忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

買い物の要領

何かを買うためにコンビニに行って、全然別のものだけ買って、目的のものは忘れて家に帰る、というのは本当に多い。まあ、忘れても死ぬようなことはないから真剣に覚えないのだろう。
とにかく、買い物は、目的物を先に買ってから、後は目に付いたものを買うようにするのがいい。




  1. そして、漫画ゴラクと、週刊漫画TIMES買って、ティッシュ買って来るの忘れた。

  2. ティッシュが切れたので、買って来る……(絵はジャパリバスのティッシュボックスを見つけたサーバルの「たーのしー!」)

PR

ファシズムと個人主義

日刊工業新聞の電子版から転載。JAXAのエンジニアの野田という人のインタビューである。
我々は、進化論の信者がほとんどだから、原始的な生物は哺乳類より劣っている、と考え、気にも留めないが、そういうものの中にこそ「別の視点」「別の価値観」「別の発想」のヒントがある。つまり、骨格というものを持つ哺乳類にはできないことでも、骨格の無い原生動物なら可能ということもあるわけだ。

「まどかマギカ」のキュウベエも群生動物のようなもので、群生動物が高度な知的発達を遂げたら、「個体維持」ではなく、「集団維持」が最優先の課題になるわけである。人間という「個体絶対優先」種から見れば、その考え方自体が悪だと思われることになる。
だが、「お国のために特攻をする」というのは、まさに群生動物的発想になるわけで、それをファシズムとも言うのである。まさに、「群生」とは集団がひとつの本能でまとまることなのだ。スポーツチームなども、まさに、「いかにして最強のファシズム集団を作るか」が命題なのだ。「絆」とは「結びつくこと」つまりfastenすることであり、それがファシズムの語源だ。



(以下引用)


 これ(↓)は8月に特許を出願して公開できるようになったので見せられるけれど、小さな人工衛星。10センチ角の衛星で、この中からさらに小さな衛星が出てくるわけ。そして磁力だけで形を変えて飛ぶというもの。SDカードくらいの小さな衛星がわーっと飛んでいるイメージ。

18年8月に特許を出願した小さな人工衛星のアイデアメモ

—どういうことができる衛星ですか?

 例えば一つひとつがアンテナになってて、電波を出したり受けたりする。それがたくさんの数になると、巨大なアンテナや巨大なレンズと同一の働きをする。

 宇宙空間に巨大なものを打ち上げるとなると、今まではがっちりと形がかたまった骨組みを持ったものじゃないといけなかった。そうではなくて、骨をなくす。骨のある脊椎動物から逆走進化をしているようなもので、いわゆる単細胞生物の群体のようなものに形を考えている。ムクドリやイワシの群れのように、一個体ではできないことをたくさんの個体が集まって協調しできるようになる。

—このアイデアはいつ思いついたのですか?

 20年くらい前から、小さな衛星を集めて何かをやれないかなとは思っていた。でも集めて並べる方法が思いつかなかった。一つひとつがロケットエンジンを持っているというのがアイデアとしては一番簡単な解だけれど、実際に作るとなると複雑な機構で大変になる。

 磁力でできるのではないかと考えたのが去年の春くらい。若い人を集めてみんなで研究した。去年の9月頃に、僕が「磁力で引き合ったり離れたりさせることはできるけれども、横方向に制御したり回転させたりすることはとてもできないよ」とホワイトボードに描いて説明していたら、30代の若い人が、「できるんじゃないですか?」と言う。延々と議論をしていた。それから2週間後くらいに「これ解決できるぞ」って答えを思いついた。

「何の役に立つの?」はご法度、その二つの理由


—チームで議論する時に気をつけていることはありますか?

 僕の年齢が高いとこもあり、まとめる役が多いけど、議論は「フラットに行われるようにする」という風に気をつけておかないと、と思っている。メンバーは年齢差もあれば役職の違いもあるけれど、新しいアイデアの良し悪しを、その人の年齢や役職で左右させない。歳をとって役職のある人が出したアイデアに対して、若い人が「それは間違っている」と覆してもよい。

 それが一番心がけていることなのだけれど、要は「上の人がこう言ったからこうなのだ」という風潮にすると、若い人からよいアイデアが出なくなってしまう。

—具体的にはどういったことをやっていますか?

