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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

正常血圧の基準は「年齢+100」

内海聡の書いた記事だが、わりとまともな文体である。彼は、あの文体(嘲笑、毒舌)でかなり損している。まあ、それによって名前を知られたという面もあるだろうが、あの文章に触れるのもいやだという人も多いと思う。
世間の義理で降圧剤を再度試しているが、やはり筋肉異常や咳、目のしょぼつきなどがある。2種類貰ったのを交互に「人体実験」する予定で、今は片方を飲んでいる。


(以下引用)

いまさら生活習慣病

内海 聡さんのサイトより
https://note.com/utsuminkoushiki/n/n9dd0db1b77dd
<転載開始>
まずはこの言葉を作ったじじいの嘘八百から調べていただきたいとは思いますが、とにかくいえるのはコレステロールや血圧や糖尿病や尿酸の薬を飲んではいけません。
こんなものは食事で治すしか方法は存在しないモノであり、そもそも治す必要がない=基準値が間違っているということをまだまだほとんどの人が知りません。
コレステロールは副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの原料になる重要栄養素、これをわざわざ下げるとか病気になりたいと公言しているようなものです。
このコレステロールが悪役というのは医学界と製薬業界とマスメディアによる嘘丸出しのマーケティングに過ぎません。
コレステロールが上がっても動脈硬化リスクはほとんど上がりません。
まったく変わらないというデータもあります。
ではなにが問題かというとコレステロールが下がれば下がるほど、癌、感染症、老人の自立度低下などがおこるのです。
一番癌にならないのは無制限にコレステロールが高い人々であり、総合的にいうと年齢により上がっていくこと、240~280程度の人が最長寿と推測されること、85歳以上の高齢者で一番長生きしたのはコレステロール値が高い人たちであることがわかっています。
つまり現行の220以下が正常というのは噓であり、一番死にやすい数字であるとさえいえるかもしれません。
しかもコレステロールのクスリ自体が非常に発ガン性が高い毒物です。
 
血圧も同じです。
以前は高血圧の基準は160/95でこれでも要注意でしたが、こっちが本当の意味でよい基準でした。
血圧も同様で年齢が上がるにつれて上がるのが正常であり、血圧を下げて良かったことは心筋梗塞が少し下がったことくらい、血圧が下がると癌、感染症、老人の自立度低下などがおこります。
昔は年齢に90を足せと教えたそうですが、私は年齢に100を足せとよく指導します。
東海大学の元教授で日本総合検診医学会評議員でもあった大櫛陽一氏は性別、年齢別の正常値を設定しています。
私はこの表をよく参考にさせてもらっていますが、これでいうと血圧は170くらいまでOK、コレステロールも260~280くらいまでOKなのです。
また代表的な降圧薬はカルシウム拮抗薬とARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)も、癌の発生率を増します。
またカルシウム拮抗薬が長期的には心不全を増やすこと、ARBが心不全に使われた場合も突然死が起きることも分かっています。
 
尿酸なんてますます食事療法すれば済むものの代表格であり、糖尿病は糖質制限、もしくは断糖するに勝るものはありません。
粥状動脈硬化の主たる原因はコレステロールではなく、糖とトランス脂肪酸と塩素になると思われます。
飲料に多く含まれるフルクトース(果糖)は約10倍グルコースより糖化反応を起こしやすいこともわかっています。
ただ、もし糖尿の薬を飲んでいる方がいてもいきなりやめないで、相談できる治療家などと徐々にやめていく必要はあります。
これはインスリン注射でさえもそうであり、内服糖尿病薬の弊害とインスリンの弊害についてこれから説明します。
 
