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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

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商売右翼のアクロバット発言

山口真由って誰だよ、と思ったが、略歴を見ると、元財務省役人で現在信州大学の教授らしい。つまり、右翼系評論家(テレビ御用達識者)の新人のようだ。
わりと美人なのだが、こういう「権力擦り寄り行動」を続けていくと、ほとんどが悪相になる。右翼系女性代議士や右翼系女性評論家はみな悪相であるのを確認すると良い。男右翼は最初から悪相なので、あまりそこが目立たない。ただし、商売右翼でなく「純粋右翼」はまた別で、立派な風貌の右翼も多い。



Shin Hori
@ShinHori1
山口真由氏の下記の発言は、もはや"多様性"という言葉が、差別や偏見や悪習を温存して批判的考察を回避するための、ごまかしワードに成り果てていることを示していると思われます。
引用ツイート
加藤郁美
@katoikumi
·
おまけ。山口真由氏「会見は衝撃的でしたが、私は、こんな方をおもてに出してはいけない、裏で隠然とした力を発揮してほしいという、臭い物に蓋的な欧米のポリコレ・カルチャーには違和感がある」「多様性をまるで理解しない83歳のおじいちゃまも、受け入れるのも多様性」
大爆笑
衝撃的擁護ナニコレ。


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女性の虚栄心と好奇心

「神戸だいすき」記事の一節だが、この老夫婦の論争は面白い。
まあ、答え自体は単純で、「女性は虚栄心も好奇心も強い」だと私は思うが、これは私の主観的回答であるのはもちろんだ。
それよりも大事なのは、実は「虚栄心が強いと好奇心も強くなる」ということではないか。その反対、つまり「好奇心が強いと虚栄心も強くなる」は成立しないように思うが、その考察はしない。
ほとんどの流行は女性をターゲットにしている、というのは良く知られているが、同時に若者をターゲットにしていることも知られているだろう。後者の理由は、若者は人生や世界に無知な分、感受性が鋭く好奇心に溢れているからだ。前者はどうか。女性の場合は人生や世界に無知でなくても感受性が鋭く(ただし、その対象は限定的だと思う。つまり美的方面や感情方面に鋭く、倫理的に、また論理的に鈍いと思う。と言うか、後者を重視しない。現実主義者で、抽象的な物事を本質的に軽視する傾向があると思う。)好奇心に溢れている人が多いようだ。
女性が概して男性より長生きする原因も、この「好奇心」にあるのではないか。好奇心があれば、もっと生きていろいろ見たい、聞きたい、知りたい、経験したいと思うのは当然だろう。そして、虚栄心もまた生きる原動力となりうる。「自分が他人より上だ」と周囲に見せつけることは、生きる力(張り合い)のひとつだろう。私の見た限りでは、貧乏生活で身なりにかまわなくなるのは男性であり、女性は貧しい中でも努力して身なりや住居をきれいに保とうとする傾向があるようだ。そうした努力そのものが生きる意志につながる、というのが私の考えだ。

(以下引用)


そして、ふと思い出した。


京都国立美術館にミロのビーナス像を見に行った、高校生の時。


誰でも知っている、あの有名なミロのビーナス。
ルーブル美術館の!!

パリに行くよりお手軽よ、京都なら。


そこで、二列で美術館の塀を一回りするぐらい人が並んだ。

いつ入れるか、わからない。美術館のまわりを、ゆるゆる回っていく。

「やっぱり、女が多いなあ」と、前に並んでいる老夫婦の夫が言った。

すると、和服姿の老妻が「女は好奇心が強いですから」と、礼儀正しく応じた。

そしたら、夫が「いや、違う。女は虚栄心が強いからや」

譲らない。

40年以上共に暮らしているであろう老夫婦の老妻は、全くたじろがず、

「好奇心です」と、不愛想に言う。

「虚栄心や」と、夫も負けない。

「好奇心」

「虚栄心」

「好奇心」
「虚栄心」

それから、二人は、美術館を一周する間、絶え間なく、「好奇心」「虚栄心」の応酬。


腹を立てているわけでもなく、ただ、淡々と、決して譲らない。

美術館を一周といえば、たぶん2キロ以上あったと思う。もっとかも。

ずっと、どちらも、怒りもせず、笑いもせず「好奇心」「虚栄心」


先に辞めた方が負けるとでも思っているように。

そのあとを、歩きながら、


なんかなあ・・・こんな年まで一緒に暮らして、これは、なに?

何かなあ、

それにしても、女は好奇心が強いのか、虚栄心が強いのか、どっちだろう?