 議論の中で言っちゃいけないことがあって。例えば、「それは何の意味があるんだ?」「本当にそれが一番よい方法なのか?」「本当にできるのか?」などという発言はご法度。できるだけ肯定的な形で人の意見を認めるようにして、それを実現するにはどうすればよいか考えていく。

 よい提案でも悪い提案でも、何か新しい部分があれば「いいね」って答える。「それって何の役に立つんだ?」って聞かないで、「よいアイデアだけど、今すぐに何に使えるかはわからないから一緒に考えてみようか」と言う。

—「何の役に立つの?」って普通に聞いてしまいそうですが。

 「何の役に立つの?」って一番ご法度な質問ですね。理由は二つ。

 まず、「どういう意味があるのかはわからないけれど、何か面白いことを考えた」って人に、「意義」を説明させるのはすごく酷なこと。最初から意味のあるものを解決しようという目的で考えたアイデアの他に、何となく思いついて技術的には面白いのだけど何の意義があるかわからない、というものがある。

 もう一つは、価値観の違いが多いこと。新しいアイデアって、新しい価値観のもとにできることがあって、歳をとった古い人がその若い人の価値観を理解できない時がある。理解できないものに対して、頭から否定することは非常に危険ですね。

「ever」は過去にも未来にも使う

恥ずかしながら、私は「ever」は「かつて」という、過去のことについてのみ使う言葉だと思っていた。下のツィートを見て、「いつか」と訳されているのに驚いて(実際、「かつて」だと意味不明の文になるのだが)、辞書を引くと、「いつか」「かつて」の順に訳語が並んでいた。私はおそらく「ever」を辞書で引くこともしなかったのか、あるいは引いても「かつて」という訳語だけが頭を占領していて「いつか」という字句が頭の中に入らなかったのだろう。いや、「いつか」を過去を表わす方の「いつか」と即断して、それなら「かつて」だけ覚えればいい、と思ったのかもしれない。
学校時代に我々(いちおう、私だけではない、としておく)の学習した内容には、そういう穴がたくさんありそうだ。
ただ、「いつか」も「かつて」も同じ言葉で表すのは不便ではないのだろうか。つまり、たとえるならば、「プラス」も「マイナス」も同じ言葉で表して算数や数学が成り立つのか、ということだ。




さんがリツイート

町山智浩さんの連載「映画の台詞(コトバ)」第34回は、『Can You Ever Forgive Me?~いつかあなたは私をゆるしてくれるかしら?』をご紹介。この映画、アメリカで批評家から激賞されているのですが、日本公開未定…。どんな映画かはぜひ本誌にて!

「希少種=高い価値」ではなく、「希少種=需要が無いもの」

ローソンの500円コーヒー(?)についての「ネットゲリラ」記事の一部だが、コーヒーに詳しいらしい人のコメントもいくつかあって、勉強になる。
特に、「希少種というのは需要が無いから稀少になるのだ」、というコメントは秀逸。こういうひねくれた視点は大事である。


(以下引用)


-----------------------
今、コーヒー豆の値段が凄い上がってるから値上げしたいんだろうけど
誰がローソンでそんな価格のコーヒー飲むかよ

-----------------------
希少〇〇ってマーケティング流行ったの1年くらい前だろ
何もかもズレてんだよな~
だいたい希少〇〇って基本的に「言うほど需要ありません」の意味だから
このフレーズで美味さとかは全然担保してない
-----------------------


-----------------------
↑ローソンの豆って、どうせフルシティローストだろ?
あんなの焦げ味ばかり強調されて、繊細な味なんて分かりゃしねぇじゃんwww
フルシティやイタリアンって、土臭い様な安物豆を、何とか美味しく飲む為のもんだろ?

-----------------------
ググったら小売値で100g2000円くらい
500円はボリすぎだわ
てか、100円コーヒーの豆、いくらで仕入れてるのよ?
-----------------------
↑ローソンのは知らんがセブンイレブンのは1袋250gで約390円
1袋でRサイズ約13杯分
-----------------------

-----------------------
高いコーヒーは回転が悪くなり不味くなる
そこをどうするのかを知りたいんだよね?

