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青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
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――コロナという見えない「恐怖」への不安を取り除く方法はありますか?
「完璧なものはありませんが、旧海軍から伝えられる『水の一滴も大切にする』という精神があります。海上自衛艦は補給地に寄港するまで物資調達ができません。モノを大事にすると同時に物資を『備蓄』するのも精神衛生上、有効です。私は食料以外の日用品、例えば歯磨き粉や食器洗剤、マウスウオッシュなどを1~3年分、特売日に買って備蓄しています。モノがあることで、買い占めなどのパニックにはならなくなります。さらに、やはり旧海軍から続く『出船の精神』です。漁船は船首を岸につけて係留しますが、戦艦はすぐに出港できるよう船首を海に向けてとめます。これは常に一歩先を考えながら行動することで、緊急時にも慌てないという教訓が込められています。銀行ATMが止まる可能性もあり、在宅勤務であっても現金を多少多めに用意しておくといいでしょう」
金持ちが貧乏人に厳しい言葉を吐いて叩かれている、のかと思いきや、実際にネットで批判されているのは、「自分だって若い頃に貧しくてつらかったけれど、こんなにがんばって今は成功した。だからお前にだってできるはず。努力が足りないだけだ」という感じの「生存者バイアス的な発言」をする「つらい目にあってきた人」が多いのです。
この本のもとになったNHKの番組のなかで、「健康格差」についての討論が行われたそうなのですが、そのなかで、俳優の風間トオルさんがこんな発言をされています。風間さんは5歳のときに両親が離婚し、その後、父親も失踪してしまい、祖父母のもとで育てられたそうです。
(風間トオルさんの)著書『ビンボー魂』(中央公論新社)には、小学校時代「学校が休みになる=学校給食にありつけない」や「中でも空腹との長く厳しい闘いが強いられる夏休みをどうやって凌ぐかが大問題」と書かれている。そんな時、風間さんは家の前の公園に生えている、草やタンポポやアサガオを食べたりして飢えをしのいだ壮絶な体験をされている。
「国の力を借りるのは最後の最後じゃないでしょうか。国が一律で何かすることでもないですし、個人が自分で努力して解決することじゃないでしょうか。僕なんかも子どもの時、貧困というか、お金がなくて、公園の草とか食べて飢えを凌いでいました。草の匂いをかいだり、口に入れながら、『これはいける』『これはいけない』って判断していました。そうやって努力して空腹を満腹にしてきた。だから、高齢になって動けなくなった時に初めて、国の力を借りることが許されるのかなって思いますけどね……」
ギリギリのところ、厳しい状況から自分が努力して抜け出した人ほど、社会保障を受ける他者に対して厳しい態度をみせる、というのは、けっこうありがちです。
自分は頑張って克服したのだから、みんなできるはずだ。
あるいは、自分だけが苦労したのでは、割に合わない、って。
イスラエルでは、超正統派ユダヤ人を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり、9日現在でイスラエル保健省によれば、感染者は9755人、死者は79人となっている。イスラエルの安全保障上の最も重大な「敵」はイランや、レバノンのヒズボラではなく、新型コロナウイルスという声もイスラエルでは聞かれるようになった。
超正統派は、ラビ(ユダヤ教の宗教指導者で、学者)やトーラー(ユダヤ教の聖書「タナハ」における最初の「モーセ五書」、あるいはユダヤ教の教え全体を指す)を究極の理想として行動し、宗教を最優先させて生活するような人々だ。