糖尿病のクスリにはいくつか種類があり、基本は血糖降下剤、血糖吸収抑制剤、インスリン抵抗改善剤、インスリン注射などに分かれます。
血糖吸収抑制剤はもっともマイルドな作用ですが、これなどちょっと食事を変えるだけでよくなるレベルなので、まったく飲む必要がないものです。
SU剤はもっとも使われてしまっている血糖降下剤ですが、低血糖症やアシドーシスなどの副作用は添付文書にも掲載されていますし、ほかの弊害もたらします。
たとえばある研究ではSU剤を使用したグループと使用しないグループで、前者で心筋梗塞が増えるという皮肉な結果になりました。
またビグアナイド薬はインスリンを出すβ細胞の働きを抑える作用があり、とてもお勧めできる薬ではありません。
このような血糖降下剤はインスリンを無理やり出したり無理やり抑えたりしているのであり、原因(糖質過剰、炭水化物過剰)を除去せず対症療法していれば、一時的に良くなっても必ずますます悪くなってしまうのです。
 
グリタゾン剤は抵抗改善剤に属しますが、代表格のクスリであるアクトスは心不全や心筋梗塞が増えることが判明しており、骨折しやすくなる事や膀胱癌が増えることがわかっています。
とてもではないが使えるクスリではないのです。
インスリン注射については全否定は難しいところがあります。
よく糖尿病には二種類があり、1型糖尿病と2型糖尿病があるといわれます。
1型とは膵臓のβ細胞が破壊された糖尿病をさし、以前はインスリン依存型糖尿病などといわれていました。
こちらはなかなかインスリンなしでは難しいのですが(それでも本当はインスリンを使わなくすることもできます。ここでは書けませんが)、2型糖尿病の場合はインスリンを使う必要はまずありません。
インスリンを使うタイミングがあるとすれば、高血糖でこん睡している救急疾患の方たちなどになると思います。
 
非常に悪い糖尿病の数値の方でもインスリンを使わず改善させることは可能です。
それには断糖が必要ですが自分だけでは行わず、必ず分子整合栄養学などを学んだ方とともに行ってください。
なぜインスリンを使わないほうがいいかというと、これはあらゆるホルモン全体に言えるのですが、インスリンを打ってしまうことで身体がインスリンを産生しなくなってしまうからです。
これは脳ホルモンでも甲状腺ホルモンでも性ホルモンでも同じことが言えます。
それだけでなくインスリンは劇薬のため、低血糖やアシドーシスや昏睡ももたらしやすいクスリであり、やはり糖尿に代表される生活習慣病は食生活の改善でよくすることが重要なのです。
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降圧剤と副作用一覧

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高血圧の薬、タイプ別副作用

【高血圧の薬 副作用】①カルシウム拮抗薬(カルシウムキッコウヤク)

主な医薬品:ノルバスク®、アダラート®、ヘルベッサー®、コニール®等

主な副作用は、「ほてり、めまい、頭痛、動悸、むくみ、発疹、歯肉肥厚」などがあります。

【高血圧の薬 副作用】 ②ARB(エーアールビー)

主な医薬品:ブロプレス®、ディオバン®、ミカルディス®、ニューロタン®、オルメテック®等」

主な副作用は、「めまい、頭痛、浮腫、高カリウム血症※1」などがあります。

【高血圧の薬 副作用】 ③ACE阻害薬(エースソガイヤク)

主な医薬品:カプトリル®、コナン®、セタプリル®、ロンゲス®、レニベース®等

主な副作用は、「空咳、めまい、頭痛、浮腫、高カリウム血症」などがあります。

※1高カリウム血症・・・悪心、嘔吐、しびれ、脱力感などの症状がでます。大きく値が上がると、不整脈が現れる危険もあります。

【高血圧の薬 副作用】 ④利尿薬(リニョウヤク)

主な医薬品:ダイアート®、フルイトラン®、アルダクトンA®、ラシックス®等
利尿薬の種類にもより、主な副作用は、「低カリウム血症※2、高血糖、高尿酸血症、高カリウム血症」などがあります。

※2低カリウム血症・・・大きく値が下がると、けいれん、麻痺、嘔吐、便秘、筋力低下などの症状がでます。

【高血圧の薬 副作用】 ⑤β遮断薬(ベータシャダンヤク)

