もむだけで血管は若返る 切れない 詰まらない血管マッサージ法 井上 正康著


この井上先生のお話ユーチューで聞いて、納得したので、この本を買いました。

ご本人が「コーヒー一杯分ぐらいの値段なので、買ってください」と、おっしゃるので、1000円ぐらいかと思ったら、あれやこれやで2200円以上しましたが、買ってよいかった!

何がうれしいといったって、「人間は、本来、健康なのが当たり前。調子を崩しても、自力更生できる力をもっている。」と、言い切られること。

これは、根源的な事実なんですが、最近では、まるで、医者や薬なしでは、普通に暮らせないと、みんなが思い込んでいるでしょう。

もっとも、私は痛風の薬だけは、死ぬまで飲まないといけないのですけどね。

風邪なんか、本来は、暖かくして休んでいたら、自然に治るのが当たり前。

こういうおおらかさが、必要。


で、この井上先生は「医者のくせに」「薬は本来は、不要」だとおっしゃる。

そのかわり、血管マッサージをしなさい、という。


理にかなっていると思うので、アマゾンで購入して、さっそくやってみた。

やってみたら、以前、触れたことのある「天寿堂さん」の健康腺療法と、「同じ」ことだった。

つまり、人間の健康は「血液」の質と、流れの良さで、保証される。

だから、血管を刺激して、丈夫にしてやると、わかわかしく元気でいられる。

健康腺療法は「全身を筋がめぐっている」といい、足指の、どのあたりと、どの内臓が対応するという「理論」があったけど、

やっていたのは「血管マッサージ」と、同じだった。

つまり、力を入れて圧迫する場所が、同じだった。

手指の両側。
手の甲ではなく、内側でもなく、両側は、やわらかく、血管にふれやすい。
だから、両手の指を組み合わせて、お互いに圧迫する。

手が終われば、手首を、わしづかみにして、ぞうきんを絞るように、よじる。
マッサージだからと言って、なめらかに、なでるのではなく。

握りこんで、筋肉ごと、ねじって、骨にそって走る血管に刺激を与える。

すると、本当に、体が温まってくるの。

腕を手首から脇まで絞り上げると、次は、頭、

頭の皮を抑えて、頭蓋骨の上を左右前後に動きまわす。

つまり、血管は骨の表面を這っているから、上から骨と肉の間を狙って動き回らせるのね。

頭、首、顔がすんだら、鎖骨、そして、脇ばらをつかむ。
そして、足の付け根。

鎖骨から、脇腹、そして、足の付け根、これは、胴体の周囲を動かすわけで、これをもって「人間は珠でごわす」と、偉い先生が言われた・・・その場所だ。

人間の健康を守るために大事な場所は、どこから、アプローチしても、同じ結論に至るのだと思う。

脚や、脛をまむと、最後に足指になる。

足指の両側を、つまむ。

この簡単で、短時間でできる方法は、すべての人が知っているほうがいいと思う。

全身をできなくても、手指や、腕ぐらいなら、どこででもできる。

ぜひ、関心を持っていただきたいです。