という答えの出ない問題が、残って、いまもまだ、私は、あの時の老夫婦の論争の答えが出せない。


今は春なのか年末なのか

昨日が立春だったのだが、旧暦だと12月22日でまだ年末である。つまり「年のうちに春は来にけり。一年を今年とや言はむ、去年とや言はむ」というわけだ。この「一年を」の意味が私にはよく分からないが、まあ、この場合は立春から正月までの特殊な期間を言ってるのだろう。
なお、昨日外出したら、あちこちで緋寒桜が咲いていて、沖縄は春だなあ、と思ったものだ。そして、旧暦というのは実に季節にマッチしているなあ、とも思ったのだが、それは地方によりけりだろう。

専門家は現実を知らない

「東海アマ」ブログ記事の一部だが、「専門家(机上の空論)」と「現場仕事(現実)」の乖離についての面白い指摘になっている。

(以下引用)



 だいたい、「専門家」と自称したがるのは、「全体像を軽視している」と自白しているようなものだ。私には「哲学」がありませんと言っているようなものだ。
 私は、「非の打ち所のない素晴らしい設計」というプラントを知っているが、残念なことに、設計がどんなに素晴らしくとも、施工が同じように完璧に行われるかといえば、絶対にそうではない。

 施工では、あらゆるミスが繰り返される。私は、検査員として多くのミス・欠陥に遭遇している。逆に、施工はミスのカタマリであり、完全なる施工など幻想以外に存在しないことを思い知らされている。
 それは、プラントばかりか、宮大工の造営でも起きる。完全無比の建築造営など存在しない。頭領は、一つの現場で、いくつのミスが出るが、最初から予想して、その後始末を考えながら仕事をしている。

 超高級な檜の柱に、他の職人が傷をつける。これは、そういうものなので、傷が出やすい場所に予防手当をするのだが、それでも傷がつくし、サイズが合わないこともある。
 こんなとき、どうやってごまかすかが棟梁の真の技術なのだ。
 プラントでも同じで、サイズ違いのフランジをどうやって接合するかが監督の技量ということになる。それが「人間の仕事」なのだ。

 こういうのを「ゴマカシ施工」というのだが、これが皆無のプラントは皆無である。
 そして、それが大事故の発端となる。
 フクイチでメルトダウンを起こした原子炉の一つに「ジェット計測配管」の切断があって、ここから80気圧で冷却水が噴出してメルトダウンをもたらした。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-841.html?all

 この報告では、何号機でそれが起きたのか書かれていないのが残念だが、設計ミスなら複数の原子炉で同じ現象が起きていた可能性がある。
 一カ所だけなら、おそらく溶接欠陥だろう。ステンレス小径配管の溶接は最高度の困難な技術を必要とするが、フクイチの建設時に溶接業者のレベルが低かったとの報告がある。

 たぶん、フクイチの設計は素晴らしく高度なものだっただろうが、施工がついてゆかないことが容易に分かる。
 「木を見て森を見ず」という言葉があるが、たった一本の木に問題が起きても、森全部が破壊されるような現象について、「専門家」は無力だ。
 自分の専門分野しか理解ができない。専門家と言った瞬間、専門外について無知であることを告白したに等しいのだ。







気圧配置の原理

天気情報では説明無しに使われている「冬型の気圧配置」だが、どういう意味か調べると、「西高東低」の気圧配置のことのようだ。冬が極まって大陸側が十分に冷え込み、相対的に海洋側、つまり日本側が低気圧になるということだろう。
気圧は、「水は土よりも熱しにくく冷めにくい」という原則で考えるといい。だから、気温で言えば、海に囲まれた土地は気温変化が小さくなる。大陸の奥地(内部)や盆地は気温変化が激しい。
気温の差が気圧差になる(温かい場所の空気は上昇して元の空間は低気圧となり、外から空気が流れ込む。)から、昼と夜の風向きの違いや夏と冬の気圧の型の違いも海と陸地の気温差から生まれる。
昨日までは日本近辺が大陸に対して相対的な高気温だったために低気圧となり、大陸側が高気圧となって大陸側の寒気が日本側に流れ込んだわけである。


冬型の気圧配置とは?強い冬型とは?

冬型の気圧配置とは、天気図で西に勢力の強い高気圧、東に発達した低気圧がある西高東低の気圧配置です。冬に現れやすい気圧配置で単に冬型とも言われます。日本付近で南北に延びる等圧線が何本も描かれ、縦縞になります。日本海にはすじ状の雲が見られ日本海側の地域に雪や雨を降らせます。

等圧線は地図の等高線に似ていて、縦縞はそこが気圧の斜面になっていることを示し、風は気圧の高い方を左にして北からの強い季節風となります。等圧線の間隔が狭いほど風が強なります。

また、強い冬型の気圧配置と言われる事がありますが、明確な基準があるわけではなく、地上天気図では等圧線が南北に走って間隔が混んでおり、上空5000m付近の気温がマイナス36度以下になっていることなどが目安としてあります。

西高東低の冬型の気圧配置では、山雪型と里雪型があります。

西高東低冬型の気圧配置

山雪型の西高東低の冬型の気圧配置