主な医薬品:テノーミン®、インデラル®、セレクトール®、ミケラン®、カルビスケン®等
主な副作用は、「徐脈、めまい、倦怠感」などがあります。

【高血圧の薬 副作用】 ⑥α遮断薬(アルファシャダンヤク)、αβ遮断薬(アルファベータシャダンヤク)

主な医薬品:カルデナリン®、ミニプレス®、エブランチル®、デタントール、バソメット®、ローガン®、アーチスト®、ベトリロール®、カルバン®、アロチノロール塩酸塩®等
主な副作用は、「めまい、動悸、徐脈、頭痛、倦怠感」などがあります。

【高血圧の薬 副作用】 ⑦配合剤(ハイゴウザイ)

主な医薬品:ユニシア®、エクスフォージ®、ミカムロ®、レザルタス®、アイミクス®、ザクラス
配合されている高血圧の薬の成分によって副作用が現れます。

※ここに記した副作用がすべてではないので、いつもと違う気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に必ず相談しましょう。
いかがでしたでしょうか?このような副作用の情報は、薬局でお薬と一緒に配布される説明書にも記述されています。

副作用の一覧を見てしまうと、副作用に対して過剰に心配してしまう方もいるかもしれません。そのような場合でも、自己判断でお薬を中止したり、減量したりせず、指示通りにお薬を服用するようにしましょう。

お薬を中止、減量することで、体調を悪くしてしまう可能性があります。 もし、高血圧のお薬を飲まれていて、何かいつもと違う体調の変化がみられた場合は、直ぐに医師、薬剤師に相談するようにしましょう。

松葉健康法



「松葉健康法」高島雄三郎著から

科学合成された医薬の成分は純粋な程、その副作用の激しいことが問題なのである。
東洋の自然薬の効能は、生きている薬だから人間の生きている臓器にもっとも適切に作用し効果をあげている。
西洋風の化学分析や方法で割り出せなくとも、自然薬の効果は、愛用している人の自然治癒力をどんどん高めて自然に治してくれる。西洋薬のように薬の強い成分が一時的に治癒させるのではなく、後々体質改善にまで及ぼすこの治療法は、治療と言うよりまさに健康法なのである。

 

 松葉のような自然薬は、化学で解明できない未知なるものがあり、
説によると、松の木には微弱ながら電流が通っていて、その電流が松葉液に溶けてイオンとなり、体組織を若く保つとも。。

松葉の主成分

 山ノ内慎一医学博士、黒木陸彦博士の松葉研究と宮沢文吾博士、田中長三郎博士の分析された赤松の成分と「薬用植物の研究」に記載された黒松の成分などから抜粋した松の成分の効能を調べ一覧表にしました。

以下の成分表は画像クリックで拡大します。

#松の成分と効能,#女松の会

松葉のアミノ酸

 赤松に含まれるアミノ酸は24種類です。このうち、たんぱく構成アミノ酸として20種類が確認されています。人間の体内で十分な量を合成できずできず食品から摂取しなければならない9種類の必須アミノ酸の全てと人間の体内で合成される11種類の非必須アミノ酸の全てを松葉から摂ることができます。

 以下は、和漢薬研究所と群馬大学内分泌研究所が共同で行った「アカマツ葉の成分に関する研究・エタノール溶出アミノ酸について」(1987年報告)から、松に含まれるアミノ酸の成分の効能を▶こちらから調べ一覧表にしました。

以下の成分表は画像クリックで拡大します。

#松の成分と効能,#女松の会
#松の成分と効能,#女松の会
#松の成分と効能,#女松の会

補足:松の実の成分は、

  脂肪油70%:オレイン酸・リノレイン酸・バルチミン
  蛋白質14.8%:アルギニン・ヒスチジン・リジン・チロジン・ロイシン・グルタミン酸などのアミノ酸
効能は、松と同じ様にコレルテロールを適正に保ち、保湿や老化防止、角質からの水分蒸発を防ぎアレルギーにも効果的でエイジングケアにもよく不妊症などにも・・・

