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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

若いうちは苦労しても家は買っておけ

「阿修羅」所載の「現代ビジネス」記事だが、まともな意見だと思う。
現在のように正社員であることが困難な時代には、住宅購入のローンを組むこと自体難しいだろうが、それが可能なら、一戸建て住宅を購入したほうが老後は安心だ。
つまり、下の記事にあるように、「住居費・教育費・老後資金(生活費)」の三つのうち、子育て終了時点で教育費はすでに不要だろうから、「住居費」と「生活費」だけが問題だが、年金だけでは生活費だけしか賄えないだろう。ここに「住居費」が入ると、生活費を切り詰めることになる。「働けない」というのが老後生活の大前提なのだから、老後に必要な最低限度のカネが生活費だけだ、というのは大きな支出が二つもある場合と比べて天国と地獄なのである。
なお、家とは言っても、中古住宅でいいのである。探せば中古でも安くて堅牢な物件はある。品質にこだわらず、値段の最低レベルだと、一戸建てで100万円という物件もある。それでも雨風を凌げる屋根と壁さえあれば生きてはいけるのである。


(以下引用)




購入と賃貸には、それぞれのメリット・デメリットがあります。ご存じの人も多いでしょう。

購入のメリットは、資産になる、老後が安心、設備のグレードが高いなど。デメリットは、住み替えしにくい、維持費がかかる、頭金が必要など。

賃貸のメリットは、住み替えが可能、修繕の必要がない、不動産価格下落の影響を受けない、災害による資産の目減りがないなど。デメリットは資産にならない、リフォームできない、老後も家賃が発生するなど。

購入派と賃貸派のメリットとデメリットは相反するものなので、どうとらえるかは本人次第です。マネー誌などの特集を見ると「ライフスタイルや価値観は人それぞれなので、一概にどちらがよいとはいえない」という結論が多いようです。

私の考えをいわせてもらえば、可能であれば購入することをおすすめします。

なぜかといえば、老後対策です。

何かを決断するときは、先を見通すことが大切です。

私たちはリタイア(定年退職)後、年金生活者となります。

再雇用などで働くにせよ収入は大きく下がりますし、60歳で完全にリタイアすれば、65歳の年金受給までの5年間は無収入となります。

老後というのは、資産を切り崩して生きていかなければならない年代なのです。現役時代と違って、病気など不測の事態も起こりやすくなります。

少ない収入のまま、いつまで生きるかもわかりません(平均寿命は男性81歳、女性87歳)。

人生の三大支出は住居費、教育費、老後資金です。収入が減少する老後に住居費と老後費用がダブルで必要になるというのは、かなりのマネープレッシャーです。

賃貸では生きているかぎり家賃が発生しますが、持ち家なら必ずかかる費用は固定資産税くらいのものです。


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