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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

高血圧の効用

「日刊ゲンダイ」記事の一部だが、降圧剤の「副作用」は、個人差があるだろうから、製薬会社や研究者が副作用の対象としていないものの中に重篤な障害がある可能性がある、と私は見ている。
要するに、高齢になるほど高血圧になるのは「自然の摂理」であり、高齢者にはそれが必要という自然の計らいなのだから、それを下げる必要性が本当にあるのか、ということだ。
そういう意味では全年齢で同じ血圧帯を正常と見做すというのは愚かしいと思う。
昔のように「年齢+100」(「年齢+90」だったか)というのが健康血圧の正しい基準だろう。私はさらに、「体格による適正血圧」もある、と思っている。
もちろん、高血圧だと脳溢血や脳梗塞の可能性が高くなるのだろうが、「高血圧の効用」というのもあるのではないか、ということだ。私が前に書いた、「高血圧者には癌が少ない」という仮説などがそれだ。下の記事のように、「高血圧者には(降圧剤を飲まないかぎり)認知症が少ない」という仮説も可能かもしれない。





米で注目の研究結果 高齢者の血圧下げ過ぎは認知症を招く

薬の過剰投与の影響か

①中年期から正常血圧(正常→正常) 833人

②中年期は正常血圧→高年期は高血圧(正常→高血圧) 1559人

③中年期から高血圧(高血圧→高血圧) 1030人

④中年期は正常血圧→高年期は低血圧(正常→低血圧)  927人

⑤中年期は高血圧→高年期は低血圧(高血圧→低血圧)  389人

■薬の過剰投与が影響か

 5回目の血圧測定時と2016~17年の2回、認知機能検査を行ったところ、4761人のうち516人が認知症を発症。5グループごとに100人当たりの認知症発症率を計算すると、①1・31人②1・99人③2・83人④2・07人⑤4・26人で、③の高血圧→高血圧より、⑤の高血圧→低血圧の方が認知症になりやすかったのだ。





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青信号横断中の幼児をパトカーが轢いたらどう処理されるのか

5歳児だと、青信号なら大丈夫だと安心しきって渡っていただろう。誰も付き添いの大人はいなかったのだろうか。5歳児が独り歩きをするのは都会では普通なのか?
また、この事件で遺族へどの程度の賠償金が払われるのか。明らかに10対0で警察の過失だと思うが、パトカーがサイレンを鳴らして走行している際の事故というのはどういう法的処理になるのか、成り行きが気になる。(今時、マスコミですら「成り注」という言葉は使わないと思うが、それ自体は有用な言葉だと思う。)




警視庁=2019年5月10日、米田堅持撮影 © 毎日新聞 警視庁=2019年5月10日、米田堅持撮影

 東京都千代田区にあるJR四ツ谷駅前の交差点で横断歩道を渡っていた男児(5)が、緊急走行中のパトカーにはねられた事故で、警視庁は13日、意識不明の重体だった男児が同日午前に死亡したと明らかにした。

 警視庁によると、運転していたのは新宿署の男性巡査部長(51)。薬物事件の尿鑑定のため、同署から本部庁舎に向かう途中だった。警視庁は自動車運転処罰法違反(過失傷害)から過失致死に容疑を切り替えて調べる。

 尿は薬物使用の疑いのある男性から提出を受けた。簡易検査で陽性反応が出ていたが、立件には本鑑定の必要があった。任意捜査のため男性を長時間拘束できず、緊急走行していたという。

 事故は8月18日午前10時40分ごろ発生。サイレンを鳴らしながら赤信号の交差点に進入し、男児をはねた。

 同庁の金井貴義地域部長は「二度とこのような事故が発生することのないよう指導を徹底する」とのコメントを出した。【最上和喜】





ペットボトルの飲料水の「賞味期限」は気にする必要なし

飲料水の賞味期限という謎(私にとっては謎だったし、それを謎だと思うことは正しかったというのが、下の記事で分かる。)についての明快な回答である。
長い記事なので、その一部のみ転載。

(以下引用)



