリカ野生動物大学へのチャリティプログラムとして販売しています。そのため2万5000ドル(約264万円)と値は張るものの、Kalk AP1台購入につき同じバイク1台と太陽電池および充電器のセットが大学側にも寄付され、アフリカでの密猟防止活動に役立てられるとのこと。

Cake© Cake Cake
Cake

仮にもし、密猟者がこのバイクを購入してしまったら…と考えると、かえってレンジャーの活動が難しくなりそうな気がしないでもありません。しかし1台を購入すれば同じ戦力が密猟防止側にも提供されるのなら、おそらく密猟者側はこれを購入する気にはならないでしょう。

Source:DesighnBoom

via:BGR

商売右翼のアクロバット発言

山口真由って誰だよ、と思ったが、略歴を見ると、元財務省役人で現在信州大学の教授らしい。つまり、右翼系評論家(テレビ御用達識者)の新人のようだ。
わりと美人なのだが、こういう「権力擦り寄り行動」を続けていくと、ほとんどが悪相になる。右翼系女性代議士や右翼系女性評論家はみな悪相であるのを確認すると良い。男右翼は最初から悪相なので、あまりそこが目立たない。ただし、商売右翼でなく「純粋右翼」はまた別で、立派な風貌の右翼も多い。



Shin Hori
@ShinHori1
山口真由氏の下記の発言は、もはや"多様性"という言葉が、差別や偏見や悪習を温存して批判的考察を回避するための、ごまかしワードに成り果てていることを示していると思われます。
引用ツイート
加藤郁美
@katoikumi
·
おまけ。山口真由氏「会見は衝撃的でしたが、私は、こんな方をおもてに出してはいけない、裏で隠然とした力を発揮してほしいという、臭い物に蓋的な欧米のポリコレ・カルチャーには違和感がある」「多様性をまるで理解しない83歳のおじいちゃまも、受け入れるのも多様性」
大爆笑
衝撃的擁護ナニコレ。


女性の虚栄心と好奇心

「神戸だいすき」記事の一節だが、この老夫婦の論争は面白い。
まあ、答え自体は単純で、「女性は虚栄心も好奇心も強い」だと私は思うが、これは私の主観的回答であるのはもちろんだ。
それよりも大事なのは、実は「虚栄心が強いと好奇心も強くなる」ということではないか。その反対、つまり「好奇心が強いと虚栄心も強くなる」は成立しないように思うが、その考察はしない。
ほとんどの流行は女性をターゲットにしている、というのは良く知られているが、同時に若者をターゲットにしていることも知られているだろう。後者の理由は、若者は人生や世界に無知な分、感受性が鋭く好奇心に溢れているからだ。前者はどうか。女性の場合は人生や世界に無知でなくても感受性が鋭く(ただし、その対象は限定的だと思う。つまり美的方面や感情方面に鋭く、倫理的に、また論理的に鈍いと思う。と言うか、後者を重視しない。現実主義者で、抽象的な物事を本質的に軽視する傾向があると思う。)好奇心に溢れている人が多いようだ。
女性が概して男性より長生きする原因も、この「好奇心」にあるのではないか。好奇心があれば、もっと生きていろいろ見たい、聞きたい、知りたい、経験したいと思うのは当然だろう。そして、虚栄心もまた生きる原動力となりうる。「自分が他人より上だ」と周囲に見せつけることは、生きる力(張り合い)のひとつだろう。私の見た限りでは、貧乏生活で身なりにかまわなくなるのは男性であり、女性は貧しい中でも努力して身なりや住居をきれいに保とうとする傾向があるようだ。そうした努力そのものが生きる意志につながる、というのが私の考えだ。

(以下引用)


そして、ふと思い出した。


京都国立美術館にミロのビーナス像を見に行った、高校生の時。


誰でも知っている、あの有名なミロのビーナス。
ルーブル美術館の!!

パリに行くよりお手軽よ、京都なら。


そこで、二列で美術館の塀を一回りするぐらい人が並んだ。

いつ入れるか、わからない。美術館のまわりを、ゆるゆる回っていく。

「やっぱり、女が多いなあ」と、前に並んでいる老夫婦の夫が言った。

すると、和服姿の老妻が「女は好奇心が強いですから」と、礼儀正しく応じた。

そしたら、夫が「いや、違う。女は虚栄心が強いからや」

譲らない。

40年以上共に暮らしているであろう老夫婦の老妻は、全くたじろがず、

「好奇心です」と、不愛想に言う。

「虚栄心や」と、夫も負けない。

「好奇心」

「虚栄心」

「好奇心」
「虚栄心」

それから、二人は、美術館を一周する間、絶え間なく、「好奇心」「虚栄心」の応酬。


腹を立てているわけでもなく、ただ、淡々と、決して譲らない。

美術館を一周といえば、たぶん2キロ以上あったと思う。もっとかも。

ずっと、どちらも、怒りもせず、笑いもせず「好奇心」「虚栄心」


先に辞めた方が負けるとでも思っているように。

そのあとを、歩きながら、


なんかなあ・・・こんな年まで一緒に暮らして、これは、なに?

何かなあ、

それにしても、女は好奇心が強いのか、虚栄心が強いのか、どっちだろう?


という答えの出ない問題が、残って、いまもまだ、私は、あの時の老夫婦の論争の答えが出せない。


今は春なのか年末なのか

昨日が立春だったのだが、旧暦だと12月22日でまだ年末である。つまり「年のうちに春は来にけり。一年を今年とや言はむ、去年とや言はむ」というわけだ。この「一年を」の意味が私にはよく分からないが、まあ、この場合は立春から正月までの特殊な期間を言ってるのだろう。
なお、昨日外出したら、あちこちで緋寒桜が咲いていて、沖縄は春だなあ、と思ったものだ。そして、旧暦というのは実に季節にマッチしているなあ、とも思ったのだが、それは地方によりけりだろう。