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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

two weeks' noticeの意味

ネットテレビで「トゥーウィークスノーティス」を最初の20分ほど見たのだが、飯のお供の視聴なので、そこで視聴を中断している。まあ、セレブ社会のラブコメで、主人公の女(サンドラ・ブロック?)が市民派の弁護士、ラブコメ相手となりそうな大金持ちの青年がヒュー・グラントである。毎度おなじみの役柄で、悪人ではないが「いい加減な性格」の軟弱二枚目という役どころ。
で、問題は題名である。「ノーティス」が「notice」だろうと推測は付くが、実際の発音は「ノウタス」に近いようだ。で、問題はそこではなく、なぜこの英語原題を意味不明のカタカナ語のままにしたのか、ということで、私の推測では、これは法律用語か契約用語ではないか、と思えたので辞書を引くと、まさに格好の例文があった。

He was dismissed with two weeks' notice.(彼は2週間の予告で解雇された)

何かの際の、特に解雇の際の「2週間の予告」というのは、米社会では一般的なのではないか。まあ、ラブコメだから、「最終的なお別れ(決断)までの2週間の予告」という事態も想像できる。
要するに、この程度の英語など、辞書を引き、映画内容を確認すれば簡単に日本語訳ができる、あるいは日本語題をつけることが容易なのに、片仮名英語のままに日本公開する映画配給会社の怠慢と無能を私は批判しているのである。まあ、それを許容している日本人の洋画ファンも馬鹿だが。
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