1: 風吹けば名無し 2019/08/21(水) 14:33:34.31 ID:mXCJ7+Yn0
ワンチャンある
宗教問題で
青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
エアコンとトレス台で目がパリパリになったので、思い切って外に出て、近所の薬局へ行ってきました
売っていました!!とても嬉しい二箱買いましたみんなに配ろう
小さいボトルがいっぱい入ってるので
私たちはいくつになってもこころは10代のままですが、からだは確実に老化していきます。 高齢化社会の到来とともに、我が国では60歳以降も働き続けねばならない人が増えています。 筆者もおそらくその1人でしょう。
漢方医学には加齢に対応していく考え方とお薬があります。
腎虚とは、加齢あるいは病によりこれらの働きが低下した状態を意味する漢方医学の病態概念です。 高齢化に伴う種々の疾患を、ひとつの病態として捉えようとしています。
生命活動の根源的エネルキーとされる「気」は、誕生に際して父母からあたえられる「先天の気」と誕生後に呼吸、 食物などから得る「後天の気」の二つに大別されますが、 腎は「先天の気」を管理する機能単位と考えられています。
その働きは、
とされています。いずれの機能も加齢とともに低下していきます。
この腎虚に対する漢方薬が八味地黄丸なのです。
数あまたある漢方薬の中でも八味地黄丸の使用頻度の高さは抜きん出ています。 漢方を専門とする5施設で、1997年4月のある2週間において、すべての外来処方を調査して、八味地黄丸を処方した回数を数えてみました。 その使用頻度はすべての漢方薬の中で最も高く、男性では40歳代の10%、50歳代の20%、60歳代の30%と加齢により上昇し、 70歳以降減少しました。一方、女性での使用頻度は50歳代10%、70歳代20%、80歳代になってようやく30%でした。 すなわち、明らかな性差が認められました。
この薬は古来より「老人の薬」として知られてきましたが、高齢化社会の現代において、 とくに男性に関しては40~50歳代という「働き盛り」の薬になっていたのです。
八味地黄丸はその名の通り、八つの生薬から構成されています。 2000年前の医学書である金置要略(きんきようりゃく)には、「地黄(じおう)8両(1両は1グラム)、 山薬(さんやく、山芋のこと)、山茱萸(さんしゅゆ)各4両、沢瀉(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)、 牡丹皮(ぼたんぴ)各3両、桂皮(けいひ)、附子(ぶし)各1両、これを蜜に和して桐の実大の丸薬にして、 酒にて15丸から25丸を1日2回服用」と記載されています。
地黄、山薬、山茱萸の3つで全体の7割を占めます。山薬は山芋、つまり良質のでんぷんをたくさん含んでいます。 地黄、山茱萸も準栄養剤的な生薬といえましょう。 これら精力増強作用のある生薬に、気をめぐらす桂皮、血をめぐらす牡丹皮、水を調整する茯苓、沢瀉が加わります。 高齢者の保健薬として意義のありそうな内容です。
適応は同書には「虚労(きょろう)」と記載されています。虚労とは、いくら睡眠をとっても拭うことのできない疲労感、倦怠感を表現しています。
「老化は足から」と言われますが、一定の年齢を過ぎると、加齢による衰えは下半身より始まります。 八味地黄丸の適応はまさに下半身の働きに関連しています。 具体的には、下肢痛、しびれ、多尿、夜間頻尿、腰痛、腰以下の無力感などです。 これ以外の症状としては呼吸機能の低下が重要な目標です。 服用しますと足腰の不安が減って元気に動くことができるようになります。
八味地黄丸は種々の薬の基本薬になっています。 これに牛膝(ごしつ)、車前子(しゃぜんし)を加えた牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は、 下半身の疼痛・しびれの強い例あるいは浮腫例に用います。 この八味より桂皮、附子を除いた六味丸(ろくみがん)は、足のほてり、口の乾きの強い例に用います。
副作用として、服用例の約1割に胃もたれ、食欲低下が見られます。 地黄のためと推測されます。胃腸の弱い症例には注意が必要です。ときに湿疹をきたす例もあります。
加齢と運動の関係は古くより指摘されています。
「流水は腐らず。戸ぼそは虫食わず」。
戸ぼそは、開き戸の戸棚の軸になるところ、動くところです。戸棚は腐っても軸になるところは腐らないという意味です。 要するに動いている部分は腐らない、流水も腐らない、虫も食わないということです。
「一身動けば、一身強まる」、「人間、足からあがる」、「隠居三年」。いずれも下肢を動かす重要性を示す諺です。
車社会では歩く機会が減少します。高齢者ならずとも、日常歩くことが勧められています。
“健康日本21”では1日平均歩数男性9,200歩、女性8,300歩程度が目標とされています。
仕事で下半身に衰えを感じるようになったら、まず運動してみましょう。 そして回復が思わしくなければ、八味地黄丸を検討してみてはいかがでしょうか。