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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

トップの仕事

オーケストラの指揮者というのは、素人目には、何のために存在しているのか分からないもので、あんな風に妙な手ぶりで指揮台でふるまうだけなら、自分でもできるのではないか、と思うだろうが、指揮者の仕事というのは、実は演奏当日ではなく、そこまでの「音作り」の段階にあるのだろう。つまり、譜面に書かれた曲を解釈して、適切な演奏家を揃え、自分の考える曲や音をオーケストラメンバーに指示する、その段階だ。たとえて言うなら、豪勢な料理素材を集めたとしても、それを素人料理人に料理させれば無残な料理になるだろう、ということである。刺身のように、素材の質に9割がた成功がかかっている素材でも、包丁の入れ方次第で汚らしい肉屑になるのである。
会社の社長なども、会社にいる時よりも、外部との交渉の場面で働くことが多いわけで、会社にいる時の社長を見て、俺でも社長は務まる、と思うわけにはいかない。
まあ、世の中には某国の総理のように、いない方がマシだというトップもいるのだが。
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酒と日本人

「日本人の半分は飲めない」というのはおそらく正しいと思う。最初から飲める人というのが1割程度で、後は訓練して飲めるようになるのだろう。しかし、その訓練が必要かというと、そうでもないわけで、飲めないことが男の恥であるかのような社会はやはり間違っていたと思う。
もっとも、飲める人の人生には、飲めない人の人生には無い楽しみもあるわけで、どちらでもいい話だ。
日本には実はアル中はほとんどいない、というのは昔、北杜夫のエッセイで読んだことで、日本人は酒に弱いので、大量に酒を飲み続けるとアル中になる前に体がダメになる、ということだが、最近はアル中の人間も多いのかもしれない。そういうのは、自由業の人、特にストレスの多い自由業の人に多いような気がする。つまり、酒への逃避だ。漫画家とか。





ゆうき まさみ認証済みアカウント @masyuuki 11月8日

日本人の半分は飲めないんですよ(;_;)