男性と女性の血圧平均値の差
下の記事によると、男性と女性の平均血圧(最高血圧の平均値)は明白な差がある。これは、女性は男性より小柄だから、体全体に血を送るための血圧が低くてもいいからではないか。つまり、大柄な人間は小柄な人間より血圧が高い傾向がある、と私は見ている。だが、そういう体格差を無視して「健康血圧」の数字は決められているのである。
哺乳動物で一番血圧が高いのはキリンだと聞いたことがあるが、心臓より2メートル近くも高い位置にある脳まで血液を送るには高い血圧が必要だからそうなっているのだろう。つまり、血圧と体格には相関関係があると見ていいのではないか。
なお、下の記事で最高血圧の平均値が平成19年から減少傾向がある、というのは、健康血圧基準値がどんどん下げられたため、高血圧と診断され、降圧剤を投与される人が増加した結果だと思う。
2015年04月14日
収縮期血圧の平均値は、男性 135.3mmHg、女性 129.5mmHg 平成25年 国民健康・栄養調査
カテゴリー: 高血圧 数字・検査値 国民健康・栄養調査(厚生労働省)
厚生労働省の平成25年「国民健康・栄養調査」が発表されました。
血圧に関する状況
- 男性の収縮期(最高)血圧の平均値は 135.3mmHg であり、平成 19 年から減少傾向にある。
- 女性の収縮期(最高)血圧の平均値は 129.5mmHg であり、10 年間で減少傾向にある。
- 収縮期(最高)血圧が 140mmHg 以上の者の割合は、男性 38.3%、女性 29.6%である。
●情報ソース:平成25年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)
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