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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

なぜ「旅団」と言うか

「旅団」の意味

「旅」は、旗の下に多くの人がいる意味で、それ自体「軍隊」の意味があり、また多くの人の意味があるので、大規模な軍隊編成単位のひとつになる。「師団」の下で、「連隊」より大きい。
古代の軍制では兵士500人だが、現代ではもっと兵士数が多いかと思う。
本来、軍を進める意味が先にあり、そこから「旅(たび)」の意味になった。現代人はその「旅(たび)」のイメージが先に来るから「旅団」という言葉がピンと来ず、移動ばかりしている部隊のイメージになってしまう。(「幻影旅団」などは、わずか数人のメンバーであり、本来の「旅団」とはかけ離れている。)

なお、「師団」の「師」も「数多いこと」と「軍隊」の意味がある。前者の意味で「京師(けいし)」は「都」を表す。漢字の「師」は丘の上に多くの人が集まる意。周代の「師団」は兵士2500人。
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常識でない常識 序

これは、追々追加していこうと思っているが、覚えておくと小説などを読む時などにイメージがしやすくなる「常識でない常識」、つまり、昔の人や現地の人には常識だが、それ以外の人には常識ではない事柄だ。
たとえば、競馬をやっているひとには、1マイルが約1600メートルだということは常識だが、メートル法しか知らない一般日本人にはそれは常識ではない。ところが、イギリスやアメリカではヤードポンド法を今でも使っているから、小説などの中には平気で何マイルとか出てくるわけである。「6マイルは遠すぎる」だったか何マイルだったか忘れたが、有名な推理小説の古典のタイトルも、その「6マイル」のイメージが湧かないわけだ。それが1マイル=約1.6キロと覚えていたら、6マイル=約10キロとなり、なるほど、歩いて行けない距離ではないが、歩いてだとなかなか難儀な距離だ、それが雨の中ならなおさらだろう、と実感できるわけである。
尺貫法の単位も同様で、少し古い小説を読むと、その中の単位がイメージできなくて、状況がつかめないことがある。最低でも「1町=約100メートル」(正確にはそれより少し長いか。)くらいは覚えてイメージするといい。
ついでに書いておくと、中国の古典などで出てくる「里」は日本の「1里=約4キロメートル」とはまったく異なり、時代にもよるがだいたい500メートル前後と思っておけばいい。
なお、ここで書かれた数値などは、「覚えるのに便利な数字」にしており、正確な数字ではない。いわゆる「丸めた数字」であり、そのほうが咄嗟にイメージするには便利なのである。
で、いちいち調べて書く親切心は無いので、うろ覚えで書いておく。

Ⅰ ヤードポンド法
・1ヤード=約90センチ
・1フィート=約1尺=約30センチ
・1マイル=約1600メートル
1ポンド=約450グラム *つまり、体重100ポンドの男はヒョロガリである。


Ⅱ 尺貫法
・1寸=約3センチ
・1尺=約30センチ
・1間=約1.8メートル
・1合=1升の10分の1=約180ミリリットル 
・1升=約1.8リットル
・1斗=1升の10倍=約18リットル *「斗酒なお辞せず」は1升瓶10本を飲めるわけ。
・1貫=3.75キロ→約4キロと覚えればいい。
・1丈=10尺=約3メートル

Ⅲ その他の単位

Ⅳ 英米圏の常識

Ⅴ その他の国々の常識

Ⅵ 日本の昔の常識

Ⅶ 知っておくと便利な知識

・ショーヴィニズム(chauvinisme):排他的愛国主義(ナポレオンの崇拝者ショーバンに由来するらしい。)。「傲慢な排他主義」の意味でも使うか。

小さいものでしたら、一円玉が直径2cmで厚みが1.5mmです