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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

バカボンのパパとママ

子供というのは、世の中の欺瞞や秘密を薄々感じていても、それを深く追及すると「自分の存在基盤」が壊れる可能性があることを直観的に感じて、その欺瞞や秘密への疑問を心の片隅の見えないところに追いやるものである。
「天才バカボン」の最大の謎である、あのパパが、なぜあのような美人で賢げなママと結婚できたのか、という問題を、私はママが登場した時から疑問に思ったのだが、あえてその疑問を頭から追い払うようにしていた。それを追及すると、人生のどす黒い側面が表に噴出してきそうな不気味さがあったからだろう。
なお、バカボンは顔も頭もパパにそっくりで、弟のハジメ(なぜ弟だのに「ハジメ」という長男名であるのかも問題。)はママに顔も頭もそっくりである。そこにもどす黒いものが感じられる。要するに、ママにはほかに男がいるのではないか、ということだ。しかし、パパと夫婦でいることのメリットは何だろうか。







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