なぜ賞味期限切れの水は十分飲めるのに賞味期限表示がされているのか?ほとんどの人が知らないその理由とは

(写真:ロイター/アフロ)

2019年7月29日付熊本日日新聞の記事によれば、熊本地震の支援物資の飲料水が3年以上経っても130トン、一時保管場所に山積みされている。熊本市は、2020年1月までに使い切る考え。だが、ほとんど賞味期限切れとのこと。

品質劣化というより、通気性のあるペットボトルから水が蒸発して内容量が変わってしまうための「期限」

筆者は、備蓄などに使用される、ペットボトルのミネラルウォーターなどを製造する企業(メーカー)と契約し、一年以上、広報の仕事をしていた。

そのメーカーによれば、ペットボトルの水は、その多くが、濾過(ろか)や加熱の工程を経ることにより、雑菌を取り除いている。

雑菌が入り込んだ水は品質が劣化する。だが、雑菌のない水が腐敗することは、外部から異物が侵入しない限り、ない。

未開封で、高温高湿のところを避けて保存されていたペットボトルの水ならば、基本的に何年も持つ。実際、備蓄用で、5年間保存できる水も商品化され、市販されている(富士ミネラルウォーター 非常用5年保存水など)。

では、なぜ「賞味期限」表示がされているのか?

ペットボトルの容器は通気性があるため、長期保存している過程で、容器を通じて水が蒸発していく。すると、印字してある内容量(2リットルなど)が、だんだん減っていく。

飲食品は、食品衛生法や食品表示法など、さまざまな法律を守らなければならない。その一つに「計量法」がある。表示した内容量よりも少ない、となると、計量法違反となる。

したがって、印字してある容量をきちんと保てる期間、イコール、「賞味期間」ということで期間を区切っている、ということだ。「賞味(美味しく飲める)期間」というのは、厳密に言えば、正しくないかもしれない。

同様のことは、2018年7月3日付の産経新聞の記事「賞味期限を過ぎたペットボトルの水は飲めるか、飲めないか?」にも書かれており、日本ミネラルウォーター協会の事務局長が次のように答えている。

ペットボトルの水が「何年たっても腐らない」なら、いっそ賞味期限を「無期限」にしてはどうか。「いや、水の賞味期限は、表示された容量が確保できる期限です」こう話すのは日本ミネラルウォーター協会の渡辺健介事務局長だ。

食品は、食品事業者が科学的・合理的な根拠に基づいて賞味期限を設定している。一方、計量法の規定に基づいて内容量を表示する決まりもある。ペットボトルの容器は、通気性がある。すると、水が少しずつ蒸発する。つまり、時間の経過とともに減るのだが、表示と実際の容量が許容の誤差を超えた商品を「販売する」と計量法違反になる。ペットボトルの水の賞味期限は、もっぱら表示と実際の容量の誤差が許容範囲内にある期間、すなわち計量法違反にならない限度を示しているのだ。

なお、その水を「譲渡する」のは計量法に反しないし、飲むのも問題ない。備蓄しておいた水が減っても、計量法とは無関係だ。

渡辺事務局長は「東日本大震災以降、水の備蓄が増えたが、その分廃棄も増えている」と指摘する。

出典:2018年7月3日付 産経新聞 賞味期限を過ぎたペットボトルの水は飲めるか、飲めないか?

賞味期限=(イコール)品質が切れる日付ではない!










現実の中の非現実

アル中の人間が、その状態から抜け出して、「素面って不思議だ」と思うわけだが、あちこちに非現実が残っているという、そういう絵だが、アル中になったことが無い人でも、現実を見る目はこれに近いのではないか。我々は現実の細部などまず見ないのだから、そこに何があるかわかったものではない。







不便さや不満は新企画や発明のチャンス

こういう発想は素晴らしいと思う。
おそらく、開発者は、家の中に電池は幾つもあるが、所有する懐中電灯その他の電気器具に合う電池が無い、という経験があるのだろう。つまり、「不便さや不満は発明の母」である。




さんがリツイート

パナソニックの「電池がどれでもライト」いいな。
なんらかの電池は家の中のどこかにあるしな。