 

成分から一般的に言われている効能

以下の効能表は画像クリックで拡大します。

#松の成分と効能,#女松の会

江戸の病気番付

感染症は不衛生さから来たものが多いと思うが、脳卒中などは食生活でのタンパク質不足が原因なのではないか。

(以下引用)

江戸の病気ランキング 
(2012.07.06 稲垣裕美)
コレクションノート 日本人を苦しめた病気、そして医家


「病薬道戯競」初編


「病薬道戯競」二編
 江戸時代になると、庶民でも薬を購入したり、医師に診察してもらうことが一般的となった。医療の普及にともない、病気に関する知識も広まっていった。当時の川柳には、「はやり風十七屋から引き初め(飛脚問屋から流行性感冒が感染が始まるの意味)」や、「温石で腹の燗する疝気痛み(疝気のために痛む腹を、温石<おんじゃく>という石で温めるの意味)」などと詠まれているが、人々はどのような病気かを理解できたのである。
 写真の資料は、江戸時代の病気と薬を相撲の番付風にランキングしたものである。病名は向かって左側に記載されている。例えば、初編の病気の筆頭には、「大関 疱瘡(ほうそう)之宮守人神王」、二編の筆頭には「大関 胎毒(たいどく)天皇」というように、「疱瘡」や「胎毒」などの病名が人名風に記されている。リストに挙げられている病名を見ると、並び順の根拠は不明であるが、流行が拡大しやすく、重症になりがちだったり、長引くと困るような病気で、人々の関心が高かったものがランクの上位に来ているようである。
 病名の中には、「黄疸(おうだん)」や「脚気(かっけ)」などのように、中国医学の病名、つまり当時の学名がそのまま日本でも使われているものもあれば、婦人病を俗に「血の道」と呼ぶなど、日本独自に命名された病名もある。
 「癪(しゃく)」や「疝気(せんき)」のように、現在の医学に照らし合わせると、いくつかの病気を総称して付けられた病名もある。「癪」は胸から腹のあたりに激痛が走る症状で、胃痙攣(けいれん)、胃痛、胆石症、急性膵炎をはじめ、心筋梗塞や滲出性肋膜炎(しんしゅつせいろくまくえん)も含まれたと考えられている。「疝気」は男性特有の下半身が痛む症状を指し、神経性腸炎、寄生虫症、筋肉痛、睾丸炎、脱腸(ヘルニア)が含まれたとされる。
 よく知られた病名で、病名ランキングの中に見当たらない病名には、「麻疹(ましん、はしか)」と「ガン」がある。「麻疹」は、江戸時代に猛威をふるった感染症であるが、この刷り物が製作された当時に流行していなかったか、リストの下方にある「あかがさ」を麻疹の別称とする説がある。
 「ガン(悪性新生物)」は、エックス線写真などの技術がなかった当時には、体内の様子がよくわからず、診断がつかなかった。例えば胃がんは胸・腹の痛む「癪」、食道がんは、リストにはないがむせんで胸がつかえる症状の「かくの病(膈噎;かくえつ)」、舌がんは舌のできものである「舌疽(ぜっそ)」の中に含まれていたのではないかと思われる。当時はがんで死亡する前に、感染症などで命を落とす方が多く、よく知られた病気ではなかったようである。なお、体外に症状が出やすい乳がんは、貞享3年(1686)刊行の『病名彙解(いかい)』(蘆川桂洲著)にも「癌」として記載があるが、このリストには記載はない。
 病名は、中国から伝わった医学書ごとに、また日本における漢方医学の流派によっても異なるものがある。さらに幕末から明治にかけては、ポルトガルやオランダ医学を翻訳したり、原音に当て字をして「コレラ」を「虎列剌」と書くようになった。このリストには「コレラ」やそのほか西洋医学的な病名がないところから、江戸時代でも幕末以前に製作されたと思われるが、製作年や製作者は判明していない。
 医療技術の不十分な江戸時代にあっては、病気にかかるということが現代よりもはるかに生死に直結する問題であったはずである。しかしリストを見ると、「眩暈之四郎倉々(めまいのしろうくらくら)」、「痢病苦労紙巻(りびょうくろうかみまき)」などと面白く命名されている病気も多い。生老病死に関しての一種のブラックユーモアは、川柳も含めて江戸時代の文化の特徴ともいえるが、このような病気のランキングが当時の人々にどのように受け取られていたのか、知りたいところである。

