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青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
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さて、茗荷といえば、たくさん食べると物忘れをする、と昔から言われてきた。この俗説の由来は、ある非常に物覚えの悪いお坊さんが亡くなり、その墓から茗荷が生えてきたためだと言われるが、本当のところは、少々趣の違う話である。 茗荷の名前の元になったお坊さんは、周利槃特(しゅりはんどく)と言う。周利槃特は、天竺(インド)の北部に生を受け、兄の摩河槃特(まかはんどく)と共にお釈迦様に弟子入りした。兄は賢く、お釈迦様の教えをよく理解し、深く仏教に帰依したが、弟の周利槃特は物覚えが悪く、自分の名前すら覚えられなかった。そのため、托鉢に出かけても、お釈迦様の弟子として認められず、乞食坊主扱いをされ、お布施を貰う事が出来ない。お釈迦様はこれを憐れみ、「周利槃特」と書いたのぼりをこしらえて「明日からこれを背負って托鉢に行きなさい。もし名前をたずねられたら、これでございますと、のぼりを指差しなさい。」と言われた。次の日から托鉢の時にのぼりを背負っていくと、人々はお釈迦様の書かれたのぼりをありがたがり、たいそうなお布施をいただく事ができるようになったそうである。 さて、兄は、物覚えの悪い弟に、何とかお釈迦様の教えを覚えさせようと手を尽くしてやるが、弟の方は、朝に覚えていたものを昼には忘れてしまう。周利槃特は、自分のおろかさに涙を流して途方にくれた。それを見ていたお釈迦様は「自分が愚かであると気づいている人は、知恵のある人です。自分の愚かさを気づかないのが、本当の愚か者です。」と言われ、ほうきを周利槃特に渡して「ごみを払おう、あかを除こう」と唱えて掃除をしなさいと教えた。 |
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春の息吹が感じられる季節。生活環境の変化に合わせ、身の回りの整理整頓に手を付ける人も多いのではないだろうか。警視庁災害対策課はX(旧ツイッター)で、新聞紙や段ボール、電源コードなどを簡単にまとめる方法を紹介。あわせて、地震などの発生時、すぐに使う軍手などのグッズをヘルメット内に収納することで、慌てず確実に持ち出せるアイデアも公開している。
ひもにひと工夫して、出し入れ自在に
古紙回収に出す新聞紙や雑誌、段ボール。縛ろうとしても、ひもがゆるくなってしまったり、縛った後に追加したいものが「発見」されたりした経験は誰にでもあるだろう。
Xで動画を使って解決策を紹介しているのは、同課の田中千瑛(ちあき)巡査部長(36)と中園晴菜主事(30)。中園さんは「職場で新聞紙を縛って回収に出す際、上司から教えてもらった」という。
ひもを用意したら、片方の先端を結び、小さな輪っかを作っておく。左右に伸ばしたひもの上に段ボールを置き、ひもの両端を段ボールの上で合わせ、輪っかに反対側の先端を通す。さらに一度ひもを輪っかに巻き付けるように通せば完了だ。
新聞紙や雑誌をまとめる場合は、輪っかを下向きにして、ひもを数字の「4」の形に置くとよい。新聞などの束を置いたら、左上からひもをかけ、右側のひもを左上のひもに引っかけてから輪っかに2回通す。中園さんは、「結び目を持って引っ張ることで、締めたりゆるめたりできて、出し入れも簡単」と話す。
電源コードは「8」の字に
《携帯電話等の電源コードを収納する時に絡まることがありませんか?そのような場合は、8の字になるように束ねておくと、伸ばしたときに絡みにくくなります》
こう投稿したのは、田中さんだ。電源コードはまとめて縛る際に強く圧力をかけると故障の原因になる恐れもあるので注意が必要だ。
手のひらを上に向けて広げ、「8」の字を描くようにして、コードを端から親指と小指にかけていく。両端の余りは、「8」の輪っか部分にねじるようにして通す。
かつて警察官が携帯していた細い縄を同じようにまとめていたと聞き、コードに活用できると考えたという。「両端を引っ張れば、絡まらずにほどくこともできる」(田中さん)
ヘルメットにINして備え持ち出しやすく
ヘルメットや軍手など身を守るのに必要なものが、災害発生時にすぐ取り出せるようにできているだろうか。
同課の木村聡警部補(47)は、「必要なものはヘルメットの中に入れてしまっておけばよい」とひらめき、Xに投稿した。食べ物などを入れる小さいポリ袋にライトやマスク、軍手、居場所を知らせる笛などを入れ、ヘルメットの内側に入れる。伸び縮みするリードでヘルメットとつないでおくと、慌てて落とすこともない。
災害用にヘルメットを常備する家庭は増えているが、「軍手などは非常用の持ち出し袋に入れている人が多く、いざというときに取り出すのに苦労するのではないか」と気づき、考案した。
木村さんは「ただ、重すぎるとリードが切れてしまい逆に危ないので、入れすぎには注意して」と呼びかけている。
(橋本昌宗)