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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

義務と自発

昔から、「下手な考え休むに似たり」という言葉もあり、何か(特に目の前の仕事)についてあれこれ考えるのは、実は「それをしないで済む方法が何か無いか」考えているだけ、という場合が多いのではないか。
そういう義務的仕事でない場合、たとえば趣味的行為だと、我々は難しさや面倒くささをけっして避けたりはせず、むしろそこに面白さを見出したりする。



  1. 「君は、勇気と自暴自棄の区別がついていないようだね」
    「どこが違うんだ?」
    「勇気とは、自らの安全すら顧みずに前に進む強い決意のことで、一方、自暴自棄は、単にすべてを投げ出した判断放棄を意味している」
    「で、どう違うんだ?」
    「……同じかもしれない」

  2. ひとつ言えるのは、自分が勇気に基づいて行動していると思いこんでいる時、その人間は、単に知的に検討する作業を投げ出しているだけなのかもしれないということだよ。

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