◇病薬道戯競 初編
  記載 病名 読み方 解説
1 大関  疱瘡之宮守人神王 疱瘡 ほうそう 疱瘡は現在の天然痘。
2 関脇  五疳之太夫灸敦雁 五疳 ごかん 疳の治療で灸をすえたら熱かった。
3 小結  悪疾兵衛壁湿 悪疾 あくしつ 悪疾は治りにくい病気のこと。
4 前頭  中風之進床二水 中風 ちゅうぶう 脳卒中は風邪(ふうじゃ)が侵入して起こると考えられた。
5 前頭  源太差込 しゃく 癪は胸に差し込むような痛みが起こる。
6 前頭  逆上之太郎血道 逆上 のぼせ のぼせは血の道(婦人病)の際起こると考えられた。
7 前頭  黄疸四郎蜆呑汁 黄疸 おうだん 黄疸にはシジミ汁がよいとされた。
8 前頭  之太郎痛胸  せき 咳がひどく、胸が痛む。
9 狂気治郎乱心 狂気 きょうき 精神疾患。
10 よう騒之守時政 よう ようちょう よう疔は、腫れ物のこと。
11 病目之判官切赤 病目 やむめ 病む目で目が赤い。
12 便毒之八郎踏出 便毒 べんどく 横根ともいい、性病等でそけい部のリンパ腺が腫れた症状のこと。
13 酒腹平生呑過 酒腹 さけはら 普段から酒の飲みすぎである。
14 鼻風引王丸 鼻風 はなかぜ 鼻風邪をひく。
15 天窓泥鰌白雲 白雲 しらくも しらくもは白癬(はくせん)と呼ばれる皮膚病のこと。
16 吐逆左衛門食傷 吐逆 とぎゃく 食あたりで吐き戻す。
17 雁瘡脛右衛門足病 雁瘡 がんそう、がんがさ 雁瘡は雁の来る時期に起きやすい慢性湿疹のこと。
18 五痔之十郎髪抜 五痔 ごじ 5種類の痔のこと。
19 溜飲隼人水吐 溜飲 りゅういん 溜飲は胸の辺りがつまるような症状のこと。
20 伊丹尻之允根布 根布 ねぶと 膿をもったできもので尻が痛む。
21 痢病苦労紙巻 痢病 りびょう 下痢でトイレの紙を巻くのに苦労する。
22 脹満太郎腹張 脹満 ちょうまん (ちょうまん=腹膜炎などで腹が膨張する症状)
23 小便近之助消渇 消渇 しょうかち 消渇は糖尿病のことで、トイレが近い。
24 慢驚風急変 慢驚風 まんきょうふう 脳膜炎のような症状の驚風が慢性化した。
25 早打片岡八郎 早打片 はやうちかた 早打片は肩の痛みを指すが、心臓病も含む。
26 之世伊之助壁土 むし 壁土を食べるのは寄生虫による異食症か。
27 小児陀々丸夏星 陀々 だだ こどもがだだをこねること。
28 渋利腹右衛門度々 渋利腹 しぶりはら しぶり腹は便意はあるが出にくい下痢で、たびたびトイレに行かなくてはならない。
29 火◆ほでりつ助火肥 - - <不明>
30 毛きハ関の太郎あやまち - - <不明>
31 なきづの三郎白◆ - - <不明>
32 あがきれいたミ口明 あがきれ あかぎれ アカギレが痛み、ぱっくりと口をあけた。
33 ひびの判官しミ升 ひび ひび ひびがしみる。
34 とり目なんしう夕くれ とり目 とりめ 鳥目で夕暮れは物がよく見えず、難渋する。
35 人面瘡治ひさめし 人面瘡 じんめんそう 人面瘡は人の顔に似た形のできもの。
36 うるしかぶれの介◆日 うるしかぶれ うるしかぶれ うるしにかぶれること。
37 物もらいのをみそこし 物もらい ものもらい ものもらいは麦粒腫のことで、まぶたにできる化膿性のできものである。
38 しやくり度々ニ右衛門 しやくり しゃっくり しゃっくりがたびたび出る。
39 はれ病の正水さし はれ病 はれびょう はれものに小便をかけたという意味か。
40 くさむらあかがさ あかがさ あかがさ 陰部の皮膚病か、麻疹か。