-----------------------
↑高いの売るのは専門店でも難しいんだよね
格付けで売れなくてもいいぐらいで置いてる
メニューには書いてあるけど実際置いてないという場合もある
ブルマンがなくて専門店と言えるのか!って言う人への対策で
だからまー飲み頃に当たる事なんかねーんだよな
もう香りもへったくれもない状態で焙煎がいつか分からんという
最悪の状態だな、それ
-----------------------


-----------------------
舌は美味いと脳に伝達しても、紙コップで立ち飲みしたのでは、脳がその伝達を受け入れない。
あまり動く商品ではないし、劣化も気になるところ。

-----------------------
上のほうでも言ってる人が何人かいるけど、コーヒーを紙コップで飲むなんてもってのほか
紙の匂いが付いて台無しだ・・・
コーヒー豆だって、ちゃんと瓶に保管してなくてビニールのジップパックか何かで保管しちゃうんじゃないの?
ビニール臭が豆にガッツリ付いちゃって、これまた台無しの糞コーヒーになる

-----------------------
どんな高価なコーヒーでも、ごく普通の安タバコに勝てない。コーヒーの役目・存在価値とは、旨いタバコを吸うために喉を調整する事に尽きる。
-----------------------



-----------------------
↑安い豆を深炒りにしてるだけだよ
深炒りにすると豆の個性が消える=どんな屑豆でもokさらに深炒りにすると豆が柔らかくなるからカッターも傷まず少ない量で濃いコーヒーが作れて香りもよく飛ぶ
良いことだらけ

中浅炒り豆をたっぷり使った酸味がきいた濃いコーヒーは良心的な喫茶店か自分で焙煎して淹れるしかない

-----------------------
ブルーマウンテン"入り"のコーヒー

豆一万粒に一粒の割合でも、そう表記できるんだよね。
そもそも、ティピカ種はコンビニで大量販売する程の量は収穫出来ないw
手っ取り早く粗利を稼ぎたいんだろうw
-----------------------
↑なぜか日本全国どこでも買える魚沼産コシヒカリと一緒です
-----------------------


-----------------------
家庭用焙煎機とミルを買って生豆を複数種買って
ブレンドの割合を自分で工夫してやっとまともなコーヒーが飲める
一般に出回っている焙煎済みの豆は数ヶ月経過しているものと考えた方がいい

-----------------------
焙煎からの日数はハンドドリップで淹れた時に最初の蒸らしでおおよその見当は付く
新しい豆は膨らむが古い豆は膨らまない 膨らまない豆を売る店では買うな
-----------------------
↑cmみたいに膨らむのはまだガス抜き不足
膨らむ元は豆の中の炭酸ガス
焙煎して3日くらいからガスが抜けて味が落ち着いてくる
この頃から派手には膨らまなくなる
焙煎から10日もするとほとんど膨らまなくなる
味も落ちてくる
-----------------------



思考の物置としてのブログ

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」から抜粋転載。
下で小田嶋師(私は彼を師のひとりと勝手に決めている。もちろんネットや本でしか知らない。)が言っているのは、まさしく私が文章を書く理由である。文章にするまでは、自分の考えも気持ちも私には明確にならないのである。いろいろなモヤモヤしたものが、文章化されると明確になり、そのほとんどは「解決済みの問題」としてどこかに仕舞われる。それでいいのである。いわば、精神衛生のために書いているから、読者はいなくてもいいわけだ。
ただ、ブログにしておけば、後で自分で再考察できるから、いわばブログは「自分の思想や感想の物置」なのだ。

(以下引用)

 文章を書くことの効用のひとつは、自分が何を考えているのかを知るところにある。
 特に今回のテーマのような錯綜した話題は、普通に自分のアタマの中で考えているだけでは、いつまでも行ったり来たりするばかりで焦点を結ばない。

 その、自分のアタマの中に浮かんだり消えたりしている未整理な断片を、順次根気よく書き起こして行けば、自分の考えていることの全体像をある程度把握できる。このことは、逆に言えば、文章として整形して吐き出す以前のナマの思考は、実は自分にとっても意味不明であるケースが多いということでもある。

 そんなわけなので、私自身は、普段から、まずなによりも自分が何を考えているのかを知りたくて文章を書き始めている。