◇病薬道戯競 二編
  記載 病名 読み方 解説
1 大関  胎毒天皇 胎毒 たいどく 胎毒は乳児の湿疹で、江戸時代は疱瘡・麻疹の原因とも考えられていた。
2 関脇  卒中之前司胸閉 卒中 そっちゅう 脳卒中のこと。
3 小結  風邪之守平乗移 風邪 ふうじゃ、かぜ 風邪が人から人へうつること。
4 前頭  心痛納言虫歯転雁 虫歯 むしば 虫歯で七転八倒する。
5 前頭  癲癇六郎泡吹 癲癇 てんかん 癲癇の発作が起こる。
6 前頭  起利判官寒雁 起利=瘧 おこり 起利は瘧(おこり=マラリア)のことで、高熱のため寒気を感じる。
7 前頭  眩暈之四郎倉々 眩暈 めまい、げんうん 目が回ってクラクラする。
8 前頭  難儀六郎骨瘡 骨瘡 ほねがさ 性感染症の梅毒が骨にまわり、重症となる。
9 腹痛江直呑 腹痛 ふくつう、はらいた 腹痛のこと。
10 大便津貝浦長 大便津貝 だいべんつかえ 大便がつかえて出にくい。
11 下里腹之助浦行 下里腹 げりはら 下痢腹でトイレに通う。
12 嘔吐関之介灰吹 嘔吐 おうと 嘔吐すること。
13 大食茂無之輔 大食 たいしょく 大食いのこと。
14 盗汗柿五衛門 盗汗 ねあせ 盗汗=寝汗をかくこと。
15 麻痺治郎右衛門 麻痺 まひ 麻痺のこと。
16 十郎左衛門 たん 痰のこと。
17 頭痛之助鉢巻 頭痛 ずつう 頭痛時に痛みを和らげるために鉢巻をする。
18 癇症太郎腹立 癇症 かんしょう 癇症は神経過敏で怒りやすいこと。
19 水腫之太夫腹直 水腫 すいしゅ、みずばれ 水腫はむくみのこと。
20 血之道寒計之介 血之道 ちのみち 血の道は冷えや逆上せなどの婦人病を指す。
21 ◆湿十郎冷成 ◆湿 しつ しつ(梅毒)の症状か。
22 寝冷左衛門胸治 寝冷 ねびえ 寝冷えのこと。
23 食傷二郎吐直 食傷 しょくしょう、しょくあたり 食あたりで吐く。
24 霍乱太郎夏病 霍乱 かくらん 霍乱は日射病や急性腸カタルなど、夏季に起こりやすい病気。
25 踵之庄司魚之目 魚之目 うおのめ ウオノメ
26 曲足引右衛門風疾 風疾 ふうしつ 風疾は、風(ふう)という邪気が体内に入ることで、中風を指す。
27 落馬之助腰打 落馬 らくば 落馬して腰を打つ。
28 山江忘之助健忘 健忘 けんぼう 健忘症か。
29 吹◆◆◆◆◆◆◆◆ -   <不明>
30 はす次郎助穴直 -   <不明>
31 けぎれしたのを けぎれ けぎれ 陰部の毛が切れることで、江戸時代はこれを防ぐために軽石で処理をした。
32 がんがさぼり之介 がんがさ がんがさ 雁瘡をボリボリかく。
33 阿せものぜんしゆを治 阿せも あせも あせものこと。
34 わきがくさミの介 わきが わきが わきがは腋がくさい症状のこと。
35 釜元三介水虫 水虫 みずむし 水虫のこと。
36 しもやけの間かゆがり しもやけ しもやけ しもやけにかかってかゆい。
37 すはりたこ右衛門黒◆ すはりたこ すわりだこ 仕事などで座ったままのことが多いと、でん部などにたこができる。
38 そこしなのてとけ とけ とげ とげのこと。
39 そら手ぶら右衛門 手ぶら てぶら 手ぶらは脱臼のことか。
40 踏みぬきただきりし升 踏みぬき ふみぬき 釘などの踏み抜いて怪我をすること。

 Web企画展「病まざるものなし~日本人を苦しめた感染症・病気 そして医家~」

血圧は年齢で考えるべきではないか

降圧剤を中止してから体は快調だが、困ったことに平静時でも最高血圧が190くらいある。そうなると、やはり不安にはなる。まあ、一時期の筋肉異常よりはマシではあるが、あまりに血圧が高いと内臓に負担がかかりそうではある。
下の記述の中で、昔は「脳梗塞を起こしている患者は少し血圧が高いほうがいい」と言われていたというのは、理由があるのではないか。やはり体全体にまんべんなく血液を循環させるには、その人の身体状況に合った血圧があるとは思う。つまり、誰でも135以下にするのは間違いなのではないか。高齢者なら160くらいまではいい、と見るべきではないだろうか。まあ、190というのはさすがに高すぎるとは思う。

(以下引用)


なぜ血圧が高いのが悪いのか?

人間の血圧は、運動したり、階段を上ったりすれば、簡単に250mmHgぐらいまで上がったりします。 緊張したり、話ししたりするだけでも200mmHg近い血圧となります。
しかし、そのような人も、安静にしていたり、眠っている様なときには、120mmHgぐらいまで下がってきます。
実は、運動したり体を動かしたりするときには、筋肉が多くの酸素を必要とするために、血圧を上げて、血液を手足の隅々までまわそうとします。 つまりその高血圧は必要な血圧です。
しかし、安静時にはそれらが必要ないわけで、必要ないときにはきっちり血圧が下がります。 高血圧で危険な患者さんは、この安静時の不必要に高い血圧が十分下がりきらないわけです。そのような患者さんでは血管が常に高い圧にさらされてしまい、血管の動脈硬化が進み、最終的には血管自体が閉塞し、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全等を引き起こします。

厳格な降圧が必要な患者様

さらに心臓病をお持ちの方(心不全・心房細動・心臓弁膜症)、大動脈疾患(腹部大動脈瘤・胸部大動脈瘤)をお持ちの患者様は、症状緩和のためや大動脈破裂の予防のために、運動時の血圧のコントロールも重要な課題となります。

最近の血圧コントロールガイドライン

2000年頃までは、高齢者や脳梗塞を起こしている患者は、少し血圧は高い方が良いという考え方が一般的でしたが、最新の薬剤を使った最近の研究では、そのような患者様もやはり厳格に血圧をコントロールした方が、寿命が長く、心臓病や脳梗塞の再発も防げるという事が分かり始めてきています。
特に最近の降圧薬は、血圧を下げるというだけでなく、それ自体が血管年齢を若返らせ、患者様の動脈硬化の進行を予防し、患者様が脳梗塞や心筋梗塞を予防することが知られています。 また種類によっては慢性腎機能障害患者の進行を予防したり、蛋白尿を減少させる力がある事も解り始めて来ています。

病院の血圧/自